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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

シャーロック パイロット版

2013-06-29 08:39:53 | Sherlock
エピソード2の前に「ピンク色の研究、パイロット版」のお話を。


ドラマを制作するとき、まずパイロット版を作ってテレビ局側に「こんな感じ」と見せてからスタートする場合が
多いようですが、この「シャーロック」もモファットさんとマークさんは1時間のパイロット版を作りBBCに見せた時、
BBC側から90分で作ってねと言われたそうです。
60分を90分にするときに、制作側がただ単純に付け足して長くすることはしたくないと全て撮りなおしたため、
お蔵入りとなった「パイロット版ピンク色の研究」ですが、DVDの特典映像で観ることができます。
(動画サイトでも観れますが。。。)


ストーリーとしては、通る道が少し違うだけで出発点とゴールは変わらないです。まぁ当たり前ですよね(笑)
最初観たときまずびっくりしたのが、シャーロックがちょっと大学生っぽいイケメンな印象なんです。

行動もスマートだし男らしい感じなんだけど何というか今のシャーロックを観た後だと何か全然物足りない(笑)
断然今のほうが好きですね~。推理は天才だけど私生活は不器用なところが今の方がよく出ているように思います。
余談ですがベネディクトは新しいタイプのイケメンとどこかで言われてましたが、わかる!同感です。

シャーロックだけではなく、ほかの方も少しずつマイナーチェンジしていますね。
まずハドソンさん。221Bの1階にあるカフェはパイロット版ではハドソンさんが経営するサンドウィッチ屋さんでした。
そのせいか、かなり小奇麗な雰囲気です。が、ハドソンさんも今のほうが天然ぽくてかわいいかな。

あと、画像がないのですがアンダーソンとサリー・ドノヴァンも違いますね。ドノヴァンなんか制服警官だし。
それにひきかえ安定のジョン・ワトソン(笑)

しかも!マイクロフト@マークさんがいないです。まったくもって寂しいです。
パイロット版が公式じゃなくて本当に良かったです。
なので殺人現場からジョンがひとりで帰るとき、電話もならないし黒塗りの車も出てきません。
かわりにシャーロックが屋根の上にいます。何かこの場面すごくかっこいいっす。

ちょっと暗くてよくわからないですね、ごめんなさい
ピンクのスーツケースを探し出すところは本編と同じなのですが、よく見るとシャーロックがジーンズはいているんですよ。

何か新鮮。本編ではずっとスーツかシーツ(笑)ですからね。
アンジェロのお店ではキャンドル越しにジョンと会話してます。

ここで犯人が現れてシャーロックと対決するのですが何とシャーロックが薬を打たれてタクシーで連れ去られちゃいます。

様子が変だと気づいたジョンはタクシーを追いかけますがこの時に杖なしで走っています。隣がアンジェロ。

犯人がシャーロックを連れてきたのはベーカー街221B、シャーロックの家でした。

この後は、ほぼ同じ展開で進み解決していきます。

モファットさんたちは同じエピソードを撮りなおす機会はほとんど無いので良い経験だったと言ってます。
ベースはあるのであとは改善していくだけだから、と。
確かにロケ現場もセットもカメラワークも驚くほど良くなっています。
もちろんシャーロック自身もグレードアップしていると思います。すごいぞ、ベネさん。
この他にメイキングとジョン・ワトソン@マーティン・フリーマンとシャーロック@ベネさんのインタビューもありました。

いつみても安定しているマーティンといつみても顔が違うベネディクトさん(笑)

マークさんとモファットさん、スー・バーチューさんのインタビューもありました。裏話は本当に面白いですね。

シーズン3が観られるのはまだまだ先になりそうですけど関連した画像や動画、それにマークさんたちの
インタビューも出てきています。英語わからないので観てるだけですが(泣)
とにかくシーズン2の最終話でシャーロックがどうやって切り抜けたのか、
ジョンとどんな風に再会するのか、はやく観たいです。

最後にドラマの中では観られないシャーロックの満面笑顔。


画像ばかりでごめんなさい あ、いつも?

