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ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

見に行けばよかったかな

2025年04月14日 00時00分00秒 | 音楽

 昨日(2025年4月13日)の21時からNHK教育テレビで放送された「クラシック音楽館」の前半(?)は、今年の3月にサントリー・ホールで開かれた日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でした。カーチュン・ウォン指揮で、マーラーの交響曲第2番だったのです。私の知る限り、日フィルが「クラシック音楽館」で取り上げられることはほとんどなかったはずです。

 実は、昨年、「復活」が取り上げられることを知っており、見に行くかどうか迷ったのでした。この曲の第4楽章か第5楽章が、何回か東急ジルヴェスター・コンサートでカウントダウンの曲として演奏されていましたし、その部分は好きであったからです。

 結局行かなかったのは、私の中でマーラーの交響曲と言えば第9番、第10番(第1楽章のみが完成しており、それしか聴いたことがありません)、第5番、「大地の歌」(本来であればこれが第9番のはずでした)であるということが理由です。

 でも、見に行けばよかったかな、と思いました。アルト独唱の第4楽章と、後半で声楽が入る第5楽章がよかったからです。それに、テレビで見ているのでは様々な生活上の雑音が入ったりします。時にはテレビの音が聞こえなくなったりするのですから。

 このブログにも書きましたが、2024年5月から6月まで、カーチュン・ウォン指揮の日フィルのコンサートに3回も行きました。ウォンさんの指揮は、演奏者の立場ではどうかわかりませんが、観客の立場からすれば、見ているだけで「こういう曲なんだ」、「この曲をこういう風に演奏するんだ」ということがわかりやすいですのです。マーラーの交響曲第9番で、ウォンさんの指揮ブロムシュテットさんの指揮の両方を見て、あまりに対照的であったことに驚かされたくらいです。

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いつまで走るか 東急9020系9023F(続々)

2025年04月13日 00時00分00秒 | 写真

 東急9000系の9005Fが営業運転から離脱したという話を聞きました。次はどの編成かと思うのですが、かつての2000系である9020系も、今後数年間に大井町線から離脱することが決まっています。どの編成が最初に離脱するでしょうか。

 高津駅(DT09)2番線(ホームなし)を大井町線G各停溝の口行きの東急9020系9023Fが通過していきます。かつての2000系2003Fで、田園都市線の輸送増強用として登場した2000系で唯一、1993年に8両編成で東横線に投入された編成です。程なく田園都市線に移り、活躍してきましたが、他の2000系の編成と同じく、半蔵門線の押上延伸および東武伊勢崎線・日光線への乗り入れが始まってから、長らく恵まれない境遇にあったと言えます。そして、この9023F、かつての2003Fが、2000系で最初に田園都市線の運用から離脱したのでした。

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溝口緑地で夜桜

2025年04月09日 23時33分34秒 | まち歩き

うちの近くに溝口緑地があります。そこの夜桜をiPhone15 Proで撮影してみました。

旧大山街道の側から撮影しました。

 この緑地の西側に高津図書館があります。かつては文教大学付属溝の口幼稚園・小学校の所在地でした。どの辺りに校舎があったのか、またどの辺りが校庭であったのか、今となっては全くわかりません。しかし、確かに、34年間、ここに幼稚園と小学校があったのです。そして、閉校してから現在までの時間のほうが長くなったのでした。

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見に行ってみたい

2025年04月08日 19時30分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 日曜日の朝、いつものようにNHK教育テレビの「日曜美術館」を見ました。

 今、東京都美術館で開かれているジュアン・ミロ展が取り上げられていました。見ながら、妻と「行ってみたいね」と話し合っていました。

 今日(2025年4月8日)の朝日新聞夕刊2面にもジュアン・ミロ展に関する記事が掲載されています。

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ここはどこでしょう?

2025年04月06日 00時00分00秒 | まち歩き

どこかの山の中かと思われるかもしれません。果たして、ここはどこでしょう?

実は、東京都、しかも渋谷区です。

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米坂線は第三セクター化されるのか?

