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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その6

2018-08-31 21:42:22 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その5


Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
WAITER:W(ウェイター)
M:Mark(マーク)売人?
CW:Chilly Willy(チリー・ウィリー)パトリックの友人
P: Pierre(ピエール)パトリックの友人
青字はパトリックの独白です。


レストラン。

「We've taken Aqaba! 」


ウェイターがやってきます。
PM:最高のマティーニのおかわりとタルタルステーキにサーモンタルタル、
タルタルね、スパイシーにして。それとワインリストを。

(ナニー):いい子ね、パトリック。
PM:静かにして、ナニー。
W:お連れ様がいらっしゃいますか?
PM:いるわけないだろう!

若いウェイターがワインをつぎます。

PM:ひとりが最高だよね。
ほらね。まだ対応できてる。万事OKだ。

テイスティングするパトリック。

PM:おいしいよ、ありがとう。

ワインをボトルごと受け取ります。

ヘロインじゃないけどね。
PM:しーっ!
ほとんど人はスピードやクエイルード夢中になって ヘロインをやめるし、
時差ボケすると食べ物の事を考えないようにしてると思うけど僕は違う。
僕は欲しいから食べるんじゃなく情熱があるから食べるんだ。


PM:黙っててくれない?

ウェイターが近づきます。

PM:君たちのことじゃないよ。
W:デザートはいかが(care for)ですか?
PM:デザートをどうやって面倒(care for)みるんだ。日曜日に訪問するのか?
クレームブリュレとマール・ド・ブルゴーニュを。
ヘロインは頼まないのか?ヘロインは足がない騎兵隊だぞ。
ヘロインラブ。555-1726に電話するだけ。


PM:うるさい!
W:大丈夫ですか?
PM:君はいつもそれだな。どうすれば大丈夫になるんだ。しつこいぞ。
W:苦情がありましたので。
PM:頭の中で声はしないってことか?ふざけんな!
この場合僕のやるべきことは・・・

ウェイターに伝票を渡されるパトリック。
笑いながらお札を数えます。

PM:電話をするからクオーターコインをくれないかな。

ウェイターに言います。

席を立ちふらふらと歩き出すパトリック。

いいか。彼が電話に出たら
朝を気にせずに眠れるくらいのヘロインを手に入れる。
それだけだ。もし電話に出なかったらヘロインは無しだ。




公衆電話にコインを入れます。

P:運命に委ねよう。それがいい。
555-1726

呼び出し音に続きメッセージが流れます。

「ピエールです。電話に出ることができません。」

受話器を叩きつけるパトリック。

「Fuck, fuck. Fuck, fucking fate, fuck, fuck! 」

タクシーの中で禁断症状と戦います。


ほどなく倉庫街に到着します。


運転手:着きましたよ。ここは良くない場所だよ。
PM:頼りになるんだよ。

車を降ります。

PM:ここで待っていてくれ。
運転手:おかしいんじゃないのか。こんなところで待てるわけないだろう。

そう言って走り去ってしまいます。
パトリックは寒そうに歩き出します。

そこに売人らしき男、マークが話しかけてきます。

M:何がほしい?探し物は何かな。
PM:ヘロイン。
M:ちっ。警察かよ。
PM:まさか。僕は英国人だよ。ロレッタのところに行きたいんだ。
M:OK、連れて行くよ。こっちだ。

一緒に歩き出します。
怪訝そうにしながらも歩いていくパトリック。

その時、チリーが叫びながら走ってきます。

CW:彼はダメだ。俺の知り合いだ。
PM:チリー。
M:チリーの知り合いだったのか。
PM:そうなんだ、世間は狭いよね。もしかして僕を刺すつもりだった?
M:ああ、こいつでね。

ナイフを出すマークですがすぐに名前を名乗り握手を求めます。

PM:ありがとう、マーク、刺さないでくれて。

マークが消えます。

CW:どこにいたんだ、パトリック。
PM:あちこちだよ。

チリーが笑います。

PM:ロレッタのところに連れていってくれる?
CW:ああ、こっち・・・じゃない。こっちだ。

チリーは反対を向きます。

CW:元気そうじゃん。
PM:そうでもないよ。


裏道にある建物の扉を叩くと女性の声がします。

L:誰?
CW:チりー・ウィリー。
L:どのくらいほしい?
PM:50。いや60。

扉にある小窓が開きパトリックはそこからお金を渡します。

PM:で、ミスター・ウィリー、チリー?これでOK?

