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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

アイ・アム・レジェンド

2013-05-31 12:12:57 | 映画+ホラー
原題:I Am Legend


2007年に日米同時公開されたこの映画、もう5年以上前になるんですね。
思えば、ウィル・スミスの映画を観たのはインデペンデンス・デイを除けばこれが最初でした。
インデペンデンス・デイの時はウィル・スミスという認識はなかったのね。

以下、ネタバレが含まれる内容になりますのでご注意ください。

2009年、クルピン博士がはしかウィルスを元にがん治療薬を開発し1万9人に投与しましたが、
そのウィルスがクルピンウィルスに突然変異し、死んでしまうか或いは他の人間を
殺して食べるダーク・シーカーに変異します。


そのため、人類は滅亡の危機に瀕してしまいます。
ダーク・シーカーは超人的な身体能力を持ちますが紫外線に極端に弱いので日中は
暗いビルの中に潜み夜に行動を起こします。

米国陸軍中佐であり科学者のネビル中佐は閉鎖されたニューヨークにひとり残り、
愛犬のサムと共に日々治療薬の研究を続けます。
ネビル中佐は、空気感染するこのウィルスに対して免疫を持っていました。


そして、廃墟と化したニューヨークで3年経過したところからストーリーは始まります。

アメリカはこうゆう映画好きですよね。
死んでないのでゾンビではないけど、ほとんど似たようなものでしょ、感染するし。
ただ、走るの速いし身体能力すごいし知能もちゃんとあるし(笑)

でもすごくよく出来てると思います。
何しろウィル・スミスがかっこいい!もちろんわんわんのサムも賢くてかわいい。
誰もいないニューヨークの街並みもすごくよく表現されているし、ただ一人戦い続ける
ネビル中佐の苦悩もよく理解できます。


実はこの映画エンディングがふたつあるんですね。
DVDに特典としてついていたので以前レンタルしたときに観ました。
劇場公開版と、もうひとつのエンディングと題したものがありましたが、
正直どちらもエンディングとしてはイマイチなんですよ。

もうひとつのエンディングを後から観たときにきっとイマイチだったから修正して、
劇場で公開したんだろうなーとは思ったら当たりでした。
最初のエンディングは、このお話の軸となるダーク・シーカーの突然の行動の理由が
ちゃんとわかるようになってはいますが、ただ人類を救うというネビル中佐の目的が
ほとんど達成できないまま終わってます。

そして劇場版はその目的をちょっと達成させて希望を持たせてタイトルの「レジェンド」
に繋げてはいるのですが、かわりにダークシーカーの行動の謎は解明されないし伏線も
回収できてないし、だからネビル中佐が何も気づかないまま自らを犠牲にした感じで、
ダークシーカーがなぜ行動したのかに気づけば、そこで死ぬことはなかったんじゃないの?
って思っちゃうんです。←エラそうでごめんなさい-。


だからせっかくウィル・スミスはかっこいいしわんわんもかわいいし、ニューヨークの街も
すごく良くできてるからちょっともったいないなーと。
でもそう言いながらも面白いので時々観ちゃうんですけどね。

この映画、最初はリドリー・スコット監督とシュワちゃんで制作する予定だったらしいですね。
シュワちゃんはさておき(笑)リドリー・スコット監督は実現してほしかったなー。

ところでこれ続編が出来るんですね。またウィル・スミスらしいですけど。
・・・多くは期待すまい(笑)

Band of Brothers Part Three カランタン攻略 完結編

2013-05-29 07:30:50 | Band of Brothers
Carentan続きです。

野原を挟んで生垣の向こうのドイツ軍とにらみ合いが続き、ブライスくんが落ち着かずにいるとウェルシュがやってきます。
ブライスの様子を察知したのかウェルシュが語り掛けます。
「これはゲームなんだよ。1ヤードずつ進めるんだ。それだけさ」もっと気楽にいこうぜ!と励ましてるように思いましたが、
自分に言い聞かせてるのかもしれません。そんな場面でした。


ウィンターズに呼ばれたウェルシュ、「カランタンを取り戻しにドイツ軍が来る。相手の兵力は未知数だけど
明朝5:30に攻撃開始する。」そう言われ「戦争は地獄だな」とウィンターズさんに言います。
上官には言えても部下には「地獄だな」なんて絶対に言えないものなんですね。

