ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

溝口の桜(続)

2021年03月31日 00時00分00秒 | まち歩き

今回は、溝口3丁目と2丁目を歩き、撮影した桜(など)を紹介します。

 溝口3丁目、高津交差点の近くに溝口南公園があります。入口には旧大山街道、溝口宿に関する案内なども置かれており、公園の北側には高津こどもセンターがあります。かつて、ここに高津図書館がありました。

 

 

 

 

 溝口南公園を離れ、旧大山街道を南のほうへ歩いていきます。二ヶ領用水に架かる大石橋を渡ると溝口2丁目に入ります。溝口神社の前を抜け、栄橋交差点のすぐそばを右に入ると、陶芸家の濱田庄司の墓がある宗隆寺があります。裏(境内かもしれません)が丘になっており、何本かの大きな桜の木を見ることができます。

 

 

宗隆寺を離れ、3丁目に向かって歩きます。

 

この黄色い花は、3丁目の某所で咲いています。

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東京五輪公式ショップ そもそも見たことがなかったのですが

2021年03月30日 00時00分00秒 | 社会・経済

 たまたま、YouTubeの「一月万冊」を見て知った話ですが、東京五輪公式ショップの多くが閉店しているようです。

 実のところ、私は東京五輪公式ショップの存在を知りませんでした。コロナ渦に見舞われる前は、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線を軸としつつ東京23区内のあちらこちらへ行くことが多かった私ですが、行動範囲のせいなのか、見たことも聞いたこともありません。そもそも、復興五輪と位置づけられながら東日本大震災からの復興は進んでいませんし、新国立競技場など、とかく問題ばかりが目立ち、興味も関心も持ちえなかったのでした。それ以前に、五輪とワールドカップについては、選手の皆様とは無関係な「世紀の馬鹿騒ぎ」としか思えないのです。

 Yahoo! Japan Newsには、2021年3月19日18時58分付で「東京五輪ショップ、半数以上が五輪前に閉店 なぜこんなことに?事務局に聞いた」(https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6d6a9cc42f36670361dba3fb7578505c3b1475)という、元はJ-CASTニュースの記事が掲載されており、3月21日付で京王線府中駅の駅ビルにある公式ショップが閉店すると書かれていました。これは「東京2020オフィシャルショップ」の公式サイトにある「営業時間変更・休業・閉店店舗一覧」にも書かれています。

 一目見て驚いたのですが、東京の木場、名古屋、あべのハルカスなどに3月下旬から4月にかけて数店舗が新規オープンすることも書かれていたとは言え、閉店したところがあまりに多いのです。「営業時間変更・休業・閉店店舗一覧」には「小名浜店・水戸店・浦和美園店・深谷店・上尾店・鷲宮店・蘇我店・成田店・柏沼南店・新浦安店・横浜東口店・横浜西口店・新横浜店・武蔵小杉店・ 橋本店・相模大野店・藤沢店・大和鶴間店・湘南店・銀座店・東京タワー店・新宿東口店・上野店・北砂店・東雲店・渋谷店・池袋東口店・池袋西口店・ 東武練馬店・西新井店・葛西店・立川店・国領店・調布店・聖蹟桜ヶ丘店・新潟店・小松店・浜松店・ナゴヤドーム前店・常滑店・京都河原町店・京都店・ あべの店・心斎橋店・泉南店・岡山店・広島店・天神店・沖縄ライカム店は閉店いたしました」と書かれています。これを都道府県別に分けてみます。

 福島県:1(小名浜店)。

 茨城県:1(水戸店)。

 埼玉県:4(浦和美園店、深谷店、上尾店、鷲宮店)。

 千葉県:3(成田店、柏沼南店、新浦安店)。

 神奈川県:9(横浜東口店、横浜西口店、新横浜店、武蔵小杉店、橋本店、相模大野店、藤沢店、大和鶴間店、湘南店)。←現在、横浜市には一つも店舗がありません。

 東京都:17(銀座店、東京タワー店、新宿東口店、上野店、北砂店、東雲店、渋谷店、池袋東口店、池袋西口店、 東武練馬店、西新井店、葛西店、立川店、国領店、調布店、聖蹟桜ヶ丘店、府中店)。

