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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

シャーロック バスカヴィルの犬 -S2E2- その2

2014-01-03 11:54:36 | Sherlock
Sherlock Season 2 Episode 2 : The Hounds of Baskerville

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

その1の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

「昨夜は何があった?」と聞くシャーロックに「なぜそれを?」と驚くヘンリー。
シャーロックの推理が始まります。
始発の列車の乗った事から列車の中で惹かれた女性、そして惹かれたけどすぐに冷めてしまった事まで、
途中でジョンが諌めようとしますが、話し続けます。
挙句に「今は1本目の煙草を切望している。座りなさい、そして煙草を」
そこまで聞いてヘンリーは椅子に座りながら「何でわかったんですか?」と聞いてしまうので
「流して」とジョンがスルーしようとしますが、シャーロックは止まりません。
「自己顕示」だからと止めようとするジョンに「これが僕の仕事だ」と言います。

いつものように早口でヘンリーが持っていたナプキンから状況を暴き出すと、驚きながらも
「その通りだ」と言うヘンリーに、にっこりとちょっと嘘くさい笑顔のシャーロック。

そしてヘンリーに近づくと真顔で
「さあ、吸って」

素直に煙草に火をつけるヘンリーにやれやれとジョンが質問します。
「ご両親はふたりとも亡くなったんだよね?7歳でひとりに?」
その時ヘンリーに顔を近づけて煙草の煙を吸い込むシャーロックに固まりながら「そうです」と答えるヘンリー。
ジョンも唖然としながら「傷を負った君の心が生み出した幻影という可能性は?」とドクターらしく聞きます。
ヘンリーはルイーズと言うセラピストに通っていて、その先生からも同様の指摘を受けて
自分と向き合うために故郷に戻ることを勧められていました。

「昨夜デュワーズ窪地で何があった?セラピーとして行ったはずなのになぜ探偵に相談を?」
シャーロックの質問にヘンリーは足跡を見たと答えます。

たったそれだけだったのでシャーロックはやっぱりトラウマだね、退屈!」と早々に切り上げ席をたちますが
ヘンリーが「大きな犬(ハウンド)の足跡だったんだ」と言うと引きかえします。

ヘンリーにもう一度同じ言葉を繰り返させると急に依頼を受けると言います。

何で急に興味を?とジョンが訝しみますが、まずはバスカヴィルに助手を派遣するからとシャーロック。
あんなに退屈だって言ってたのになぜ行かない?と怒るジョンにうさぎの事件で忙しいと答えるシャーロック。
挙句にこの顔です。

個人的にはこの顔大好きですが当事者は殴りたくなるんでしょうね、きっと(笑)

とうとうジョンは「わかった」と言って隠していた煙草をシャーロックに渡します。
が、シャーロックは煙草をぽいっと投げて自分もバスカヴィルに行くと言いました。

ジョンに勝ちたかっただけですか?

翌朝。
ハドソンさんとチャタジーさんの喧嘩を尻目にバスカヴィルに出発しました。

高く積まれた岩の上に立ちあたりを見回すシャーロックと地図を見ながらどこに何があるか確認するジョン。

デュワース窪地とバスカヴィル軍事施設、そしてそばに地雷原らしきところもありました。


宿泊するホテルに到着すると、そばで魔犬観光ツアーを説明する青年がいました。
ヘンリーが出演したドキュメンタリーですっかり有名になったようです。

襟を立てながら歩くシャーロックを横目で見るジョン。
視線を感じたのか「寒い」と呟くシャーロックでした。


その頃ヘンリーはセラピーを受けていました。

父親が殺された場面を思い出しながら「言葉が見える」と言うヘンリー。
「リバティ」
「イン」
この言葉の意味はヘンリーにもわかりませんでした。

ホテルではジョンが宿泊の手続きをしています。
「ダブルベッドじゃなくて悪いね」とお髭のご主人に言われちゃってました。
きっぱり拒否もできないまま視線を下に移すと食肉と書かれた伝票がありました。
このホテルはベジタブル料理を売りにしていたのでジョンはこっそりその伝票を頂いてしまいました。
すっかり探偵助手のジョンでした。

