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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-2 The Blind Banker その8

2016-02-29 07:28:28 | Sherlock S1E2
「死を呼ぶ暗号」

Directed by Euros Lyn
Written by Stephen Thompson

何となく落ち着いたので久しぶりに再開です。

ジジューを追いかけるシャーロック。
その時、2階から男が銃を撃ってくるのでとっさに隠れます。

SH「その頭蓋骨は20万年前のものだ。少しは敬意をはらったらどうだ!」
シャーロックが叫ぶと同時に銃撃が止まります。
「Thank you. 」とお礼を言うシャーロックですが、急に人の気配もなくなります。


隠れていたスーリンが様子を見るためにそっと立ち上がると後ろに男が立っていました。

ジョンが辺りを見回しているとスーリンのいた部屋から銃声がします。
ジョンは慌てて部屋に戻りますがスーリンが倒れていました。
スーリンの手には黒い蓮の折り紙が乗せられていました。


スコットランドヤード。

JW「何人殺されればこんな凶暴な奴が野放しになっていると信じるんだ。
今日、女性が銃で撃たれた。3日間で被害者は3人だよ。そいつを見つけないと。」
ジョンがディモックに言いますがディモックの反応はありません。

SH「ブライアン・ルーキスとエディ・ヴァンクーンは国際的な密輸組織で働いてた。
「ブラックロータス」と呼ばれていて、ここロンドンで暗躍している。君の鼻先でね。」
シャーロックの言葉に「証明できるのか?」とディモック。

場面はバーツに変わります。
食事を選んでいるモリーの後ろからシャーロックが声をかけます。
SH「ポークかパスタにするか考えてるのか?」


SH「ここならエゴン・ロネイの厄介になることなど絶対にないだろうな。
パスタを勧めるよ。ローストポークはやめたほうがいい。君が死体を切り刻んでいるのなら。」
MH「何か食べる?」
SH「仕事中は食べない。消化するのに消耗するんだ。」
MH「そうなの。今夜はここで仕事?」
SH「調べなければならない死体がいくつかある。」
MH「いくつか?」
SH「エディ・ヴァンクーンとブライアン・ルーキス。」
MH「ああ、その人たちならリストにあるわ。私が検視したから。」
SH「もう一度運び出してくれないか?」
MH「でも、もう書類の手続きもしたし・・・」
SH「髪型変えた?」
MH「え?」
SH「以前は分け目がセンターだった。」
MH「ええ、そうなの。」
SH「よく似合ってる。」

「Suits you better this way. 」ってちょろすぎるよ、モリーちゃーん。

シャーロックはディモックとモルグに入ってきます。
死体袋を開けているモリーに「足が見たいだけなんだ。」とシャーロック。
MH「足?」
SH「足を見せてくれる?」

シャーロックはディモックにルーキスのかかとにあるタトゥーを見せ、
ヴァンクーンのかかとにも同じものがあることを確認します。
SH「ふたりは偶然同じ中国の入れ墨の店に行った。もしくは僕の話が真実か。」
DI「望みは?」
SH「ルーキスのアパートにある本をすべて。ヴァンクーンのもだ。」

ジョンとシャーロックが221Bに戻ってきます。
SH「犯罪の組織というだけではない、カルトだよ。彼女の兄はひとりのリーダーによって堕落させられたんだ。」
JW「スーリンが言ってた名前の・・・」
SH「そう「シャン」、シャン将軍だ。中国では山を意味する。」
JW「そいつを見つけるにはまだまだ道はほど遠いな。」
SH「そうじゃない!僕たちはほぼ知り尽くしている。彼女は足りない部分の大部分を埋めてくれたんだ。」
『彼は私に盗まれたものを探すのに手伝うよう頼んだの。』


SH「なぜ彼は彼女の妹に会いに行った?なぜ彼が彼女の専門知識が必要だったのか?」
JW「彼女は博物館で働いてたな。」
SH「その通り。」
JW「古美術の専門・・・・ああ、そうか。わかった。」
SH「貴重な骨董品だ、ジョン。古代中国の遺物は闇市場で取り引きされる。
中国には文化大革命のあとに隠された数千の宝が存在する。」
JW「ブラックロータスはそれを売ってるのか。」


