The Child in Time
Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)
Previous → The Child in Time その1
Next → The Child in Time その3
早くもいい加減な訳になってきました。
前回、ベネディクト演じる男性をスティーブと書いていましたが
正しくはスティーブンです。ンが抜けてしまいました。
チャールズさんは多分政治家で、スティーブンは児童文学の作家のようです。
続きです。
C:君も知ってると思うけど、僕は政界を引退するよ。
サイドビジネスで出版をやるよ。
驚くスティーブン
S:なぜそんなことを?
C:引きこもるんだ。
T:田舎に行くの。しばらくは奮闘すると思うけど。
S:決定か。
君が国を動かす仕事を断念しようと構わないけど、でも、どうして本なんだ。どうして僕なんだ。
C:1日18時間働いた20年、チャールズをつまらなくした。
S:だけど君はその18時間を崇拝してきたじゃないか。
T:彼はまだ首相にも話していないの。あなたはすごく特別なのよ。
ここでチャールズの電話が鳴ります。
C:すまない、電話にでないと。ニューヨークからだ。
電話で話始めます。
C:ジョージ・・・わかった、10秒で移動するよ。
チャールズが席を離れます。
その姿をじっと見ているスティーブン。
T:彼はすべてを手放す必要があったの。
S:彼は病気じゃないよね?
T:違うわ。疲れただけ、ただそれだけなの。チャールズでいることや責任を負うことに。
訪ねてきてね。国を離れるわけじゃないから。
S:そうだね、だけど誰が僕の面倒を?
誰が僕を美味しくて贅沢なディナーに連れ出して酔わせてくれるの?
T:別の友人を見つけるべきね。
その人はきっとあなたがどうしているかを週ベースで私に聞いてくるわよ。
S:毎週ジュリーと話を?
T:彼女に会いに行きなさい。
S:招待されるのを待ってるんだ。
T:あなたの電話を待っていると思うわよ。
人生が終わるまで、お互いを避けるつもりとか?
電話しなさいよ。
チャールズが戻ってきました。
C:おい。振り返るなよ。だがテーブルの向こうにジャム・ローリー・ポーリーがあるぞ。
振り返るテルマ。
C:振り返るなって言っただろう。
S:ニューヨークはどうだった?
C:最悪。本当に最悪だよ。もう俺の問題じゃなくなるけど。
S:第二の人生に。
スティーブンがグラスを掲げ、乾杯します。
夜道を歩く無表情なスティーブン。
するとスティーブンの手を小さな手が握ります。
「しっかり掴むんだ。」スティーブンは言います。
場面は過去に戻ります。
ケイトとスティーブンが手をつなぎスーパーに買い物に行きます。
S:その上着だとちょっと寒くないか?
K:大丈夫。
S:そう?ならいいけど。
K:パパはバカだから雨が降ると思ったんでしょ。
スーパーでケイトが乗るカゴを押しながら商品をカゴに入れていくスティーブン。
K:もっとスピード出せる?
S:どのくらい?すごく速く?
K:うん。
S:バカみたいに、とんでもなく、スピード違反するほど速く?
K:うん。
S:髪が風になびくほど速く?
K:うん!
S:わかったよ。周りに人がいなくなったらね。
スティーブンは周りを見ます。
S:よし、今だ、行くぞ!
カゴを押しながら走り出すスティーブン。
ケイトが楽しそうに笑っています。
レジに並ぶスティーブとケイト。
S:ケイト、じっとして。パパを待ってて。
ちょっと飽きているのかケイトは入口近くにある本棚の前に座ります。
スティーブはレジのスタッフに「教育バウチャーは集めてる?」とか
いろいろ質問され、時間がかかっています。
スティーブはケイトのほうを何度も見ながらレジでお金を払っていますが
何度目かに見た時にケイトの姿はありませんでした。
スティーブは懸命にケイトを探します。
「誰か少女を見ませんでしたか?4歳で黄色いコートを着てたんです。」
何度も叫び、彼女の名前を呼びます。
続きます。
ベネディクトと女の子の場面はとても可愛いだけに辛いです。
でもバッドエンドではないようなのですよ。
Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)
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早くもいい加減な訳になってきました。
前回、ベネディクト演じる男性をスティーブと書いていましたが
正しくはスティーブンです。ンが抜けてしまいました。
チャールズさんは多分政治家で、スティーブンは児童文学の作家のようです。
続きです。
C:君も知ってると思うけど、僕は政界を引退するよ。
サイドビジネスで出版をやるよ。
驚くスティーブン
S:なぜそんなことを?