更にジョンはご主人から地雷原の事などを聞き出している間、シャーロックもウロウロと観察をしています。

この場面がファッション雑誌に出てくるモデルのようにキレイですっかり気に入っている私です。

魔犬とヘンリーに感謝してる、おかげで観光客が増えたと言うご主人。
「目撃した?」
ジョンが聞くと「俺はないけどフレッチャーが」と外にいる青年を見ました。
魔犬観光ツアーをやっていた青年でした。


その3に続きます。

シャーロック バスカヴィルの犬 -S2E2- その1

2013-12-28 08:28:13 | Sherlock
Sherlock Season 2 Episode 2 : The Hounds of Baskerville

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

本当にたった今、気が付いたんですけど、
前回のベルグレービアの醜聞の時のタイトル、途中からずっと「S1E2」になっていました。
逆じゃん、S2E1じゃん。お恥ずかしい限りです、すみません。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。


ヘンリーの回想から始まります。
森から逃げるように走り続ける少年ヘンリー。
そこに犬を連れた初老の女性に「大丈夫?」と声をかけられますが、
少年ヘンリーは犬を見て怯えたように叫びます。

そしてヘンリーは窪地に佇んでいました。


余談ですが、
オープニングクレジットの後、Speedy's café の窓に飾られたワンちゃんが写る演出がすごく好きです。


221Bのフラットのドアが開き、現れたのは銛を持った血だらけのシャーロックでした。

ジョンも思わずびっくり。
「その姿で地下鉄に?」と聞けばタクシーが乗車拒否したんだとご立腹。

血を落としてすっきりしたシャーロックですが落ち着きなく部屋をウロウロ。

ジョンが新聞記事を読み上げますがもっと重要な事件は無いのかと叫び、
「I need some. Get me some.」
アレが欲しいと言いますがジョンの答えは「No」

それでも食い下がるシャーロックに「きっぱり断つと決めただろう」
アレとは煙草ですね。せっかく禁煙してたのに前回のベルグレービアで吸ってしまったんですよね。

部屋のあちこちをガサガサと探しついにはジョンにかわいく「Please」とお願いしたりします。

ハドソンさんを呼び出し煙草のありかを聞き出そうとしますがもちろん「知らないわ」と言われるので
シャーロックはハドソンさんのボーイフレンド、チャタジーさんとの事を推理しちゃいます。

銛で人を指してはいけませんw

挙句に彼には隠し妻がいるから旅行は実現しないとトドメをさしてしまい怒ったハドソンさん退場。
しかも本人もソファにまるくなって拗ねてるし。

謝りに言ってこいとジョンに怒られるも僕には事件が必要なんだと叫ぶので
「サイトは見た?」と確認しますが
「うさぎのブルーベルが突然消えたので助けてください」と子供の依頼があるだけでした。
うさぎは姿を消す前に体が光ったそうだと茶化すように言うシャーロックにちゃんと付き合ってあげるジョンて
もうお父さんの域に入っているような。

シャーロックから渡されたPCを見るときのジョンのこの顔が当時かなりツボってましたw
何故この顔??w

その時、呼び鈴が鳴ります。

「あの鳴らし方は!」
そうです、依頼人がやってきました。

テレビのドキュメンタリーを観るシャーロック、つまらなそうです。

レポーターがダートムアのバスカヴィルの軍事施設で行われている秘密の実験に言及しています。
それは、遺伝子変異による動物兵器の開発の噂でした。

そして更にイライラするシャーロック。

「怪物は存在するのでしょうか」
レポーターの言葉にヘンリーが子供の頃に見たとモノが父を殺したとインタビューに答えます。

ヘンリー君が9歳の頃に描いた絵。

無言で観ていたシャーロックですがここでテレビを消します。

「何を見た?」と言うシャーロックに「これから言うところだったのに」とヘンリーが言うと
「編集されていない君の話を」
わかったと言ってポケットから出したナプキンで鼻を押さえるヘンリーに「あせらずに」とジョンがやさしくフォロー。


ダートムアの話を始めるヘンリーに興味ないのでお父さんが殺された話をしてくれと言うシャーロックを横目で見るジョン。
失礼な事を言わないように見張ってます(笑)