裏切りのサーカス その2

2013-06-28 12:08:17 | 裏切りのサーカス
Tinker Tailor Soldier Spy 続きです。


スパイを題材にしてるけど、派手なアクションも危険なスタントも撃ちあいも無い静かな映画です。
特に主役のスマイリーは己の経験と勘と頭脳を基に感情を荒げる事無く淡々と任務をこなしていくのですが、
その姿にいつの間に引き込まれていきます。渋く抑えた演技が光るゲイリー・オールドマンをはじめ皆さん本当に素晴らしいです。

ここから自分の整理も兼ねてあらすじを追いながら感想を書いていきます。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

1973年ロンドン。
英国諜報部「サーカス」のリーダー、コントロールがジム・プリドーを呼び出し、ハンガリー行きを命令します。
亡命を希望しているハンガリーの将軍から情報が聞き出せるかもしれないと考えジムを派遣します。
コントロールはMI6に潜む2重スパイの存在を疑っていました。
「誰も信じてはいけない」コントロールの言葉がこの先を示唆しています。

ハンガリーで将軍の仲介役と会うジムですが様子がおかしいので一旦その場を去ろうとした瞬間撃たれてしまいます。
仲介役はKGBでその場所もKGBの手先たちに見張られていました。

自分以外の人物がほとんど関係機関の人間だったんですよねー恐ろしい世界です。
ここではまだジムの生死はわかっていません。

「サーカス」の会議室では幹部が勢ぞろいしています。
責任を追及されたコントロールは右腕だったスマイリーとともに引退することになり、書類に署名をして去っていきます。
新しいリーダーはアレリンです。

ちょっと複雑な構造の「サーカス」内部を歩いて行くふたりを悲しい顔で見送るピーター・ギラムやコニーの姿がみえます。

門の前で無言で顔を見合わすふたり。これが最後の別れとなってしまいます。
辞職後コントロールは死亡します。死亡の原因は明確にされていませんが自殺かもしれないしKGBの暗殺かもしれないですね。

その頃、アレリンとブランドは「ウィッチクラフト作戦」のために経費を認めてほしいと英国政府の諜報機関監査役、
レイコンに掛け合います。作戦の要、情報提供者となるソ連の文化担当官、アレクセイ・ポリヤコフと密かに会うための
家の家賃なので公に出来ないと言います。

レイコンに緊急の電話がかかってきます。
リッキー・ターと名乗る男は自分の身元はピーター・ギラムだけに確認してくれと言います。

レイコンがギラムに電話をし、スマイリーを連れてオフィスに来るように言います。
(この時点でリッキーの存在はギラムには明かされていません)

コントロールやスマイリーの失脚でギラムさんも閑職に追いやられたんですよね。
このペン落としちゃった、は慣れないオフィスで落ち着かないよって事ですか?

リッキーから「もぐら」の存在を明かされたレイコンはスマイリーにモグラ探しを依頼します。
実はレイコンはコントロールから「もぐら」の話を聞いていましたが、「被害妄想」だと判断していました。
しかし、今回のリッキーからの話で信憑性が出てきたため調べることにしたようです。
元々コントロールやスマイリーの時代の遺産である事と今は外部の人間だからと説得されました。

スマイリーはギラムとコンビを組むこ事と警視庁のメンデル元警部もチームに引き入れる事を条件に承諾します。

ここから「もぐら」探しが始まります。
時間軸が過去にいったり現在に戻ったりするし登場人物も多いしウィッチクラフト作戦も含めた複雑な背景もあったりで、
状況の把握がかなり難しいのですが、気楽に楽しむ事も大切です(笑)

行動開始です。
ホテルアイレイを拠点にし、まずはコントロールの自宅を調査します。
しばらくするとギラムが何かを見つけたようでスマイリーのほうを振り向きます。

やっぱり襟を立ててるし(笑)
ギラムが見つけたものはチェスの駒にサーカス幹部4人の写真と名前がつけられていたものでした。

パーシー・アレリンはティンカー。ビル・ヘイドンはテイラー。ロイ・ブランドはソルジャーでトビー・エスタヘイスはプアマン。
おお!タイトルに繋がった。これだったのですね。
て、事はスパイはプアマン?とか思っちゃいましたけどね私。