C:引きこもるんだ。
T:田舎に行くの。しばらくは奮闘すると思うけど。
S:決定か。
君が国を動かす仕事を断念しようと構わないけど、でも、どうして本なんだ。どうして僕なんだ。
C:1日18時間働いた20年、チャールズをつまらなくした。
S:だけど君はその18時間を崇拝してきたじゃないか。
T:彼はまだ首相にも話していないの。あなたはすごく特別なのよ。
ここでチャールズの電話が鳴ります。
C:すまない、電話にでないと。ニューヨークからだ。
電話で話始めます。
C:ジョージ・・・わかった、10秒で移動するよ。
チャールズが席を離れます。
その姿をじっと見ているスティーブン。
T:彼はすべてを手放す必要があったの。
S:彼は病気じゃないよね?
T:違うわ。疲れただけ、ただそれだけなの。チャールズでいることや責任を負うことに。
訪ねてきてね。国を離れるわけじゃないから。
S:そうだね、だけど誰が僕の面倒を?
誰が僕を美味しくて贅沢なディナーに連れ出して酔わせてくれるの?
T:別の友人を見つけるべきね。
その人はきっとあなたがどうしているかを週ベースで私に聞いてくるわよ。
S:毎週ジュリーと話を?
T:彼女に会いに行きなさい。
S:招待されるのを待ってるんだ。
T:あなたの電話を待っていると思うわよ。
人生が終わるまで、お互いを避けるつもりとか?
電話しなさいよ。
チャールズが戻ってきました。
C:おい。振り返るなよ。だがテーブルの向こうにジャム・ローリー・ポーリーがあるぞ。
振り返るテルマ。
C:振り返るなって言っただろう。
S:ニューヨークはどうだった?
C:最悪。本当に最悪だよ。もう俺の問題じゃなくなるけど。
S:第二の人生に。
スティーブンがグラスを掲げ、乾杯します。
夜道を歩く無表情なスティーブン。
するとスティーブンの手を小さな手が握ります。
「しっかり掴むんだ。」スティーブンは言います。
場面は過去に戻ります。
ケイトとスティーブンが手をつなぎスーパーに買い物に行きます。
S:その上着だとちょっと寒くないか?
K:大丈夫。
S:そう?ならいいけど。
K:パパはバカだから雨が降ると思ったんでしょ。
スーパーでケイトが乗るカゴを押しながら商品をカゴに入れていくスティーブン。
K:もっとスピード出せる?
S:どのくらい?すごく速く?
K:うん。
S:バカみたいに、とんでもなく、スピード違反するほど速く?
K:うん。
S:髪が風になびくほど速く?
K:うん!
S:わかったよ。周りに人がいなくなったらね。
スティーブンは周りを見ます。
S:よし、今だ、行くぞ!
カゴを押しながら走り出すスティーブン。
ケイトが楽しそうに笑っています。
レジに並ぶスティーブとケイト。
S:ケイト、じっとして。パパを待ってて。
ちょっと飽きているのかケイトは入口近くにある本棚の前に座ります。
スティーブはレジのスタッフに「教育バウチャーは集めてる?」とか
いろいろ質問され、時間がかかっています。
スティーブはケイトのほうを何度も見ながらレジでお金を払っていますが
何度目かに見た時にケイトの姿はありませんでした。
スティーブは懸命にケイトを探します。
「誰か少女を見ませんでしたか?4歳で黄色いコートを着てたんです。」
何度も叫び、彼女の名前を呼びます。
続きます。
ベネディクトと女の子の場面はとても可愛いだけに辛いです。
でもバッドエンドではないようなのですよ。