ヘンリーのお父さんが殺されたのはデュワーズ窪地で、その時に見たんだ。
黒い毛皮に赤い目。そいつが父を殺したけどそれしか覚えてない、そして父の遺体は見つからなかった。
ヘンリーの話をずっと無言で聞いているシャーロック。

「犬か狼かな?」ジョンの問いかけに「遺伝子操作かも」なんて返すシャーロックに憮然とするヘンリー。
「父はよくバスカヴィル研究所の話をしていた。怪物を作ってると言ってみんなに笑われていたけど
テレビ局は僕の話を信じてくれた」
真剣なヘンリーにシャーロックは「地元の観光促進になった」とか言うので見かねたジョンがちょっと助け舟。
「ヘンリー、お父さんの事件は20年前の事だ。なぜ今依頼を?」

だけどヘンリーは笑いごとだと思っているなら助けにならない!と腰を上げ立ち去ろうとします。
その時、突然シャーロックが「昨夜は何があった?」とヘンリーに話しかけます。

その2に続きます。

シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S1E1- その11

2013-12-13 07:30:15 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その10の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

「いい線いってたけどのめり込みすぎた」シャーロックはそう言いながらアドラーさんに近づきます。
「ゲームを楽しむのはいいけどだが感情は?感情は敗者に見られる化学的欠陥だ」
何の事/とアドラーさんが聞くと「君だ」と答えるので、
「それは勘違いよ。私があなたに惹かれていると?」とちょっと押され気味のアドラーさん。
シャーロックはそっとアドラーさんの手首を触り「君の脈を取った」と耳元で囁きます。
あのコベントリーの話をした夜の事でした。

「無粋なの僕でもわかる。恋の化学作用は単純で破壊力がある」とシャーロックはアドラーさんの携帯を手にします。
「金庫のコードはスリーサイズだった。これはもっと私的な・・・」と携帯をくるんと回します。
「君の理性を失わせたもの」言いながらシャーロックはパスコードを入力していきます。

「意味のない数字を使うべきだったのに我慢できずにこれにした。
恋は危険で不利益なものだと思ってたけどこれで証明された」ひとつひとつボタンを押していくシャーロック。
アドラーさんが思わずシャーロックの手を止めます。
いつも冷静なアイリーン・アドラーが初めて狼狽える場面でした。

「私の言葉はすべて偽りよ。ゲーム楽しんだだけ」
「わかってる。そして敗北したんだ」
シャーロックはそう言って携帯の画面を出します。

「I AM SHERLOCKED」パスワードは「SHER」でした。
これを見た瞬間、涙を流すアドラーさん。

この一連の場面がこのエピソードで一番大好きです。BGMも効果音も最高でいつ見ても鳥肌ものの場面です。
しかし、これパスワードが違っていたらどうしたんだろう・・・と考えずにはいられないのですが、
同じように考えていた方が結構たくさんいました。そうですよねー(笑)

「これで僕の失点が回復できるといいけど」
シャーロックはロックを解除するとマイクロフトに携帯を渡します。

「拘置してやれ。お守りなしじゃ生き残れない」シャーロックが言うと
「懇願しろと?」と言いながら「お願い。確かに半年と持たないわ」アドラーさんのお願いに、
「夕食、残念だったな」と一言だけで立ち去ります。

数日後。
マイクロフトは221Bの下にあるカフェでジョンと会います。
事件終了の報告とアドラーさんが証人保護プログラムでアメリカで無事に生きているが2度と会えないことを伝えます。
「シャーロックは彼女を嫌ってたから大丈夫だよ。あの女って呼んでるし」ジョンが言いますが、
「敬意の表れかもしれないよ。ただ一人の大切な女性への」マイクロフトが言うので
「いや、彼はそんな感情とか持ってないですよ」とあくまで否定するジョン。

「弟は科学者や哲学者の脳を持ちながら探偵になった男だ。彼の心が推し量れるか?」
「いや」
「同感だよ。弟は海賊になりたがっていたんだ」とちょっとお兄ちゃんの顔になるマイクロフトでした。