シャーロックはPCでオークションのサイトを見ています。
SH「日付を見ろ。一週間前に中国から到着している。匿名だ。東洋の発見されていない2つの宝。」
JW「ルーキスとヴァンクーンがそれぞれスーツケースにひとつ入れていた。」
SH「他にもある。一ヶ月前。中国の陶磁の像。40万。」
JW「見ろよ。そのひと月前にも中国の絵画が50万。」
SH「全部匿名だ。」
SH「中国に渡り盗み、ひとつずつイギリスでそれらを捌いている。」

ジョンはルーキスの手帳やヴァンクーンのスケジュールを確認します。
JW「エディやルーキスが中国に行った時期と一致する。」
SH「そのうちのひとりが貪欲だとしたら、中国に渡って何かを盗むかもしれない。」
JW「彼が来た理由はそれだよ。」

その時、ハドソンさんがやってきます。

Mrs.H「チャリティーでも始めるの?シャーロック。」
SH「はい?」
Mrs.H「若い人が木箱に詰めた本を持ってきたわよ。」

警察官がたくさんの箱を次々と部屋に運んできます。

SH「あの数字の参照元だ。」
JW「本が?」
SH「特定のページにある特定の言葉だ。」
JW「わかった。じゃ、15と1は・・・」
SH「15ページ目の最初の言葉だよ。」
JW「OK、で、メッセージの内容は?」
SH「本によるんだ。2度と同じ本は使わないだろうし。書籍暗号の抜け目のないところだな。
彼らがふたりとも所有する本を探す。」


山と積まれた箱を見ながらジョンが言います。
「OK、わかった。これだったらあまり時間はかからなそうだな。」

ジョンが作業を始めた時、ディモックが「POLICE EVIDENCE」と書かれた袋を持ってきます。
DI「博物館で見つけた。君が書いたものか?」
それはスーリンが暗号をメモした紙でした。
JW「彼女が解読できるかと思ったんだ。」

しかしシャーロックもジョンもスーリンのメモには触れず作業を続けます。
取り残されたようにディモックが立っています。
「他に何かあるか?手助けするぞ。」とシャーロックに話しかけますが
ディモックの顔も見ずに「静かにしててくれればいいよ。」と言うので
寂しそうに部屋を出て行くディモックでした。


続きます。

26FEB 最近のいろいろ

2016-02-26 23:15:55 | BC_2015・2016
昨日、シャーロックのS4の撮影が4月から始まるという記事を観ましたが
かねてより噂のあった「The Current War」の撮影も9月から始まるそうです。


今はDr.ストレンジの撮影をしているようですが、4月からシャーロック、9月からThe Current War、
合間にストレンジのプロモーション?スゴイです。

The Current War、邦題もやはり電流戦争になるのかしら。
9月撮影の話はCumberbatchwebさんのツイートで知りましたがソースは多分、
ワインスタインのこのインタビュー記事なんだと思います。
9月に撮影開始ってありました。
Harvey Weinstein & David Glasser Q&A

Cumberbatchwebさんのそのツイートに去年のThe Current Warのついての記事のリンクがあったので
そちらのご紹介を。
Jake Gyllenhaal, Benedict Cumberbatch to Star in ‘The Current War’

ワインスタイン製作の「The Current War」のジョージ・ウェスティングハウスとトーマス・エジソンの役について
ジェイク・ギレンホールとベネディクト・カンバーバッチが交渉中で、
アルフォンソ・ゴメス=レホンがマイケル・ミトニックが書いた映画の監督をするため交渉中との事。

映画は1880年後半を舞台にパワーの巨人たち、エジソンとウェスティングハウスの電気の供給をめぐる戦いを中心に展開されます。
エジソンは電気を交流で送電するために直流を利用することを推進し、
交流は欧州の数社とウェスティングハウスエレクトリックが後押ししていました。

もうひとつ、以前ブログに載せた駄訳もあらためて。
HOLLYWOOD REPORTER

ワインスタイン制作「The Current War」でジョージ・ウェスティングハウスとトーマス・エジソンを
演じてもらうためジェイク・ギレンホールとベネディクトカンバーバッチにそれぞれ交渉中との事。

