原題:Hawking
その5の続きです。
これで終わります。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
ペンローズにお見送りされながら電車に乗るスティーヴン。
握手をして「ケンブリッジで会おう」とペンローズさんが言います。
座席に座ると隣の電車が動き出したのを見て向かいに座っている女性が「この電車が動き出したのかと思ったわ」
そして電車の連結部分がぶつかった衝撃を受けて
「後退したわ。私たちはその時間にいるのね。このプラットホームの時間に」
女性が次々と話し出すとスティーヴンは突然閃いたように「時間を後退させるんだ」と言うと
「あなたをずっと慕います。」と女性に言って電車を降り、急いで帰りかけたペンローズを呼び戻します。
「どうしたの?大丈夫?」戻ってきたペンローズが心配しますが、
「アインシュタインが正しいかったら?」スティーヴンはそう言うと紙と鉛筆を探します。
ペンローズはチョークを持っていたので地面に書き出すスティーヴン。
図を描きながら一生懸命説明するスティーヴン。
難しいので内容は省きます(笑)
ペンローズが講義で説明した位相幾何学と特異点、そして相対性理論からビッグバンの可能性を見出します。
会心の笑顔です。
ペンローズも嬉しそう。
スティーヴンはタクシーに乗ろうと運転手に行先を告げますがうまく話せず運転手が聞き取れません。
そこにジェーンがやってきて「トリニティホール」だと伝えてあげます。
楽しそうに話す二人ですが突然スティーヴンは真顔になり、ジェーンに言います。
「僕との結婚を考えてほしい」
でもジェーンは即答できませんでした。
少し考えてね。スティーヴンはそう言うとその場を離れます。
そして自分の研究に打ち込むスティーヴン。
デニスさんが言った通りまさしく死に物狂いで頑張ります。
そして最後に説明文と名前を署名した後、出かけます。
外出先はデニスさんの家でした。
ドアが開いた途端「時間が反対方向に進むと考えてください」と話し出します。
「は?」とデニスさんですがスティーヴンは一通り説明した後、研究論文を渡します。
デニスさんをひたすら待ち続けるスティーヴンですが、やっとお呼び出しがかかりました。
デニスさんのお家にはペンローズさんもいました。
デニスさんが言います。
「第3章までは大したことなかった。第4章は・・・」
そしてペンローズが一言
「モーツァルト」
この言葉に満面の笑みで返すスティーヴンでした。
部屋に戻るとジェーンが来ていました。
続けて入ってきたジョージが驚いて「俺・・行くわ」とそそくさと部屋を出ます。
「僕これからカイウスカレッジの会計に会うんだ。君も来る?」
会計の人が説明します。
「カイウスでは誰も特別扱いしない。住宅も同じだ。」
それを聞いたスティーヴンは「僕はみんなと同じようにはできないんです」と言いますが、
「みんな同じことを言うんだ」と取り合わないのでそれを聞いていたジェーンが抗議します。
「彼は階段を上がれないんです。彼の病気がそうさせてるんです。出入りしやすい住宅が必要なので見つけてください」
「さもなくばあらゆる新聞がこのカレッジの行動を嗅ぎ付けるでしょうね」
「いかに大きな勇気や立派な覚悟、信頼を想像する能力を持つこの男性を何でもないかのように扱ったことを」
ジェーンの脅し(笑)を黙って聞いているスティーヴン。
そしてジェーンは言います。
「それに彼は私の夫になります」
それを聞いたスティーヴンは喜びと共に「へへん」と言いたげな表情を会計のおじさんに向けます。
デニスさんはスティーヴンのパパに言います。
「彼はアインシュタインの研究を美しくした」
パパが「彼は何をしたと言うんですか?」と聞くとデニスさんはこう答えます。
「彼は私たちが閉まっていると思っていたもを開けたんです。宇宙は常に存在しているわけではないのかもしれません」
それはホイル教授の「定常宇宙論」を否定する言葉でした。
そうしてホイル教授がスティーヴンのところにやってきます。
「もし君が正しかったとしたら、ビッグバンによる放射の余熱があるはずだ。しかし誰もそのノイズを聞き取っていない。
そうだろう?なぜ誰も聞き取ってないのか?もしかしてビッグバンの余熱がないからか?」
そしてストックホルム。
アーノさんが言います。
「この音はつながっているんだよ。私の子供時代に」
「このノイズは、この美しい音は、時間の始まりの音だ」
「ビッグバンの余熱だ」
スティーヴンの理論とふたりの観測がつながった瞬間でした。
ジェーンが聞きます。
「ビッグバンの前には何があったの?」
スティーヴンが答えます。
「それが何であれ、そこには時間でも空間でも物資でもないよ」
そしてスティーヴンが言います。
「僕たちがどんなに小さな存在であってもいつか宇宙の全てを知り尽くすと信じているんだ」
スティーヴン・ホーキングは現在ケンブリッジ大学、ルーカス教授職のかつてニュートンに守られた地位に就いています。
ちなみにホイル教授は最期まで定常宇宙論を捨てることはありませんでした。
このドラマ、音楽がすごくステキでした。
最後のアーノさんたちが発見したのはノイズだったあたりはゾクゾクしました。
年末に「Third Star」の日本版DVDが発売されるようですしついでにこれも出してくれないかなあ。
