Episode 6
前回の続きです。
The Night Manager あらすじと感想 #6 その1
部屋の金庫の暗証番号を誰かに教えたことがローパーにバレてしまったジェド。
(まつ毛長い・・・)
ローパーの部下、フリスキーから拷問を受けても決してパインの名前は出しませんでした。
しかしローパーはパインが裏切った事はわかっていました。
パインは網膜認証を使ってトレードパス社の口座にあるクヤミ氏の前金3億ドルをどこかに送金しています。
(トムヒのまつ毛も負けてません)
ローパーの金庫から入手した証明書はドロムグールの不正の証拠にもなるため
ロンドンのロブはそのコピーをドロムグールに送り、見逃すかわりにローパーから手を引くよう言います。
それぞれが思惑を秘めたまま取引場所でもある武器の保管庫に向かい、ステッドマンがそれを追います。
ホテルの宿泊客を調べるよう指示していたローパーは1室だけ身元がわからない部屋があると知ります。
その部屋はアンジェラが宿泊していました。
ローパーはその部屋の宿泊客を殺すようフリスキーに命令します。
フリスキーはジェドを連れてその部屋に向かいます。
一方、パインはローパーに拘束されてしまいます。
そしてジェドを助けたければ取引を無事に完了させるよう言います。
ずっと見張っていたステッドマンは銃を突きつけられているパインを見て
ローパーに正体がバレたと気づきアンジェラに注意するよう警告します。
その時、フリスキーがルームサービスを装いジェドを盾にしながら部屋に侵入しますが
アンジェラの活躍でフリスキーを倒しジェドを逃がします。
クヤミ氏との取引きが始まりました。
武器を納めたトラックがクヤミ氏の指定する場所に走り出します。
クヤミ氏が残金の3億ドルを支払うためローパーはパインに網膜認証をするようスマホを取り出します。
パインは銀行にアクセスする振りをしユセフの兄から教えてもらった番号を発信します。
すると武器を積んだトラックが一斉に爆発し一瞬にして跡形もなく吹き飛んでしまいました。
クヤミ氏は当然前金を返金するよう要求しますが、3億ドルはパインがどこかに送金しているので口座にはありません。
ローパーはパインの企みに気づき悔しそうです。
金を返せと言い続けるクヤミ氏。
「If you do not pay, there will be consequences.」
(返さないならただではすまないからな。)
その言葉にキレるローパー。
「Don't you dare threaten me! Who do you think did this?
Arab militia! Little brown rats like the rest of you!
You'll get your money when I'm good and ready! Understand? 」
(俺様を脅すんじゃねー!誰の仕業だと思ってるんだ。
アラブ系民兵じゃねーか!お前らと同じドブネズミだよ。
金は都合がついたら払ってやるさ。わかったか?)
ローパーの侮辱の言葉に黙って静かに怒るクヤミ氏は一旦帰ります。
キレたローパーはパインに銃口を突きつけますが「ジェドを返せば金は返す」とパイン。
一行はホテルに戻りますが部屋で待っていたのはアンジェラでした。
「アンジェラ・バーよ。」
「ディッキー・ローパーだ。」
とお互い自己紹介。
「ジェドはどこだ?」とローパーに保護したとアンジェラ。
それを聞いたパインは「あとは任せる」と部屋をあとにします。
ローパーは電話でドロムグールを呼び出しますが彼が電話に出ることはありませんでした。
「金も後ろ盾も失い突然凡人になった気分はどう?」とアンジェラ。
ずいぶん前から準備をしていたのか?とたずねるローパー。
「Since the sports day in Kurdistan.
I always thought those kids could do with more protection.
So that's what's happening now.
Me and Jonathan.
We're protecting them.
Not the ones you've already killed, obviously, but the next ones.」
(クルディスタンの運動会からよ。
私はずっと子どもたちを守らなければいけないと思ってた。
だからこうしたの。私とジョナサンでね。子どもたちを守るために。
あなたが殺したわけではないけれど、これから殺されようとしている人たちのために。)
「Protecting from what? From me? I never killed anyone.
