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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

The Child in Time その2

2018-01-31 07:48:10 | The child in time
The Child in Time

Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)

Previous → The Child in Time その1
Next → The Child in Time その3



早くもいい加減な訳になってきました。
前回、ベネディクト演じる男性をスティーブと書いていましたが
正しくはスティーブンです。ンが抜けてしまいました。

チャールズさんは多分政治家で、スティーブンは児童文学の作家のようです。

続きです。


C:君も知ってると思うけど、僕は政界を引退するよ。
サイドビジネスで出版をやるよ。

驚くスティーブン

S:なぜそんなことを?
C:引きこもるんだ。
T:田舎に行くの。しばらくは奮闘すると思うけど。
S:決定か。
君が国を動かす仕事を断念しようと構わないけど、でも、どうして本なんだ。どうして僕なんだ。
C:1日18時間働いた20年、チャールズをつまらなくした。
S:だけど君はその18時間を崇拝してきたじゃないか。
T:彼はまだ首相にも話していないの。あなたはすごく特別なのよ。


ここでチャールズの電話が鳴ります。

C:すまない、電話にでないと。ニューヨークからだ。

電話で話始めます。

C:ジョージ・・・わかった、10秒で移動するよ。

チャールズが席を離れます。
その姿をじっと見ているスティーブン。

T:彼はすべてを手放す必要があったの。
S:彼は病気じゃないよね?
T:違うわ。疲れただけ、ただそれだけなの。チャールズでいることや責任を負うことに。
訪ねてきてね。国を離れるわけじゃないから。
S:そうだね、だけど誰が僕の面倒を?
誰が僕を美味しくて贅沢なディナーに連れ出して酔わせてくれるの?
T:別の友人を見つけるべきね。
その人はきっとあなたがどうしているかを週ベースで私に聞いてくるわよ。
S:毎週ジュリーと話を?
T:彼女に会いに行きなさい。
S:招待されるのを待ってるんだ。
T:あなたの電話を待っていると思うわよ。
人生が終わるまで、お互いを避けるつもりとか?
電話しなさいよ。


チャールズが戻ってきました。

C:おい。振り返るなよ。だがテーブルの向こうにジャム・ローリー・ポーリーがあるぞ。

振り返るテルマ。

C:振り返るなって言っただろう。
S:ニューヨークはどうだった?
C:最悪。本当に最悪だよ。もう俺の問題じゃなくなるけど。


S:第二の人生に。

スティーブンがグラスを掲げ、乾杯します。


夜道を歩く無表情なスティーブン。


するとスティーブンの手を小さな手が握ります。

「しっかり掴むんだ。」スティーブンは言います。

場面は過去に戻ります。
ケイトとスティーブンが手をつなぎスーパーに買い物に行きます。

S:その上着だとちょっと寒くないか?
K:大丈夫。
S:そう?ならいいけど。
K:パパはバカだから雨が降ると思ったんでしょ。


スーパーでケイトが乗るカゴを押しながら商品をカゴに入れていくスティーブン。

K:もっとスピード出せる?
S:どのくらい?すごく速く?
K:うん。

S:バカみたいに、とんでもなく、スピード違反するほど速く?
K:うん。
S:髪が風になびくほど速く?
K:うん!

S:わかったよ。周りに人がいなくなったらね。

スティーブンは周りを見ます。

S:よし、今だ、行くぞ!

カゴを押しながら走り出すスティーブン。
ケイトが楽しそうに笑っています。


レジに並ぶスティーブとケイト。

S:ケイト、じっとして。パパを待ってて。

ちょっと飽きているのかケイトは入口近くにある本棚の前に座ります。


スティーブはレジのスタッフに「教育バウチャーは集めてる?」とか
いろいろ質問され、時間がかかっています。
スティーブはケイトのほうを何度も見ながらレジでお金を払っていますが
何度目かに見た時にケイトの姿はありませんでした。