すると小窓が開きドラッグが出てきます。
それを手に取るチリー。

CW:ほら。



小走りで家に入ると女性に見せます。

CW:ほら、ゲットしたぜ。
PM:部屋に何かしたよね。違ってる。
女性:違ってるって何が。
PM:何かがあったはずなんだ。
あなたが新しい注射器を持ってるってチリーに聞いたんだけど。
女性:新しくはないよ。全部煮沸したけどね。
PM:先がとがってないとかじゃないの?

女性が注射器を出します。

PM:頼むよ、それは注射器じゃない、タイヤの空気入れだよ。

注射器を仕舞おうとする女性。

PM:待って、わかったよ。いくら?
女性:2袋分。
PM:トイレ使っていい?

トイレで薬を打つために血管を出そうと腕を叩いていますが
口にくわえた注射器が便器に落ちてしまいます。


それを拾い上げシャツで軽く拭き腕に刺します。
その瞬間、電灯が消えて真っ暗になります。

パトリックは叫びながらチリーに文句を言います。

PM:チリー、新しい電球買ったほうがいいと思うぞ。
努力の甲斐なく、静脈を外したじゃないか。

血が出ている腕を見せますが既にドラッグで意識が朦朧としているチリー。

CW:懐中電灯を使うといいよ。

チリーは懐中電灯を出します。

PM:サンキュー、チリー。もっとマシなものはないのか?

朦朧としているチリーから返事はありませんでした。

部屋を出て走りだすパトリック。

ちゃんとしよう。手に入れるか、手ぶらで帰るか。
コロンビアコカイン、それからチャイナホワイト。


公衆電話でピエールに電話をします。

PM:出てくれよ、ピエール。

しばらく呼び出し音が続いたあとピエールが出ました。

PM:ピエールか?本当に君?
P:誰?
PM:ロンドンのパトリックだよ。眠れなくて困ってるんだ。
P:・・・・20分後に。

電話が切れます。
パトリックはガッツポーズをします。


続きます。

かなり怪しくなってきました。
ストーリーではなく私の訳が・・・・
スラングばかりで全然わかりません。(泣)
そんなわけでわからない部分は妄想で訳しておりますのでご了承ください。

しかし怪しい単語ばかり覚えていくわ。
今回は「smack」という言葉がよく出てきましたがこれは「ヘロイン」の事だそうです。


パトリック・メルローズ 「Bad News」その5

2018-08-28 20:13:20 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その4

Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Anne Moore:AM(アン・ムーア)
青字はパトリックの独白です。


ホテルのラウンジでマティーニを飲むパトリック。


回想シーン。
階段に座っていると緑色のドレスを着た女性が声をかけます。
アン・ムーアです。

AM:ハロー、パトリック。どうしたの?不安なのね。
それは?パトリック。あなたのお母さんはどうしたの?お母さんと話したい?
わかった、すぐに戻ってくるから。約束よ。

そのアンが目の前に現れます。

AM:パトリック、I am so sorry.
PM:I'm sorry too.
時間厳守は父から受け継いだ悪習のひとつなんだ。
AM:そういう意味ではない事はわかってるわよね。
(ウェイターに)お茶をお願い。アールグレイで。
PM:僕はおかわりを。
僕的には9時なんだ。
AM:あなたの場合はいつも9時ね。
仕方ないわね、私にもマティーニをお願い。

