先日、2月2日に公表すると記しましたが、都合により、2月13日に延期します。
いつの報道で知ったのか忘れましたが、現在開かれている今国会(第190回国会)に提出されている法律案の少なさが目立ちます。召集日は今月の4日でしたので、釣り合いが取れません。
とりあえず衆議院のサイトを見たところ、衆議院議員提出法律案のうち、今国会で初めて提出されたのは2本、参議院議員提出法律案の3本は第189回国会でも提出されたもののみ、内閣提出法律案のうち、今国会で初めて提出されたものは8本(既に6本は法律として成立)です。今後、いくつかの法律案が提出される可能性も大きいのですが、それにしてもスローペースではないかと思えてきます。
私が気になっているのは、内閣提出法律案第7号(第190回国会)の「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法及び財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律の一部を改正する法律案」ですが、衆議院のサイトにはまだ案が掲載されていません。
2つの法律の改正案ですが、後半の「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律」の改正がとくに気になります。公債の発行そのものについて、国会が複数年度分をまとめて事前に承認するような内容ですので、懸念材料もある訳です。具体的な発行上限額は毎年審議されるので、かろうじて許容される範囲内なのではないかということになります。
そして、平成28年度税制改正に関連する法律案がまだ提出されていません。もっとも、直近数年間の例を見ても、1月中に提出されたことはあまりないようです。2月に入ってから、ということでしょう。
なお、与党税制改正大綱は昨年の12月16日に、政府税制改正大綱は24日に出されており、ネットで参照できます。また、与党税制改正大綱は税理2016年2月号(59巻2号)の巻末付録7頁以下に掲載されていますから、他の税務関係雑誌も同様でしょう。
私のサイト「川崎高津公法研究室」に「講義用資料・スライド」として、担当講義で使用したプリントやスライドを掲載しておりますが、2015年度の講義がすべて終了したことに伴い、2月13日をもちまして削除いたします。
4月からは、2016年度の講義で使用または配布する予定のプリントやスライドを、順次掲載いたします。
また、後期末試験の問題につきましては、次の日程で掲載する予定です。
税法(大東文化大学法学部):1月27日
行政法1(大東文化大学法学部):2月2日
行政法1(国学院大学法学部):2月2日
少々遅くなりましたが、大東文化大学法学部の税法(月曜日3限)の後期試験の日程を記しておきます。
1月25日(月)の4限(14時~15時)
括弧内の時刻は解答開始時刻および終了時刻です。
私がこのブログに「漢字をしっかりと書き分ける」と題した投稿を行ったのが2014年1月10日で、次に「再び、漢字をしっかりと書き分ける」と題した投稿を行ったのが2015年1月10日、その続編は2015年1月11日です。
そして今年も、1月10日に同じテーマで投稿します。内容までほぼ同じものとなりますので恐縮ですが、やはり、教育に携わる者として、何度でも書いておかなければならないと考えました。
また基本法学概論(2年生向けのクラス授業)の小テストの話で、しかも「未遂」の「未」です。
よく見かけるのは、「未」と「末」とを取り違えている字なのですが、これと同じくらいに目につくのは、どちらの字なのか判別がつかないものです。
つまり、上の横棒と下の横棒が同じ長さで書かれている訳です。これでは何の字なのかわかりません。従って、解答者が「未遂」と書いているつもりであっても不正解となります。
常に思うのですが、小学校や中学校などで、漢字についていかなる教育が行われているのでしょうか。漢字練習帳や漢字ドリルのようなものはなくなったのでしょうか。あるいは、こうした教材は学校ではなく家庭での自習用のものかもしれませんが、そうであればいっそう深刻です。
また、単に書くだけではなく、意味を覚えさせることが重要です。そのため、ただ「未」なら「未」、「末」なら「末」だけを何回書かせても、あまり意味がありません。熟語、とまではいかなくとも、単語を書かせるとよいのです。たとえば、「未完成」などです。私は幼少時からクラシック音楽を好んでおりますので、シューベルトの交響曲第7番ロ短調を例に出していますが、他に「末広」など、いくらでも見つけられます。もし「未広」と書かれていたら、全く意味がわからないでしょう。せいぜい、「未だ広がらず」と解釈されるのが落ちでして、これでは縁起を担げません。
よく、「未」を含む名前の人を見かけますが、どういうつもりの命名なのか、不思議に思います。以前にも記しましたが、「未」は、漢文ならば「いまだ~(せ)ず」です。完成しなかったから「未完成」なのです。シューベルトが作曲を放棄せず、完成させていたら「未完成」ではなく「末完成」になる訳で、交響曲第8番ハ長調は、第7番との対比で「末完成」という日本語名を与えたほうがよかったかもしれません。
昨日に続き、後期試験の日程が決まったものについて、ここで記しておきます。今回は、国学院大学法学部の行政法1(金曜日4限)です。
1月29日(金)の4限(15時~16時)
括弧内の時刻は解答開始時刻および終了時刻です。
私が担当している講義のうち、後期試験の日程が決まったものについて、ここで記しておきます。いずれも、大東文化大学法学部法律学科の講義で、括弧内の時刻は解答開始時刻および終了時刻です。
①行政法1(木曜日1限)
1月28日(木)の1限(9時30分~10時30分)
②基本法学概論(木曜日2限、Aクラス)
1月14日の2限(10時55分~12時25分)
③法学特殊講義2B(財政法B)
試験は行いません。最終レポートの締め切り日については、後日お知らせします。
大きく変わりつつある渋谷駅周辺ですが、現在、銀座線渋谷駅の移設工事が行われています。その様子を撮影してみました。
東急百貨店東横店東館が解体されてかなりの時間が経っています。上の写真では左側、西館と南館の境界付近に、現在の銀座線渋谷駅がありますが、何年か後にはここでない場所に移ります。
銀座線で唯一の高架駅であるのが渋谷駅で、浅草行き(または上野行き)は、発車するとこの高架の上を走り、渋谷ヒカリエを右横に見て地下区間に入ります。そのヒカリエの手前、バスターミナルや明治通りの上に、駅を移設する工事が行われています。真下には東急東横線・東京メトロ副都心線の渋谷駅がありますし、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線の渋谷駅も近くにあります。既に東横線渋谷駅と田園都市線渋谷駅は一体化しています(東横線が地下化されるまでは改札口が別々でした)。
よく、渋谷駅が不便だと言われますが、渋谷駅より乗り換えが不便な駅は他にいくらでもあります。自分が慣れていないからと言って、ろくに他を調べずに簡単に批判や非難をするのが最近の傾向ですが(これはネットやツイッターなどの影響でしょうか?)、たとえば新宿駅で、都営大江戸線か京王新線・都営新宿線の駅からJR線か東京メトロ丸ノ内線に乗り換えようとすると、えらい目にあいます。JR線同士の乗り換えも楽ではないでしょう。大江戸線と丸ノ内線の乗り換えは、大江戸線の新宿西口駅のほうがわかりやすいですし、都営新宿線と丸ノ内線との乗り換えは新宿三丁目駅のほうが楽です。他の例としては大手町駅、東京駅などもあげられるでしょう。
宮益坂下交差点から渋谷ヒカリエの方向を見ます。橋の部分に駅が移ってくる訳ですが、マークシティの中にある上野検車区渋谷分室(要するに車庫)はそのまま残るのでしょうか。
工事が進展し、東口のバスターミナルもかなり変わりました。現在は西口のバスターミナルも工事中です。今後、どのように変化していくのでしょうか。