静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

からくない@御幸町

2022年10月27日 07時13分55秒 | ラーメン(静岡市内)

からくない@御幸町

 

 今日のランチは話題のお店にやってきました。
お店の場所は御幸町で、大通りの沿いにあります。
ラーメンの名店である「伊駄天」さんのすぐそばというラーメン激戦区ですね。
しかし、ベトナム料理をいただくのは久しぶりですね。

 

 このお店、まずは名前が面白いです。
「ベトナム料理からくない」というのが正式名称なんでしょうか。
私はベトナム料理が辛いというイメージはまったく無いんですが、世間的にはどうなのかね。
お店はすぐに見つかって、前の看板でメニューの確認です。

 

 ランチタイムのメインはフォーとビーフンのようですね。
ただいまの時間は平日の午前11時すぎで、お店の開店時間を少し過ぎたあたりです。
まずは中に入りますが、カウンターには誰もいませんでした。
これは私が一番乗りだと思っていたら、奥のほうから話し声が聞こえてきました。

 

 どうやら先客のグループが奥のテーブル席に入っているようです。
お店は手前が調理場とそれに向かうカウンター席で、奥がテーブル席という細長い造りです。
私は一番奥の端席に座りました。
まずは注文を告げます。

 

 「牛(うし)のフォーをお願いします」
「はい、牛(ぎゅう)のフォーですね」
何か恥ずかしい気分になりましたが、注文が通ればいいです。
とりあえず、お冷やをセルフで汲んで、出来上がるのを待ちます。

 

 店員さんは若い男性がお二人で、会話からするとベトナムの方なのかもしれません。
おや、お冷やだと思ったら違いました。
ポットに入っていたのは生暖かいハス茶のようなものでしたが、正確には分かりません。
奥の席からは賑やかな笑い声が聞こえてきますが、こちらも姿は見えません。

 

 

 しばらく待って、「牛のフォー」が出てきました。
これは美味しそうですね。
具には牛肉と玉ねぎだけです。
麺は米麺のフォーで、きしめんの細いものだと思えばいいでしょうか。

 

 まずは麺をいただきます。
つるつるした麺で腰は弱いですが、食べやすい麺です。
そして具の牛肉です。
これはあっさりした味付けで食べやすいですね。

 

 そして白眉はスープです。
あっさりした独特のスープですが、それほどくせはありません。
これはあえてそうしたのかもしれませんが日本人の嗜好に合わせた上品なスープでした。
このスープは美味しいなあ。

 麺を手繰って、具を食べて、合間にスープを飲みますが、これがまたよく合っています。
いやあ、フォーは久しぶりに食べましたが、いいもんですね。
もちろん全く辛くないです。
なお、卓上には調味料の類は無いので味変は出来ません。

 さて、私の次にお店に入ったのは中年の女性二人組でした。
その方はたぶん初めて入ったようでして、店員さんにいろいろと聞いています。
その最初に聞いたのが
「この赤い麺は辛くないの」
でした。

 思わず、だから「からくない」ってお店の名前に書いてあるんだろうが。
と心の中で叫びました。
もちろん店員さんも丁寧にキッパリと「からくありません」と答えていましたね。
やはり世間一般にはベトナム料理とは辛いイメージなんでしょうかね。
 
 そのお客さんは迷っていたようで、店員さんにお店のお勧めは何かと聞きました。
すると答えたものは一番安い、「鶏のフォー」でした。
これには感心しました。
このお店意外と掘り出し物なのかもしれません。

 美味しく食べ進んでいきますが、一つだけ欠点を発見してしまいました。
それは麺が滑りやすいことです。
最初のうちはいいんですが、食べ進んでいって麺が少なくなってくると、食べにくくなります。
麺の量が少ないと滑り落ちる割合も増えて、食べられる麵が減るというわけです。

 そして麺が柔らかなので、切れやすいです。
後半では短い麺が多くなってきて、さらに食べにくくなります。
これはレンゲですくうしかないですが、その手間がかかるわけです。
私は迷った末にスープまで全部飲んでしまいました。

 まあ、飲み干すほど美味しいスープだったというわけですから不満はありません。
美味しく食べ終わって、お会計をします。
久しぶりのフォーはなかなかの好印象でした。
ごちそうさまです。

コメント (4)
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