AM:それで行ったの?
PM:霊安室?行ったよ。
AM:幻滅させるつもりはないけど、共有の熊手でオーブンの底から遺灰をかき集めて渡すのよね。
PM:すごいね!他の誰かのものが入ってるんだなんて、最高だよ。

パトリック、アンの煙草に火をつけます。

PM:子どもの頃父は僕たちをよくレストランに連れて行った。
複数形で言ったのは、3回以上出入りしたことがないからだ。
ある時、赤ワインのボトルを逆さまに握りカーペットの上にドボドボとこぼしていたのを覚えてる。
「よくこんな汚物を持って来れるな。」
AM:でも今は文句も言えなくなっちゃったわね。
PM:日が暮れたらヴァンパイアのように棺の中で背筋を伸ばして座ってるのをちょっと期待しちゃったよ。
「これを棺と呼べるのか?ここのサービスには我慢できない!」
でも、サービスは我慢できなかったのは確かだ。違う死体に案内された。

AM:違う死体?
PM:うん。簡単に見つけられても見分けがつかないなんて皮肉だな。
会えてよかった、アン。馴染みのある顔が見たかったんだ。
AM:彼は難しい人だったわ。
今日あなたと話したかったのは(急に低回転のレコードような声で)その事なんだけどね。

パトリックの意識が飛んでいきます。

PM:クエールードがきいてきた。

椅子から落ちそうになります。

AM:パトリック、大丈夫?
PM:時差ぼけなんだ。
AM:横になる?
PM:そんな大げさな事じゃなく、ちょっと眠いだけだよ。


PM:失礼。

パトリックは席を立ちトイレに行こうとしますがうまく歩けずに倒れています。

何とかトイレにたどり着きBlack Beautiesを吸引すると再びアンのもとに戻ります。

AM:あら、よかった。どうしてたの?
PM:顔に水をパシャっとね。
AM:水って?
PM:すごくスッキリしたよ。

そう言って立ち上がるパトリック。

AM:パトリック、座って頂戴。不安にさせないで。
PM:みんなそう言うんだよ。
AM:パトリック、私はずっと謝りたかったの。あなたを階段で見た時、
PM:やめてくれ。
AM:あなたに約束したわね、あなたの、
「避難しろ、逃げるんだ、脱出だ。」
PM:僕はすべてを忘れるとも約束したよね。ウェイターはいないのか?
AM:あなたは苦しんでいたわ。いつもそうだった。あなたのママも。
あの家にはそんな空気が流れていた。私がもっと頑張るべきだったの。

PM:ごめん、もう行かなきゃ。
AM:え?
PM:5時までに事務弁護士のところに行かないと。書類にサインをして。
AM:そうなの?だけど私たち、
PM:むかつくよね?でもお役所仕事なんてそんなものだよ。

立ち上がります。

PM:これくらいしかできないけど。
あのさ、僕は感謝してるんだよ。あなたはいつも親切で、子どものころからずっと感謝してるよ。

パトリックはドル札をテーブルに置きます。

PM:だけどごめん、もう行かないと。

パトリックはアンにハグをするとすぐに走り去ります。



続きます。


ひー、すみませんです(汗)
いくつか怪しい文がありますがよくわからないままにしています。
お許しください。

ラリってる床に倒れているベネディクトさんが最高でした。


パトリック・メルローズ 「Bad News」その4

2018-08-25 09:09:03 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その3


Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
青字はパトリックの独白です。



公園を突っ切りドラッグの売人のたまり場に行くパトリック。

N:だけど、ヘロインはだめですよ!私は明白にしておきたいのです。
P:うん、ナニー。ヘロインはなしだ。約束する。

パトリックは売人のひとりに声をかけます。

P:クアールード(催眠剤)はあるか?
売人A:あるよ。Lemmon 714は5ドル。
N:あなたがすべてを投げ出すとは思ってないけど。
P:5、いや6ドルある。スピードは?