その5の続きです。
これで終わります。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
ペンローズにお見送りされながら電車に乗るスティーヴン。
握手をして「ケンブリッジで会おう」とペンローズさんが言います。
座席に座ると隣の電車が動き出したのを見て向かいに座っている女性が「この電車が動き出したのかと思ったわ」
そして電車の連結部分がぶつかった衝撃を受けて
「後退したわ。私たちはその時間にいるのね。このプラットホームの時間に」
女性が次々と話し出すとスティーヴンは突然閃いたように「時間を後退させるんだ」と言うと
「あなたをずっと慕います。」と女性に言って電車を降り、急いで帰りかけたペンローズを呼び戻します。
「どうしたの?大丈夫?」戻ってきたペンローズが心配しますが、
「アインシュタインが正しいかったら?」スティーヴンはそう言うと紙と鉛筆を探します。
ペンローズはチョークを持っていたので地面に書き出すスティーヴン。
図を描きながら一生懸命説明するスティーヴン。
難しいので内容は省きます(笑)
ペンローズが講義で説明した位相幾何学と特異点、そして相対性理論からビッグバンの可能性を見出します。
会心の笑顔です。
ペンローズも嬉しそう。
スティーヴンはタクシーに乗ろうと運転手に行先を告げますがうまく話せず運転手が聞き取れません。
そこにジェーンがやってきて「トリニティホール」だと伝えてあげます。
楽しそうに話す二人ですが突然スティーヴンは真顔になり、ジェーンに言います。
「僕との結婚を考えてほしい」
でもジェーンは即答できませんでした。
少し考えてね。スティーヴンはそう言うとその場を離れます。
そして自分の研究に打ち込むスティーヴン。
デニスさんが言った通りまさしく死に物狂いで頑張ります。
そして最後に説明文と名前を署名した後、出かけます。
外出先はデニスさんの家でした。
ドアが開いた途端「時間が反対方向に進むと考えてください」と話し出します。
「は?」とデニスさんですがスティーヴンは一通り説明した後、研究論文を渡します。
デニスさんをひたすら待ち続けるスティーヴンですが、やっとお呼び出しがかかりました。
デニスさんのお家にはペンローズさんもいました。
デニスさんが言います。
「第3章までは大したことなかった。第4章は・・・」
そしてペンローズが一言
「モーツァルト」
この言葉に満面の笑みで返すスティーヴンでした。
部屋に戻るとジェーンが来ていました。
続けて入ってきたジョージが驚いて「俺・・行くわ」とそそくさと部屋を出ます。
「僕これからカイウスカレッジの会計に会うんだ。君も来る?」
会計の人が説明します。
「カイウスでは誰も特別扱いしない。住宅も同じだ。」
それを聞いたスティーヴンは「僕はみんなと同じようにはできないんです」と言いますが、
「みんな同じことを言うんだ」と取り合わないのでそれを聞いていたジェーンが抗議します。
「彼は階段を上がれないんです。彼の病気がそうさせてるんです。出入りしやすい住宅が必要なので見つけてください」
「さもなくばあらゆる新聞がこのカレッジの行動を嗅ぎ付けるでしょうね」
「いかに大きな勇気や立派な覚悟、信頼を想像する能力を持つこの男性を何でもないかのように扱ったことを」
ジェーンの脅し(笑)を黙って聞いているスティーヴン。
そしてジェーンは言います。
「それに彼は私の夫になります」
それを聞いたスティーヴンは喜びと共に「へへん」と言いたげな表情を会計のおじさんに向けます。
デニスさんはスティーヴンのパパに言います。
「彼はアインシュタインの研究を美しくした」
パパが「彼は何をしたと言うんですか?」と聞くとデニスさんはこう答えます。
「彼は私たちが閉まっていると思っていたもを開けたんです。宇宙は常に存在しているわけではないのかもしれません」
それはホイル教授の「定常宇宙論」を否定する言葉でした。
そうしてホイル教授がスティーヴンのところにやってきます。
「もし君が正しかったとしたら、ビッグバンによる放射の余熱があるはずだ。しかし誰もそのノイズを聞き取っていない。
そうだろう?なぜ誰も聞き取ってないのか?もしかしてビッグバンの余熱がないからか?」
そしてストックホルム。
アーノさんが言います。
「この音はつながっているんだよ。私の子供時代に」
「このノイズは、この美しい音は、時間の始まりの音だ」
「ビッグバンの余熱だ」
スティーヴンの理論とふたりの観測がつながった瞬間でした。
ジェーンが聞きます。
「ビッグバンの前には何があったの?」
スティーヴンが答えます。
「それが何であれ、そこには時間でも空間でも物資でもないよ」
そしてスティーヴンが言います。
「僕たちがどんなに小さな存在であってもいつか宇宙の全てを知り尽くすと信じているんだ」
スティーヴン・ホーキングは現在ケンブリッジ大学、ルーカス教授職のかつてニュートンに守られた地位に就いています。
ちなみにホイル教授は最期まで定常宇宙論を捨てることはありませんでした。
このドラマ、音楽がすごくステキでした。
最後のアーノさんたちが発見したのはノイズだったあたりはゾクゾクしました。
年末に「Third Star」の日本版DVDが発売されるようですしついでにこれも出してくれないかなあ。