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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-3 The Great Game その6

2016-05-31 07:26:26 | Sherlock S1E3
「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

続きです。

制限時間はあと6時間。
シャーロックたちはヤヌスカーズに来ています。

「あなたがたのお役には立てそうにありませんよ。」
JW「あなたは昨日Mr.モンクフォードに車を貸しましたね。」
「ああ、いい車だよ。マツダのRX-8だ。俺が欲しいくらいだよ。」


シャーロックは壁に貼られた写真を指さします。
SH「あれがそう?」
「いや、あれは全部ジャガーだよ。あまり車は好きじゃないようだな。」
SH「でも、あなたならマツダを買う事ができるでしょう?」
「ああ、確かに。しかし君ならわかると思うが、菓子屋で働くようなものなんだ。
リコリスを一度つまみ食いすると止まらなくなるだろう?」


JW「しかし、あなたはMr.モンクフォードとは知人ではなかった?」
「ああ、彼は単なる客だよ。
ここに来て車を1台借りて行った。彼に何が起こったかなんて知る由もない。
かわいそうだけど。」

SH「休暇は楽しかったですか?Mr.エワート。」
「え?」
SH「どこかに行かれたのでは?」
「いや、これは日焼けマシンだ。忙しすぎてどこにも行けないよ。妻は行きたがっているんだけど。」
SH「タバコを買いたいんだけど小銭あります?」
「何だって?」
SH「途中で小銭がなかった事に気づいたので。」


エワートはお財布の中を探しながら「悪い、俺も持ってないな。」と言います。
SH「そうですか。お時間をいただいてありがとうございます。Mr.エワート。
とても役に立ちました。行こう、ジョン。」
そう言いながらシャーロックは早々に立ち去ります。


ジョンは追いかけながら「小銭あるけど・・・君が吸いたいならさ・・・」と
SH「ニコチンパッチ貼ってるんだよ、忘れたか?」
JW「じゃ、あれは何だったんだ。」
SH「彼の財布の中を見たかったから。」
JW「なんで?」
SH「彼はうそつきだ。」

場面はラボに変わります。
シャーロックはイアン・モンクフォードの血液サンプルを調べています。


爆弾魔から電話がかかってきます。
SH「ハロー?」
「手がかりを与えよう。ヤヌスカーズだ。」
SH「なぜ僕に手がかりを?」
「なぜ人は何かをやるのか?退屈だからだ。私たちは最高に相性がいいんだよ、シャーロック。」
SH「なら、自分の声で僕と話せ。」
「我慢だよ。」


そこで通話は切れます。
シャーロックはじっと考えているかのように見えます。
そして血液の検査結果を見て満足そうに微笑みます。


あと3時間。
現場に残された車が保管してある駐車場でレストレードと話すシャーロック。


SH「車中の血液量はどのくらいだったか言ってみてくれ。」
GL「量か?約1パイントだ。」
SH「「約」じゃない。きっかり1パイントだ。それが最初のミス。
血液は間違いなくイアン・モンクフォードのものだが冷凍されていた血液だ。」
GL「冷凍?」
SH「明らかに冷凍されていた痕跡があった。
イアン・モンクフォードが血液を渡し、それをシートにまき散らしたんだと思う。」
JW「誰が?」
SH「ヤヌスカーズだよ。名前がヒントだ。」
JW「顔がふたつある神様か。」
SH「その通り。」

SH「彼らは特殊なサービスを提供している。
もし君たちが何らかの問題を抱えていたら・・・金の問題や結婚の失敗など、ヤヌスカーズが失踪を手助けをする。
イアン・モンクフォードは何かのトラブルにはまり込んで、おそらく金のトラブルだろう、銀行家だから。
どうにもならなくなったんだ。だが、彼が失踪し乗り捨てた車の運転席一面に彼の血が発見されたとしたら・・・」
JW「で、彼はどこに?」
SH「コロンビア。」
GL「コロンビア?」
SH「ヤヌスカーズのMr.エワートの財布には2万コロンビアペソの札が入っていた。」
ここでヤヌスカーズでの場面がフラッシュバックされます。