「Me and Earl and the Dying Girl 」の監督、アルフォンソ・ゴメス=レホンはエジソンと
ウェスティングハウスの確執を描いた映画の監督をするため
2011年度にブラックリスト入りした脚本のマイケル・ミトニックと話し合いが行われた。
ゴメス=レホンはウィルスミス主演の「Collateral Beauty」の次の映画として電流戦争の制作を計画し秋に撮影を開始する。
またこの秋にギレンホールはトム・フォードの「Nocturnal Animals」を撮影する。

電流戦争は1880年代後半に送電システムの違いにより電力の大物エジソンとウェスティングハウスを中心に争いが起こった。
エジソンは電力を直流送電(DC)を提案し、欧州の数社とウェスティングハウスは交流送電(AC)を支持した。

TWCはこの映画を融資、国内でリリースする。

2012年にティムール・ベクマンベトフは監督するために脚本を得たがフィルムライツの
スティーヴン・ザイリアンとギャレット・バッシュと共にBazelevsを通じてプロデュースすることになった。

ギレンホールはボクシング映画、「サウスポー」でTWCと仕事をしており、
ハーヴェイ・ワインスタインはトロント映画祭でギレンホールと1対1のミーティングをした映画会社社長のひとりだ。
ギレンホールは映画「Demolition」のオープニングナイトでトロントにいた。

カンバーバッチもTWCとはなじみがあり「イミテーションゲーム」では主役を演じオスカーにノミネートされている。

ゴメス=レホンは今年のサンダンス映画祭で「Me and Earl and the Dying Girl」がグランプリを獲得している。
映画祭では買収合戦が繰り広げられたが結果的にFOXサーチライト・ピクチャーズが獲得した。
しかし、「Me and Earl and the Dying Girl」は観客を獲得できず興行収入は700万ドルほどだ。
それでも映画祭では最も評価された映画のひとつだ。

以上です。
アルフォンソ・ゴメス=レホンはGlee、ティムール・ベクマンベトフはウォンテッドの監督さんです。
ブラックリストは優秀な脚本のリストだそうで、同年イミテーションゲームもリスト入りしたそうです。
マイケル・ミトニックは「ギヴァー 記憶を注ぐ者」の脚本を書いています。
TWCはタイム・ワーナー、Bazelevsはエイブラハム・リンカーン:ヴァンパイアハンターの制作会社でした。

それにしても、エニグマの次は電流ですか・・・・また勉強しないとついていけない(涙)
直流は乾電池、交流は送電に便利、くらいしか知りません。
エジソンについては発明家というイメージがありますが超スーパー巨大企業GEの設立者というイメージもかなり強いですね。
発明も有名ですが、電球と電話は発明していないと昔何かで読んだ記憶が。

調べていたら電球に関しては発明はイギリスのジョゼフ・スワンでエジソンさんはフィラメントの発明だそうです。
余談ですがその電球を大量生産して欧州に売りさばいたのが確かヘラルド・フィリップスだったと思います。
フィリップスと言えばオランダの巨大電器メーカーで、その昔松下幸之助のパナソニックと技術提携した会社です。
パナソニックの本社にはエジソンやフィリップスの銅像があるんですよね。

電話に関しては当時は複数の人が研究をしていたから不明瞭だとウィキに書いてありましたが、
結果的にベル博士に軍配が上がったようです。
ベル博士といえば、こちらも超巨大企業AT&Tの創始者です。

さて、話は変わりまして、
ディカプリオくんが「レヴェナント」でオスカー受賞が現実味を帯びてきたようです。
初受賞なんですよね。


今まで、ノミネートされては受賞を逃し寂しそうな表情が抜かれていましたが、
今回は受賞できるといいなーと思っています。
などと思っていたら、オスカー逃しちゃった瞬間を特集した動画が!ひど!!
Watch Leonardo DiCaprio React to Losing at the Oscars Over and Over
でもこんな特集されるのですから今年は大丈夫って事ですよ。

こちらは予告。思えばトムハも出てるんだった。
『レヴェナント:蘇えりし者』30秒予告編

マーティンのシビルウォーの画像も出てました。
記事はまだ読んでいませんがこちらにあります。
Martin Freeman’s Captain America: Civil War character revealed


最後に全然関係ないのですが、あの名作「ポーの一族」が実写化されるというのを見かけて、
は??と思っていたら実写化ではなく原案らしいですけど。
『ポーの一族』原案サスペンス誕生
SMAPにも香取くんにもまったく恨みはありませんが、しかし!
それだけはやっちゃダメでしょー、と。
ポーの一族は触れてはいけない聖域だと誰かが言っていましたが本当にその通りです。
これは漫画だからいいのよ。たとえ欧米でも無理だし、日本とか無いから。
主人公が不老不死だけなら別にポーの一族じゃなくても、と思うんですけど、
これで関心を集めようとしているのであれば逆効果のような気が・・・炎上商法なの?