「証人保護プログラムの事、シャーロックに話しておきますよ」ジョンは言いますが、
実はアドラーさんが2か月前にカラチでテロ組織に捕まり斬首になったとマイクロフトが打ち明けます。
「また死を装ったのでは?」ジョンの疑問に、「今回の確認は完璧だ。弟なら私を騙せるけど」
そう言いながらマイクロフトはアドラーさんの携帯や報告書などが入ったケースをジョンに渡し、
「シャーロックに何て言う?」と言います。

部屋に戻るとシャーロックは顕微鏡を覗いていました。
ジョンは悩みましたが結局「証人保護プログラム」の方を選びます。

再び顕微鏡を覗くシャーロック。
そんなシャーロックを見つめながらジョンは悩んだ挙句真実を話そうとしますが、
その時シャーロックが「携帯をくれ」と手を出します。

「データは抜かれてるし、これ政府のものだから」と抵抗しますが「プリーズ」とお願いされ、
これも結局渡してしまうジョンでした。

「事件のあと彼女からメールあった?」とジョンが聞くと
「数か月前に一度、さよならミスターホームズと」シャーロックが顕微鏡を覗きながら答えます。

ジョンは所在なさげにそして何か言いたげに部屋をうろうろ。
結局何も言わずに部屋から立ち去ります。


ジョンがいなくなるとシャーロックはアドラーさんの携帯を開きシャーロック宛てのメールのうち、
最後の「さよならミスターホームズ」を確認します。

中東でアドラーさんが数人の男に囲まれながら最後のメールを打っていました。

送信が終わると黒装束の男が携帯を取り上げ、首を切るために剣を振り上げます。
目を閉じるアドラーさん。
その時、どこかでシャーロックの着信音のセクシーボイスが鳴ります。
驚いて振り向くアドラーさん。そこにはシャーロックがいました。

「合図をしたら走れ」
シャーロックが囁きます。

フラットでシャーロックがアドラーさんの携帯を抽斗にしまいながら笑います。
「あの女。比類なき女」

この最後のセリフ、字幕は「比類なき女」となっていますが実際は何て言ってるのでしょうか。
「Dear Woman」?スクリプトは「The Woman」を2回繰り返しているだけなのです。
確かに最後も「The Woman」て言ってるように聞こえますが・・・・やばい、また無知がバレる(泣)

それにしても何度観てもこのエピソードは良いですね~。

長々とここまでお付き合いくださりありがとうございました。
自分でも何がしたいのかよくわからなくなっているこの頃ですが、しばらくはこんな感じで画像だらけになる所存です。

次は「バスカヴィルの犬」になります。

シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S1E1- その10

2013-12-07 11:41:35 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その9の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

「ボンド・エアは準備完了。コベントリーと確認を」
ヴァイオリンの弦を弾きながらあの時マイクロフトが話していた言葉を考えながらマインドパレスにこもるシャーロック。
なのでアドラーさんが目の前にいることもジョンが居ないことも気づかないで「コベントリー」と呟き、
しかも「ジョンに話してた」とか、アドラーさんの立場が。。。

コベントリーって?とアドラーさん。
第2次大戦中の噂だ。
敵の暗号を解読、コベントリー爆撃計画を知ったけど暗号解読を敵に知られるのを伏せるために、爆撃を放置
と、シャーロックはきちんと説明しますが突然「誰かいたことは?」と聞かれ「はい?」となるシャーロック。
アドラーさん、「夕食を」とシャーロックの手の上にそっと手を重ねます。
シャーロックもアドラーさんの手首を触って何か良い雰囲気。

と、その時ハドソンさんの呼び出しが。

マイクロフトの部下が来ました。
彼はシャーロックに例のボンド・エアの搭乗券を渡し、一緒に来るように言います。

タラップのところで窓から落ちた(落とした)CIAに迎えられ機内に入って行きます。
薄暗い機内の中にはたくさんの乗客が座っていましたが様子がおかしいので近づいてみるシャーロック。
乗客はみな死人でした。