2025年04月05日 00時00分00秒 | 社会・経済

 JR東日本に米坂線という路線があります。奥羽本線の米沢駅(山形県米沢市)から羽越本線の坂町駅(新潟県村上市)まで91km弱の路線で、JRグループとしては珍しく、「よねさか」と訓読みで名付けられています(他には大糸線しかありません)。

 この米坂線は、2022年8月上旬の豪雨により、今泉駅から坂町駅までの区間で運休が続いています。全区間のうちの約2割5分しか運行されていない訳で、山形県西置賜郡飯豊町および小国町、新潟県岩船郡関川村では列車が一切運行されていないのです。果たして復旧されるのか、それとも廃止されるのか、議論が続けられてきましたが、山形県知事は鉄道路線としての復旧を目指す旨を表明しました。2025年4月4日11時0分付で、朝日新聞社が「米坂線の三セク復旧費18億円 山形知事『負担大きいが鉄路で復旧』」(https://www.asahi.com/articles/AST433W7GT43UZHB009M.html?iref=pc_preftop_yamagata)として報じています。

 これは、3月下旬に新潟県で開かれた関係者会議において、JR東日本が示した試算を受けたものです。記事にはJR東日本が運営する場合(上下分離方式を含めて)の試算が書かれていないのですが、JR東日本が示さなかったからなのでしょう。明確にされている試算は2つあり、第三セクターで復旧する(あるいは、復旧後は第三セクターで運営する)のであれば毎年最大で18.8億円の負担が沿線自治体に生じるのに対し、鉄道路線を廃止して代替バスを運行するのであれば、沿線自治体に生じる負担は1.9億円である、というものです。

 JR東日本は、復旧後も完全な自社運営を行うつもりはないのでしょう。上下分離方式の採用も考えていないようです。現在も運行されている米沢駅から今泉駅までの区間については、JR東日本が運行を続けることになるのでしょうか。米沢駅で接続する奥羽本線は山形新幹線の通る区間でもあるため、米坂線とは軌間(レールの幅)が異なります。また、米坂線は非電化、奥羽本線は交流電化です。こうなると直通も何もできないので、米沢駅から今泉駅までの区間をJR東日本が運行するとしても、コストが増えるだけではないでしょうか。また、米沢駅から今泉駅まではJR東日本、今泉駅から坂町駅までは第三セクターとすると、これはこれで利便性が低下するでしょう。山形鉄道を活用する手も考えられなくはないですが、「山形鉄道で減便」(2025年3月27日10時40分付)で記したように、山形鉄道は運転士不足のためにしばらく減便体制に入ります。今泉駅から坂町駅までの区間を鉄道路線で復旧し、そこを第三セクターが運営するというのであれば、残りの区間との兼ね合いはどうなのかを、山形県は考えなければならないはずです。

 もう一つ、気になるのは新潟県の姿勢です。山形県は鉄道路線としての復旧を明言しており、上下分離方式、第三セクター方式のどちらかを選ぶのでしょう。しかし、新潟県はどのような意向を持っているのかが、正直なところよくわかりません。鉄道路線としての復旧に積極的であるとは見えないのです。

 こうなると、米坂線の今泉駅から坂町駅までの区間を鉄道路線として復旧することは、かなり困難ではないでしょうか。

 豪雨で長期運休と言えば、JR九州の肥薩線もあげられます。こちらは2020年7月より八代駅から吉松駅までの区間で運休しており、このうちの八代駅から人吉駅までの区間については上下分離方式を採った上で2033年度頃を目標として復旧することが決まりました。費用は235億円ほどと見込まれているようです。

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2025年度の「税法A」、「税法B」、「法学特殊講義2A」および「法学特殊講義2B」の教科書について

2025年04月04日 22時50分00秒 | 受験・学校

 大東文化大学のシラバスを参照していただければわかるように、タイトルに示した科目の教科書は石村耕治編「税金のすべてがわかる現代税法入門塾」〔第12版〕(清文社、2024年)です。

 今年3月に板橋校舎内の書店が閉店したため、他の書店(例、池袋のジュンク堂書店、神保町の東京堂書店、東京駅そばの丸善丸の内本店など)で探すか、インターネットで注文して購入してください。

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高島平一丁目の桜

2025年04月02日 12時40分00秒 | まち歩き

大東文化大学板橋校舎および大東文化大学第一高等学校は東京都板橋区高島平一丁目にあります。北側の六の橋通り沿いに桜の木が植えられており、満開状態です。

 

