原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid
ブッチ&サンダンス。
今ではたくさんの相棒ものが映画やドラマで作られていますが、その元祖はこの映画と言えます。
1969年、アメリカで公開されたこの映画は西部劇が全盛だった時代の終わりごろに史実を基に作られました。
脚本、ウィリアム・ゴールドマン。あの「遠すぎた橋」もこの方の脚本です。
監督はジョージ・ロイ・ヒル。このあとスティングも監督されました。
主役のブッチ・キャシディは最初、スティーブ・マックィーンでサンダンスがポール・ニューマンでしたが、
スティーブ・マックィーンが降りたため、ポール・ニューマンがブッチをやることになりました。
サンダンスもジャック・レモンなどが候補にあがっていましたが、ロバート・レッドフォードが候補にあがったとき、
まだ無名だったことと、爽やかすぎる印象で20世紀FOXが難色を示しましたが、ゴールドマンとジョージ監督そして、
ポール・ニューマンが説得をしたそうです。
初共演のこのふたりですが、息の合ったコンビっぷりはこの後に作られたスティングでも発揮されています。
以下はネタバレの内容が含まれますのでご注意ください。
壁の穴強盗団のボス、ブッチ・キャシディにポール・ニューマン
ブッチの相棒で早打ちのサンダンス・キッドにロバート・レッドフォード
ブッチの恋人、エッタ・プレースにキャサリン・ロス。
ご存じ「卒業」のヒロインです。
ブッチ率いる壁の穴強盗団は列車強盗を繰り返し、とうとう最強のスーパー保安軍団に追われることになります。
カーチェイス、いえ、ホースチェイス?西部劇なので馬で追いかけっこですね。
相手の追跡に追いつめられ、崖から川に飛び降りる場面があるのですが、ブッチが「飛び降りるぞ」と言っても
なかなか飛び降りないサンダンス。「俺は泳げないんだ」と白状します。
「ここに居ても死ぬんだよ」笑いながらブッチがそう言うとふたりで飛び込みひとまず逃げ切りますが、
追手が最強の保安官と知り、ブッチとサンダンスはエッタを連れて南米に逃げる決心をします。
エッタ初登場の時に、ブッチと自転車に乗る場面であの有名な「雨にぬれても」原題、Rain Drops keep falling on my head
が流れるのですが、西部劇としては画期的な試みだと言われました。
この場面を観ると、エッタはブッチの事が好きなの?とも思うのですが、きっと二人の事が好きだったのかもしれません。
もしブッチとお付き合いしていたらサンダンスのことをこんな風に想うんだと思います。
対照的な二人に惹かれる気持ち、よくわかります。
さて、南米でも銀行強盗を繰り返しますが、ちょっとやばくなり真っ当に働こうとも考えます。
エッタが農場や牧場を経営したら?と提案しますが、ブッチが「あの仕事はきついし俺たちは若くないんだよ」
エッタは一緒に南米に行くとき「二人の死ぬ場面は見せないでね」と約束させますが、ブッチの言葉を聞いた時、
このふたりが足を洗うのは無理。そしてそのうちどこかで撃たれて死ぬんだわ」と思ったのかもしれません。
エッタはアメリカに帰ることを決心しました。
残された二人、今度は追いはぎをやり始めます。
途中、立ち寄った街で自分の馬とぶんどった馬を駐車しておいてね、と男の子に頼みお茶で一息。
だけど、ぶんどった馬についていた焼印から盗難されたことが判明し、警察に発砲され建物に避難しながら応戦。
弾が少ししかない。残りは馬に置いてある。
サンダンスに援護してもらいながら取りに行くブッチ。
頑張りますが、二人とも撃たれてしまい瀕死の重傷を負いながら建物に隠れます。
「下手な援護だな」
「お前の足が遅いんだよ」などといつものように文句を言いあいながら、
「次はオーストラリアに行こう。」
「女はいるか?」
「いるさ、よりどりみどりだよ」
既に周りは軍隊の1個小隊くらいの人数に囲まれてどうみても絶体絶命なのに、笑いながら明日の事を話したりします。
そして「さ、いつものように切り抜けようぜ」と二人は建物から飛び出し、そこで映画は終わります。
もう本当にこのラストシーンにやられたんですよ、私。
だってこれ、究極の相棒、究極の友情、究極の信頼関係でしょ。
もしかしたらこのふたりなら本当に切り抜けてどこかで相変わらずに生きてるんじゃないかとさえ思っちゃいます。
追いつめられて、収集つかなくなった相棒もののラストはみんなこれにしたらどうでしょうか(笑)
もっともっとこのふたりの共演映画、観たかったですね。
今となってはそれも叶わぬ夢ですが。
最後に、
雨にぬれても」の動画を見つけましたので置きます。
