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ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

5月の溝口緑地

2015年05月31日 23時09分16秒 | まち歩き

 昨日(2015年5月30日)の20時23分頃に発生した地震には驚きました。当初はマグニチュード8.5と発表され、今日、8.1に修正されましたが、日本全国47都道府県の全てにおいて震度1以上を観測しました。私が住んでいる川崎市高津区では震度3であったようです(おそらく高津区役所に設置されている地震計のデータによります)。

 震源地は小笠原諸島近海であったようですが、震源がもう少し浅ければどうなっていたか、と不安になります。昨日の夜は自宅で仕事をしていましたが、2011年3月11日の14時46分には研究室で仕事をしていました。10階建ての建物の10階に研究室があるので、かなり激しく揺れ、建物が倒壊するのではないかと思ったほどです。おそらく、高層建築物では長い時間にわたって強く揺れたことでしょう。

 さて、そのような地震が発生する前、30日の午後、私が東洋大学大学院法学研究科での仕事を終えて帰宅する途中、高津図書館の前にある(同じ敷地にある、と表現するほうがよいかもしれません)溝口緑地の様子を撮影しました。濃く深い緑です。

 「高津図書館(溝口緑地)の桜」(2015年3月31日15時34分24秒付)では3月下旬に咲いた桜の花を撮影しましたが、周囲には緑の葉が付いてきていたとは言え、まだ冬の面影が少し残されていました。それから2カ月で、ここまで変わりました。早いものです。

 この緑地はそれほど広くなく、周囲にある児童公園よりは広いという程度ですが、散歩などをするには十分なところです。また、中原図書館などと異なって周囲が静かな住宅地であるため、くつろげる場所でもあります。

 高津図書館には、曜日と時間帯によってはかなり多くの人が訪れます。私も、時折入っては本を借りたりすることがあります。市立図書館では本の寄付も受け入れてくれます。惜しむらくは蔵書数に難があり、とくに社会科学系に弱いことでしょう。

 建物の手前には岡本かの子文学碑が置かれています。 

 高津図書館の裏に高津小学校があります。高津区では最古の歴史を誇る学校です。国道409号線側には経緯に関する説明板も設置されています。

 ところで、高津図書館と溝口緑地の敷地に、かつて文教大学付属小学校があったことを御存知の方は多いのでしょうか。

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中央大学大学院公共政策研究科が募集停止

2015年05月30日 03時09分06秒 | 受験・学校

 29日の夜に知ったことですが、私も今年(2015年)の4月から兼任講師となったので、複雑な気分です。

 東京都新宿区市谷田町に、中央大学の大学院公共政策研究科があります。ちょうど10年前の2005年4月に開設されたのですが、2016年度から学生の募集を停止することとなりました。従って、今年度には入学試験などが行われないということになります。

 今後、新たな教育指導体制などが検討されるようですが、どのような形になるのでしょうか。

 

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法科大学院の強制閉校が行われるか?

2015年05月29日 09時59分47秒 | 受験・学校

 法科大学院の低迷が叫ばれて久しく、法科大学院の受験者・入学者が減少しています。当然のことです。最初の段階では74もあった法科大学院ですが、私が勤務している大東文化大学を含め、既に25の法科大学院が募集を停止しています。昨年末までに愛知学院大学、東洋大学、静岡大学などの法科大学院が募集停止となることが発表されましたが、今年に入ってからは熊本大学法科大学院の募集停止が報じられたくらいで、「これでは国側から何かの動きがあるだろうな」と思っていました。

 今日の朝日新聞朝刊1面14版に「法科大学院 強制閉校も 政府案 司法試験 低迷校を対象」、38面14版に「法科大学院 サバイバル」という記事が掲載されています。まだ、今後の対応について検討を開始する方向という程度なのですが、再編などが強く主張される割には進んでいない現状を強制的にでも打開しようということでしょう。

 既に、「熊本大学の法科大学院も募集停止に向けて調整か」(2015年02月01日21時47分33秒付)において記したように、補助金の削減およびランク付けが行われています。これにより、淘汰を進めようという意思が透けて見えますが、それでも足りないということでしょう。