 新潟県:1(新潟店)。

 石川県:1(小松店)。

 静岡県:1(浜松店)。

 愛知県:2(ナゴヤドーム前店、常滑店)。

 京都府:2(京都河原町店、京都店)。

 大阪府:3(あべの店、心斎橋店、泉南店)。

 岡山県:1(岡山店)。

 広島県:1(広島店)。

 福岡県:1(天神店)

 沖縄県:1(沖縄ライカム店)。

 合計:49店。

 また、私の見落としかもしれませんが、青森県、山形県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、三重県、滋賀県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、徳島県、高知県、佐賀県、長崎県、大分県および宮崎県には、一つも店舗が置かれたことがなかったようです。

 上記記事によると、2020年4月末には89の店舗があったということですから、東京五輪が実際に開催されるか否かは別としても、50%を超える数の店舗が東京五輪開催を前にして閉じられたことになります。新型コロナ禍が大きな要因の一つであることはすぐにわかります(上記記事にも書かれていました)。しかし、それだけなのでしょうか。

 2020年3月に東京五輪の開催延期が決定されました。それから数日間は売上が伸びたということが上記記事にも書かれています。ここから先が書かれていないのですが、上記記事の調子からすれば、延期が決定される前もお客はあまり多くなく、売上も伸びていなかったのだろうという推測も成り立ちえます。その原因はいくつか考えられますが、そもそもコロナ渦よりも前から東京五輪への関心が薄かった、グッズの価額が高い、あるいはデザインが好まれない、店舗の場所が悪い、サーヴィスに問題がある、などとなるでしょうか。一つではなく、複数の原因が絡み合っているのかもしれません。

 あるいは、コロナ渦より前はそれなりに売上があったものの、2020年4月の緊急事態宣言によって売上が落ちたのかもしれません。実際に、4月から5月にかけて、少なくとも首都圏では多くの大規模小売店舗が休業を余儀なくされました。

 いずれにせよ、COVID-19によって、東京五輪は多くの日本国民の関心の対象から外されたと言えます。五輪が開催され、終了して少し経ってから公式ショップが閉じられるのが通常であるとすれば、中止となることが決まっておらず、開催されることが前提となっているのに、開催を前にして次々と閉じられるのは異常です。しかし、これは現在の国民生活を反映していると言えます。あるいは、半分強の公式ショップが閉店したことが東京五輪中止を見据えた動きの一つであると考えられなくもありませんが、それならスッパリと中止を宣言するほうが正しいでしょう。いずれにせよ、少なからぬ国民にとっては関心の外にあるということです。

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第4波? せいぜい第3波の継続だろう

2021年03月29日 11時00分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年1月に発出された緊急事態宣言は、日本全国を対象としたものでなく、地域を限定したものでした。まず、このことをしっかりと確認しておく必要があります。

 次に、緊急事態宣言の対象となった地域において、新規感染者数が減少した時期もありましたが、むしろ増加した時期もあったという事実も、やはり確認しておく必要があります。

 3月中旬に入ってから、緊急事態宣言の対象となっていなかった地域において新規感染者数が増加していると報じられています。そのためか、「第4波」に入ったというような報道がなされています。例えば、読売新聞社の「『第4波に入った』地方で感染が急拡大…宮城には『GoToイート再開が要因』との指摘も」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20210328-OYT1T50196/)という、2021年3月29日7時11分付の記事です。

 最初に掲げた2つの事実を踏まえれば、「第4波」という表現は不適切以外の何物でもないでしょう。私自身は「第3波」という表現もいかがなものかとは思っていますが、その点を脇に置いておくとして、「第3波」は全く収束しておらず、むしろ長きにわたって続いていると考えるべきではないでしょうか。