と、ちょっと愚痴になってしまいましたがこれで終わります。

Sherlock is back in 2017

2016-02-25 22:33:56 | Sherlock Topics 2016
シャーロックSPがやっと日本でも公開されましたがもうS4の話が出ていました。
先日リバプールで開催されたBBC Worldwide Showcaseで御大たちが明かしたようです。


記事がありますので抜粋してみました。
相変わらずの意訳の駄訳です。


元記事です。
Sherlock is back in 2017



計画通りにいけば、S4が2017年1月にBBCで放送されます。

以下、スー・バーチュー→SV、モファットさん→SM、ゲイティス御大→MG

SV「撮影は4月に始まり7月に終わる。3話ある。」
MG「「広範囲にわたってシャーロック・ホームズとDr.ワトソンがメインだ。大まかに言うとそんな感じ。」
MG「ふたりの交流がさらに増えそうだよ。
我々は早い時期から、すべてを語るよりもう少しだけ過去をみせるほうがずっといいと思っていた。
彼らの変わった育ち方についてのいろいろな見解があるのも我々は知っている。」


S3はワトソン夫人が新しく入り、Dr.ワトソンの愛情をめぐる対立が起きています。
ゲイティスによると、コナンドイルワトソンを早くに結婚させた時に「稀なミス」をしている。

MG「彼らが結婚の直前までフラットをシェアしている時期の短編集を多く出さなければならなかった。
それが何年も続いた。」
MG「S3はワトソン夫人を新しく入れる絶好の機会だと思った。
シャーロックが死んで2年経った。Dr.ワトソンがひどいトラウマから立ち直る。
素晴らしい人が彼の人生に関わる。最悪のタイミングでシャーロックが姿を現す・・・スリーサムだね。
こんなはずではなかったと。」

シャーロックが2010年に放送された時、ベネディクト・カンバーバッチはさっぱりとした表情をしていました。
彼がこの役を獲得したとき何をしました?
MG「自分のズボンを持ってきたよ(笑)」
SV「若い時のシャーロックのように、ベネディクトは若者の熱意とエネルギーのようなものをもたらしたの」
MG「それなのに、バイロン的な見方をする。コンビネーションだね。」
SM「君たちが好む多くは100年以上前にコナンドイルが作り出したものだ。
ソファの上でジャンプもすべて著書から得たものだ。我々がそれを作り出したとは主張できないし、
ベネディクトも同じだ。すべては以前からあったものだ。」

当初、ゲイティスとカンバーバッチはメールを交換していました。
MG「シャーロックはあまりかっこよくないよね?」と言っていたから、
それがポイントでみんながずっと彼が好きだった理由がそれなんだと言ったんだ。
シャーロックは部屋にいると誰も言わないような事を言う。
彼はそういう面ではとても正直なんだ。彼にはフィルターがないからね。
最終的にはDr.ワトソンが彼にほんの少しフィルターを与えるんだ。」

以上、こんな感じです。


それにしてもまたお正月なのねー。
でも、1月の撮影は寒くて嫌だとマーティンが言っていたので今回は春から夏で良かったです。


で、先日Arwelさんがこのようなツイートをしていました。
もう準備に入っているんですね。



S4はホームズ兄弟の過去に焦点があたるとの事ですがやはりワンコも関係あるのかしら。
と、言ってもこの方たちのお話はあまり信じてはいけないのでまだまだ冷静でいないとですね。

WhatsOnStageのBest Actorの画像を見る限りベネディクトの髪の具合もだいぶ伸びてきた感じです。
ヅラだけはやめてほしい・・・(涙)