場面は過去に戻りスマイリーの回想。
「サーカス」の会議室。アレリンがウィッチクラフト作戦で入手した情報がいかにもな内容なのでコントロールが問題にしています。
「西側が欲しがりそうな情報なのが怪しいけど本物かもしれないよ」とビルが中立の立場をとります。
アレリンは、入手先のポリヤコフの身元は秘密だとし最高機密にすることも既に政府にも了承を得ていたので上司である
コントロールの頭越しに進められていることに憤慨します。

そして現在。
チェスの駒はスマイリーもありました。
更にKGBの大物「カーラ」の名前の駒もあったのをみたスマイリーはギラムにサーカスに保管してある退職者の一覧と
アレリンの下で再編成された組織図をとってきてくれ、使われた経費の詳細もだ、と指示をします。
ぶっちゃけ泥棒してきてねって命令ですよね、これ。
ドキドキと本部に入りキョキョロと厳重に保管されているキャビネットから書類を抜きとり「はー」とエレベーターで
うな垂れていると後ろにいたブランド(ソルジャー)が話しかけてきます。

内心「ひえー」のギラム君、その場を凌いで立ち去ろうとすると更に「どこに行くんだ?」と聞かれて「ランチ」と
答えると「一緒にいく」とブランドがくっついてきます。

ここでこの場面は終わるのですが、実はこのあと二人のランチシーンも撮影されていました。カットされたんですね。
ブランドが「職場に秘書たちがコントロールを恋しがってパーシーをこけにしてる。当分期待できないな」
ギラム君が「何を?」と聞くと「忠誠心」と返ってきます。

そして「タバコあるか?」とおもむろにギラム君のジャケットを探り慌ててギラム君が「そっちじゃない」とジャケットを取り返します。
彼らはギラム君が何か嗅ぎまわっている事を感づいているようで、この時もギラム君が何か持ち出したんじゃないのか?と
言わんばかりにジャケットをごそごそしたりしてギラム君を脅してるような場面でした。
この時の動揺を隠して平静を装うギラムくんですが、何気なくキョドった表情作るの、この人は本当ににうまいですね。

このシーン何でカットしちゃったんでしょうね、もったいない。
サーカス幹部がこの頃から既にギラム君を疑っていた事、そしてコントロールのカリスマ性がよくわかるシーンなのに。

退職者リストを見ているとコントロールとスマイリーが辞めた2週間後にコニー・サックスが退職したと記録にあったので、
スマイリーは彼女の訪ねるためオックスフォードに向かいます。

外務英連邦大臣とレイコン次官がスマッシュで運動しているところへ、アレリンが現れます。
アメリカの情報機関に接触することに消極的だった大臣を説得しにきました。
「ウィッチクラフト作戦でアメリカの価値のない情報をソ連に流しソ連から重要機密を流させます。なのでアメリカの情報機関と情報を共有することが重要なんです。これからはアメリカと関係を築いていかなければなりません」
その言葉に大臣は了承します。

コニー・サックスを訪ねるスマイリー

彼女は退職したのではなく解雇されたと言います。
在ロンドン大使館に文官として着任しているポリヤコフが文官ではなく軍人だということを突き止めアレリンに報告します。
カーラが元軍人を集めて組織を作り「もぐら」として潜り込ませているという噂が真実だという確信を持ちます。
しかしポリヤコフはウィッチクラフト作戦でソ連とのパイプ役を務めていたので報告を一蹴し、さらに解雇してしまいます。