スティーブは懸命にケイトを探します。

「誰か少女を見ませんでしたか?4歳で黄色いコートを着てたんです。」

何度も叫び、彼女の名前を呼びます。


続きます。

ベネディクトと女の子の場面はとても可愛いだけに辛いです。
でもバッドエンドではないようなのですよ。

キングスマン: ゴールデン・サークル

2018-01-28 22:36:42 | 映画+アクション
Kingsman: The Golden Circle

Directed by Matthew Vaughn
Produced by Matthew Vaughn David Reid Adam Bohling
Screenplay by Jane Goldman Matthew Vaughn
UK USA/2017

毎日寒いですね。
昨日、友人たちと新年会ランチをしに丸の内に出かけたら
ラグビーワールドカップのイベントをやっていました。
来年日本で行われるため盛り上げようと頑張っています。

実はうちの映画部員のごるちゃんとRちゃんはラグビーの大ファン。
そのイベントにもしっかり参加していました。

私が渡英した時にワールドカップがイギリスで開催されていました。
あれから3年が経とうとしているだなんて時のたつのが早すぎます。

この日の夜、やっと見てきましたキングスマンGC。
ネタバレあらすじ感想をまとめます。


ネタバレしていますのでご注意ください。



1を観てなくても楽しめるそうですが、1を踏まえたセリフやジョークが多いし、
エグジーとハリー、そしてキングスマンの背景を知っていた方がより楽しめます。

なのでまずは1のおさらいから入りたいと思います。

キングスマンとは。
一見高級テーラー、その実態はどこの国にも属さない独立した私立スパイ組織です。
スーツが鎧がモットーです。


キングスマンの武器一覧。


スパイなのでそれぞれコードネームがありますがキングスマンは「アーサー王」に因んでいるようです。
コードネームは後継者にずっと引き継がれていきます。

組織を統括しているのが「アーサー」
1ではマイケル・ケインでした。


ハリー・ハート演じるコリン・ファースのコードネームは「ガラハッド」
円卓の騎士のひとりですね。

これはコリン・ファースのための映画なんじゃ、と思ったくらいスーツがお似合いすぎます。

マーク・ストロング演じる「マーリン」はエージェントではなく、007でいうところの「Q」的な存在で
「魔術師マーリン」に因んで彼らを導く立場にいます。


そして、タロン・エガートン演じるエグジーの父親を昔ハリーがキングスマンにスカウトした人物ですが
ミッション中にハリーを庇って死んでしまいます。
その恩があり、ハリーはずっとエグジーの成長を見守ってきました。


ある日、つまらないことで逮捕されたエグジーはキングスマンの正体を知らぬまま
ハリーに保釈をしてもらいますがパブでちんぴらに絡まれてしまいます。
この場面に登場するのがあの有名なセリフです。


Manners(マナーが)


maketh (作るんだ)


man.(人間を)

元は「Nurture and good manners maketh man.」(教育と行儀作法が人をつくる)という諺みたいです。
ここで傘が大活躍。
英国人はスーツと傘が似合いますね。
マイクロフトの傘もこのくらい仕掛けがあると思っていましたけどね。

エグジーの素質に気がついたハリーはエグジーをキングスマン候補生としてテストに参加させます。

右端がエグジー、その隣が後のランスロットのロキシー。中央が2でも登場するチャーリー。

犬をパートナーとして育てる訓練があります。
エグジーはパグ犬を「JB」と名付けます。


最後のテストはその犬を撃ち殺す、というものでした。
それができなければ失格。しかしエグジーが引き金を引けず合格したのはロキシーでした。
実は空砲だったんですけどね。ハリーもこのテストをクリアしています。
今回、重要な役割を果たすハリーのミスター・ピックル。


1の悪役はサミュエル・L・ジャクソン。


ハリーはサミュエル・L・ジャクソンに撃ち殺されてしまい、
エグジーが「ガラハット」としてランスロットとともにマーリンの指揮のもと世界を救います。


駆け足ですが1のあらすじでした。
Yam Yamさんが以前感想をお書きになっておりますのでご参照ください。
映画 ”Kingsman” 感想
(Yam Yamさん、事後承諾になりすみません。リンク貼らせていただいています。)

