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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

エジソンズ・ゲーム その3

2020-12-30 16:00:14 | 映画+Benedict Cumberbatch

こんにちは。
あっという間にもう年末ですね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

振り返ると今年はコロナに振り回された1年でした。
ですがそのおかげで企業はテレワークという働き方改革に気づき、
私たちの生活がいろいろな人やモノに支えられていることに気づいたのは
良かったと思います。

さて、来年はどうなりますでしょうか。

あらためまして、今年も大変お世話になりました。
ここのところ病災に見舞われてばかりで、私の前世がどんな悪行をしたのかと震えていました。
老化と病気の切り分けが難しい年齢になってきているのも事実ですが・・・・
来年こそは病災を振り払い元気に動き回り、
そしてもう少しブログを更新する時間を作りたいと思います(来年の抱負)

どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

ではその3です。

エジソンは全米に直流で電気を供給しようと動き出し
まずはマンハッタンのダウンタウンを目指します。

ニコラ・テスラ登場。
フランスから渡米途中の場面だと思います。

船中で二相交流モーター(仮)のアイデアを書き留めています。

1882年9月。
ダウンタウン発送電の日を迎えたエジソンは緊張気味。
窓に映った自分を見て前髪をなおそうとするけどうまくいかず
「やめやめ」みたいな手ぶりの場面がとても気に入っています。

NY証券取引所の前で演説をするエジソンは観衆の前で見事送電を成功させます。

「かつては夜空に輝いていたものを閉じ込めた」ってすごくファンタジックですね。


メアリーとインサル。


テスラも。

一方、WHは交流で電気を供給することを決意。
ホープ氏に相談します。
ここで名前が出てくるハイラムは、
炭素棒を使用する電球を発明し特許を持つハイラム・マキシムです。

この作品、あちこちで「特許」という言葉が出てきますので
電流戦争と言うよりネガキャン戦争と言うより特許戦争だったような気もします。
例えば、電話機。
特許申請はエジソンが早かったものの書類不備でリジェクトされ
その間にベルの申請が承認されたので電話機と言えばベルになりました。

エジソン自身、特許を売って大金を手にし、
後にテスラは騙されてしまい特許を手放しているしで
この時代から特許の取得がいかに大事かがわかります。

話が少し横道に逸れました。
エジソンと手を組み彼の電球で交流システムを実現させたいWHに
ホープはある男がそれにトライしたが失敗したと言います。

その男とは・・・・


GEのフランス法人、コンチネンタル・エディソン・カンパニーに勤めていたテスラは
アメリカで仕事を得るためにエジソンを訪ねます。

要約すると、効率が良い交流を推すテスラに
直流用に設計された工場システムをテスラの交流電源で稼働させたら、
褒賞として5万ドル払うと提案したそうです。

1884年
インタビュー(?)を受けるメアリーですが
途中、ある言葉が出なくなり詰まります。

単語を度忘れしたような感じです。
こんなに私はしょっちゅうなんですけど(年齢)

そのあと、一緒に外出する約束をしていたエジソンのところにいきますが
蓄音機の改良に熱中していたエジソンは明日行くからと言い、
子どもたちだけで外出したメアリーは倒れてしまいます。


頭痛を訴えたメアリーに眼精疲労だと診断する医師。
その場で治療費が払えないエジソンはサインと引き換えに後払いにしてもらいます。

続きます。

それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。


エジソンズ・ゲーム その2

2020-12-19 15:02:30 | 映画+Benedict Cumberbatch

The Current War

エジソンズ・ゲームのあらすじと感想を
いつものように浅く薄くでも画像多めに書いていきたいと思います。

それにしてもなぜ邦題だったのでしょう。
普通に「電流戦争」と訳さなかったのはなぜ?
商標登録か何かで使えなかったのかな。
でもストーリーとはあまり関係ないような気もするのだけど、
そんな事はどうでもいいですね。

前回でも書きましたがあまり背景の説明がないのと、
誰が主役なのかよくわからないせいで感情移入ができなかったです。
10年間の出来事を2時間にまとめてるからか、駆け足感もすごかったし。

ただ、興味深かったのはエジソンがものすごーく嫌な奴なんですよ。
「ウェスティングハウスする」は本当にエジソンが作ったらしいので
あまり話を盛らずに史実に沿って描いているようです。
おかげで電流戦争と言うよりネガキャン戦争な映画でした。


この映画を2度目に観るにあたって背景を知っておいたほうがいいかも、と
浅いところを少しだけ調べてみましたので
私の妄想も交えながらあらすじと感想を書いていきたいと思います。


Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.
天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。byエジソン。

 

