コメンタリー続きです。
Previous → The Great Game Audio Commentary その2
Next → The Great Game Audio Commentary その4
ゲ:ここでマーティンにジョンの衣装について聞こう。
MF:彼のふたつの職業を服装にも反映させたかった。彼は医師であり軍人だ。
MF:いずれも物語伝統的に立派な職業だとみなされている。
それで自分なりに考えた。彼は多くの軍医を出している一族の出身だろう。
だから服装は控えめな英国風がいい。
MF:例えばチェックのシャツなど実用重視のファッションだ。
軍人に知り合いは?
MF:今はいない。いや前からいないけど。なんで?
ゲ:軍人はごく慎重に服装を選んでいると思う。
何人か会ったことがあるが服装はそろってアウトドア風。
清潔感はあるがあか抜けなてない。
MF:ワトソンは将校クラスだ。
将校も医師もいわゆる「上流階級」の職業にあたる。
彼は超上流ではないだろうけど育ちがいいしひそかにオシャレだと思う。
自分が何をどんな理由で着ているかわかっているんだ。
ゲ:ここに出てくるのは「オレンジの種五つ」からの引用だよ。
有名な物語だけどあまり映像化されていないんだ。
クー・クラックス・クランが絡んでいるからね。
ゲ:オレンジの種が入った封筒にKKKと書かれているから今の読者は拒否反応を起こす。
だがこの単純な怖さにゾクゾクさせられる。
封筒に入った五つの種(ピップ)が殺しの予告なんだよ。
だが僕たちは舞台を現代に置き換えないといけない。だから時報音(ピップ)にした。
ゲ:引用はここだけだ。
このシリーズは「寄せ集め」で作るのが原則だ。複数の物語から面白いところを使う。
MF:そうだね。
ゲ:ルパート・グレイヴスの話を、ベネディクト。
BC:彼はサッカーが得意で5人目の子が誕生予定。すばらしい俳優だ。
レストレードはホームズの成長を辛抱強く見守りその能力を信じている。
いや、役よりルパートの話をしよう。
彼はユーモアがあって一緒にいると楽しいんだ。
MF:そうだよね。
BC:最高だよ。
ゲ:いい男だ。
ルパートをレストレード役に選んだときは・・・
BC:思い切った配役だったけどルパートで正解だったよね。
ゲ:従来レストレードはいつも不機嫌そうに描かれてた。
自分の能力が評価されないといら立っているんだ。
だが原作ではホームズの言う通り彼は優秀な刑事なんだ。
ホームズがいなければきっと主役になってたよ。
BC:名探偵だ。
ゲ:新しいだろう?
BC:とてもいい選択だったよ。
現代の視点から物語を解釈する試みが功を奏したと思う。
ルパート扮するレストレードの圧倒的な魅力によってホームズの仕事がそれ以上のものだとわかる。
通常の警察の仕事とは別物だとね。彼の服装を見ればいろいろ分かるよ。
酒癖が悪く離婚歴あり。
MF:それルパートの話?
MC:えーっと、レストレードだよ。
ゲ:僕が昔からやりたかったことのひとつは「ベイカー街221C」の物語を書くことだ。
ずっと想像を膨らませていたよ。
BC:この部屋だね。
ゲ:声の話をしても?
BC:人質の女性の声を演じたのは有名な女優だけど・・・・
ゲ:デボラ・ムーア。
BC:そう、デボラ・ムーアだ。でも現場では・・・・
ゲ:シノスだね。
BC:現場ではシノスが演じてくれたんだけど本当に泣いていたんだ。
ゲ:僕らの記録係だ。
BC:職務を超えて協力してくれた。
MF:僕たちの演技がかすむほどの熱演だった。
ゲ:しかも何度もね。
BC:何度やっても最高だったよ。
ゲ:このロケ地にはミステリーがあって、
ホームズの下宿のみすぼらしい地下なのになぜか車で1時間半もかかる。
近くにいい建物がなかった。ひどくじめじめした場所だったね。住人の忘れ物もあった。
BC:僕はコメンタリーは初体験なんだけど、この場で個人的な復讐をしてもいい?