 そして、昨日、つまり5月28日、政府に置かれている法曹養成制度改革顧問会議が方針を示しました。強制的閉校も含める形での対応です。学校教育法第15条を適用するのでしょう。ただ、設置基準の見直しなどが必要ともなるので、今すぐに措置がとられるという訳ではなく、2018年度までに改革を行う、とのことです。なお、予備試験の見直しについても検討を進めるそうですが、これは不要でないかと思われます(少なくとも、予備試験の制限という方向での見直しなら不要です。相変わらず、予備試験が「抜け道」となっているとして「本末転倒」という批判があるのですが、その批判のほうが「本末転倒」です。予備試験そのものの合格率が低いことを無視する暴論が今も大学を席巻しているとすれば、情けない話です)。

 強制的閉校の判断基準ですが、最も有力なのは合格率でしょう。合格者数ですと、在籍者が多い法科大学院なら合格率が低くとも大丈夫ということになりますし、教育効果を「測る」には実に不十分な基準となってしまうからです。たとえば、某資格試験について、A校在籍中の100人が受験し、合格者が50人であったとします。他方、B校在籍中の受験者は50人で、そのうちの35人が合格したとします。合格者数はA校のほうが多いのですが、合格率はA校が50%であるのに対し、B校が70%となります。どのようにして教育効果を「測る」のかという根本的な問題が残るとしても、とりあえずわかりやすい基準が合格率であることは一目瞭然です。「結果だけで全てを判断するな」と言われそうですし、私自身も教育に携わる人間として、このような思いはあるのですが、資格試験に直結する学校であるために、結果が大きな意味を持つことは否定できません。合格率が低ければ、何のために法科大学院で教育を行っているのか、意味がわからなくなります。

 その意味で、合格率が低い法科大学院は、早めの対策を採ることを迫られます。上記朝日新聞朝刊38面記事には10%未満の法科大学院(既に募集停止を発表しているところを除く)が明示されています。ウルトラCでもあればよいのですが。

 

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新水前寺駅前電停(2011年8月8日撮影)

2015年05月27日 22時52分03秒 | 写真

 〔今回は、「待合室」の第539回(2013年9月5日から13日まで)として掲載した記事の再掲載です。一部を修正しています。〕

 2011年8月、私は、福岡大学法学部での集中講義「財政法」(2007年、2009年に続いて3度目)を担当するため、福岡市中央区のホテルに宿泊していました。

 この時期の日記が、SDカードのトラブルのために消失していることもあって、具体的に覚えていない部分もあるのですが、8日の朝、西鉄福岡駅から天神大牟田線の特急に乗り、終点の大牟田で鹿児島本線の普通電車に乗り換え、熊本駅で降りました。午前中に35度を超えており、猛烈に暑かったことを覚えています。天気予報などを見ていると、九州の県庁所在都市では熊本市が最も気温の高い所であったりしますが、いやと言うほどに実感しました。

 午前中に三角線に乗り、午後に熊本駅に戻り、豊肥本線の普通電車に乗り、新水前寺で降りました。ここでも熊本市電に乗り換えることができ、水前寺公園、健軍町へ向かうことができます。水前寺公園の裏のほうに熊本県庁があるため、JRならばこの新水前寺駅が最寄となります。また、熊本駅前ではA系統(田崎橋~健軍町)しか利用できませんが、新水前寺ではB系統(上熊本駅前~健軍町)も利用することができます。

 新水前寺駅は熊本市の中央区にある高架駅です。1面1線しかなく、列車交換(九州ではよく離合と言います)もできませんが、「九州横断特急」の停車駅でもあります。その前身である特急「あそ」、そして一時期は博多から光の森または肥後大津まで走っていた特急「有明」の停車駅でもありました。

 駅名に「新」と付けられているところから、新しい駅であると推測できます。隣の水前寺駅までは、JRでは珍しく、600メートルくらいしか離れていませんので、豊肥本線の開通後、かなり経ってから設置された駅であろうと思われる訳です。実はその通りでして、新水前寺駅が開業したのは1988年3月13日です。