オープニングは雪の中ひとり佇む男、エジソン。

1880年ニュージャージー州のメンローパーク。
エジソンはここで電球の発表会をします。

エジソンは1869年、22歳の時にティッカーをつくり特許を取得、
その特許を売り当時2億円相当を手にし本格的に発明家としての道を歩みます。

1877年に蓄音機で有名になり、メンロー・パークに研究所を構え、
翌年にはエジソン電灯会社を設立。

1879年、スワンが発明した白熱電球に木綿糸に煤とタールを塗り炭素化させたフィラメントを使い
40時間以上発光させメンロー・パークで一般公開。

その後、気の遠くなるほどのフィラメントを試し遂に日本の竹で1200時間の発光に成功します。

ペンシルバニア州ピッツバーグ。
ウェスティングハウス(以下WH)がエジソンとの晩餐を手配します。

WHは鉄道の安全性に大きく貢献したブレーキシステムを開発し
1989年、ブレーキの工場をピッツバーグのウィルマーディングに移転させました。
ウィキによると工場はウィルマーディングを発展させ住民に恩恵をもたらせたとありました。
日本もそうですが昔は工場の従業員はほぼ地元の住民だったんですよね。
さらにWHは労働条件を大幅に改善させ福祉も充実させたそうです。

映画の冒頭にもありましたがWHは未来を天然ガスに見出していて
エジソンに興味を持ったのもエジソンの送電システムをガスに応用できないか検討するためだったとか。


晩さん会の日、エジソンは大統領に蓄音機を披露します。

エジソンは大統領から武器の依頼があったようですが断ったとJPモルガンに言っています。

エジソンの名言があります。

「私の発明は、すべての人にとって役に立つ物でありたい。
そして、世界の平和に貢献するような物でありたい。
もし私の発明で一人でも人が死んだとしたら、私には人生を生きる意味も資格もない。」

馬車の中でマンハッタンに事務所を構える相談をしているエジソン。

一方、WHはエジソンを迎える準備をしています。
エジソンの子どもたちへのプレゼントも忘れていません。
彼の列車の到着を待つWH夫妻とホープ。

しかし、エジソンは疲労を理由にドタキャンします。
文字通りWHたちが待つピッツバーグ駅に止まらずそのままスルーします。

自家用車ならぬ自家用列車ってすごいですよね。

これでWHを怒らせ電流戦争のきっかけになったのかもしれません。
でもエジソンは窓越しに見えるWHがヒントになって映画鑑賞装置を開発してるのであれば
スルーして良かったね、とか思うわけです、映画好きとしては。

帰宅したWHたち。
映画の中で何度か登場するこのシーン。
これは南北戦争で下級技術士官としてアメリカ海軍に従軍していたWHが
道に迷い敵に見つかってしまった場面のようです。



心を乱すなとホープはエジソンの相手をするなと警告。
エジソンは世界一の金持ちになれるのに金には興味ないと言います。


「では何に興味が?」WHのこの言葉で場面はエジソンに。

蓄音機の改良でしょうか。
メアリーと子どもたちもいます。

彼の関心は自分の発明品と家族なのかもしれません。

続きます。


訃報 ジョン・ル・カレ

2020-12-14 22:35:37 | 閑話

こんばんは。
お久しぶりです。

エジソンの準備をしていましたが先にこちらを。

最近、著名人の訃報が多いですね。
若い方の死はとても辛いけれど
偉大な方の死もまた悲しみが深いです。

ティンカー テイラー ソルジャー スパイ、邦題「裏切りのサーカス」の映画は
私にとっていろいろな意味で忘れられない作品になりました。

もちろん、若く美しいベネディクトは必見ですが
360度見渡す限りイケメン、そしてイケオジの宝庫なんですよ。

もちろんそればかりではなくストーリーも難しいながらも面白くそしてとても深いです。
久しぶりに観たくなりました。
2013年の記事ですがストーリーをまとめてあります。
裏切りのサーカス

もう7年前なんですね。
この頃は私も若かった・・・・寝なくても平気でしたし。
毎日のようにブログUPしてた気がします。
今は寝ないと無理。

スパイというと007のようにどこか人間離れした人を想像しますが
ジョン・ル・カレの作品に出てくるスパイは
ご自身が諜報員だったせいか人間味にあふれているように感じます。

なんて、知ったような書いてますが実はあまり知りません。ごめんなさい。

もうひとつ、「ナイトマネージャー」も忘れられない作品です。
これ、原作はかなり難しいそうなのでいつか読破してみたいです。

この作品、一見するとトムヒかっこいい、が前面に出そうですが
ところがどっこい(古すぎ)それだけではなく
ヒュー・ローリーやトム・フーバーの卓越した演技にドキドキし、
何かもが美しいエリザベス・デビッキの存在感に魅了され、
そしてオリビア・コールマンのセリフ回しに引き込まれるんです。

ちょっと若いオリビアさん。

2016年にまとめた記事です。

ナイト・マネージャー - Introduction

ナイト・マネージャー あらすじと感想

 

ジョン・ル・カレ氏は89歳、肺炎で亡くなったそうです。
まさかコロナじゃないでしょうね・・・・

BBCの記事です。
英作家ジョン・ル・カレ氏が死去 数々の傑作スパイ小説

 