そして、ゴールデン・サークルです。

ここからネタバレあります。



冒頭、テーラーから颯爽と登場したエグジーですが謎の集団に襲われてしまいます。
エグジーを襲ったのはキングスマンの訓練で一緒だったチャーリーでした。
何とか凌いだエグジーですが、キングスマンのシステムをハッキングされてしまい、
世界中のキングスマンもエグジーのところにいた友人やJB、ランスロット、
そしてキングスマンの本拠地であるテーラー、そこにいたアーサーも(今回はマイケル・ガンボンでした)
一斉に襲撃され全員死んでしまいます。

初っ端からすごい展開です。
1から引き継いだものが全部消えてしまいました。ショック。

前回サミュエルさんに拉致されていたスウェーデンの王女を覚えていますか?
彼女を救ったエグジーはそのまま交際していたようで、
襲撃されていたとき、スウェーデン国王夫妻と会食をしていたので難を逃れました。

今回の悪役はジュリアン・ムーア演じるポピー・アダムズ。
チャーリーは彼女が救った巨大麻薬組織「ゴールデンサークル」の一員でした。

最近の大女優は悪役を演じるのが流行りなのでしょうか。
シンデレラではケイト姐さんが、パディントンではニコール・キッドマンが悪役を演じていました。

ポピーはベトナムにアメリカンなポピーランドを構え、
ダイナーではミスをした部下を粉砕機に入れミンチにして作ったハンバーガーを
新しい部下に食べさせるというサイコっぷりを発揮。

私はハンニバル好きなので耐えられましたが結構トラウマになりそうな場面でした。
もちろん、前作同様明るく粉砕しています。
前作は首に埋め込んだチップが派手に爆発しみんなの首が飛ぶのがシュールでしたが
今回はね・・・


消えてしまったテーラーの前で立ち尽くすエグジー。
エグジーの前にマーリンが現れます。彼は無事でした。

「最後の審判の日」を実行することになったふたりはケンタッキーにある「ステイツマン」に行き
そこで死んだはずのハリーと会うことになります。

驚くふたり。

ハリーを救ったのはステイツマンのエージェントたちでした。
しかし後遺症で記憶がなくなっていました。
そんなハリーの記憶を取り戻そうとエグジーはミスター・ピックルと同じ種類の子犬を持ってきて
ハリーの目の前で撃とうとするショック療法を実行しますがそれが功を奏し記憶を取り戻します。

ステイツマンの「ジンジャー」役はハル・ベリーでした。

そしてポピーを倒すべく「ステイツマン」と協力します。


ポピーのアジトに向かう3人。


途中、エグジーが地雷を踏んでしまいますがマーリンがエグジーの身代わりになり
ポピーの警備を道連れに吹き飛ばされてしまいます。

マーリーーーーーン!!!!そんなーーーーーーー!!!!


ハリーとエグジーは警備たちをすべて倒しますが獰猛なロボットの犬が立ちふさがります。


ふたりのピンチを救ったのは囚われていたエルトン・ジョンでした。


かなり端折りましたが再び世界を救い、
ステイツマンを力を借りてキングスマンを再建することになります。

ラストはなんとエグジーと王女の結婚式でした。


前作の斬新さはあまり感じられませんでしたが面白かったです。
ですが私的にはかっこいいハリーが見たかっただけにちょっとショボンでしたが
前作では見れなかったエグジーとの共闘が見れたのは良かったです。


マーリン死ぬのはやめて欲しかったです。マーリン返して。
マーリンはカントリーロードを歌いながら警備をひきつけドカーンだったので
その日ずっと頭の中でカントリーロードがぐるぐるしてましたよ。

チャニング・テイタムもステイツマンのエージェントで出演していましたが
あまり出番はなくて、一体何だったんでしょうね。


そして。
結局、エルトン・ジョンが最強だったという。


まさか、サーがハリーたちを救うことになるとは思いませんでした。
ほとんどコントのような流れでしたけど、私はここが一番面白かったです。

ノリノリだわ。

続編の噂もありますが、私は無くてもよいかな。
マーリンもいないし、ハリーのかっこよさも微妙だったし。
ハリーとエグジーの関係も1のほうが好きだったし。

愚痴ってしまいましたが、
アメリカとの対比はとても面白かったです。
投げ縄、最高でした。
独特なアクションも前作よりパワーアップしていてとても楽しめた2時間ちょっとでした。


