The Other Boleyn Girl
Directed by Justin Chadwick
Produced by Alison Owen
Screenplay by Peter Morgan
Based on The Other Boleyn Girl by Philippa Gregory
2008 UK
何となく思い立ってケイトさんの「エリザベス」を観ようとしたのだけど
どうせならアン・ブーリンから観ようと数年ぶりに再視聴しました。
この頃からスカヨハさんはよくお見掛けしたけど
マーベルは知らなかったのでかっこいい、というよりふわっとした女性なイメージでした。
アンとメアリー、この映画ではアンがお姉さんだけどメアリーが姉説があるんですよね。
私はメアリーが姉のほうがしっくりくると思いました。
映画やドラマを観ると華やかだしロマンだしゴシックだし憧れもありますが
この時代に生きてみる?と言われたら全力でお断りすると思います。
ダウントンアビーでもきっと無理でしょうね。
それほど今の世界は衛生的だし便利なシステムが溢れています。
中世のヨーロッパの歴史は血で血を洗うと言うか、残酷で悲惨なイメージで
拷問シーンも多く出てきますがいつもすっ飛ばします。痛くて見てられない・・・
と言いながらもヨーロッパや中国、もちろん日本もですが
世界それぞれの歴史を知るのはやはり面白いのでやめられません。
映画やドラマなど映像を観るときの楽しみのひとつは衣装。
時代考証に忠実な衣装もアレンジな衣装も眼福このうえないです。
この作品も姉妹の衣装や王妃の衣装がとにかくステキです。
ストーリーはドロドロですけど。
昔は男も女も家名のための道具でしかなかったんですよね。
家長の命ずるままに愛人になったり結婚したり。
そう考えるとアンは常に自分の意志で行動していました。
それが結局自身の命を奪うことになってしまいますが。
ヘンリー8世はインテリだったそうですが何人もの妻を娶り
興味がなくなると罪をでっちあげて処刑したりかなり暴君のイメージがあります。
跡継ぎに恵まれなかったのも要因なんでしょうけど、
離婚するために英国国教会まで作ってしまうし。
演じたエリック・バナはかっこいいけれど実際はデブのおじさんだったとか。
当時の肖像画は美化されているだろうし本当のところはわかりませんが。
エディくんも出ています。
ベネさんは家長命令に逆らえずメアリーを手放しましたが
そのメアリーを救ったのがエディくんでした。
エディくんは「エリザベス」にもまったく違う役柄で出演しています。
そしてもちろんこの映画の見どころは・・・
かわいいー
衣装似合うー
作品ではあっさりとメアリーを見捨てていたサー・ウィリアム・ケアリー。
史実ではメアリーとの間に子どもがいるしウィキによると
アンの娘エリザベスが即位したときに息子のヘンリーは初代ハンズドン男爵となっていました。
歴史、特に王朝にまつわる作品全般に言えますが
同じ名前がたくさん出てくるので誰がどこの人なのかなかなか覚えられません。
ヘンリーとかエドワードとかメアリーとか。
ホロウクラウンもう一度観たいのですが完全版のDVDが高くて買う勇気がありません。
バラバラで買ったほうが安いのかしら。