SH「小銭もかなりあった。
彼は最近海外には行ってないと話していたが僕が車の事を聞いた時、日焼けのラインが見えたんだ。」

SH「シャツを着たまま日焼けマシンに入る人はいない。更に腕だ。」
GL「腕?」
SH「ずっと掻き続けていて、出血していた。なぜか?最近、追加抗原注射を受けたからだ。
おそらくB型肝炎だろう。遠かったから判断は難しいけど。」


SH「結論。彼はイアン・モンクフォードが新たな人生を送るために彼をコロンビアに連れて行き、
戻ってきたばかりだ。モンクフォード夫人には保険金が入り、ヤヌスカーズに分配するんだ。」
JW「モンクフォード夫人?」
SH「そうだよ。彼女もグルだ。」


SH「今すぐ彼らを逮捕するんだ、警部。君の得意分野だろう。
僕たちはフレンドリーな爆弾魔に事件解決を知らせないと。」
シャーロックは早口でひと通り話すと唖然とした様子のレストレードを残しその場を立ち去ります。

「I am on fire! 」

221B。
シャーロックは前回と同じように自分のサイトにメッセージを入れます。

「イアン・モンクフォードのコロンビアでの再出発にお祝いを述べる。」

するとすぐに電話が鳴ります。
「彼が僕を連れて行っていいと言っている。助けて。」
男を助けに警官が走り寄る様子が見えます。

じっと見つめあってるシャーロックとジョン。

(ここのふたりがすごく好きなんです。見つめ合ってるからではないですよー。
いえ、もちろんそれもあるんですけど(笑)
ほんのり暗い部屋で息をひそめて結果を待つ、というのがすごくシャーロックだなあと。)

そして救出されたという報告が入ったのでしょうか。
嬉しそうに口角をあげるシャーロックでした。


場所は食堂に変わります。

SH「落ち着いた?」
JW「うん。これが始まってからやっと一息つけたって事だよね?」
そして一口放り込むと、ジョンが「君はわかってた・・・?」と言いますが
それを遮るように「うん。」とシャーロックが先回りするので、「違うよ」とジョン。
JW「爆弾魔が君とゲームをしているってわかってたのか?
あの封筒とか、フラットに侵入した事や死んだ子どもの靴、すべて君のために仕組まれていた事だよ。」
SH「うん。わかってる。」

(↑何か嬉しそうなシャーロック。かわいー)

JW「あいつか?モリアーティ。」
SH「多分ね。」


その時、携帯に着信音がなります。
3回の時報とともに画像が現れました。


SH「誰だかわからないんだけど。」
JW「そうだね、うん。君はラッキーだよ。僕はずっと失業中だからね。」
SH「どういう事?」
JW「ラッキーなんだよ。僕はハドソンさんとずっとテレビを観てるから。」
ジョンはそう言うと店にあるテレビをつけると画像の女性が出てきました。
CP「ありがとう、タイラ!彼女はかわいく見えませんね、どうですか、みなさん?
とにかく、絹の財布と豚の耳なんです。」
(安物を高価なものに変える、という諺のようです)


その時、携帯に電話が入ります。
SH「ハロー?」
年老いた女性がゆっくりと途切れ途切れに話し出します。


「これには少し障がいがある。すまないね。彼女は盲目だ。君に12時間やろう。」
SH「なぜこんな事をしている?」


「君の飛び跳ねている姿を見るのが好きなんだ。」


通話が途切れシャーロックは無言で首だけ横に振ります。


テレビでは画像の女性の訃報を伝えていました。
「人気テレビパーソナリティのコニー・プリンスさんの突然死の続報です。
イメージチェンジの番組で有名なプリンスさんは2日前にハムステッドの自宅で彼女の弟に発見されました。」


続きます。

Letters Live at Hay Festival

2016-05-29 12:31:07 | BC_2015・2016

(via BBC Huw Thomas)