次回はパディントン・・・・行けるかな。

The Child in Time その1

2018-01-25 07:19:20 | The child in time
The Child in Time

Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)

Next → The Child in Time その2


2017年9月24日に放送された「時間のなかの子供」
9月でしたっけ・・・もうかなり前になるんですね。
評判が良くなかったのかあまり感想を目にすることはありませんでした。

購入したまま放置していていたDVDをやっと鑑賞。
しかーし、よくわからん。
映像だけで理解しようなんて甘かったのでポチポチと訳し始めました。
小説も読んだ方がいいかな、とAmazonで探しましたが高い!5千円近くするじゃありませんか。
なんで?絶版だから?
頼みの綱の原作本が手に入らないのは辛いわ。

まだ最後まで観ていないし、観たとしても難しそうなので
相変わらずのクオリティな拙訳でスタートしたいと思います。
挫折したらごめんなさい。
あらすじがわからないので違う方向に行ってしまいそうですが、
とりあえず少しずつ始めてみます。

誤訳等多々ありますがご容赦ください。
方向違ってたらお知らせください。(他力本願)


冒頭。
呆然とした表情で店から出てくるスティーブン。


パトカーに乗っています。
警官:私も一緒に行きましょうか?
S:ああ、いや、大丈夫。

警官:家に着いたら15分差し上げます。私はそのあとで家に入りますから。

家に入るスティーブン。妻のジュリーが待っていました。

J:時間かかったわね。捜索隊を出すところだったわよ。
あの子はどこ?

S:そこにいたんだ。そこにいたんだよ。
スティーブはケイトの部屋でそう言います。

J:スティーブン、あの子はどこ?

何かを察したジュリーが取り乱します。

S:さっきまでそこに。
J:どういうこと?
どういうことなの?あのこはどこ?今どこにいるの?



ノートPCに向かうスティーブン。
コップには歯ブラシが1本しかありません。

外出をするときスティーブンはドアに張り紙をします。
「not far away」(遠くない→近くまで出かけます→すぐ戻ります、のような意味?)

その時、後ろから男に声をかけられます。

男:気にしないでほしいんだけど、でもそれって留守にしてると公言しているようなものだよね。
その張り紙。その張り紙をみた人たちはあなたが留守だとわかるわけだ。
S:人たち?
男:ちょっと疑問に思っただけだよ、なぜ留守を公表するのか。

そう言うと男は去っていきます。
スティーブンは小声で「Fucking because Dick.」と答えます。

街を歩くスティーブン。
親子連れや女の子に目がいきます。


場面は変わりスティーブンはチャールズ、テルマ夫妻と食事をしています。


C:いいね、それで進めていけよ。
必要だと思う事はたくさん書けばいいよ、編集者が編集するから。
なあ、俺を信じろって、スティーブン。
何十万人もの子どもたちが、スティーブン・ルイスの最高傑作を待ってるんだから。
S:そうだといいけど。
C:本当だよ。
だが、君にしてほしくない事、それはケツに指を立てて座り、ミューズを待つことだ。
(すみません、よくわからない訳になっています。)


ウェイターにダックを注文するチャールズ。
テルマも「私も、それとソーダ水も。」と注文します。

S:僕は酔いたい気分だ。
C:悪いけど俺はダメなんだ。でも君が飲むのは止めないよ。
S:仕事?
C:リーディングだよ。
T私は美味しいお酒をあなたとね、スティーヴン。
と、テルマがグラスを掲げるとスティーブンは「サンキュー」と乾杯をします。


C:委員会の仕事は進んでる?
と、チャールズはスマホを操作しながら尋ねます。
S:うん。
T:起きてられる?
S:心を奪われてるよ。
C:気に入らなかったらやめろ。君はイメージキャラクターではあるけど。
S:そんな事ないよ。
C:勇気あるレポートが出版されたら、みんなが君との関係を吹聴するぞ。
S:そんなに関係している人はいないけど。
C:じゃあ、やめよう。俺は君に君自身を探り出すよう頼まれただけだからね。