N:なぜスピードを?気は確か?
そこに別の売人が寄ってきます。
売人B:「Black Beauties」ならあるぞ。合成した。
P:自分で作ったってことか?
売人B:効くってことだ。
N:買わないで。
P:3つくれ。大人買いだ。

さらに別の売人がやってきます。

売人C:お前、英国人だろ?
PM:そうだ。
売人C:そのコート、暑くないの?
あんたにヘロインを無料で渡すと聞いたんだ。
売人B:構うなよ。
PM:無料じゃないよ。
売人C:コートを脱げよ。汗かいてるぞ。
ヘロインを買うのか?コカインや上物のマリファナもあるぞ。
売人B:構うなって言っただろう。
PM:だけど僕はもうやめたんだよ!


パトリックは買った錠剤を口に含みます。

売人B:おい、水いるか?
PM:僕は素人じゃないから。

パトリックはその場を離れていきます。

売人B:明日また来いよな!


パトリックは斎場に来ました。

受付:何か御用ですか?
PM:遺体と対面を・・・・・・
パトリックはさっき飲み込んだ錠剤がのどにつまりむせ始めます。
PM:ごめん、お水をくれないか?
大きな錠剤が・・・・・・のどを・・・・・通らなくて・・・・

お水を飲むパトリック。

PM:デイヴィッド・メルローズの遺体と対面しにきた。

エレベーターで案内をされます。

受付:お父上のメルローズ様は廊下の突き当りのお部屋です。

パトリックの頭の中で父親の声が響きます。

DM:パトリック!来るんだ!

子どもに戻ったパトリックは星の名前を唱え始めながらドアに近づいていきます。
「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、」


ドアの前で深呼吸をし、そしてドアを開けます。


中ではパーティが開催されていました。

ウェイター:マティーニはいかがですか?

わけがわからないパトリックは奥にある棺に近づきます。
棺の中には見知らぬ老人が横たわっていました。
そばにいる女性が「ヘルマンとお知り合い?」と聞きます。


パトリックは叫びながら再度受付へ行きます。

PM:遺体が違うぞ!
受付:あら、本当ですか?
PM:死ねばみんな変貌するが父を小さなユダヤ人に変えるほどではないぞ。
もう一度確認してくれ。
受付:この建物で他にパーティをしているところはありませんけど。
PM:パーティじゃない、デイヴィッド・メルローズに会わせろ!


支配人がパトリックを案内します。

支配人:このお部屋です。
PM:ありがとう。それと謝罪を・・・・
支配人:それには及びません。一時の感情でしょうから。
PM:そうなんだ、クアールードを飲んだんだけど役には立たなかったよ。
支配人:それはお気の毒でした。

PM:あとで父を迎えにくることはできる?できればニューヨークから離れたいんだ。
支配人:明日の午後にはお父上の遺骨を受け取れますよ。
PM:そうか。急ぎの仕事がはいる見込みはない?
支配人:それでは私はこれで。

支配人が去りドアを開けようとするパトリックですが躊躇しています。


思い切って開けるとベッドに座る父の前には子どものパトリックがいました。



そして棺の前に立つパトリック。



おおわれている紙をめくります。


PM:(ひとり芝居のように)これが父ですか?
PM:(ひとり芝居のように)そうです、これこそ僕が望んだものなのです。


そして父親に向かって言います。
PM:僕のためにわざわざありがとう、Fucking hell, Dad.

顔を触ります。

PM:棺で何をしているんだよ。

唇の傷をさわります。


PM:何があった?あなたは行きたくなかったんだよね?
死ぬってわかってたんだ。それは正しかったな。
どんな感じだった?苦痛?それとも怒り?怖かった?そうだといいな。


そして棺を何度もたたきながら「No.No.No, no, no! 」と叫びます。

立ち上がるパトリック。



PM:悲しくて仕方ないだろうね、お父さん。
で、僕にも悲しい気分にさせようとしてるんだ。しくしく。

それじゃ、bad luck.