ここでちょっとした事件が起こります。
タルバート軍曹が道すがらみつけたドイツ軍のポンチョを着て見回りながら眠っているスミス二等兵を起こすと、
突然スミスが銃剣でタルバートを刺してしまいます。ドイツ軍と間違えても無理ないですよね。

この騒ぎのブライスが様子を見に行くと途中でスピアーズさんと会います。
スピアーズと話しているうちにブライスは告白を始めます。
「D-Dayで降下した後ずっと溝にいたんです。中隊を探そうともせずただ動かずにずっと溝にいました」
するとスピアーズは「なぜ、溝に隠れてたと思う?」と聞き「怖かったから?」とブライスが聞き返すとスピアーズは続けて言います。
「みんな怖いさ。隠れたのは希望を持つからだ。でも本当の希望とは命などないと受け入れることだ。
そうすればすぐに兵士の役目をこなせるようになる。慈悲も同情も迷いもなくなる。それが戦争だ。」


夜が明け作戦を練っているとドイツ軍から迫撃砲を受けます。激しい銃撃戦にDとF中隊が撤退しE中隊は孤立してしまいますが
それでも隊員たちは引かずに応戦します。
ブライスは攻撃することも出来ずに怯えているとウィンターズが鼓舞します。やがてブライスは銃を持ち気が付けば応戦していました。

ドイツ軍のタイガー戦車が乗り込んでくるのを見たウェルシュはマグラスとバズーカ砲を持ち戦車を
ぎりぎりまでひきつけ撃ちこみます。


激しい攻防戦で負傷者が続出しても踏ん張るE中隊。やがてシャーマン戦車隊がたどり着き形勢逆転し、ドイツ軍は撤退します。
戦いが終わり、E中隊も一息つき、ブライスは自信をつけドイツ兵のエーデルワイスをみつけ胸にさします。

しかしこの自信があだとなり、その後ドイツ軍司令本部があると思われる農家の偵察に自ら立候補し、首を撃たれて
重傷を負ってしまいます。傷の手当てをしているとウィンターズが来て撤退命令を出します。
任務を完遂したE中隊はユタ・ビーチの北にある基地に戻りそこからイギリスに帰ることになっていました。
あと少しこの命令が早ければ・・・と皮肉な場面になりました。

基地でウィンターズがウェルシュに話しかけます。
「シンク大佐から感謝の言葉があった。テイラー将軍も満足だそうだ。」
その言葉にウェルシュは「将軍を満足させるためにフランスに来たんだしな」と皮肉をこめて言います。


ここでちょっと余談になりますが、
この少し前にマラーキーとマックの友人、フリッツ・ナイランドが訪ねてきます。
フリッツの兄二人が共にD-Day当日に戦死し、3人目兄も中国・ビルマ戦線で死亡したと伝えられこれを知った陸軍が
フリッツをアメリカの母の元に帰すことを決断したため、お別れの挨拶にきたのでした。

このエピソードってどこかで聞いたことありませんか?
そう、プライベート・ライアンですよね。この原作が元ネタなんでしょうか。

さて、
基地でE中隊がくつろいでいると将校たちが何やら話し込んでいます。

やがてリプトンが席を立ちはしゃぐ隊員たちに連絡事項を伝えます。
「戦線に戻ることになった。イギリスには戻らない」
楽しげな雰囲気だった隊員たちはがっかり。でもそれを伝えるリプトンもつらいんです。


そして、戦線を離れた6月29日までにE中隊は65人を失っていました。

最後に
初登場の"ベイブ"へフロン君です。

この頃はとても可愛かったへフロンくん、どんどん荒んできますので変貌ぶりに注目です(笑)



シャーロック ピンク色の研究 Part3

2013-05-25 10:10:34 | Sherlock
原題:「Study in Pink」Part3


「Sherlock」をタンブラーで検索してたらシャーロック役のベネディクトさんの画像が沢山出てきたのですが、
この方、役によって全然顔が違うのにびっくり!少し年代も違いますが。。。


映画「Third Star」

「Hawking」ホーキング博士

「スタートレック」

しかも、タイミングによってかっこいい時と残念な時の差が激しすぎて、何でこんなに安定していないのか(笑)
だから最初にこのドラマ観たときも面白い人くらいしか思わなかったのですが、最近ちょっとかなりハマってます。


続きです。
以下、ストーリーの内容が含まれますのでご注意ください。

タクシーを降り歩きながらシャーロックがジョンに聞きます。
「間違った点は?」
「ハリーはハリエットの略。つまり姉だ」
「姉か!」とちょっと悔しそうなシャーロック。「現場での僕の役目は?」と聞くジョンを無視して「姉だったのか!」おいおいw

だけど、ちょっと待って!