そしてマイクロフト登場。
「テロに狙われているフライトに死者を乗せて爆発させればテロリストは満足し、死者も出ない。これが政府の解決策だ」

「お前はこれの近い所にいたんだ」
そう言われて思い返すシャーロック。
おばあちゃんに会えなかった少女たち。
そして解決できなかったトランクから出てきた死人はドイツ政府が同じことをした時に乗り遅れた死人の乗客でした。

「しかし」
マイクロフトは続けます。
「このフライトは中止になった。テロリストにこちらの状況が漏れてしまった。長年の計画がすべて台無しだ。」
ここでシャーロックは「防衛省の役人が・・」と気づきます。
「自分をひけらかしたい孤独でウブな男。彼をたぶらかす利口な女。」
マイクロフトの言葉に「役人の管理の徹底をしろ」とシャーロックが返しますが、
「お前の事だ、シャーロック」とマイクロフトが珍しくちょっとだけ声を荒げます。

「使い古された手口だぞ、いつもの洞察力はどうしたんだ。」とマイクロフトに言われ、
「バカらしい」と答えると「そうか?暗号の解読にかかった時間は?」とマイクロフトが聞きます。
「5秒とかからなかったわ」シャーロックの後ろから声がします。
答えたのはアイリーン・アドラーでした。

「お兄さんに話があるの」とシャーロックをスルーしマイクロフトに近づくと取引を持ち掛けます。
アドラーさんの材料は携帯に入っている国家転覆ものの情報でした。


「データは抜き出せる」
アドラーさんの携帯を前にしながらマイクロフトが言うと、アドラーさんはその仮設はシャーロックが検証済だと言います。
そういえばバーツでX線かけてましたよね、シャーロック。

「シャーロックに6ヶ月与えた」
アドラーさんの言葉に思わず目を閉じるシャーロック。
そのためにクリスマスの夜に携帯を送ったんですね。完璧すぎます、アドラーさんの計画。

携帯は無理に開けようとすると爆発するとかパスワードは二つあり入力するとロック解除するものと、
破壊するものがあるから無理に吐かせてもどちらかわからない。
仮説を立てるマイクロフトにアドラーさんはシャーロックに回答させます。

完璧な答えに「首輪をつけて飼いたいわ」と称賛。アドラーさん、気持ちはわかりますw

そして彼女はマイクロフトに「安全の保障もしてね」と要求リストを渡します。
慎ましい金額と言ったらウソになるわね、と言われながらリストを見るマイクロフトの表情が秀逸です!


「君は完璧だな。部下に見習わせたい」マイクロフトが言うと、
「私だけの力じゃないの。助けがあったのよ」とアドラーさん。
「ジム・モリアーティがよろしくと言ってたわよ」


「私にも接触してきた」とマイクロフト。
「コンサルタント犯罪者がホームズ兄弟について助言をくれたわ。あなたたちをこう呼んでた。」
アドラーさんがマイクロフトに向かって言います。
「アイスマン」
そしてシャーロックの方を見ながら、
「ヴァージン」
シャーロックのヴァージン説を決定づけた(かもしれない)発言でした(笑)

「見事だった」マイクロフトの言葉に突然シャーロックが否定します。
「はい?」と言うような表情のお二人。


すごく半端ですがその11に続きます。



シャーロック ベルグレービアの醜聞 -S1E1- その9

2013-11-30 09:01:29 | Sherlock
原題:A Scandal in Belgravia


その8の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

シャーロックはバーツでアドラー嬢の携帯電話をX線で分析していました。
隣で見ているモリーは「誰の携帯電話?彼女の?」と、そりゃー気になりますよね。

「X線で分析すると彼女なのか?」と突っ込むシャーロックですがモリーが「人はバカな事をする」と言うと
「その通りだ」と閃いたシャーロックは僕のフラットに送ってきたし彼女はゲーム好きだし、と
携帯のパスワードに「221B」と入力します。残念。残りはあと2回となりました。

フラットに帰るといつもと違う匂いを感じるシャーロック。

匂いを辿っていくと寝室で寝ているアドラー嬢を見つけました。
リビングからシャーロックの姿を見つけ名前を呼ぶと「依頼人だよ」とシャーロックが言うので、
「寝室に?」と言いながらジョンもアドラー嬢を見つけ「うおー」とかジョン、今、唸りました?