I never stole, never fiddled my taxes.
All I did was work for a company.
Owned and operated by your little Pinocchio.」
(何から守るんだ。俺からか?俺は殺したことはないぞ。
盗んだこともないし税金を滞納したこともない。
俺は会社のために働いてきたんだ。お前らピノキオが経営している会社だよ。)
そこにステッドマンがエジプト警察を連れてきました。
ハミドを後ろ盾にもつローパーはそれでも余裕の態度で明日には自宅に帰ることを確信していました。
サンディも逮捕。
そしてパインと対面するローパー。
「Why did you do it, Jonathan? 」(なぜなんだ、ジョナサン。)
「You have to commit.You have to make a decision.」
(約束だから。そう決めたんだ。)
警察に連行される様子を見守るアンジェラ達ですが突然アラブ語を話す男たちが乱入してきます。
警察は素直に彼らに従い、ローパーの乗っている護送車を運び去ってしまいます。
何が起きたかわからずステッドマンがエジプト警察に事情を聞きに行こうとしますが
すべてを察知したアンジェラはステッドマンを引き留め報いだからと見なかったことにします。
同じく何が起きたかわからないローパーも車中で暴れますが
運転席にクヤミ氏を見つけ驚きの表情です。
ローパーの取引相手はハミドよりも力のある人物だったのでしょうか。
ドラマの中で正体は明かされませんが、
ローパーは今までやってきたことがすべて自分の身に返ってくる「因果応報」になるわけですね。
ジェドは家に帰ることにしました。
子どもが自分のことを忘れているのでは、と不安を漏らすジェド。
「I keep thinking, what if he doesn't recognise me? 」
(私のことを覚えてなかったら、といつも考えてしまう。)
「A son always recognises his mother. And if he doesn't, I'll tell him.」
(息子は母親を忘れないものなんだ。もし忘れてたら俺が思い出させてやるよ。)
ジェドをお見送りするパイン。
すぐに会いに行くとは言ってるけど・・・・
無言でお別れをするふたり。このジェドがたまらなくかわいいんです。
ひとり佇むパインに声をかけるホテルのマネージャー。
「Is there anything I can do for you, sir? 」
何か御用はありますか?
「No, thank you. Nothing at all.」
何もないよ、ありがとう。
The End
以上です、お付き合いありがとうございました。
すべての始まったホテルでラストを迎えるのがすごくいいです。
文中の英語のセリフの訳はちょっとニュアンスが違うところもあるかもしれません。
ちなみに、ラストの「Nothing at all」もアマゾンの字幕は「今でじゅうぶん」となっていました。
ドラマの中ではパインの過去はほとんど明らかにされていません。
原作のパインは既婚者だしもう少し複雑な感じですがドラマのパインは
何となくジェイソン・ボーンを彷彿しました。
特殊部隊にいたし、魂を失っていたパインが女性を愛することで取り戻し、
女性を失ったことで復讐を決意する・・・なんて、これは私の妄想ですけど。
ル・カレさんの作品はこれとTTSSしか知らないのですが
あまりすっきりとしたハッピーエンドではないんですよね。
パインがこの先どんな人生を歩むのか想像もつきませんが、
幸せな人生ではないような気がします。ジェドにも会わないんじゃないかなあ。
アンジェラの組織に入って英国のために働くのが良さそうですけど
でもやっぱり一番はナイトマネージャーなのかな。
ラストはすごく長くなってしまいましたが、
最後までおつきあいいただいてありがとうございました。
テレビ放送しないですかねー、せめてDVDレンタルとかあればいいのに。
ベネディクトによるトムヒのインタビューはこちらからどうぞ。
Tom Hiddleston interview by BenedictCumberbatch その1
それにしてもサービスショット(?)が多かったですねー。
英国俳優の脱ぎっぷりの良さには定評がありますが、トムヒもいちいち脱いでいました(笑)
脱ぐ場面があるとそれなりに鍛えないといけないから、それはそれで大変なのかも。
と、下世話な話になってきたのでこの辺で終わります。
前回の続きです。