Various topics of Sherlock Special

2016-02-24 21:48:57 | The Abominable Bride
何か微妙なタイトル。
The Abominable Brideに関する記事や気になった話をまとめようと思っているのですが
タイトルが思い浮かばず・・・・英語でごまかしてみましたが、内容は全然大したものではありません。

「忌まわしき花嫁」に関する記事や小ネタを集めようと思います。
ネタバレやバレがないもの、いろいろなのでしばらくは一旦ここに集約します。
DVDの特典映像もここでやろうと思っています。


2/09(火)RadioTimesの記事から。視聴済を前提としています。
Topics Part1 - Sherlock meets Inception


DVDの特典映像から「Study in SHERLOCK」です。
映画には特典も入るとのことですが内容を観る限りこれはリストにないんですよね。
単にタイトルが違うだけかもしれませんが、
日本でも独自の映像を上映するそうなのでこれとは違うのかもしれません。
よくわかりませんが、とりあえず・・・

2/17(水)その1UP
トレーラー以上のネタバレはありません。
Bonus Part1 : Study in SHERLOCK その1


今日から公開されましたね。
ツイッター上でもいろいろと感想が流れていて楽しかったです。
本編の前にモファットさんの221Bご案内が予習で、
本編のあとのメイキングやキャストのインタビューが復習的な内容になっているようです。
本編のあとに特典がもしかしてStudy in SHERLOCKなんでしょうか。

それにしても、昨日TOHOのサイトを見てたら普通にネットで購入できるんですよね。
あの前売り開始の騒ぎは何なんだったのでしょう。
ネット購入だとその場で席も指定できるけど、
逆に前売り買っちゃったから映画館に行かないと指定に交換できないという不便さ。くすん。

ベネディクトのインタビューや御大のナレーションを聞いてると
メアリーはシャーロックに匹敵する、というアイリーンと同列のキャラクターという認識だと
あらためて思いましたが、どうなんでしょうね。

アイリーンは正典の中のシャーロックを出し抜いた女性という設定を
現代版でもうまく活かしているキャラクターだなーと思うんです。
知性とともに裏社会で生き抜いてきた経験でうまく出し抜いているのは説得力がありました。
メアリーは全然説得力のない、悪く言えば薄っぺらいキャラクターになっているような気がします。

2/19(金)その2 UP 軽くネタバレあります。
Bonus Part1 : Study in SHERLOCK その2

221Bの日ですね。
2/21(日)その3 UP がっつりネタバレあります。
Bonus Part1 : Study in SHERLOCK その3

2/24(水)その4 UP ラストです。
Bonus Part1 : Study in SHERLOCK その4










Bonus Part1 : Study in SHERLOCK その4

2016-02-24 12:33:11 | The Abominable Bride
ラストです。

いろいろな悪役が出てくる場面。


シャーロックとジョンに立ち向かった悪役たちは相応にいた。
しかし、ジム・モリアーティほど記憶に残る悪役はいない。

プールで初登場するモリアーティの場面。


アーサー・コナンドイルがシャーロック・ホームズを倒すために登場させた犯罪のコンサルタント、
モリアーティは間違いなくシャーロックを成功に導いた。




今日我々はシャーロックとモリアーティが対立する場面でようやくベイカー街に到達する。



これは「最後の事件」の有名な場面で、我々にとっても初めてではなく、
プールの場面、そしてライヘンバッハヒーローでもやっていたが
我々はついにヴィクトリアバージョンでそれをやっているんだ。
しかしこれは本質的にモリアーティの亡霊がシャーロックの潜在意識で出現したものだから今回は原作とはかなり異なる。


JM「僕は君の部屋が好きなんだ。実に男らしい匂いがする。」
SH「君自身がよく知っている匂いだと思うが。」
JM「ストランドの小さな冒険ではいつも君は遠くに行くね。
イラストレーターは君と一緒に旅行するのか?君が推論している間はずっとポーズをしているのか?」



アンドリュー・スコットが戻ってきてくれたのは素晴らしい事だ。
彼はシャーロックでの仕事は終わったとずっと思っていた。
我々はそのたびに復帰させている。
このような対決シーンが再び見れるのはしごくエキサイティングだ。