久しぶりの大きなイベントにサプライズ参加したせいか大量に画像が出回っていました。
HayFesは何だかんだと毎年参加しているご様子のベネディクト。
そこで行われたLetters Live 、今年はウェールズがんセンターのDr Mark Taubertの手紙を読んだとの事ですね。

博士は末期がん患者の苦痛緩和治療に携わっていて、今回の手紙はディビット・ボウイに書いたもののようです。
BBCニュースに詳細があります。
David Bowie thanked by Cardiff end-of-life care doctor


Apple watchが話題になっていましたが、私はApple watchの良さがまだイマイチわかりません・・・

手紙を読むベネディクト。

(via BBC Huw Thomas)


(Dr Mark Taubert)

トビーさんとツーショットも。

(via Keith Morris)

トビーさんを見守るベネディクト。

(via Letters Live)

オリビア・コールマン、ルイーズたちとバックステージで。

(via Letters Live)

マーク・ストロングと。

(via Letters Live)

右はサム・メンデス監督

(via BBC Huw Thomas)


(via www.instagram.com/pablobee84/)

エンディングはKelvin Jonesが歌ったようです。

(via Letters Live)

スタンディングオベーション


まとまりがなくてすみません。
今回の青シャツは良く見ると細かいチェックのような模様なんですね。
でも基本が変わってないのは嬉しいですね。ここはいつまでも変わらないで欲しいです。

それにしてもベネディクト、シャーロックの撮影中だというのに髪はやっぱり短いし髭だし何かちょっと・・・

Hawkeye Sings About His Super Powers

2016-05-27 21:38:37 | Marvel
昨日、WINTさんに教えてもらったジミー・ファロンでのジェレミー・レナーの歌が
私的にいろいろとツボだったので字幕をつけて動画をUPしちゃいました。

WINTさん、ありがとうございます。おかげでとても楽しめました。

元歌はエド・シーランの「Thinking Out Loud」
私はてっきりエド・シーランがパロディするのかと思ったらまさかのご本人様。
しかも上手くてびっくり。
こんな自虐ネタを真顔で歌うジェレミー、マジかっこいいっす。
真面目にバカをやる人、大好きなんです。

本当はYoutubeにUPしたかったのですがさすがにダメだったので今回はニコニコ動画です。
【ジミー・ファロン】Hawkeye Sings About His Super Powers

こちらはアカウントがなくても観れます。
http://nicoviewer.net/sm28930951

元の動画はこちら。
Hawkeye Sings About His Super Powers (Ed Sheeran "Thinking Out Loud" Parody)

歌詞と私の拙訳です。

When you’re on a team with the Hulk and Thor
And we’re all up there on the movie screen,
Will the people believe that I’m not quite as tough?
Will anyone even notice me?

ハルクやソーたちとチームを組んでみんなで一斉にスクリーンに登場すると
観客は僕が一番弱いと思ってるよね?
それどころか僕もそこにいるって気づいてないよね?

But listen I’ve got powers too, they’re pretty sweet.
I promise I can do so much more than just archery.

でもちょっと待ってくれ、僕にだっていろいろな能力があるんだ。
ほれぼれするくらいかっこいいんだぞ。
僕はアーチェリーだけの男じゃないってことを証明しよう。

I’m serious guys.
I’ve got a collection of scarves and berets.
I play trombone in a ska band.
I once got to second base on my Tinder date.
And my cat has got its own Instagram.

僕は本気だぞ。
僕はベレー帽とスカーフをコレクションしているしスカバンドでトロンボーンを吹いている。
ティンダーで出会った人とBまでいったことがあるし、僕のネコはインスタをやってる。

I tell you now
I kick ass at Mario Kart.
This year I played an extra in Paul Blart.
I can open a pickle jar.
I’m friggin’ Hawkeye.
Maybe I’m as super as they are.