The Night Manager あらすじと感想 #6 その1
部屋の金庫の暗証番号を誰かに教えたことがローパーにバレてしまったジェド。
(まつ毛長い・・・)
ローパーの部下、フリスキーから拷問を受けても決してパインの名前は出しませんでした。
しかしローパーはパインが裏切った事はわかっていました。
パインは網膜認証を使ってトレードパス社の口座にあるクヤミ氏の前金3億ドルをどこかに送金しています。
(トムヒのまつ毛も負けてません)
ローパーの金庫から入手した証明書はドロムグールの不正の証拠にもなるため
ロンドンのロブはそのコピーをドロムグールに送り、見逃すかわりにローパーから手を引くよう言います。
それぞれが思惑を秘めたまま取引場所でもある武器の保管庫に向かい、ステッドマンがそれを追います。
ホテルの宿泊客を調べるよう指示していたローパーは1室だけ身元がわからない部屋があると知ります。
その部屋はアンジェラが宿泊していました。
ローパーはその部屋の宿泊客を殺すようフリスキーに命令します。
フリスキーはジェドを連れてその部屋に向かいます。
一方、パインはローパーに拘束されてしまいます。
そしてジェドを助けたければ取引を無事に完了させるよう言います。
ずっと見張っていたステッドマンは銃を突きつけられているパインを見て
ローパーに正体がバレたと気づきアンジェラに注意するよう警告します。
その時、フリスキーがルームサービスを装いジェドを盾にしながら部屋に侵入しますが
アンジェラの活躍でフリスキーを倒しジェドを逃がします。
クヤミ氏との取引きが始まりました。
武器を納めたトラックがクヤミ氏の指定する場所に走り出します。
クヤミ氏が残金の3億ドルを支払うためローパーはパインに網膜認証をするようスマホを取り出します。
パインは銀行にアクセスする振りをしユセフの兄から教えてもらった番号を発信します。
すると武器を積んだトラックが一斉に爆発し一瞬にして跡形もなく吹き飛んでしまいました。
クヤミ氏は当然前金を返金するよう要求しますが、3億ドルはパインがどこかに送金しているので口座にはありません。
ローパーはパインの企みに気づき悔しそうです。
金を返せと言い続けるクヤミ氏。
「If you do not pay, there will be consequences.」
(返さないならただではすまないからな。)
その言葉にキレるローパー。
「Don't you dare threaten me! Who do you think did this?
Arab militia! Little brown rats like the rest of you!
You'll get your money when I'm good and ready! Understand? 」
(俺様を脅すんじゃねー!誰の仕業だと思ってるんだ。
アラブ系民兵じゃねーか!お前らと同じドブネズミだよ。
金は都合がついたら払ってやるさ。わかったか?)
ローパーの侮辱の言葉に黙って静かに怒るクヤミ氏は一旦帰ります。
キレたローパーはパインに銃口を突きつけますが「ジェドを返せば金は返す」とパイン。
一行はホテルに戻りますが部屋で待っていたのはアンジェラでした。
「アンジェラ・バーよ。」
「ディッキー・ローパーだ。」
とお互い自己紹介。
「ジェドはどこだ?」とローパーに保護したとアンジェラ。
それを聞いたパインは「あとは任せる」と部屋をあとにします。
ローパーは電話でドロムグールを呼び出しますが彼が電話に出ることはありませんでした。
「金も後ろ盾も失い突然凡人になった気分はどう?」とアンジェラ。
ずいぶん前から準備をしていたのか?とたずねるローパー。
「Since the sports day in Kurdistan.
I always thought those kids could do with more protection.
So that's what's happening now.
Me and Jonathan.
We're protecting them.
Not the ones you've already killed, obviously, but the next ones.」
(クルディスタンの運動会からよ。
私はずっと子どもたちを守らなければいけないと思ってた。
だからこうしたの。私とジョナサンでね。子どもたちを守るために。
あなたが殺したわけではないけれど、これから殺されようとしている人たちのために。)
「Protecting from what? From me? I never killed anyone.