ゲ:それは賢明ではないな。
BC:次シーズンに出たければね。
続きます。
ベネディクトが本調子になってきたようで、(笑)
マーティンはあいづちのみになってきています。
ヤードでの場面、
地動説を知らなかったのをみんなが知っていた、のところも大好きな場面です。
ジョンの知らんぷりな表情も、サリーが燃料投下した時の表情も最高でした。
この頃はユーモアも光ってましたね・・・(しつこい)
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ゲ:ここでマーティンにジョンの衣装について聞こう。
MF:彼のふたつの職業を服装にも反映させたかった。彼は医師であり軍人だ。
MF:いずれも物語伝統的に立派な職業だとみなされている。
それで自分なりに考えた。彼は多くの軍医を出している一族の出身だろう。
だから服装は控えめな英国風がいい。
MF:例えばチェックのシャツなど実用重視のファッションだ。
軍人に知り合いは?
MF:今はいない。いや前からいないけど。なんで?
ゲ:軍人はごく慎重に服装を選んでいると思う。
何人か会ったことがあるが服装はそろってアウトドア風。
清潔感はあるがあか抜けなてない。
MF:ワトソンは将校クラスだ。
将校も医師もいわゆる「上流階級」の職業にあたる。
彼は超上流ではないだろうけど育ちがいいしひそかにオシャレだと思う。
自分が何をどんな理由で着ているかわかっているんだ。
ゲ:ここに出てくるのは「オレンジの種五つ」からの引用だよ。
有名な物語だけどあまり映像化されていないんだ。
クー・クラックス・クランが絡んでいるからね。
ゲ:オレンジの種が入った封筒にKKKと書かれているから今の読者は拒否反応を起こす。
だがこの単純な怖さにゾクゾクさせられる。
封筒に入った五つの種(ピップ)が殺しの予告なんだよ。
だが僕たちは舞台を現代に置き換えないといけない。だから時報音(ピップ)にした。
ゲ:引用はここだけだ。
このシリーズは「寄せ集め」で作るのが原則だ。複数の物語から面白いところを使う。
MF:そうだね。
ゲ:ルパート・グレイヴスの話を、ベネディクト。
BC:彼はサッカーが得意で5人目の子が誕生予定。すばらしい俳優だ。
レストレードはホームズの成長を辛抱強く見守りその能力を信じている。
いや、役よりルパートの話をしよう。
彼はユーモアがあって一緒にいると楽しいんだ。
MF:そうだよね。
BC:最高だよ。
ゲ:いい男だ。
ルパートをレストレード役に選んだときは・・・
BC:思い切った配役だったけどルパートで正解だったよね。
ゲ:従来レストレードはいつも不機嫌そうに描かれてた。
自分の能力が評価されないといら立っているんだ。
だが原作ではホームズの言う通り彼は優秀な刑事なんだ。
ホームズがいなければきっと主役になってたよ。
BC:名探偵だ。
ゲ:新しいだろう?
BC:とてもいい選択だったよ。
現代の視点から物語を解釈する試みが功を奏したと思う。
ルパート扮するレストレードの圧倒的な魅力によってホームズの仕事がそれ以上のものだとわかる。
通常の警察の仕事とは別物だとね。彼の服装を見ればいろいろ分かるよ。
酒癖が悪く離婚歴あり。
MF:それルパートの話?
MC:えーっと、レストレードだよ。
ゲ:僕が昔からやりたかったことのひとつは「ベイカー街221C」の物語を書くことだ。
ずっと想像を膨らませていたよ。
BC:この部屋だね。
ゲ:声の話をしても?
BC:人質の女性の声を演じたのは有名な女優だけど・・・・
ゲ:デボラ・ムーア。
BC:そう、デボラ・ムーアだ。でも現場では・・・・
ゲ:シノスだね。
BC:現場ではシノスが演じてくれたんだけど本当に泣いていたんだ。
ゲ:僕らの記録係だ。
BC:職務を超えて協力してくれた。
MF:僕たちの演技がかすむほどの熱演だった。
ゲ:しかも何度もね。
BC:何度やっても最高だったよ。
ゲ:このロケ地にはミステリーがあって、
ホームズの下宿のみすぼらしい地下なのになぜか車で1時間半もかかる。
近くにいい建物がなかった。ひどくじめじめした場所だったね。住人の忘れ物もあった。
BC:僕はコメンタリーは初体験なんだけど、この場で個人的な復讐をしてもいい?
ゲ:それは賢明ではないな。
BC:次シーズンに出たければね。
続きます。
ベネディクトが本調子になってきたようで、(笑)
マーティンはあいづちのみになってきています。
ヤードでの場面、
地動説を知らなかったのをみんなが知っていた、のところも大好きな場面です。
ジョンの知らんぷりな表情も、サリーが燃料投下した時の表情も最高でした。
この頃はユーモアも光ってましたね・・・(しつこい)