ハリーがハリエット?女性?じゃークララは?クララはどっち?まさかオトコ?「俺クララって言うんだ」って何か嫌w
同性婚、イギリスは法廷的にはどうなってるのかわかりませんが、異性婚と同等の権利は保障されているんですね。
欧州は多いですよねー。

さて、現場に着くとサリー・ドノヴァンが待ち構えていて、シャーロックの顔を見るなり「Hello, freak.」
これ、ジョンのブログのコメントにもサリーはいつもこの一言だけなんでちょっと笑えます。
「何しに来たの?」とかなり冷たいサリーですが、シャーロックがジョンを「同僚」と紹介したら「あんたに同僚?」
この場面のジョンのブログにはこう書いてありました。
he introduced me as his colleague.
彼は僕をを同僚だと紹介した。
The police seemed surprised by this as well I get the impression he'd not had 'colleagues' before.
警察も驚いていた。今まで同僚なんて見たことないような感じだった。


警察関係者には嫌われてます、シャーロック。そりゃそうですよねー。彼らにしてみれば、素人が首突っ込んできて、
いつも美味しいところを持っていく嫌な奴です(笑)レストレードは、シャーロック大好きみたいだけどw

そして相性最悪なforensics「鑑識官」?アンダーソンとすれ違う時に軽くサリーとアンダーソンの不倫を見破りながら、
ビルの上の階にある犯行現場へ向かいます。
いつも邪険にされるアンダーソン↓ かわいそう(笑)


犯行現場で早速被害者「ジェニファー・ウィルソン」の分析を始めます。

まずダイイングメッセージ「Rache」

ドイツ語で「Rache」は復讐、でもこの場合は「Rachel」。そして左利き。
ピンクのコートが襟の裏まで濡れてるけどポケットの折りたたみ傘は濡れてない→傘もさせないほど雨と風がすごい。
片方の足だけ泥はね、スーツケースを引いて歩いた、大きさからみるとコンパクトなスーツケース。
結論→ロンドンは1泊、お家はカーディフ。
身につけてるジュエリーはきれいだけど、結婚指輪だけ汚れてる→不幸な結婚生活、10年以上。
結婚指輪の裏側はきれい→頻繁に外す。ネイルがきれいだから労働のためではない。不倫している。しかも何度も。
30代後半、派手なピンクの服からメディア関係。

「That’s brilliant! 」ワトソン先生思わず絶賛!
更に説明をするシャーロックに「That’s fantastic! 」

「スーツケースに携帯電話も入っているはず。スーツケースはどこ?」というシャーロックですが、
現場でスーツケースは発見されていなかったことを知ると「犯人もミスをするんだ」と楽しげに
スーツケースをピンクだと断定し、「レイチェルを調べて!」と言ってどこかに消えていきます。ジョンを置いて(笑)

足が悪いジョンは杖をつきながら、下まで降りていきドノヴァンに帰り方を聞きます。
「大通りに出ればタクシーが通ってるわ。」続けて、
「シャーロック・ホームズに近づかないで。彼は不思議な犯罪ほど興奮するの。サイコパスなの。」
「彼はいつか犯罪者になるわよ」
そう言いながら現場に戻る彼女を訝しげに見送るジョン。


杖をつきながら大通りまで歩いていると突然公衆電話のベルがなります。

「?」てな感じで通り過ぎ大通りに出ると今度は目の前にあるお店の電話がなり、店員が取ろうとすると止まり、

そしてすぐに脇の公衆電話が鳴った時、ジョンが出ます。

電話に出ると男の声が話し始めます。
「左の防犯カメラがみえるか?」
「誰だ?」
「見えるか?Dr.ワトソン」
「・・・見える」

そう答えた瞬間、カメラがそっぽを向きます。そうしてその男は次々とカメラのアングルをジョンから外し、
「脅かす必要もないだろう?」と公衆電話の横に黒塗りの車を停めジョンに乗るように言います。