エジソンズ・ゲーム その1

2020-12-01 15:45:06 | 映画+Benedict Cumberbatch

The Current War

Directed by Alfonso Gomez-Rejon
Produced by Timur Bekmambetov  Basil Iwanyk Steven Zaillian
Written by Michael Mitnick

映画「エジソンズ・ゲーム」予告編

ベネディクト・カンバーバッチ特別インタビュー動画

Behind the Scenes of Historical Drama Movie

 

この映画の公開がコロナの拡大で遅れたことは記憶に新しいですが
まさかこの時期に第3波がきるとは思わなかったですよ。
東京の500人超えに続き神奈川でも連日新記録を達成しGotoを中止しました。
私の会社は東京からみなとみらいに移転したので今は横浜まで通勤していますが
横浜駅は相変わらず人多すぎなので朝は7時に出勤してます。
さすがに7時前の駅は人が少ないですが帰りはどれだけ爆速で帰ろうと混雑してます。

でも私はどちらかというと経済を止めるな派なので自粛はほどほどに、と思っています。
今回は感染したけど無症状だから気づかない人たちが拡大の一因ということですが
結局はマスクや手洗いをきちんとしていれば拡大してないのでは?と思うくらい
マナーがなってない若者やサラリーマンなど多く見かけます。

いくら私たちが日々きちんとマスクをして電車やエレベーターなど
狭い空間での会話を控えクソ忙しい中定期的に在宅勤務をしてオフィスの人口密度を減らし
常にサニライザーを持ち歩き消毒しては手を荒らしていても
そんな人たちが一定数いる限り感染を抑えることは難しいよね・・・・とちょっと愚痴。


エジソンはどうしたー!なくらい前置きが長くてすみません。
この映画も呪われてるかと思うくらい問題続きで公開が遅れに遅れました。
一時はお蔵入りも覚悟しましたが公開されて本当に良かったです。
でも結局映画館で観ることができずでやっと先日観ました。

最初の感想としては、この映画難しくないですか?
エジソンといえばアメリカの発明家として幅広く知られていますが
ニコラ・テスラやウェスティングハウスの功績はマニアたちの間では有名でも
一般的にはあまり知られてないと思うのですが私だけ?

最近、テスラといえばEV自動車の売り上げが急激に伸び株も爆上げし
イーロン・マスクさんが億万長者になりましたよね、関係ないですけど。

結局はエジソンもよく知らない私なので難解に思えたのかも。

映画はまあそれなりに面白かったです(偉そうですみません)
実をいうと期待したほどではなかったのだけど
ニコラス・ホルトが美しかったのでどうでもいいです。

あ、もちろんベネディクトさんは別格オブ別格ですよ。
彼が出演していなかったら観ていませんとも。

なので私なりに調べたりして少し整理してみました。
それは後ほど書くことにしてまずは登場人物から。

トーマス・エジソン:ベネディクト・カンバーバッチ

今回もアメリカンなアクセントでした。
アメリカ人の役だから当たり前ですね。
電流戦争のエジソンはとっても嫌な奴なイメージですが
彼が演じると嫌な部分も切なく感じてしまう只のベネさんファン。

ジョージ・ウェスティングハウス:マイケル・シャノン

今回はとっても渋いですね。
落ち着いた物腰や人格者であろうとする態度にとても好感を持ちました。

ニコラ・テスラ:ニコラス・ホルト

ニコラ・テスラは天才がゆえの変人エピソードをよく聞きますが
今回はただの天才、とにかくすごい奴。
ただしすごいのは自分の得意分野だけで基本的には世間知らず。

マーガリート・アースキン・ウェスティングハウス:キャサリン・ウォーターストン

ウェスティングハウスを支える奥さま。
この映画を観ている間、どこかで見たことあるんだけど・・・と
ずーっと考えていました。
ファンタスティック・ビーストのティナでした。

メアリー・スティルウェル・エジソン:タペンス・ミドルトン

こちらはエジソンの奥さま。
映画の中では脳腫瘍か何かの病死でしたが
一説にはエジソンが家庭を顧みなかったため次第に弱っていったとあります。
エジソンとWH、対照的な夫婦を焦点に当てているのも面白いです。

サミュエル・インサル: トム・ホランド

エジソンの秘書。
イギリス人でイギリスでエジソンの電話会社に従事していましたが
エジソンに憧れ、渡米し、もみあげを生やして頑張ったそうです。
思ったよりも出番も多く活躍していたのでおばちゃんは嬉しい。
それにしても、見るたびに大人になっていくよね、トムホくん。

フランクリン・ポープ:スタンリー・タウンゼント

発明家でエンジニア。
一時はエジソンとパートナーを組んでいました。
誰かと思ったらアンジェロじゃないですか!
劇中で会話する場面はなかったけれど共演はうれしいですね。

 

今回はこの辺で。
次はあらすじと感想です。