Contagion
Directed by Steven Soderbergh
Produced by Michael Shamberg Stacey Sher Gregory Jacobs
Written by Scott Z. Burns
2011 USA
COVID-19、新型コロナウィルスが広がり日本でもオーバーシュート寸前の気配があり
不安の毎日だと思いますがみなさまやご家族は大丈夫ですか?
この週末都市では不要不急の外出を避けるよう要請があり、
テレワークを採用する企業も増えてきましたが私は毎日電車で通勤です。
感染者が出ないと動かない役所みたいな会社なんです。
会社の愚痴はおいといて、
このニュースを聞いたとき真っ先にこの映画を思い出しましたが
最近あちこちでそんな感想を見かけます。
ほぼ10年前の映画ですがパンデミック対策として役立つ情報が詰まっている作品です。
この時期に不謹慎だと思われる方もいらっしゃると思いますが
この時期だからこそ振り返りたい作品だと思いましたので書くことにしました。
「コンテイジョン」はウィルス感染による脅威とパニックを描いた作品で
感染がどのように広がり、なぜパニックが起こるのか、
そしてWHOやCDCの動きなどもとてもわかりやすく描かれていました。
ストーリーは所謂ハイパーリンクムービーで
最初に発症した家族、WHO、CDC、そしてフリー記者などがそれぞれの目線で進みながらリンクしていきます。
冒頭はベス・エムホフ ( グウィネス・パルトロー)が登場。
アルダーソン社の役員を務めるベスが香港の出張からミネアポリスの自宅に帰宅すると
すぐに体調を崩し救急車で運ばれますが死亡します。
ミッチ・エムホフ(マット・デイモン)
ベスの夫ミッチは医師からベスの死を告げられますが
同じころ自宅で養子のクラークも同じ症状で死んでしまいます。
死亡の原因を突き止めるため病理解剖を行った医師が伝染病の可能性があると気づき通報。
ミッチは隔離されるものの感染しておらず娘のジョリーと自宅に帰ります。
CDCのエリス・チーヴァー医師(ローレンス・フィッシュバーン)は
EISのエリン・ミアーズ医師をミネアポリスに派遣します。
エリン・ミアーズ医師( ケイト・ウィンスレット)は現地で調査を行いベスが発生源であることを突き止めます。
当日ベスは香港から一旦シカゴ市内に入り4時間ほど滞在後ミネアポリスに帰宅してることがわかりました。
シカゴには元カレが住んでいることを知っていたミッチは妻の浮気を知ることになります。
感染拡大を阻止しようと地元の役人に協力を求めますが得られず孤軍奮闘しますがついには感染してしまいます。
このウィルス「MEV-1」は呼吸や飛沫などの媒介物で感染し発症するとすぐに死に至る特徴がありました。
つまりドアノブやエレベーターのボタンなどから人の体内に入るわけですが
エリンは映画の中で「人は一日に2000回~3000回顔を触る」と言っています。
この言葉がすごく印象に残っていたのでコロナが発生した時もなるべく触らないよう意識するようにしました。
収容施設があっても看護師がいない。
治療方法も対応策もないので看護師たちはストライキをしていました。
エリンは他の患者同様ほとんど治療も受けれないまま死んでしまいます。
エリンが説明していたR0、基本再生産数という言葉を初めて知りました。
何人に二次感染させるかの数字だそうです。
インフルは2~3、はしかが12~18、
新型コロナは今のところ1~4くらいと推定されています。
アリー・ヘクストール医師(ジェニファー・イーリー)は
ウイルスがブタ由来の遺伝物質とコウモリウイルスの合成物であることを突き止めますが
ウィルスの培養ができないためワクチン開発の実験に進めない状況でした。
ウィルスがレベル4に指定されたため研究を禁止されたイアン・サスマン博士(エリオット・グールド)は
密かに研究を続け培養に成功します。
長くなりそうなので2つに分けます。