言っておくけど、
僕はマリオカートが得意だし今年はモールコップでエキストラ出演したんだ。
ピクルスの瓶だって開けられる。
僕はイケてるホークアイだ。
彼らと同じくらいには超人だと思う。

So maybe I still haven’t lost my virginity.
But when I bowl I always score at least 70, after six beers

そんなわけで僕はまだ童貞だ。
だけど僕はボーリングでいつも最低70点は出すよ。
ビールを6杯飲んだ後だけど。

Yes I know 'bout Captain America’s strength.
Hulk becomes a towering man.
But I got seventh place in my fantasy league.
And I once butt-dialed Jean-Claude Van Damme.

キャプテンアメリカが強い事もハルクがとんでもないって事もわかってるよ。
だけど僕はファンタジーリーグで7位だったし、
僕の電話から勝手にジャン・クロード・ヴァンダムにかかっちゃった事もある。

When I go to Chipotle I get free guac.
I flirt with the cashier and she says I rock.
I own water-resistant socks.
I’m friggin’ Hawkeye.
Maybe I'm as super as they are.

チポトレを買いに行くとディップをただでくれるんだ。
ナンパしたレジの女の子が言うには僕はかっこいいんだって。
僕は防水ソックスだって持ってる。
僕はイケてるホークアイだ。
彼らと同じくらいには超人だと思う

Maybe I'm as super as they are.
Maybe I'm as super as they are.


まわりがスゴイだけで、人間としては全然普通レベルではないですからね。

キャプテンアメリカ/シビルウォー 2/2

2016-05-25 07:34:48 | Marvel

Captain America: Civil War
Directors: Anthony Russo, Joe Russo
2016

続きです。

Civil war勃発。
何があっても絶対に友人を信じ見捨てないスティーブなのですが、
トニーは、え?私よりバッキーを選んじゃうの?、というショックから意地になってるような気もしないでもありません。

キャプテンアメリカ率いる青チーム。
キャプテンアメリカ
ウィンターソルジャー
ホークアイ
ファルコン
スカーレットウィッチ
アントマン

アントマン、最高でした。やっぱり映画観ようかなあ。

で、アイアンマン率いる赤チーム。
アイアンマン
ブラックウィドウ
ブラックパンサー
ヴィジョン
ウォーマシン
スパイダーマン

スパイダーマン、かわいすぎー(2度目)

スティーブはジモの計画を知りバッキーは無実だと訴えますが聞く耳を持たないトニー。
前作のアベンジャーズでソーをアスガルドに帰し、ハルクを行方不明にさせたのって、このためだったのかも。
ここにこのふたりが参戦したらあっという間に決着つきそうだもん。
いや、ソーがいないなんて私は寂しいけど。


チームキャプテンアメリカはとにかくスティーブとバッキーだけでも脱出させようと
チームアイアンマンを食い止め、最終的にはブラックウィドウもスティーブを援護し、
ふたりはジモを追いシベリアへ。

他のメンバーは収容施設に収監されてしまいます。
ローズは戦闘中に墜落し重傷を負ってしまいました。


トニーはジモが犯人だと独自に知ると収容施設に赴きサムにスティーブを行き先を聞き、
サムは友人として単独でスティーブに会いに行く事を条件に教えます。
シベリアに向かうトニーのあとをブラックパンサーも追います。

そして舞台はシベリアへ。
そこは昔、バッキーと同じウィンターソルジャーを作り上げていた施設でした。
そこで深い眠りについているソルジャーたちをジモが目覚めさせようと予測していたスティーブとバッキーは
施設に乗り込みますが、施設を前にしてふたりが穏やかに思い出話をするのがすごく良かったです。
バッキーを信じ続けるスティーブとそれに応えようとするバッキー。
バッキーの抑止力はスティーブなんだとあらためて感じました。


施設に侵入し警戒していたところにアイアンマンが入ってきました。
何となく和解をし、3人で捜索します。
よかったー、これで仲直りだね♪ なんてのん気な事を思っていました、私。


ウィンターソルジャーが眠っている部屋を見つけますが全員殺されていました。
そしてジモが登場。
ジモは悪の組織でもなんでもなく、ソコヴィアで犠牲になった父親と妻、そして子どものために
仕組んだアベンジャーズへの復讐でした。
自分では彼らには太刀打ちできないからと、彼らをお互いに戦わせ自滅させようとしていました。