続きます。

オリエント急行殺人事件

2018-01-22 07:35:36 | 映画 ミステリー・サスペンス
Murder on the Orient Express

Directed by Kenneth Branagh
Produced by Ridley Scott Mark Gordon Simon Kinberg Kenneth Branagh Judy Hofflund Michael Schaefer
Screenplay by Michael Green
Based on Murder on the Orient Express by Agatha Christie
2017 USA


本作のネタバレが含まれますのでご注意ください。




終わった時、思わず「ブラボー」と叫びたくなりました。
本当に本当にケネス・ブラナー最高!
普段の穏やかなポアロのやさしい目も良いのですが怒れるポアロの目がステキすぎました。


告白してしまうと私は原作を読んだことがありません。
さらに、映画も見た事なければポアロもちゃんと見ていたかというとそうでもなく・・・・
そんな人の感想なので原作や過去作品の比較はしていません。

やっぱり原作を読んでおけばよかったー、とちょっと後悔。
とはいっても有名なお話なので犯人が誰なのかは知っていました。
でもポアロが落としどころをどう見出すのかは知らなかったのでそこはワクワクしていました。

この落としどころは原作や映画、ドラマとも違うようですね。

監督のケネス・ブラナーに加えマーク・ゴードンやリドリー・スコットも
プロデューサーとしてクレジットされていました。
これだけでも私はワクワクです。

それではまずはあらすじから。

冒頭、エルサレムで事件を解決中のポアロさん。
バランスを重視し左右対称にもこだわる人物像が紹介されます。
この時にこの世には善と悪しかなくグレーは存在しないと言い切ります。

事件を解決し休暇のためにトルコに行きますが、
英国領事館から事件の依頼がありオリエント急行でロンドンに向かう事になりますが満席でした。
しかしトルコで再会した国際寝台車会社の重役、ブークのはからいで何とか乗る事ができましたが
ヘクター・マックイーン という男と同室になりました。
彼は隣室のラチェットというギャングで富豪の男の秘書をしていました。
ラチェットは誰かに脅迫されていました。


雪崩が起こり列車が脱線してしまう事故があり立ち往生してしまった夜に
ラチェットが何者かに殺され死体で発見されます。12か所に刺し傷がありました。
ブークから捜査の依頼を受けポアロは乗客ひとりひとりに話を聞きますが、
乗客たちそれぞれが背負ったドラマが浮き彫りにされていきます。

そして犯人は・・・・・


という、私の説明など不要なくらい有名なストーリーかと思います。

登場人物です。

右:ケネス・ブラナーasエルキュール・ポワロ:探偵
トム・ベイトマンasブーク:国際寝台車会社の重役。


ポワロはブークを助手に事件の捜査をします。
トム・ベイトマンはフェデラーに似ていると思うのですが誰も賛同してくれません(泣)

ここからネタバレです。





ラチェットの本名はカッセッティ。
その昔、富豪のアームストロング大佐の娘のデイジーを誘拐し殺した犯人でした。
妊娠中だったアームストロング夫人はこれが原因で早産し母子ともに亡くなってしまい、
大佐もあとを追うように自殺してしまいます。
ポアロは大佐から捜査依頼の手紙を受け取っていましたが間に合いませんでした。

そしてオリエント急行の一等寝台車の車掌を含めた乗客全員がアームストロング夫妻に関りがあり、
全員でカッセッティに復讐をしたのでした。

アームストロング夫妻との関係を整理しながら登場人物紹介の続きです。

左:ジョニー・デップasエドワード・ラチェット
諸悪の根源、カッセッティです。
右: ジョシュ・ギャッドasヘクター・マックイーン
ラチェットの秘書。
→アームストロング殺人事件でメイドを告訴した検事の息子。
メイドは無実でしたが追い詰められ自殺してしまいました。
父親の借金を背負ったり結構な苦労人。