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溝口の桜

2021年03月29日 00時00分00秒 | まち歩き

今回も溝口の桜です。1枚を除き、全て4丁目で撮影しました。「春の二ヶ領用水 高津区溝口2丁目・3丁目 西浦橋付近」も御覧ください。

溝口4丁目に溝口緑地と高津図書館があります。これから緑が心地よい季節になりますが、その冒頭を飾るのが桜です。

満開になると、ライトアップが行われることがあります。但し、大々的なものではなく、近所の人が1時間ほど行うだけです。私も3年前に見て、撮影したことがあります。

 2017年5月の連休明けまで、帝京大学医学部附属溝口病院は溝口3丁目にありました。二子5丁目に移転して、溝口3丁目の建物は解体され、駐車場になっていますが、桜の木は残っています。今年も満開です。そこが病院の正門であった所で、救急車の出入口にもなっていました。

 

再び溝口4丁目です。高津小学校も桜の木が多い所で、この季節になり、南方と西方の道路を歩いていると桜を楽しむことができます。

そう言えば、最近、高津小学校の児童数が増えたとのことで、校舎の増築工事が行われました。

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「ハープ・リサイタル6」

2021年03月25日 00時00分00秒 | 音楽

 今月、朝日新聞夕刊で知り、1枚のCDを購入しました。吉野直子さんの「ハープ・リサイタル6〜トゥルニエ・ルニエ・カプレ・カゼッラ・サルツェート・フォーレ」です。

 これまで、「ハープ・リサイタル」のシリーズはコンサート会場で購入していましたが、このコロナ渦で多くのコンサートが中止または延期になったため、別の方法で入手しました。それから毎日のように聴いては、落ち込んでいる気分を少しでも上げようとしています。

 今回の収録曲は、トゥルニエ「ハープのためのソナチネ」、ルニエ「交響的小品」、カブレ「2つのディヴェルティスマン」、カゼッラ「ハープのためのソナタ」、サルツェード「バラード」、そしてフォーレ「即興曲」です。寺西基之さんの解説にもあるように「オリジナルの本格的なハープ作品を集めた玄人好みのアルバム」と言えます。

 私は、これまで2と4をよく聴いていました。2にはタイユフェール「ハープ・ソナタ」とヒンデミット「ハープ・ソナタ」が収録されており、4には吉松隆「ライラ小景」とケージ「ある風景の中で」とウィリアムズ「ヒラエス(郷愁)」が収められています

 6は、どの曲も魅力的だなと思えるものであり、一気に聴き通します。カゼッラを除いて全てフランスの作曲家であり、収録曲の全てが20世紀前半に書かれています。青葉台のフィリアホールで吉野さんの演奏によるヒンデミット「ハープ・ソナタ」を聴いた時に強く感じたことですが、現在のハープを発展させたのはフランスなのかな、と思えてきます。さらに聴き込んでいくと、私の好みではこの曲がよい、と書くことができるでしょう。

 歴史をよく知らないのですが、フランスの作曲家たちがハープに貢献したと考えられるエピソードもあります。ドビュッシーはプレイエル社が開発したクロマティック・ハープのために「神聖なな舞曲と世俗的な舞曲」を作曲していますし(但し、このタイプのハープは結局のところ普及しないままに終わりました)、ラヴェルは、現在の主流であるペダル付きハープの優位を示したいエラール社から依頼を受けて「序奏とアレグロ」を作曲しています。

 フィリアホールやサントリーホールでのコンサートに行く度に、吉野さんの演奏そのもの、そして演奏する曲の範囲の広さに感心しており、とくに現代音楽への目を見開かせられる思いがします。だからコンサートへ行ったりCDを買ったりするのです。

