15日、妻と渋谷のBUNKAMURAへ行き、レーピン展を楽しんできました。3年前に同じBUNKAMURAで開かれた国立トレチャコフ美術館展でも見ることができた絵が何枚かあり、再び見ることができました。また、有名なムソルグスキーの肖像画も出展されています。作曲家の最晩年の、痛ましい様子が手に取るようにわかるような絵です。
見終わってから、ナディッフ・モダンに寄りました。これまで、Dustin O'Halloran, Piano Solos Vol. 1 and 2、蓮沼執太「シーシーウー」といった、私が気に入って何度となく聴いているCDを買うことができましたが、今回も面白いCDが見つかり、結局、5枚も買いました。
店で流れていたのはScavenger Quartet, Hats(Novel Cell Poem, INC)で、聴いた瞬間に買うことを決め、トウヤマタケオ「三月のワルツ」(Windbell)も試聴できたので買うこととしました。8月下旬に発売されたばかりのChilly Gonzales, Solo Piano Ⅱ(Beat Records)もよかったのですが、これについては別の機会に触れるとして、今回はAtelier Pink NoiseのCDを取り上げてみます。
私は、普段、ジャズとクラシックを中心に買うため、エレクトロニカなどの分野についてはよく知らないのですが、嫌いな訳ではなく、耳にして気に入れば買うことがあります。今回は全く知らないままにAtelier Pink NoiseのLive at Daikanyama M 2010. 10. 13(Ultra-Vybe)と新譜のNeos(Ultra-Vybe。9月12日発売!)を買ったのですが、売られている店からして大体の予想はついていました。
Pink Noiseは、シンセサイザーにも音源として搭載されている、重い音のノイズのことです。ラジオの「ガー」というノイズが該当します。それをプロジェクトの名称に取り入れているのですが、それとは裏腹に、美しいサウンドでした。車を運転する際のBGMにも適していると思います(E2-E4の代わりになるかもしれません)。音量によって、サウンドが軽くも重くもなるかもしれません。私はパソコンで、音量を小さくして聴いています(他のCDについても同様です)。
元々、Atelier Pink NoiseのCDは、ナディッフ・モダンなど、美術館のショップでのみ売られており、一般のCDショップで入手できるようになったのはLive at Daikanyama M 2010. 10. 13(Ultra-Vybe)からであるということです。
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