冒頭でトニーがMITで公開していた研究は自分の記憶をバーチャルで再現し、
やり直したい過去に戻って相手に言えなかったことを伝えるというものでした。
この時は、トニーが両親が自動車事故で死ぬ前に父に言えなかった言葉を伝えています。
「過去は変えられないけれど。」トニーはそう説明しています。

一方、その頃洗脳状態に戻されたバッキーに課せられた任務はウィンターソルジャーを作り上げるための血清の奪取する事。
つまり、バッキーは車に血清を積んでいたトニーの両親を自動車事故の装って殺し血清を奪ったんです。
ジモによってトニーはその映像を見せられ、真相を知ります。

ここからが本当のCivil warなんですね、きっと。
バッキーに襲い掛かるトニーとバッキーをかばうスティーブ。
スティーブも知っていて隠していたと知るとトニーの怒りはさらに増大します。
バッキーは洗脳状態にあったこと、そして今バッキーを殺しても過去は変えられないとスティーブは言います。

トニーとスティーブの死闘は見ていて本当にいたたまれなかったです。
誰が悪いわけではないのだけど。
バッキーの意思ではないにしろあの映像を見たらトニーだって「はい、そうですか」っておさまらないだろうし。
バッキーに罪はないしスティーブにとって大事な友人だというのはわかるんだけど、
もうちょっとこう、トニーの気持ちを受け止めてあげてほしいと思いました。


劣勢になるもトニーのリアクターを盾で破壊し戦いが終わります。
スティーブが去ろうとした時にトニーは「盾を置いていけ、父が作った盾だ。」と言うので
スティーブは盾を置いて消えていきます。

待って、このまま決裂なのーー??(涙)

一方、目的を遂げたジモは自殺をしようとします。
すべてを理解し復讐のなんたるかを理解したティ・チャラはジモを止め、生きて償えと逮捕させます。
逮捕されたジモにロスが残念だったなと言いますがただ不敵に笑っています。復讐は遂げられてますしね。

後日トニーの元にスティーブから手紙と携帯電話が届きます。
トニーの両親を殺したのが誰なのか知っていた事、
それがトニーを守るためだった事、黙っていた事への謝罪、
そして必要な時にはいつでも駆けつけるから呼んでくれ、と書いてありました。
(すみません、うろ覚えです・・・)
スティーブは収容所から仲間たちを助け出しておしまいです。

キャストのクレジットのあとに、
ピーターがトニーからウェブ・シューターを起動させるとスパイダーマンのマークが映し出されるエピソードと、
エンドクレジットのあとに、
バッキーとワカンダ王国に行きます。
バッキーは洗脳を解く方法が見つかるまで自ら冷凍睡眠することを選び、
ティ・チャラの協力で眠りにつくというエピソードが流れました。
(もしかしたら逆だったかも・・・)

キャプテンアメリカは2作とも完成度が高いと思ったけど今回もすごかったです。
これだけの人数のヒーローたちをまんべんなく活躍させ、かつスティーブとバッキーに焦点をあて
復讐というテーマを昇華させて、ベッキーの話もきちんと完結させていました。
ルッソ兄弟が高い評価を受けているのも納得です。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーも楽しみになってきました。

なぜこの映画がアベンジャーズではなくキャプテンアメリカなんだろうとずっと思っていましたが
確かにこれは「キャプテンアメリカ」の映画でした。


ラストは少しだけ救いはあるもののやはり切ないです。
盾を手離したスティーブはどうするのでしょうね。

優秀な人材が多いグループほどいつかはぶつかり合うし、
それを乗り越えた時にはさらに強い絆が生まれるのでしょうけど・・・
仲間が争って分裂するってとても辛いですよね。