 そう言えば、2019年度にはよくコンサートへ行きました。そのことについては「映画館でスマートフォンを操作する?」で記しましたが、追加すると、同年12月7日にフィリアホールで行われた三浦友里枝さんの「ドビュッシー・ピアノ作品全曲演奏会第1回」、2020年1月11日にフィリアホールで行われた「ニューイヤー・ガラ2020『モーツァルト饗宴』」(横山幸雄さんとN響メンバー)、同年1月19日にフィリアホールで行われた「フィリアホール ミュージックアカデミー・プログラム  渡辺玲子×小林美恵×近藤嘉宏  V(ヴァイオリン)&V(ヴィルトゥオーゾ)!~ふたつのヴァイオリンが描く華麗なる音絵巻」(名前の通り、渡辺玲子さんと小林美恵さんのヴァイオリン、近藤嘉宏さんのピアノ、そして浦久俊彦さんがナヴィゲーター)、同年2月15日にフィリアホールで行われた木嶋真優さんとイリア・ラシュコフスキーさんのコンサート、そして同年2月22日にサントリーホールの大ホールで行われたアンネ・ゾフィー・ムターさんの「ベートーヴェン生誕250周年記念」コンサートに行きました。実は同じ日にサントリーホールのブルーローズで吉野さんのコンサートも開かれていたのですが、ムターさんのほうの開演時間と吉野さんのほうの閉演時間が重なっており、両方を掛け持ちで見ることは実質的に不可能でした(途中からというのは嫌ですから)。

 しかし、COVID-19の感染が拡がり、2020年3月から次々とコンサートが延期または中止となりました。私はフィリアホールへよく行くこともあって、同年3月7日に予定されていた千住真理子さんの「イザイ無伴奏ヴァイオリン作品全曲演奏会」(青葉区制25周年記念コンサート)などへ行く予定を立てており、チケットの予約も済ませていましたが、パンデミックはすぐに収束しないことを理解していましたので、払い戻しなどの手続をしました。仕事のことなどを考慮するとコンサートに行く気がしなくなり、時々CDを買う程度で済ませるようになりました。YouTubeでクラシックの名演などを聴くこともありますが、乱暴な形でCMが入って「TVと同じかそれよりひどい」と気を殺がれることもあります。さりとてFMでは、FM東京やJ-WAVEなど民放FMはもとより、NHK FMでも無駄なおしゃべりが長い番組があります。実際、1980年代の「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」の中継では、NHK-FMは番組開始から終了まで余計なアナウンスなどがなかったのに対し、FM東京では15分以上も無駄なおしゃべりと馬鹿笑いが続き、いつまで経っても演奏を聴けそうにないので、腹が立って消しました。今も大学の生協などで流れているのを聴くと相変わらずのようです。これではラジオ離れも当然でしょう。

 「馬鹿! iTunesなどからダウンロードすればいいだろう!」と言われそうです。私も何度か曲を購入しました。しかし、ファイルの性質によるためか、音質が今ひとつです。また、ノートンインターネットセキュリティでクリーン機能を使うと音楽ファイルまで消してくれることがあるので、ダウンロードをする気になれないのです。

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第204回国会に政府から提出された法律案および関連資料にミスが多発

2021年03月24日 12時00分00秒 | 国際・政治

 仕事の関係で、私も国会に提出された法律案およびその関連資料を目にすることが多いのですが、誤字などのミスはどの程度あるのでしょうか。

 このように書くのは、現在開かれている第204回国会に政府から提出されている法律案およびその関連資料にミスが多いと報じられているからです。今日(2021年3月24日)付の朝日新聞朝刊4面14版に「また法案ミス、21カ所 野党抗議『前代未聞』」という記事が掲載されています。

 今回は、内閣提出法律案第23号の「産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律案」です(記事では産業競争力強化法改正案と記されています)。名称からして経済産業省所管であることがわかります。衆議院が議案として受理したのは2021年2月5日のことですが「すでに条文案に3カ所の誤りが見つかっていた」そうで、さらに「改正で削除する条文の指定に1カ所誤りがあった」、法案とともに提出される参考資料にも20箇所の誤りがあったということです。

 この法律案は衆議院のサイトにも掲載されています。ミスが修正されているのか否かは不明です。

 立憲民主党の安住国対委員長は「前代未聞」で「閣議決定をやり直すよう求めた」そうです。政府提出法律案なので、内閣法制局のチェックが入っているのではないかと思われますが、不十分だったということなのでしょう。少なくとも、地方自治研究所の地方自治立法動向研究会に参加させていただくようになってから、ここまで政府提出法律案にミスが多いという話は聞いたことがありません。