命を狙われていると言うアドラーさん。だから死の偽装をしたと言います。
「携帯を返して」アドラーさんが言うとジョンが「ここに置くほど馬鹿じゃないよ」

「貸金庫からモリーが回収してホームレスが下の店に運んで店員がここへ」と言うジョンに応えて
「いい計画だ。早速電話を」と言いながらシャーロックが何気にアドラーさんの携帯を出します。

この中には何が入っているんだと聞くシャーロックにいろんな写真や情報、でもあくまでお守りだと話すアドラーさん。
「自分は裏社会でのし上がってきたのよ。」
お守り以上のものが入ってるだろうと言うと、でも読み解けないとアドラーさんが言うので
「だろうな。見せて」
そう言ってシャーロックはアドラーさんに携帯を渡します。

受け取ったアドラーさんはパスコードを入力しますがロックを解除できません。
「複製だよ。今1058と打ったな」
そう言って本物の携帯を出し1058と入力しますがエラーの表示が。残りはあと1回です。
「私の命だと言ったでしょ。本物かどうか触ればわかるわ」
「やるな」「あなたこそ」などと殺伐とした空気の中お互いを褒めるような言葉。
この雰囲気に耐えられずジョンが突然「ヘイミッシュ」と声を出します。
「ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン・僕のミドルネーム。君たちの子供につけてね」
ひとりだけ蚊帳の外な扱いで思わず構ってちゃんしてしまうジョンでした。やきもちですか?え?どっちに?

「客に国防省の役人がいてこれが世界を救うと言っていたから緊縛プレー中に写したの」
そう言ってアドラーさんが見せたものはアルファベットが並んだ何かの暗号でした。
「暗号の専門家もダメだったの。あなたはどう?いいところを見せて」
そう言いながらシャーロックにキスをする間に解読するシャーロック。

「明日夜6時30分ボルチモア行747型機だ。それが世界を救うらしい。推理に時間をくれ」
アドラーさんもジョンも思わずシャーロックをガン見してます。ジョンはお口ポカーンだし。
視線に気づいたシャーロックはもうちょっとだけ説明します。


余談ですが、
この時のアドラーさんの表情がどことなく悲し気に見えるのでもしかしたら、
解読できないで欲しい気持ちもあったのかなあと。解読出来ちゃったらもう進むしかないので。

気のせいですね、すみません。

「航空機の座席の割り当てだよ。数字の1と間違うIがない」
以下は早口なので割愛しますが(笑)条件を満たすのが明日のヒースロー発ボルチモア行きだと説明します。
アドラーさんがじっと見つめているとシャーロックが無表情のまま言います。
「ジョンが褒めるから称賛の言葉はいらないよ」
「机に押し倒して2回慈悲を請わせたいわ」これアドラーさん最大の賛辞なんでしょうね。

そんな言葉をいただいたシャーロックはしばらく見つめ合った後ジョンにフライトの確認を頼みます。
とんでもないやりとりにぼーっとみているだけのジョン。
シャーロックは単に固まっていたんじゃないかと思いますが(笑)

ここも大好きな場面です。

気を取り直して確認するジョン。
「確かに007便(ダブルオーセブン)がある」
それを聞いたシャーロックは「ダブルオーセブン、どこかで聞いたぞ」と部屋をうろうろ。
その隙にアドラーさんがこっそりと「747 TOMORROW 6:30PM HEATHROW 」とテキストを送ります。
受信者はモリアーティでした。


「007」それはマイクロフトがフラットに来た時に電話で言っていた言葉でした。
「ボンド・エアは準備完了」
これに関して、「ジェームズ・ボンドの映画を観たことがないシャーロックがこの発想ができたのは
ジョンのブログに書かれていた「ボンドナイト」で観たおかげかも」と書いているブログをお見かけして、
なるほどー!と感心しました。ファンのみなさんの発想もアメージングだといつも思います。

これを見たモリアーティはマイクロフトにテキストを送ります。
「Jumbo jet, Dear me Mr.Holmes, Dear me 」
テキストを見たマイクロフトは戦慄しました。


その10に続きます。
あと2回くらい?