I never stole, never fiddled my taxes.
All I did was work for a company.
Owned and operated by your little Pinocchio.」
(何から守るんだ。俺からか?俺は殺したことはないぞ。
盗んだこともないし税金を滞納したこともない。
俺は会社のために働いてきたんだ。お前らピノキオが経営している会社だよ。)
そこにステッドマンがエジプト警察を連れてきました。
ハミドを後ろ盾にもつローパーはそれでも余裕の態度で明日には自宅に帰ることを確信していました。
サンディも逮捕。
そしてパインと対面するローパー。
「Why did you do it, Jonathan? 」(なぜなんだ、ジョナサン。)
「You have to commit.You have to make a decision.」
(約束だから。そう決めたんだ。)
警察に連行される様子を見守るアンジェラ達ですが突然アラブ語を話す男たちが乱入してきます。
警察は素直に彼らに従い、ローパーの乗っている護送車を運び去ってしまいます。
何が起きたかわからずステッドマンがエジプト警察に事情を聞きに行こうとしますが
すべてを察知したアンジェラはステッドマンを引き留め報いだからと見なかったことにします。
同じく何が起きたかわからないローパーも車中で暴れますが
運転席にクヤミ氏を見つけ驚きの表情です。
ローパーの取引相手はハミドよりも力のある人物だったのでしょうか。
ドラマの中で正体は明かされませんが、
ローパーは今までやってきたことがすべて自分の身に返ってくる「因果応報」になるわけですね。
ジェドは家に帰ることにしました。
子どもが自分のことを忘れているのでは、と不安を漏らすジェド。
「I keep thinking, what if he doesn't recognise me? 」
(私のことを覚えてなかったら、といつも考えてしまう。)
「A son always recognises his mother. And if he doesn't, I'll tell him.」
(息子は母親を忘れないものなんだ。もし忘れてたら俺が思い出させてやるよ。)
ジェドをお見送りするパイン。
すぐに会いに行くとは言ってるけど・・・・
無言でお別れをするふたり。このジェドがたまらなくかわいいんです。
ひとり佇むパインに声をかけるホテルのマネージャー。
「Is there anything I can do for you, sir? 」
何か御用はありますか?
「No, thank you. Nothing at all.」
何もないよ、ありがとう。
The End
以上です、お付き合いありがとうございました。
すべての始まったホテルでラストを迎えるのがすごくいいです。
文中の英語のセリフの訳はちょっとニュアンスが違うところもあるかもしれません。
ちなみに、ラストの「Nothing at all」もアマゾンの字幕は「今でじゅうぶん」となっていました。
ドラマの中ではパインの過去はほとんど明らかにされていません。
原作のパインは既婚者だしもう少し複雑な感じですがドラマのパインは
何となくジェイソン・ボーンを彷彿しました。
特殊部隊にいたし、魂を失っていたパインが女性を愛することで取り戻し、
女性を失ったことで復讐を決意する・・・なんて、これは私の妄想ですけど。
ル・カレさんの作品はこれとTTSSしか知らないのですが
あまりすっきりとしたハッピーエンドではないんですよね。
パインがこの先どんな人生を歩むのか想像もつきませんが、
幸せな人生ではないような気がします。ジェドにも会わないんじゃないかなあ。
アンジェラの組織に入って英国のために働くのが良さそうですけど
でもやっぱり一番はナイトマネージャーなのかな。
ラストはすごく長くなってしまいましたが、
最後までおつきあいいただいてありがとうございました。
テレビ放送しないですかねー、せめてDVDレンタルとかあればいいのに。
ベネディクトによるトムヒのインタビューはこちらからどうぞ。
Tom Hiddleston interview by BenedictCumberbatch その1
それにしてもサービスショット(?)が多かったですねー。
英国俳優の脱ぎっぷりの良さには定評がありますが、トムヒもいちいち脱いでいました(笑)
脱ぐ場面があるとそれなりに鍛えないといけないから、それはそれで大変なのかも。
と、下世話な話になってきたのでこの辺で終わります。