 今月10日の朝日新聞朝刊4面14版には「法案 政府に緩み? 誤字・取り下げ・提出期限超え」という記事が掲載されています。その記事に書かれているのは、デジタル改革関連法案(おそらく、内閣提出法律案第26号「デジタル社会形成基本法案」、同第27号「デジタル庁設置法案」、同第28号「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律案」のことでしょう)の要綱などに45箇所の誤りがあったこと、地域的包括的経済連携協定承認案について日本語訳が欠落していたこと、土地規制強化法案について調整不足のために期限を超過し、提出できなかったこと、などです。

 国会には、法律案そのものの他、要綱などの関連資料が提出されます。また、衆議院調査局により作成された資料も付されます(国会図書館で閲覧することも可能です)。誤記などがあった場合には審議に影響が出ることがあります。たとえば、「改正で削除する条文の指定に1カ所誤りがあった」ことがわからないまま法律案が可決されると、削除すべきでない条文が削除されてしまうこととなります。これでは実務に影響が出かねませんし、法律の改正の趣旨も歪みます。

 様々な政治問題があり、国会でも質疑応答がなされていますが、法律案と予算の審議が国会の最も重要な任務と言えます。あまりに訂正箇所が多いと、審議に差し支えが生じます。「国会軽視ここに極まれり」でなければよいのですが……。

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「意外」と「以外」を書き分けられますか? 自分の書いたことに「(笑)」を付ける?

2021年03月24日 00時00分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 よく、ネットの記事やコメントで見かけるのが、「意外」と「以外」の混同です。

 単なる変換ミスかもしれませんが、そうとは言い切れないであろうとも考えられます。意味がわかっていないから混同するのでしょう。

 もう一つ、私が気になっているのが、自分の書いたことに「(笑)」とか「w」(「笑」と同じ意味)を書き添える人です。「失礼だろう」、「相手を見下しているのだろう」と思いますし、「精神のどこかがおかしいのではないか」とも思います。もし、引用などではなく、試験の答案やレポートにこのようなことを書く学生がいたら、私は不可という評価を下します(内容以前の問題だからです)。下品な川柳ですが「屁をひって おかしくもない 独り者」というものがあることをお知らせしておきましょう。

 さすがに岩波新書や中公新書では、私の知る限りでこういうおかしな表現はありませんが(講演会、討論会や座談会の様子をそのまま文章化したものを除きます)、伝統のない新書などでは時折見かけます。「この本は本人が書いたものではなく、誰かがインタビューをまとめたのだろう」と思うようなものです。私の部屋にある本では、東洋経済新報社から刊行された香取照幸『教養としての社会保障』の53頁に「(笑)」があり、別にこのようなものがなくとも文章は成立しているだけに、また、笑いをとる場所でも何でもないだけに、この箇所で本の価値を下げてしまっており、惜しまれます。講演か何かを文章化したものかもしれませんが、どうにかならなかったのでしょうか。東洋経済新報社が何をやっているのかとすら思えてきます。

 本当に笑いをとりたかったら、自分で笑ってはいけません。江戸落語にたとえるならば、今の柳家小三治師匠のような芸が必要です。文章力、表現力があれば、自分で笑う必要もないし、絵文字などを使う必要もありません。

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いつまで走るか 東急8500系8637F Bunkamura号 その1

2021年03月23日 14時00分00秒 | 写真

1975年から1991年まで、400両が製造された東急8500系が東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線・東武伊勢崎線・東武日光線における営業運転から完全に退く日も近づいています。

今回は、1号車がデハ8637、10号車がデハ8537である8637Fです。この編成は、東急で最大の勢力であった8500系の中でも、或る意味で最も個性的なものです。

 側面に渋谷Bunkamura(文化村)のロゴが貼られています。そう、8637FにはBunkamuraのラッピングが施されています。そのため、Bunkamura号という愛称が付けられています。2018年4月22日から運行されており、下の写真でおわかりのように、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線は勿論、東武伊勢崎線・日光線でも走ります。デザインについては、東急文化村のサイトおよび東急電鉄のサイトも御覧ください。