コニーは昔を懐かしむように写真を出してきてスマイリーに見せます。
そこにはジム・プリドーとビル・ヘイドンの仲良し写真もありました。


そして場面は再び過去に遡ります。サーカスのクリスマスパーティでした。
みんなが楽しそうに歌をうたいながら歓談しています。

最愛の妻、アンとスマイリー。

ギラム君も楽しそう。

ちょっと怪しい雰囲気のジムとビル・ヘイドン。

そしてアンさんにちょっかい出す気満々のヘイドンさん。

今はもう集まることのできないメンバーがそれぞれ抱えてる思惑を胸に秘めてこの時だけは楽しんでいる、
そんなせつない場面ですが、もう既に悪夢は始まっているんですよね。

その3に続きます。


Band of Brothers Part Five 岐路 前編

2013-06-26 12:18:45 | Band of Brothers
原題:Crossroads

今回はトム・ハンクスさん監督です。
そのせいか、このエピソードはほかのエピソードとはかなり雰囲気が違うように思います。
時系列が前後したり、休暇中のウィンターズさんに戦闘場面をフラッシュバックさせたりします。
ウィンターズさんのフラッシュバック部分は原作には出てきていないのでオリジナルかもしれませんが、
個人的にBOB、いえウィンターズにはこの種の感傷的な部分はあまり必要ないかなーとは思ってます。

「リーダーは先陣をきるべきだ。例え困難な任務であっても。」
インタビューでのウィンターズさんの言葉です。
E中隊の隊員は口をそろえてウィンターズさんのリーダーシップを称えています。
「俺に続け」いつもウィンターズさんはそう叫び自ら前に出て隊員たちを引っ張っていったそうです。

そんな優秀な指揮官を上層部が見過ごすはずもなく取り上げられ階級があがれば本人とE中隊が望まなくても
直接指揮をとることは許されなくなり次第に前線から遠ざかっていきます。
今回はE中隊を直接指揮するウィンターズさんの最後の雄姿です。



1944年10月17日オランダ、シューンデルロクト。
朝から上層部に呼び出されたウィンターズさん、「起きろよルイス」とニクソンを起こします。

「ニクソンは本当に朝寝坊なんだよ」
この日もなかなか起きないニクソンにコップの水をぶっかけますが実は前の日の夜に無精したニクソンが
コップをトイレ代わりにして置いてあったものなので、ニクソンが枕をぶつけて抗議をします。子供か(笑)
ふたりのじゃれあいは可愛いくて大好きです。
この二人、性格も育った環境もまったく違うのに出世も一緒の親友っつーのがツボなんですよね~。
もちろんこのふたりもノンフィクションです。


シンク大佐がアルンヘムの英軍残兵を救出するようハイリガー中尉に命令します。
名付けて「ペガサス作戦」
そしてウィンターズには10月5日の戦闘報告書を出すよう命令します。


ウィンターズはひとりタイプを打ちはじめ、ここから回想シーンとして過去に遡ります。



マーケット作戦のあと、E中隊は北のライン川下流と南のワール川のあいだの「島」と呼ばれる5キロの地域でした。
近くに船着き場があり四方を堤防で囲まれていました。
小屋で待機するE中隊でしたが斥候に出ていたアレイ重傷を負い戻ってきました。
同じく斥候に出ていたリープゴッドが近くにドイツ兵がいたのに気が付かず、声を出してしまったため撃たれたのでした。
ドイツ兵が近くにいる。
すぐにウィンターズはウェルシュに伝令出したあと第1分隊を招集し偵察に出ます。


慎重に進んでいくとドイツ兵が撃つM42の音が聞こえました。
ウィンターズは隊員たちを待機させひとりで様子を見にいきます。相変わらず危険なことは自分でやっちゃう人です。
ドイツ兵を見てとったウィンターズは隊員たちに合図を送り迫撃砲を配置させます。
ここからウィンターズさんはテキパキと的確に指示を出しまた自ら先頭にたって進んでいきます。


夜が明けても撃ちあいは続きます。
ウィンターズさんは一旦先頭から離れ一生懸命作戦を練ります。

ドイツ兵は土手の上にいますがE中隊は下の溝にいるため、見つかれば簡単に包囲されてしまいます。
作戦が決まり隊員たちに指示を出し再び戦闘開始です。

こんな内容の報告書をタイプで打っているとニクソンがお酒を取りに顔を出します。
実際ニクソンはすご大酒飲みで後にウィンターズさんも「ニクソンはアル中だよ」と言っています。