JM「ところで君のベッドは素晴らしく寝心地がいいね。
君は塵の大部分が人間の皮膚からできてるって知ってるか?」
SH「知っている。」

昔の恐竜映画でティラノザウルスとトリケラトプスがぶつかり合うような彼らの対決が好きなんだ。


SH「座らないか?」
JM「凡人とはみなそうしたものだ、わかるだろう、やがて塵はばら撒かれる。
そしてそれは至る所にたどり着く。
呼吸を繰り返し、日の光の中で踊り、疲れ切って死んでいく凡人たち。」

アンドリュー・スコットのインタビューです。


AS:あなたたちが表現してきたモリアーティの素晴らしい点は観客や緊張感を裏切るような行動を見たことがないという事なんだ。
使い古されることはない。本当に本当に見事で、驚くべきことを常に挑戦し続けていると思う。
成功する重要な事のひとつはみんなの期待通りの事をやることで、すごく入りやすくなるからね。


JM「凡人、凡人、凡人!自分では輝くこともできない。」



MG:コナン・ドイルが実質上モリアーティというスーパー悪役を作ったのでちょっとしたジレンマと直面したんだ。
AS:Yeah.
MG:モリアーティ以外はみな基本的にそれ以降のバージョンなんだ。
AS:Yeah.
MG:この場面、今撮影しているものはいつもの対立している場面だ。
AS:Yeah.


JM「僕がこれを撃つかどうか気にしてるのか?」



AS:キャスティングされた理由を考えたんだ。
1番目は、英国民にあまり顔を知られていない人物、そして2番目に怖そうには見えない人物。
MG:Yeah.
AS:しかしすごい表現があるから外見に基づいた役者をキャスティングしなかった。
その人の精神に関わる事だし。
シャーロックに入る前、邪悪な人物を演じてみたいといつも考えていたんだ。
MG:Yeah, yeah.


JM「It's on the tip of my tongue. 」

AS:僕は必ずしも彼を邪悪と見なしていないと言える唯一の人間だと思う。
僕にとってそれは悲しみや孤独といったものなんだ。


JM「JM:死は・・・新しいセクシーだ。」

モリアーティの真の流儀は、シャーロックと相まみえることを最後にはしないんだ。
この犯罪のマスターは自分が常にシャーロックを構成する一部になっている事を証明している。


この滝に落ちる日をとても長い間楽しみにしていた。
このアイデアはずっと前に試そうとして実際に「ライヘンバッハヒーロー」でやっている。
現代版ではシャーロックがバーツの屋上から飛び降りている。


我々はコナン・ドイルのバージョンは実際には一度もやっていない。


滝での最後の対決を実現することに抵抗できない魅力がある。



SH「メロドラマ的な舞台だな。そう思わないか?」
JM「君と僕のか?全然思わないな。」

間違いなく、これがライヘンバッハの滝での最後の対決だ。


SH「お前は何なんだ?」
JM「知ってるだろう。僕はモリアーティだよ。犯罪界のナポレオンだ。」


極悪にはさまざまにあらゆる種類があるが、結局はモリアーティが究極な事には変わりはないと言える。
つまり、極悪の代名詞なんだ。


SH「モリアーティは死んだんだ。」
JM「君の中では死んでない。死ぬこともない。君は脳をハードディスクと言っていたな。
それじゃ、ウィルスに挨拶をしよう。」

シャーロック・ホームズはモリアーティと絶えず結びついている。


JW「プロフェッサー、もしよかったら僕の友人から離れてくれないか。
少々迷惑なほどのあなたの心遣いは彼もわかっていると思うよ。」
JM「フェアじゃないぞ、ふたりもいるなんて!」
JW「僕たちはいつもふたりなんだ。ストランドマガジンを読んでないのか?」



御大ズの会話。


MG:画面を見てて「Elementary, my dear Watson,」の場面になるとすごく満たされるんだ。
要約されているようで、すべてをやり終えた感じだよ。
まだ一度も出していなかった待望のセリフを完璧な舞台で出せたと思うよ。
SM:そう願いたいね。視聴者のために書いたんだ。
すべてがみんなに用意されたごちそうだと思ってくれるといいね。
MG:本当にそうだね。
SM:Here's one more.



SH「ここだけの話だが、ジョン。僕は落ちても死なないんだ。」
JW「どうしてだ?」



SH「Elementary, my dear Watson.(基本だよ、ワトソン君)」



以上です。