ジョシュ・ギャッドは「美女と野獣」でル・フウ演じていましたが
あのごるちゃんが私に言われるまで気づかなかったんだぜー。

左:ジュディ・デンチasドラゴミロフ公爵夫人
フランスに亡命したロシア貴族。
→アームストロング夫人であるソニアの名付け親でありソニアの母親、リンダの親友。
右:オリヴィア・コールマンasヒルデガルデ・シュミット
侯爵夫人のメイド。
→アームストロング家の料理人。
最初に見た時、オリヴィア・コールマンだよね?と思いましたがあまり面影がないので
上映中ずっと オリヴィア・コールマンだよね?を頭の中で繰り返していました。


左:ミシェル・ファイファーasキャロライン・ハバード夫人
アメリカの未亡人。
→ソニアの母親で女優のリンダ・アーデン。デイジーの祖母でもあります。
右:ペネロペ・クルスasピラール・エストラバドス
宣教師。
→アームストロング家の乳母。
デイジーが誘拐された夜、彼女は酒を飲んで寝こんでしまったことを後悔していました。


左:デイジー・リドリーasメアリ・デブナム
家庭教師。
→デイジーの家庭教師。
右:レスリー・オドム・Jrasドクター・アーバスノット
医師。
従軍石当時は黒人が医師にあるには厳しかったが従軍時代にアームストロング大佐と知り合い
大佐のおかげで難関を突破できた過去がありました。
メアリと交際していましたがそんな時代なので誰にも言えない状況でした。

デイジー・リドリーは名優たちと並んでやはり影が薄い感じですがよく頑張ったのではないかと思います。


左:マーワン・ケンザリasピエール・ミシェル
オリエント急行一等寝台車の車掌。
→自殺したメイドの兄。
右:ウィレム・デフォーasゲアハルト・ハードマン
教授。
→探偵で自殺したメイドの恋人。
ウィレム・デフォーはホントにいろいろな映画に出てるし役柄もバラエティですね。


左:ルーシー・ボイントンasエレナ・アンドレニ伯爵夫人
精神的に不安定な伯爵夫人。
→ソニアの妹。
右:セルゲイ・ポルーニンasルドルフ・アンドレニ伯爵
すぐに手が出てしまうランボな伯爵。でも妻思い。
エレナの代わりにラチェットを刺してたと思います。

左:デレク・ジャコビasエドワード・ヘンリー・マスターマン
ラチェットの執事。
→アームストロング家の執事。
右:マヌエル・ガルシア=ルルフォasビニアミノ・マルケス
自動車会社を起業したセールスマン。
→アームストロング家の運転手・・・だったと思います。


本当は人物相関図を作りたかったのですが数日たつとほとんど忘れてしまう鳥頭なもので・・・・
映画を観たあとは映画部員に事件との関係を説明できるほどだったので
そのまますぐにメモとかすれば良かったのに私ときたらメモるまえにビールを飲んでしまったの。

一等寝台車にまさかのポアロ乗車で計画が狂ったためラチェット殺害時には
ラチェットを恨むギャングの犯行に見せかけようと様々な小細工をしますが
やりすぎて矛盾が生じそれがポアロを悩ませる結果となりました。

そしてラスト。

乗客全員が列車から降り長机に座る光景は最後の晩餐のイメージだそうです。
ここは原作通り2つの解答を話します。
まずは、彼らが狙った通りのギャング犯行説。
そして次にポアロは乗客全員がアームストロング家に関わっている推理を披露します。
真相を暴いたポアロにキャロライン・ハバード夫人、
つまりリンダが、計画したのは自分だからと罪をかぶります。

そしてバランスを重んじるポアロが事実を知った時にどう裁くのか。

事件の悲しい真相を知ったポアロですが見過ごすわけにもいかないと銃を差し出し、
自分を殺し口を封じろと言います。
この時にポアロの凛々しい事よ・・・・・はっ、いけない、話を戻します。
銃を手にしたリンダは自殺を図ろうとしますが、弾は入っていませんでした。

つまりポアロは決断を乗客に委ねたんですね。
ポアロを撃とうとした時は警察に真相を話しただろうと思われますが、
実際に警察に話したのは、ギャング犯行説でした。

食堂車いる乗客にその話をしたあと、ポアロは次の事件に向かいます。
それはエジプトでした。
これはナイルに繋がるのか?と思わせるようなワクワクするエンディングでした。
ケネス・ブラナーは本当に続編を考えているそうですが。