ジョンの勇敢さが垣間見えるシーンですよね。
冷静に考えるとすべての防犯カメラを自分の思うとおりに動かせるなんて、かなり権力のある人間ですからね。
正義か悪かわからない相手に言うなれば拉致されようとしてるんだけど、冷静です、さすが元軍人。
しかも、男の部下であろう車の中にいる女性に名前とか聞いてるし。あんたこの状況でナンパですか?(笑)


そして黒幕の登場です。


Part4に続きます。




明日に向かって撃て

2013-05-24 06:08:50 | 映画+クラシック
原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid


ブッチ&サンダンス。
今ではたくさんの相棒ものが映画やドラマで作られていますが、その元祖はこの映画と言えます。
1969年、アメリカで公開されたこの映画は西部劇が全盛だった時代の終わりごろに史実を基に作られました。

脚本、ウィリアム・ゴールドマン。あの「遠すぎた橋」もこの方の脚本です。
監督はジョージ・ロイ・ヒル。このあとスティングも監督されました。

主役のブッチ・キャシディは最初、スティーブ・マックィーンでサンダンスがポール・ニューマンでしたが、
スティーブ・マックィーンが降りたため、ポール・ニューマンがブッチをやることになりました。
サンダンスもジャック・レモンなどが候補にあがっていましたが、ロバート・レッドフォードが候補にあがったとき、
まだ無名だったことと、爽やかすぎる印象で20世紀FOXが難色を示しましたが、ゴールドマンとジョージ監督そして、
ポール・ニューマンが説得をしたそうです。
初共演のこのふたりですが、息の合ったコンビっぷりはこの後に作られたスティングでも発揮されています。


以下はネタバレの内容が含まれますのでご注意ください。


壁の穴強盗団のボス、ブッチ・キャシディにポール・ニューマン

ブッチの相棒で早打ちのサンダンス・キッドにロバート・レッドフォード

ブッチの恋人、エッタ・プレースにキャサリン・ロス。

ご存じ「卒業」のヒロインです。


ブッチ率いる壁の穴強盗団は列車強盗を繰り返し、とうとう最強のスーパー保安軍団に追われることになります。
カーチェイス、いえ、ホースチェイス?西部劇なので馬で追いかけっこですね。
相手の追跡に追いつめられ、崖から川に飛び降りる場面があるのですが、ブッチが「飛び降りるぞ」と言っても
なかなか飛び降りないサンダンス。「俺は泳げないんだ」と白状します。

「ここに居ても死ぬんだよ」笑いながらブッチがそう言うとふたりで飛び込みひとまず逃げ切りますが、
追手が最強の保安官と知り、ブッチとサンダンスはエッタを連れて南米に逃げる決心をします。

エッタ初登場の時に、ブッチと自転車に乗る場面であの有名な「雨にぬれても」原題、Rain Drops keep falling on my head
が流れるのですが、西部劇としては画期的な試みだと言われました。


この場面を観ると、エッタはブッチの事が好きなの?とも思うのですが、きっと二人の事が好きだったのかもしれません。
もしブッチとお付き合いしていたらサンダンスのことをこんな風に想うんだと思います。
対照的な二人に惹かれる気持ち、よくわかります。

さて、南米でも銀行強盗を繰り返しますが、ちょっとやばくなり真っ当に働こうとも考えます。
エッタが農場や牧場を経営したら?と提案しますが、ブッチが「あの仕事はきついし俺たちは若くないんだよ」
エッタは一緒に南米に行くとき「二人の死ぬ場面は見せないでね」と約束させますが、ブッチの言葉を聞いた時、
このふたりが足を洗うのは無理。そしてそのうちどこかで撃たれて死ぬんだわ」と思ったのかもしれません。
エッタはアメリカに帰ることを決心しました。


残された二人、今度は追いはぎをやり始めます。
途中、立ち寄った街で自分の馬とぶんどった馬を駐車しておいてね、と男の子に頼みお茶で一息。
だけど、ぶんどった馬についていた焼印から盗難されたことが判明し、警察に発砲され建物に避難しながら応戦。

弾が少ししかない。残りは馬に置いてある。
サンダンスに援護してもらいながら取りに行くブッチ。
頑張りますが、二人とも撃たれてしまい瀕死の重傷を負いながら建物に隠れます。