Rain Drops keep falling on my head
ブッチ&サンダンス。
今ではたくさんの相棒ものが映画やドラマで作られていますが、その元祖はこの映画と言えます。
1969年、アメリカで公開されたこの映画は西部劇が全盛だった時代の終わりごろに史実を基に作られました。
脚本、ウィリアム・ゴールドマン。あの「遠すぎた橋」もこの方の脚本です。
監督はジョージ・ロイ・ヒル。このあとスティングも監督されました。
主役のブッチ・キャシディは最初、スティーブ・マックィーンでサンダンスがポール・ニューマンでしたが、
スティーブ・マックィーンが降りたため、ポール・ニューマンがブッチをやることになりました。
サンダンスもジャック・レモンなどが候補にあがっていましたが、ロバート・レッドフォードが候補にあがったとき、
まだ無名だったことと、爽やかすぎる印象で20世紀FOXが難色を示しましたが、ゴールドマンとジョージ監督そして、
ポール・ニューマンが説得をしたそうです。
初共演のこのふたりですが、息の合ったコンビっぷりはこの後に作られたスティングでも発揮されています。
以下はネタバレの内容が含まれますのでご注意ください。
壁の穴強盗団のボス、ブッチ・キャシディにポール・ニューマン
ブッチの相棒で早打ちのサンダンス・キッドにロバート・レッドフォード
ブッチの恋人、エッタ・プレースにキャサリン・ロス。
ご存じ「卒業」のヒロインです。
ブッチ率いる壁の穴強盗団は列車強盗を繰り返し、とうとう最強のスーパー保安軍団に追われることになります。
カーチェイス、いえ、ホースチェイス?西部劇なので馬で追いかけっこですね。
相手の追跡に追いつめられ、崖から川に飛び降りる場面があるのですが、ブッチが「飛び降りるぞ」と言っても
なかなか飛び降りないサンダンス。「俺は泳げないんだ」と白状します。
「ここに居ても死ぬんだよ」笑いながらブッチがそう言うとふたりで飛び込みひとまず逃げ切りますが、
追手が最強の保安官と知り、ブッチとサンダンスはエッタを連れて南米に逃げる決心をします。
エッタ初登場の時に、ブッチと自転車に乗る場面であの有名な「雨にぬれても」原題、Rain Drops keep falling on my head
が流れるのですが、西部劇としては画期的な試みだと言われました。
この場面を観ると、エッタはブッチの事が好きなの?とも思うのですが、きっと二人の事が好きだったのかもしれません。
もしブッチとお付き合いしていたらサンダンスのことをこんな風に想うんだと思います。
対照的な二人に惹かれる気持ち、よくわかります。
さて、南米でも銀行強盗を繰り返しますが、ちょっとやばくなり真っ当に働こうとも考えます。
エッタが農場や牧場を経営したら?と提案しますが、ブッチが「あの仕事はきついし俺たちは若くないんだよ」
エッタは一緒に南米に行くとき「二人の死ぬ場面は見せないでね」と約束させますが、ブッチの言葉を聞いた時、
このふたりが足を洗うのは無理。そしてそのうちどこかで撃たれて死ぬんだわ」と思ったのかもしれません。
エッタはアメリカに帰ることを決心しました。
残された二人、今度は追いはぎをやり始めます。
途中、立ち寄った街で自分の馬とぶんどった馬を駐車しておいてね、と男の子に頼みお茶で一息。
だけど、ぶんどった馬についていた焼印から盗難されたことが判明し、警察に発砲され建物に避難しながら応戦。
弾が少ししかない。残りは馬に置いてある。
サンダンスに援護してもらいながら取りに行くブッチ。
頑張りますが、二人とも撃たれてしまい瀕死の重傷を負いながら建物に隠れます。
「下手な援護だな」
「お前の足が遅いんだよ」などといつものように文句を言いあいながら、
「次はオーストラリアに行こう。」
「女はいるか?」
「いるさ、よりどりみどりだよ」
既に周りは軍隊の1個小隊くらいの人数に囲まれてどうみても絶体絶命なのに、笑いながら明日の事を話したりします。
そして「さ、いつものように切り抜けようぜ」と二人は建物から飛び出し、そこで映画は終わります。
もう本当にこのラストシーンにやられたんですよ、私。
だってこれ、究極の相棒、究極の友情、究極の信頼関係でしょ。
もしかしたらこのふたりなら本当に切り抜けてどこかで相変わらずに生きてるんじゃないかとさえ思っちゃいます。
追いつめられて、収集つかなくなった相棒もののラストはみんなこれにしたらどうでしょうか(笑)
もっともっとこのふたりの共演映画、観たかったですね。
今となってはそれも叶わぬ夢ですが。
最後に、
雨にぬれても」の動画を見つけましたので置きます。
Rain Drops keep falling on my head