 「ラッピング列車『Bunkamura号』運行開始!」(https://www.bunkamura.co.jp/topics/train.html

 「4月22日(日)からラッピング列車『Bunkamura号』の運行を開始します~車内ではザ・ミュージアムで開催予定の『くまのパディントンTM展』の広告を展開します~」(https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/180420.pdf

 また、Bunkamura号の車内もBunkamuraの広告だけが貼られています。私は楽しみにしていまして、オーチャードホールでのコンサートやザ・ミュージアムの展覧会などの情報を見ています。私がよく行くのはザ・ミュージアムとナディッフ・モダン(書店)ですが、オーチャードホールにも何度か行ったことがありますし、毎年大晦日のジルヴェスター・コンサートはテレビ中継で楽しんでいます(一度は生で見たいものです)。

 東急8500系といえばステンレスの車体に赤帯というイメージが強いでしょう。5200系、6000系、7000系、7200系および8000系はステンレス車体で無塗装でしたので、最初から正面に赤帯を巻いて登場したのは8500系が最初です。

 実際、ほとんどの編成はステンレスの車体に赤帯でした。大井町線用5両編成の8638F〜8641Fは赤とオレンジのグラデーションの帯を巻いていましたが、田園都市線に登場した時には赤帯でしたし、イメージ的にもあまり大きく変わるものではないでしょう。

 しかし、この8637Fは青帯です。最初は他の編成と同じく赤帯でしたが、程なく青帯に変更され、TOKYU CABLE TV号となりました。シャボン玉のデザインの装飾なども施され、一際目立つ編成となっていました。TOKYU CABLE TVのラッピングはiTSCOMのラッピングに変更されましたが、1年もしないうちにラッピングが外されました。しかし、青帯はそのまま残されていました。

 また、この編成には一時期VVVF制御車が組み込まれていました。8642Fとの間で組み替えが行われたため、VVVF制御車は8642Fに移っています。その8642Fは既に廃車されており、8638F〜8641Fも姿を消しています(8638F〜8642Fは東武線内の営業運転に使用されたことがありません)。そのため、現在、8500系で編成番号が最も大きいのがこの8637Fです。おそらく最後まで残るだろうと思われますが、時間はあまり残されていません。

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小さかったけれど

2021年03月22日 00時43分40秒 | 日記・エッセイ・コラム

 0時30分を過ぎた頃、部屋の扉がゴトッと揺れました。

 すぐに地震だと気付きましたが、床の揺れは感じなかったので、小さいだろうと思いました。

 日本気象協会の発表によると、0時31分頃、千葉県北西部を震源とする、マグニチュード3.9の地震がありました。高津区については書かれていなかったのですが、川崎区、中原区および多摩区で震度1であったということです。

 

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久地1丁目、溝口6丁目、溝口5丁目を歩く(4)

2021年03月22日 00時00分00秒 | まち歩き

既に溝口5丁目に入っています。国道246号から脇道に入り、まだ開店していないライフ溝口店の裏のほうを歩きます。

 

ライフ溝口店の開店は4月中とのことです。

 溝口を歩いていると、何丁目であるかにかかわらず、古い家屋が多いことに気付きます。空き家状態になっている所もあるかもしれません。そうかと思えば、大きな分譲マンションなどが建てられたりします。この辺りは国道246号や409号に近いのですが、意外に静かです。

奥のほうへ進めば国道409号で、起点の溝口交差点も近い、ということになります。左の方へ歩いても国道409号です。府中街道という表現のほうがわかりやすいかもしれません。

 同じ交差点ですが逆のほうを見ます。真っ直ぐ進むと高津区内で最古の小学校である高津小学校の裏に出て、さらに歩けば高津図書館です。このブログでも何度か記しましたが、現在の高津図書館および溝口緑地(いずれも溝口4丁目)の場所には、かつて文教大学付属溝の口幼稚園・小学校がありました。

 2021年3月21日をもって二度目の緊急事態宣言は解除されましたが、その緊急事態宣言が出されている間、高津小学校からは17時の音楽(季節によって変わります)の後に、川崎市によるアナウンスが流れていました。

 それにしても、二度目の緊急事態宣言は二度も延長されましたが、何らかの意味があったのでしょうか。

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