それにしても豪華キャストです。
最初に決まったのがジュディ・デンチだそうで、
あとは彼女をエサに・・・いえ彼女の吸引力で集結したとケネス・ブラナーが言っておりました。


久しぶりに本格推理ものを観た気分でした。(←失礼な・・・)
やはりミステリーは良いですね。ホームズとは違った面白さがありました。
続編にも期待です。


The Woman by John's Blog

2018-01-20 09:33:53 | Sherlock S2 JW's Blog
ジョンブログです。
ブログもベルグレービアはこれで終わりです。

元ソースです。
The Woman

12th March

The Woman

公職守秘法があるので事件の詳細は言えないが、
英国はひとりの女性、アイリーン・アドラーに危うく屈服させられるところだった。
彼女は今証人保護プログラム下にいるから2度と会う事はない。
シャーロックも納得しているようだ。

本当はそんなわけはないんだけど。でもそのうち解決するんじゃないかな。



23 comments

この更新に何の意味があるんだ、ジョン。
バカらしい法のせいで事件の詳細が言えないのになぜ更新するんだ。
Sherlock Holmes 12 March 11:32

状況を書いたんだ。本当の君をみんなに分からせるんだよ。
John Watson 12 March 11:35

どうやって?なぜみんな本当の僕を知りたいと思うんだ?
Sherlock Holmes 12 March 11:37

あなたたち、同じ部屋にいるのにメッセージで会話しているの?
Mrs Hudson 12 March 11:40

じゃあハドソンさんはどこにいるんですか?
John Watson 12 March 11:45

1階よ:)(ところでこれはhappy faceなのよ)
Mrs Hudson 12 March 11:46

僕たち、なんでこんな事をしてるんだ。
Sherlock Holmes 12 March 11:48

賢いじゃないの!これからはみんな顔を合わせての会話はなくなると思わない?
Mrs Hudson 12 March 11:50

それこそ人生において望んでいる事です。
Sherlock Holmes 12 March 11:55

腹減って死にそう。誰かブランチに行かないか?
John Watson 12 March 11:57

ブランチ!いいわね!
Mrs Hudson 12 March 11:58

僕は遠慮する。ハドソンさん、何か食べるものを持ってきてください。
Sherlock Holmes 12 March 12:01

私はハウスキーパーじゃないのよ!
Mrs Hudson 12 March 12:02

だがあなたはカフェから戻ってきたばかりという事は食べきれないほどのケーキがあるという事だ。
Sherlock Holmes 12 March 12:04

驚かせようと思ったのよ!
Mrs Hudson 12 March 12:05

ではタイピングはやめて僕たちを驚かせてください!
Sherlock Holmes 12 March 12:07

ごめんなさい、ハドソンさん。ジョンに睨まれました。失礼だったようです。
Sherlock Holmes 12 March 12:09

お願いです、ハドソンさん。僕はブランチが大好きなんです。
Sherlock Holmes 12 March 12:13

今はランチタイムだ。僕たちはブランチを食い損ねたな。
John Watson 12 March 12:17

これって信じられないほど退屈だな。これで君たちは会話をしてるのか?次は何だ、天気の話?
Sherlock Holmes 12 March 12:25

ランチをありがとう、ハドソンさん。無事に階下に戻れますように!
John Watson 12 March 13:28

私のこの腰でもまだ階段の昇り降りは出来るのよ。外をごらんなさい、雨が降りそうよ。
Mrs Hudson 12 March 13:30

ジョン、僕のリボルバーを取ってきてくれ。
Sherlock Holmes 12 March 13:32

以上です。

この世界がまさしく「シャーロック」の世界で私の愛する世界だったんです。
同じ家にいるのにコメントで会話っておまえら夫婦か。と、突っ込むのも楽しかったです。
ジョンに睨まれて襟を正すシャーロックもかわいいし。

さらに、ハドソンさんです。
鋭い突っ込みができるのはハドソンさんだけだし、
何だかんだと彼らのお世話をしてくれるのもハドソンさんです。
だから「 My Baker Street boys.」と言えるのはハドソンさんの特権にして欲しかったです。

と、いつまでもグチグチ言う私。