「酒やめようかなー」などと零しつつ「報告書は簡潔でいいんだよ」などとアドバイスも。
なんて、こんな場面は割愛してもいいのですが、この二人のやりとりがいつも可愛いのでついつい注目してしまいます(笑)


突撃の準備をする隊員たち。

合図とともに突撃開始ですがここでもウィンターズさんはひとり先陣を切って走り出します。
堤防を駆け上がるとひとりの若いドイツ兵と目が合い一瞬躊躇しますが、すぐに倒します。


後編に続きます。

裏切りのサーカス その1

2013-06-23 01:47:06 | 裏切りのサーカス
原題: Tinker Tailor Soldier Spy 「ティンカー テイラー ソルジャー スパイ」

略して「TTSS」
タイトルが長い!しかも意味不明、邦題も更にまったく意味不明。
サーカスって何?サーカス団の話?映画を観るまではほんとにそう思っていましたよ、私。

この映画、初めはベネディクト目当てで観たのですが観てびっくり!面白かったです。観てよかった。
でも、背景も人物相関も難しくて・・・最初観たときはあまり理解できずに終わってしまいました
もちろん、そこを理解できなくても発端と結果はちゃんとわかるし、人物たちの駆け引きも面白いので
ぐいぐい引き込まれていくのですが、そうなるともう一度観たくなるじゃないですか。
で、すぐに二度目の鑑賞。
今回は結果を踏まえて観ているわけですが、初回でわからなかったいろいろな仕掛けがよく見えてきて更に面白い。

「一度目あなたを欺く、二度目真実が見える。」
この映画のキャッチコピーですが意味がわかりました。その通りです。

元MI6のジョン・ル・カレ原作、制作総指揮で2011年公開、日本では2012年に公開されています。
内容を1行で言うと「英国諜報部に2重スパイが潜んでいる。裏切り者は誰だ?」だと思います。

↑この中の誰かがスパイなんです。
時間ができたら原作も読みたいですね。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


背景は1970年代、東西冷戦下。英国諜報部MI6、通称「サーカス」とソ連のKGBとの情報戦が繰り広げられていました。
主な人物紹介です。
ジョージ・スマイリー@ゲイリー・オールドマン
「サーカス」幹部のひとり。リーダー「コントロール」の右腕。

ゲイリー・オールドマンは「レオン」の時のイメージが強いのでこれを観たときは年とったなーと。
渋いおじさまになりましたね。ハリー・ポッターにも出てたらしいのですがうーん、あまり記憶にないです。

コントロール@ジョン・ハート
「サーカス」のリーダー。「もぐら」の存在をいち早く察知して動きますが阻止されてしまい失脚。
スマイリーとともにサーカスを引退しますが、すぐに死亡。

聞いたことあるお名前だなーと思っていたらエレファントマンを演じた方なんですね。

ビル・ヘイドン@コリン・ファース
「サーカス」の幹部。コントロールが名付けたコードネームは「テイラー」
スカルプハンターのジム・プリドーとは親友であり愛人であったとも。
スマイリーの最愛の妻、アンと不倫関係になっています。

まさかコリン・ファースが出ていたとは 相変わらず可愛いなー。50過ぎたおっさんに「可愛い」もアレですが。
何でしょうねー、表情もしぐさもとても可愛いという形容詞になってしまう不思議な魅力を持っています。
ベネディクトとのツーショットは私にとってはハーレム状態(笑)

ハーレムその2


ジム・プリドー@マーク・ストロング
冒頭でコントロールにハンガリー行きを命令されたのをきっかけに巻き込まれてしまう「サーカス」スカルプハンター。
スカルプハンターとは「首狩り人」で殺人とか脅迫などを行う、実働部隊だそうです。汚れ仕事専門て事でしょうか。