それにしてもこれからどうなってしまうんでしょ。
そしてソーの行方も気になります。ソー3も早く観たいわ。

しかし、マラカイトさんに聞いていましたがラストのおまけがストレンジさんではなかったのがやっぱり寂しい・・・
次作はストレンジではなくブラックパンサーだったりして・・・なーんて。

この映画をごるちゃんと観に行くことになった時、
マーベル映画をまったく見たことが無い彼女がアベンジャーズならともかくキャプテンアメリカの、
しかも3作目を見るのはさすがにハードル高すぎるだろうから、
見る前に人物相関図を作っておくからねー、なんて言ってたのに結局作れないままだったので、
ものすごくわけのかわらない映画になったんじゃないかと・・・・スマン、ごるちゃん。

でもコメディネタもちりばめてあったから少し楽しめたようです。
彼女はブラックパンサー、ティ・チャラが気に入ったそうです。えー、ちょっと意外。
SWではポーを気に入っていたら今回はバッキーかなあと思ってたんだけど。
まあ、ブラックパンサーはカッコよかったし美味しい役どころかも。
でもふたりとも一番のお気に入りはスパイディでした。
スパイディの画像もまだ全然出回ってないのがさみしいです。

キャプテンアメリカ/シビルウォー 2/1

2016-05-23 07:33:17 | Marvel

Captain America: Civil War
Directors: Anthony Russo, Joe Russo
2016

英国の国民投票はどうなるんでしょうね。
EU離脱したい気持ちもわかるのだけど、
離脱したらかなり影響あるのでしょうね。
撤退せざるを得なくなる外資企業も少なくなさそうだし、
そうなったら雇用にも影響ありそう。
もしシェンゲン協定も離脱とかなったら観光客も減るのかしら。
ベネディクトは残留派なんですね。

ネタバレですのでご注意ください。


さてさて、
やっとやっとやっと観ました。
もう観れないかもと半ば諦めていたんですけど、友人のごるちゃんの「もう終わっちゃうみたいですよ。」の一言で
私の中の何かがぷっつりと切れました。いえ、吹っ切れました。
人間その気になれば何でもできるものですね。

そんなわけで忘れないうちに感想を書きます。
と、言っても私のマインドパレスは本当に小さいので一度観ただけでは大した事は書けないんですけど。
しかも、この映画の感想っていざ書くとなると結構難しいかも・・・
まさかこんなに辛い映画だとは思わなかったし。
ぐだぐだと書いていたら長くなってしまったのでふたつに分けました。

シビルウォーのポスターでよく見かけたのがこれ。


「Divided we fall」
元々は「United we stand, divided we fall.」
団結すれば立ち、分裂すれば倒れるということわざで、
一人一人の力は弱くても、皆が団結すれば大きな力を発揮することができる。
しかし、足並みが乱れたら各個撃破され、破滅しかねないことになるという意味だそうです。

戦時にアメリカがよく使う言葉だそうですが、
アメリカは特に多種多様な人種で構成されている国なのでいろいろな方法で団結を呼びかけているような印象です。

冒頭はヤングアベンジャーズを中心に繰り広げられる戦いから始まっていました。
初っ端からの激しいアクションシーンに何か全然目がついていかなくて・・・
何か速い動きに画面(の処理速度?)がついていっていないような気もしたんですけど気のせい?
あ、私の脳の処理速度の問題?
スティーブを助けるためのワンダの行動が大惨事を引き起こし、世界の批判を浴びる事になってしまいました。


そこで浮上したソコヴィア協定。
原作ではヒーローの登録制となっていましたが、ここではアベンジャーズを国連の指揮下におこうという計画でした。
ふと、アベンジャーズを一応管理していたS.H.I.E.L.D.と何が違うのだろう、と思ったのですが、
そもそも私はS.H.I.E.L.D.がよくわかっていないので、
今回の協定が身元を明かすことを前提とした登録制度であるという事を踏まえて、
かなり強力な拘束力を持つ制度、と考える事にしました。

それにしてもヒーローたちが戦った際の被害の話なんてヒーローものではずっとスルーされてきた
すごく現実的な問題ですよね、これ。
変身中に手を出してはいけないのと同じくらい暗黙のルールだったじゃないですか。