 この辺りには、大正時代から熊本市電が通っており、電停もありました。上の写真に登場する電停がまさにそれです。しかし、豊肥本線には駅がなく、電停を降りて水前寺駅まで歩かなければならなかったのです。これでは乗り換えに不便なために設置されたと言われています。

 国鉄の分割民営化の前後、まさにその分割民営化を見据えてということなのか、九州各地で新駅が次々に設置されました。いわゆる三島会社(JR北海道、JR四国およびJR九州)の経営基盤を強化するための一環であったかもしれません。豊肥本線で1980年代以降に設置された駅は、新水前寺の他、平成(1992年)、東海学園前(1986年)、武蔵塚(1981年)、光の森(2006年)、いこいの村(1989年)、大分大学前(2002年)、敷戸(1987年)です。 

 新水前寺駅から新水前寺駅前電停までは、通路によって直結しています。この通路は歩道橋にもなっていますが、かなり新しいものであることが、写真からでもおわかりになるのではないでしょうか。2011年に竣工し、供用開始となったばかりでした。

 ちょうど市電のA系統田崎橋行きが到着しました。通町筋、辛島町、熊本駅前を経由して田崎橋まで走ります。全線150円均一(当時の大人料金)です。車両は1350形で、1960年代に登場しました。この後、自動車社会の到来によって熊本市電は全廃の危機に陥り、しばらくの間は車両の新造もなされなくなります。

 新水前寺駅前電停には、16という番号が付されています。最近では各地で駅番号が付されるようになっており、熊本市電でも2011年から採用されています。A系統の田崎橋電停が1で、そこから健軍町に向かって数字が増えていきます。辛島町が8、通町筋が11、水前寺公園が18、健軍町が26です。なお、上熊本駅前はB1、西辛島町はB9となっています。

 先程、新水前寺駅が1988年に開業したことを記しました。市電はそれよりもはるかに前からここを通っていましたので、当然、名称も異なっていました。長らく「水前寺駅通」と名乗っていたのです。何故か、新水前寺駅が開業しても改称されなかったのですが、2011年になってようやく現在の名称に改められたのです。

 さて、新水前寺から市電に乗り、中心部に出ます。やって来たのは2両編成の低床連接車です。ただ、0800形、9700形のどちらであったかは覚えていません。後の車両に乗ったので、運転席を撮影しておきました。勿論、私が座っていたのは乗客用の席です。

 熊本市電はA系統、B系統に分けられて運行されていますが、正式の路線は次のようになっています。

 幹線:熊本駅前~水道町

 水前寺線:水道町~水前寺公園

 健軍線:水前寺公園~健軍町

 上熊本線:辛島町~上熊本駅前

 田崎線:熊本駅前~田崎橋

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久しぶりに世田谷線を撮影

2015年05月27日 01時21分23秒 | 写真

 このブログでは「合間に行きたくなって…… 西太子堂」(2014年06月21日11時27分57秒付)以来、約11か月ぶりに世田谷線の写真を掲載することになります。今回は300系304F、アップルグリーンの編成です。

300系は2両編成10本ですが、全て塗装が異なります。

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講義の参考書として〔三木義一『日本の納税者』(岩波新書、2015年)〕

2015年05月25日 13時02分59秒 | 本と雑誌

 今月、岩波新書として三木義一『日本の納税者』が刊行されました。

 まだ途中までなのですが、日本国憲法第30条の制定経緯など、かなり興味深い問題点が示されており、参考になります。

 この本では「納税者」を納税義務者および担税者の意味で用いていますが、どちらにも「法的にはどうなのか」というところがありますし、税制について考えさせられるところがあります。そのため、講義の参考書として推薦いたします。

 なお、末筆ながら、御恵送いただいたことにつきまして、三木義一先生、岩波書店の方々に、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。

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KEES HAZEVOET / HAN BENNINK, "Calling down the Flevo Spirit" (Snipe 7678)をCDで入手した

2015年05月21日 21時20分30秒 | 音楽

 このブログを始めて間もない2011年10月22日に「ぼくが持っている珍品レコード ”Calling down the Flevo Sprit" (Snipe 7678)」という記事を掲載しました。元々は私のサイトに2004年8月14日付で掲載した記事です。