パトリックは部屋を出ていきます。


続きます。


壁にはりついているのはヤモリ?
これにはどんな意味があるんでしょう。
日本だと「家守」とか死んだ人の生まれ変わりの意味もあるみたいですけど英国はどうなんでしょうね。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その3

2018-08-22 21:16:47 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その2

Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(パトリックの父)
Johnny Hall:JH(友人?)
青字はパトリックのナレーションです。


ヒースロー空港。

JH:じゃあ、気をつけて。
PM:うん。
JH:路上で入手したりするなよ。
PM:どこからも入手するつもりはない。本当だよ、ジョニー。
君はやりたいことをすべきだ、だけど僕の人生を僕がコントロールをするなら今がその時だ。
これは僕に起きたとても重要な事のひとつだ。僕はそれを正しい事にしたい。
JH:君の決意を尊重するよ。

PM:送ってくれてありがとう。
他にもいろいろと、君のおかげでここまでやってこれた。
JH:数日後に迎えにきたときは生まれ変わった君に会えるね。
PM:そうだよ。



ニューヨーク。


タクシーで空港からホテルに移動中、パトリックは離脱症状に苦しみます。

死んでる。とっくに死んでる。とっくに死んでるんだ!
僕の心は一握りの塵と化した。もしくは何か他のもの。

P:くそ、頑張るんだ。
楽しい事を考えよう。
P:なぜここにいるのか忘れるな。
父親の遺体を引き取るためにいるんだぞ。
バリウムが切れてきたな、ちょっとだけ不安になっている気がする。


吐きたい、イライラする、身体にうじがわいて 胃の中で子猫がおぼれてる。
P:別の道はないのか?ホテルに行かないとダメなんだよ。
パトリックは運転手に言います。

そしてやっとホテルに到着します。


フロントに向かうとホテルマンが歓迎します。

ホテルマン:Mr.メルローズ。ようこそ。スイートの準備はできております。
メッセージが届いておりますよ。

パトリックはメッセージを見ます。

「母親から電話。メッセージはなし」

P:相変わらず雄弁だな。
すまないがウィスキーをボトルで部屋に運んでくれないか。大量の氷も。

男性(ベルマン?)が部屋まで案内します。

ベル:エレベーターです。ボタンはこれ。あなた様のお部屋は33階になります。

33!
P:やばい、誘ってるのかな。
ベル:どうかしましたか?
P:いや、独り言だ。

33階に到着します。

ベル:ここにあなた様のお部屋がございます。3318です。
これが鍵になります。

よし、何をすべきかはわかってるな。
異国のホテルの部屋で離脱だ。


部屋でテレビの使い方などを説明。
若いベルボーイがウィスキーを運んできます。
パトリックはそれぞれチップを渡します。

震える手でウィスキーをそそぐパトリック。

でも、どちらにしても最後だ。
P:また次もあるかも。
いや、今回は違う。囚人は嫌だ。火炎放射器のように集中する。
新しい日、新しい始まりだ。


P:トリックは考えてない
どうして考えてないんだ。
火事になっても車いすでは降りたくないぞ。

窓の鍵を開けようとするが開きません。
最高のヘロインを味わうには、ピエールに電話するだけ。
番号は555-1726。 ピエールは555-1726です。(アメリカンな発音で)

P:考えるな。

(ナニーの声音で。以下N )パトリック!

背筋を伸ばし振り向きます。

P:はい、ナニー。
N:あなたに必要なのは公園を散歩する事ですよ。


続きます。

パトリックの中には複数の人格が存在するのか、
頭の中の声とパトリックのセリフが混在していてわかりづらいのもあり、
私の英語力では???な日本語の会話になってしまっています。ごめんなさい。

今回は離脱症状と戦うパトリックでいいのかしら。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その2

2018-08-19 11:08:14 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


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Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(パトリックの父)
Julia:J(パトリックのガールフレンド?)
Debbie Hickman:DH(パトリックのガールフレンド?)
Nicholas Pratt:NP(父方の友人か親戚?)
青字はパトリックのナレーションです。