左側は大東文化大学第一高等学校、右側は高島平クリニックです。

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2025年度の開始にあたって、御挨拶を

2025年04月01日 00時00分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 2025年4月1日。本日より、2025年度が始まります。

 そして、昨日、すなわち2025年3月31日より2年間、私は大東文化大学法学部長として、様々な仕事をさせていただくこととなりました。

 〔他に、実はいわゆる充て職(あてしょく)として短期間ながら兼ねるもの、学部長就任期間中に兼ねるものがあります。〕

 正直なところ、私が学部長としての適格性を有するかどうかについては、自ら大きな疑問符を頭に浮かべております。しかし、2004年4月から現在の職場におりまして、2007年4月から2009年3月まで大学院法学研究科法律学専攻主任、2009年4月から2011年3月まで法学部法律学科主任、2013年4月から2015年3月まで再び大学院法学研究科法律学専攻主任を務めました。そのため、いつかは就かなければならなかったということなのでしょう。

 何卒よろしくお願い申し上げます。

全く関係ないのですが、溝の口駅(DT10、OM16)にて撮影した東急9000系9004Fです。あと何年、東急大井町線と田園都市線を走るでしょうか。

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異例だらけ(?)の2025年度予算

2025年03月31日 11時55分00秒 | 国際・政治

 第217回国会が召集されてから2か月以上が経過し、今日(2025年3月31日)は2024年度最終日となりました。しかし、まだ2025年度予算はまだ成立していなかったのでした。その関係もあって、2025年度税制改正関連法がまだ成立していないこととなっています。

 さて、2025年度予算がようやく参議院で可決されました。但し、まだ成立はしていません。共同通信社が今日の10時29分付で「25年度予算、31日夕方に成立 参院可決後に衆院同意」(https://www.47news.jp/12383131.html)として報じています。

 例年であれば、予算は、衆議院で可決され(憲法第60条第1項により、衆議院に先議権が与えられているためです)、参議院に送られて審査・審議された上で、同院で可決されて成立します。

 しかし、2025年度予算は異なります。まず、衆議院で修正案が出されました。3月4日、この修正案を取り入れた上で予算が可決されました。次に、参議院においても修正案が出されました。修正済みの予算に対する修正案ですから、再修正と言うことになります。共同通信社が報じたのは、参議院予算委員会が2025年度予算に対する再修正案(自由民主党および公明党が提出)を全会一致で可決したということ、「内閣が提出した予算案は自公と日本維新の会の賛成で可決した」ということです。午後には参議院本会議が開かれ、再修正された予算が可決される見通しです。

 ここで話は終わりません。衆議院で可決されたのは修正済みの予算ですが、参議院で可決される見通しであるのは再修正済みの予算です。つまり、衆議院が可決した予算と参議院で可決された予算は異なります。こうなると、憲法第60条第2項にいう「予算について、参議院で衆議院と異なつた議決をした場合」に該当するのではないかと思われます。すなわち、文言上は、衆議院で可決された予算が参議院で否決された場合の他、衆議院で可決された予算が参議院で修正の上で可決された場合も含まれると考えられます。そうであれば、衆議院は参議院に対して両院協議会の開催を求めなければならないはずです。しかし、上記共同通信社記事には、参議院で可決後に再び衆議院に予算を送付し、今日の夕方に衆議院本会議で採決される旨が書かれています。

 気になるので、国会法第85条第1項を見ると「予算及び衆議院先議の条約について、衆議院において参議院の回付案に同意しなかつたとき、又は参議院において衆議院の送付案を否決したときは、衆議院は、両院協議会を求めなければならない」と定められています。どうやら、今回は同項に該当しないようです。何故なら、参議院予算委員会は内閣提出の予算を賛成多数で可決されており、その上で参議院予算委員会に提出された修正案も可決されているためです。つまり、参議院が完全に否決した訳ではないから、両院協議会を開く必要もなく、法律案と同様に衆議院に送付した上で衆議院の再可決を待てばよいということなのでしょう。

 上記共同通信社記事によると、国会で予算が修正されたのは1996年以来で29年ぶりであるとのことです。また、参議院における修正案は予算の減額修正を内容とするものですので、この修正が最終的に認められるならば、1955年以来で70年ぶりとのことです。

 とりあえず、きわどいタイミングであるとは言え、2025年度予算は2024年度中に成立することとなるようです。

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