愛国心の強い軍人ではありますが組織というものに強い不信感があるのか、その協定にスティーブは反対し、
ソコヴィアで犠牲になった子どもの母親に責められていたトニーはこれを支持。


「Civil War」のタイトル通り、内輪揉め、というと緊張感がゼロになりますね、内乱の始まりでした。

トニー・スタークはやっぱり繊細なハートの持ち主でした。
自分の開発した武器が多大な犠牲を生み出していたショックがアイアンマンを作り上げ、
世界を救いたい、愛する人を救いたいと思うも自分の力の限界を知りウルトロンを作り上げてしまうトニー。
彼のトラウマはとても人間的なんですよね。
ソコヴィアの件で母親に責められ自分たちの戦いでどれだけ被害が出るのかを知ったトニーが
協定を支持する気持ちはよくわかりますし、それによって自分が背負っている重責が軽くなると考えたのかもしれません。


人々を救いたい強い気持ちはトニーもスティーブの同じなんですけど、
スティーブは軍隊や政府にひどい目に合わされているから不信感がとにかく大きい感じだし、
多分、これが企業人と軍人の違いのようにも思えます。
両方とも統制をとらなければいけない組織ではあるんだけど、
特に軍人は上層部の判断ひとつで大参事がおきるし自分自身の命も危険にさらされてしまいます。
それを身をもって知ってるスティーブはその判断を見ず知らずの他人に任せたくないんでしょうね。


ところで、MITでの若かりしトニーの姿はあれデジタル処理をしたRDJですよね?
そっくりさんじゃないですよね・・・??

話が逸れました。
ペギーの訃報を受け葬儀に参列したスティーブはそこでシャロンが彼女の姪だと知ります。
シャロンは話したペギーの言葉。
生き抜くコツは妥協することだと。だけどここぞというときはどっしりと構え、
相手が向かってきたら大木の様に立ち、「どけ」と言うんだと、
かなりうろ覚えですがそんな事を言っていました。
その言葉にスティーブは背中を押されたのかもしれません。

しかし、ここまではただの意見の食い違いです。
協定の署名式の会場が爆破テロにあい、出席したワカンダ王国の国王が犠牲となります。
映像からバッキーだと判断され、国王の息子ティ・チャラはバッキーに復讐をしようと決めます。
つまり、ブラックパンサーが参戦するきっかけとなります。


指名手配され世界中から追われる事になったバッキーをスティーブが放っておくわけもなく、
サムと一緒に助けに行きますが逮捕されてしまいます。ついでに追ってきたブラックパンサーも。


テロ対策本部に連行されますがそこでやっとマーティンが登場しました。
思わず「おおー!」と心中で叫びましたが一緒に観に行ったごるちゃんは「あ!」って声に出していました。
マーティンの役がイマイチわからないのですが国務省の職員って事なのね。


一方、トニーはスパイダーマンを仲間に引き入れます。
スパイダーマンの武器である蜘蛛の糸は相手に大した怪我を負わせずに拘束できるからだとどこかで見ました。
スパイダーマン、いえ、スパイディと呼ばせてください。
しかーし、
このスパイディの可愛さって卑怯じゃありません?お前、かわいすぎるだろー!


引退したらしいホークアイもちゃんといました。良かった。


ホークアイはアントマンも仲間に加えます。


裏でこっそりと動いていたヘルムート・ジモの目的がここで少し判明します。
彼はバッキーの洗脳を戻そうとしていたんですね。
ところで、ダニエル・ブリュールが出ていたなんて全然知りませんでした。びっくり!
(でも画像が全然ないの・・・なぜ?)

トニーの説得で協定に署名をするかのように見えたスティーブですが、
ウィンターソルジャーに戻ったバッキーが逃げ出してしまいその騒動に乗じてサムとともに脱走を図り、
それを止めようとトニーたちも追いかけます。


そしてCivil warが勃発します。

2に続きます。