ビル・ヘイドンとツーショットの写真も出てきますが、親友というより恋人説が多いです。
ビルが同性愛者だという事もあるのかもですが、恋人のほうが後々しっくりくるように思います。

ピーター・ギラム@ベネディクト・カンバーバッチ
「サーカス」スカルプハンターの責任者でリッキー・ターの上司。
水面下でスマイリーと「もぐら」探しをします。公式サイトにスマイリーから絶大な信頼を得ていると書いてありましたが、
ギラムがスマイリーを崇拝しているほうが正しいと私も思います。
同性愛者で一緒に住んでいる彼氏がいます。(何故同性愛者設定??)

最近ベネさんの人気とマスコミ露出度がすごいです。現代版シャーロックの人気もさることながら、
ハリウッド映画「スタートレック イン・トゥ・ダークネス」に出演したのも大きいんでしょうね。

リッキー・ター@トム・ハーディ
「サーカス」スカルプハンターでギラムの部下。
イスタンブールで活動中、行方不明に。KGBに潜む2重スパイから「もぐら」の存在を知らされ、陰謀に巻き込まれていきます。

「バンド・オブ・ブラザーズ」がデビュー作とありましたが、私としたことがまったく記憶にないんです。
しかも「インセプション」のイームス役で知名度を上げたそうですが、イームスって誰??どうしよう全然覚えてないわ。
インセプションは映画館で2回、DVDで3回も観たのに。。。。私の中のHDD壊れてる?

パーシー・アレリン@トビー・ジョーンズ
「サーカス」幹部。コントロール引退後リーダーになる。
KGB幹部を情報提供者とした「ウィッチクラフト作戦」を推進する人物。コードネーム「ティンカー」

「アメージング・グレイス」にも出てましたね。個性的だから出てくるとすぐわかる(笑)

ロイ・ブランド@キーラン・ハインズ
同じく「サーカス」幹部。コードネーム「ソルジャー」

この方も「アメイジング・グレイス」に出ていました。しかもトビーさんと仲良しでした。

トビー・エスタヘイス@デヴィッド・デンシック
「サーカス」幹部・コードネーム「プアマン」
スマイリーの後ろ盾で今の地位に就くがスマイリー引退時には平気で「バイバイ」と手を振っちゃう、
時の権力者を渡り歩くタイプ。どこにでもいる「スネ夫」くんです。


コニー・サックス@キャシー・バーク
「サーカス」調査課に所属する優秀な捜査官。真実に近づいてしまったためコントロール、スマイリーとともに
引退を余儀なくされる。良き時代のサーカスを知る人物でお母さん的存在のようです。


イリーナ@スヴェトラーナ・コドチェンコワ
KGBの女スパイ。イスタンブール活動中リッキーと出会い恋愛関係に。
リッキーに「もぐら」の情報と引きかえに西側の亡命を希望するがKGBに知られてしまい後に死亡。

それにしても東欧の女性って美人が多いですよねー。

主要人物はこんな感じです。こうして見ると本当に多いです。名前もよく覚えられないので最初はここで混乱するんですよ。
相関図はこれです。小さくてごめんなさい。これを見れば背景がかなり理解できます。


その2からあらすじになります。

シャーロック ピンク色の研究 Part6

2013-06-22 12:08:26 | Sherlock
原題:「Study in Pink」Part6


外資に勤める友人と英語について話したとき、
「イギリス英語はカタカナ英語と紙一重なの。下手な人がイギリス英語を話すとほんとに下手に聞こえるから、
ちょっと巻けばカッコがつくアメリカ英語の方が好きなの」と友人が言っていて何か納得。
「Shut Up」はアメリカは「シャラップ」だけどイギリスは「シャットアップ」
「I Can」はアメリカは「アイ キャン」でイギリスは「アイ カン」なんですよね。
私は巻けないからイギリス英語を覚えるかな(笑)