 それにしても、誰がこのレコードをCD化しようと考えたのでしょうか。そう思えてくるほどに無茶苦茶な演奏の極地で、六本木のWAVEでオランダ盤のLPを購入した私は、その時に学部の2年生か3年生、それまでにFMPなどヨーロッパのフリー・インプロヴィゼイションのLPを何枚か聴いていたのですが、さすがにこの作品には驚きました。購入以来、何度聴いたかわかりません。LP盤もかなり傷んでいます。

 まさか、このレコードがCDで再発されているとは思っていなかったのですが、いつの間にか出ていました。Kees Hazevoet自身によるライナー・ノーツが掲載されているのですが、どこのレコード会社からCDが発売されているのか、よくわかりません。明確な記述がジャケットなどに見当たらないからです。ただ、リマスターがアメリカはシカゴのスタジオでなされたことが記されています。

 今日、CDを入手し、久しぶりに聴いたのですが、一つだけ非常に残念な点があります。どういうリマスターが行われたのかわかりませんが、音質が非常に悪いのです。劣化したマスター・テープが使用されたのかもしれませんが、私が持っているLPのほうが、音が明確に聞こえます。CDからはこもった音しか聞こえません。LPの再生音をカセットテープに録音したもののほうが、よほど音質がクリアです。しかも、何故か左右が逆になっています(LPではKees Hazevoetの演奏が左チャンネルから、Han Benninkの演奏が右チャンネルから聞こえます)。

 なお、LPとCDでは、曲の表記が一部異なります。LPでは送り溝とジャケットの記載が合っていなかったので、CD化する際に訂正されたのかもしれません。もっとも、このレコードの場合、曲名にどれほどの意味があるのかと問われるならば、あまりない、と答えるしかないでしょうが、CDのほうの曲順を記しておきます。

 1. The Woodcock

 2. King of Saxony

 3. The Roller

 4. Snipe Drumming

 5. Mot-Mot

 6. Stonechattin'

 7. Calling down the Flevo Spirit

 8. Keep the Pot Boiling

 曲名は訂正されたかもしれませんが、逆にCDでは使用楽器クレジットが誤っています。HazevoetもBenninkもヴァイオリンを弾いていると書かれていますが、ヴァイオリンにはないC線での演奏がなされていることは明らかなので、両者ともヴィオラを弾いています。ちなみに、LPには使用楽器が一切書かれていません。

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租税法講義ノート〔第2版〕の修正について

2015年05月19日 23時34分42秒 | 法律学

 平成27年度税制改正の内容を織り込むべく、機を見て「租税法講義ノート」〔第2版〕の内容に修正を加えています。

 本日(2015年5月19日)、152331および32に修正を施しました。

 今後も、さらに修正を加えていきますので、お待ち下さい。

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「公権力の行使」という概念  ただのメモです

2015年05月18日 00時03分50秒 | 法律学

 「公権力の行使」とは、行政庁が私人に対して、法律に基づいて一方的に計画し、命令し、給付し、一定の法律関係を形成し、指導し、強制する活動の総称である。個別的な行政法規に、根拠規定を必要とする。行為規範を欠く場合、あるいは行為規範に違反する公権力の行使は、違法であって、効力を生じないのが原則である。

 或る行政作用が公権力の行使にあたるか否かの判定は、次の三点と関連する。

 ①公権力の行使については、実体法上「法の規則」が強く要請される(行政行為論の中心的課題)。

 ②公権力の行使は、手続法上「行政手続」の要請に応ずるものであることを要する。

 ③公権力の行使は、「抗告争訟」(抗告訴訟、行政不服申立てなど)の対象となる。

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新橋駅烏森口で

2015年05月17日 10時13分01秒 | まち歩き

昨日(5月16日)の夕方、妻と銀座へ行き、アップルストアや博品館に寄ったりしているうちに新橋駅に出たので、烏森口で夕食をとり、写真を撮りました。

烏森口といえば国鉄の蒸気機関車、C11の292号機です。夜、DSC-WX350のISOモードで撮影してみました。

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