「下手な援護だな」
「お前の足が遅いんだよ」などといつものように文句を言いあいながら、
「次はオーストラリアに行こう。」
「女はいるか?」
「いるさ、よりどりみどりだよ」
既に周りは軍隊の1個小隊くらいの人数に囲まれてどうみても絶体絶命なのに、笑いながら明日の事を話したりします。


そして「さ、いつものように切り抜けようぜ」と二人は建物から飛び出し、そこで映画は終わります。



もう本当にこのラストシーンにやられたんですよ、私。
だってこれ、究極の相棒、究極の友情、究極の信頼関係でしょ。

もしかしたらこのふたりなら本当に切り抜けてどこかで相変わらずに生きてるんじゃないかとさえ思っちゃいます。
追いつめられて、収集つかなくなった相棒もののラストはみんなこれにしたらどうでしょうか(笑)


もっともっとこのふたりの共演映画、観たかったですね。
今となってはそれも叶わぬ夢ですが。


最後に、
雨にぬれても」の動画を見つけましたので置きます。

Rain Drops keep falling on my head

Band of Brothers Part Three カランタン攻略 後編

2013-05-22 07:39:49 | Band of Brothers
Carentan続きです。

立ち上がった隊員たちは市街地戦に突入します。

まず、シフティが飛び込みスナイパーらしく機関銃を撃っているドイツ兵を狙います。


ウェルシュが手榴弾を手に突撃し、その隙にリプトンたちが動きます。


シフティも次々と狙撃していきます。
リプトンの「大丈夫か?シフティ!」にこの笑顔。


コンプトンたち第2小隊も加わりE中隊はチームワークよくてきぱきと迅速に行動していき、次々と陣地を制圧していきますが、
リプトンが屋外の階段で2階に上った時、ドイツ軍の迫撃砲が始まります。

「迫撃砲だ!散れ!」
リプトンが叫びます。負傷する隊員が続出します。
そして、壁づたいに歩いていたブライスは突然目が見えなくなります。


指示を続けるリプトンに1発の迫撃砲弾が近くに落下し、ひどく怪我を負います。
駆け寄ってきたタルバートがすぐに止血をし、リプトンを運び出します。


迫撃砲をかいくぐりながら建物をひとつひとつ確保していきます。
その途中、ティッパーがドイツ軍の後衛部隊が設置しておいた砲撃を受けて重傷を負ってしまいます。
リープゴットが抱きかかえ、ウェルシュがモルヒネを打ちますが危険な状態です。


カランタンの南を制圧したところで、ウィンターズさんが馬でやってきたA中隊から北の制圧の報告を受けたところで
幕僚たちが、「もう通って大丈夫か?」なんてダメっぷりをみせています。
そのときのニクソンとウィンターズの顔を見合わせて「しょーがねーなー」って表情がとても可愛くて大好きな場面です。



ニクソンたちが通り過ぎた後、流れ弾に飛んできて足を負傷してしまうウィンターズさん、
救護所で衛生兵のユージーンに治療してもらい、そこでブライスの目が見えなくなったことを聞きます。
ウィンターズさんはすぐに救護所で休んでいるブライスに会い、話しかけます。

「心配するな。すぐにイギリスに帰れるよう手配してやる。大丈夫だ」と話しかけると急に目が見えるようになったブライス君。
「もう大丈夫です」とE中隊に戻っていきます。ブライスを見送りながらぽかーんなウィンターズさんとユージーン。


後にウィンターズさんはこう語っています。
「あんなことが起きるなんてね。きっと恐怖のあまり一時的に視力を失ったんだ。誰かがちょっと声をかけてあげて
気持ちを落ち着かせてあげることが必要だったんだよ」
ブライスくんはウィンターズさんのやさしい気遣いに安心したんですね。

第1小隊が「クリスマスにはベルリンだね」なんてことを話しながら休憩していると、ウェルシュ少尉から移動の命令を受けます。
ドイツ軍の反撃に備えカランタンから西へ数キロ進んだ高台に防御陣地を敷きドイツ軍を迎え撃つことになったためです。

「何でいつもE中隊は危険に晒されるんだよ」と愚痴りながら生垣に挟まれた広い野原を歩いていると
突然生垣に潜むドイツ軍からの攻撃を受け、反撃しながらも反対側の生垣に飛び込みます。
そしてE中隊はそのまま夜を迎えることになります。

すみません
細かく書いていたら2つにまとまり切れませんでしたので、完結編に続きます。