以下、結末とネタバレを含みますのでご注意ください。


タクシーの運転手はそっとシャーロックの携帯に「ついてこい」とメールを打ちます。
シャーロックは「ちょっと外に出てくる」とだけ言い、運転手の後を追います。

「警察を呼ぶぞ」というシャーロックですが、
「俺がちょっと話しただけで彼らは自ら毒を飲んだ。今俺が警察に捕まれば方法は永遠に謎だよ。あんたは知りたいはずだ」
巧みにシャーロックの好奇心を突いてきます。そして好奇心が勝っちゃったシャーロックはタクシーに乗り込みます。
走るタクシーの中でシャーロックは探りを入れつつ話しながらもちゃんと運ちゃんの分析をこっそりしたりしています。

着いたのは、とある専門学校の寄宿舎。左右対称の建物。

同じころ、タクシーに乗り込むシャーロックを観ていたジョンは携帯のGPSが場所を示すのを観て後を追います。

そして、いよいよ対決です。


カプセルが入った小瓶をふたつ出し、
「どちらかひとつに毒が入っている。それを相手に選ばせ飲ませる。もちろん俺も残った方を飲むんだ」
この対決する場面。もちろんシャーロックと犯人の対決ですが、同時にベネディクトと犯人役のフィル・ディビスさんとの
演技対決な感じで、観てる方を固唾をのんで見守りたくなります。それくらい熱いです。



犯人の動機は動脈瘤のため余命わずかな事、子供たちにお金を残したいこと、そして犯行を行えば報酬を出すと言われたこと。
そして、その申し出はシャーロックのファンを自称していたこと。
「ファンとは誰だ?」シャーロックの問いかけに答えはありませんでした。
その頃、追いついたジョンですが、隣の建物に入ってしまい窓越しに状況を把握します。


犯人の巧みな誘いに、とうとうシャーロックはひとつの瓶を選択し、カプセルを手に取ります。
飲もうとしたその瞬間、銃声とともに犯人が倒れます。

シャーロックはすぐに窓の向こうの建物を見ますが、すでに誰もいませんでした。


瀕死の犯人にシャーロックは、「僕のカプセルは正解だったか?」と問いただします。気になるんですね。
もちろんそれも答えは返ってこなかったので「スポンサーは?僕のファンだというのは誰だ?」と今度はちょっと力づくで問いただすと
「モリアーティ」という名前が返ってきました。ここでモリアーティですよ。

警察が到着しレストレードとシャーロックが犯人を撃った人物が誰なのかを探ります。
「ピストルであの距離で命中させるのはかなり射撃の名手」
「手が震えたりしない戦いに慣れた人」
「軍歴のある人、豪胆で・・・・・・・」


そう言いかけてあることに気づいたシャーロックは「何でもない、今のは忘れて」とすぐにその場を立ち去りジョンのもとへ。
「Good Shot!」

「中華食べに行こう」と話しながら現場を後にしようとしたときジョンが「あの男、今日会った男だよ」
「知ってるよ」そう言ってシャーロックと謎の男が話し始めます。
二人で殺伐とした会話をしながら「彼はマイクロフト。僕の兄だよ」とジョンに紹介(?)します。
「政府の仕事をちょっとしている」というマイクロフトですが、「政府そのもの」とシャーロックが表現するとおり
かなりの権力を持っていそうです。現時点ではあまり明らかにされていませんが、イギリスの重要人物かもしれません。


最後にジョンのブログにはモリアーティの事が記載されています。
Moriarty. I've never heard of it and neither has Sherlock. Of course, he loves it.
He thinks he's found himself an arch-enemy. He's a strange child.
宿敵に対してわくわくしているシャーロックに「変な奴」と言ってる感じですか?かなり意訳です。。。すみません。

全部で90分のテレビドラマですが本当に内容が濃いですね。無駄なシーンがほとんど無いんです。
私は聖典を読んだことがないのですが、マニアに嬉しい細部にたくさんのこだわりがあるそうです。
うーん、読んだ方がいいんでしょうか(笑)

EP2「死を呼ぶ暗号」原題:The Blind Banker に続きます。