DH:死因は?
PM:聞くのを忘れた。嬉しすぎて舞い上がってたんだな。
ああ、つまり悲しみのあまり呆然としたんだ。
髪をさわるのやめてくれない?
酒が欲しいな。祝おう。

起き上がりお酒を探すパトリック。

DH:ワインを飲みに出かける?
それとも、あなたは興味がなさそうだけど、
グレゴリーとレベッカにディナーの招待をされているの。

PM「Suffering's what takes place while other people are eating.」
(受難とは誰かが食事をしている間にも起こる。)←多分、W.H.オーデン「Musee des Beaux Arts」の一節です。

誰の言葉だっけ? ごめん。何だかおかしくなってるかも。
DH:複雑な関係だったもの。いろいろと考えてしまうのよ。
PM:そう、ヘロインも役に立つかどうか微妙だしね。
DH:いい考えだとでも?
PM:そんなことは思ってないさ。
DH:変えるにはいいタイミングなのかもしれないと思っただけよ。
やり直すの。

パトリックは上着とり部屋を出ようとしながら大声で言います。

PM:君が今を生きろと言う前に僕は消えたほうがいいな。
DH:Do you think, now he's dead, that you could be a little less like him.
PM:Unlikely. I'll merely have to do the work of two.
(ここの会話がよくわからいのでパス。ごめんなさい。)

ここまで言ってパトリックは目を閉じ落ち着きを取り戻します。


PM:デビー、ごめん。僕は人間社会には適さないんだ。
DH:行かないで、ここにいて。ベッドに戻ろうよ。
PM:だめなんだ。
DH:悲しみは媚薬だとどこかで聞いたのよ。
本当だと思う?



場面は変わります。
パトリックに枕を投げるジュリア。

J:あなたのママはどうするの?
PM:彼女はチャドのセーブ・ザ・チルドレンで働いてる。
誰も伝えられないんだ。
J:いつも他人の事を考えているのね。
PM:本当だよ。それ何?

パトリックはジュリアから煙草を受け取ります。

J:バリウム。(精神安定剤のジアゼパム)
PM:そっちの方がいいな。
そうそう、僕はドラッグを止めようと思ってるんだ。

ジュリアが笑います。

PM:できないと思ってるだろう。
J:ちょっと怪しいわね。
PM:前にもやったからね。
J:その通りよ。今回と何が違うの?
あなたはリハビリするタイプじゃないしそれ以上にドラッグが大好きでしょ。
そういう人たちはどん底になるまでやめないの。
でもあなたはそうなってもやめないわね。どっぷりつかっちゃってるもの。
PM:そんなことないよ。今回はきっぱりやめるんだ。
J:それはいい事だわ、パトリック。
PM:少なくともコカインとヘロインだな。
無理をするつもりはないんだ。バリウムまだある?

J:ごめん、これで最後。
変な意味にとらないで欲しいのだけど、
あなた今ものすごくリッチになったって事?
PM:いや、金は全部ママのものだし彼女はすごく健康体だ。

翌朝。

「太陽は輝き、選択肢は他にない。さあ、今を楽しむ時がきた。」

ドラッグをやめる決意をしたパトリックはバスルームで薬を注射器を処分しています。

「グッバイ、ヘロイン、長い付き合いだった。」


「人は清潔さに関しては大げさなんだ。」

ここで手が止まるパトリック。

「ただ飛行機ツアーはすごいストレスなんだよね。」

パトリックはゴミ箱から注射器を拾い上げます。


ニューヨークに発つ準備をするパトリック。


ベッドに座るとドアの向こうに女性が現れ、幼いパトリックの姿も見えます。
過去のフラシュバックです。


続きます。


おみ足がきれい・・・・(変態)

フラッシュバックで少しずつ過去の場面を出していますが
詳細はまだまだわかっていません。
どうみても明るい過去ではなさそう。