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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 4-2 臥せる探偵 感想

2017-07-22 08:54:48 | Sherlock S4E2
あらためてシャーロックS4E2の感想です。
ファーストインプレッション的な感想はこちらです。
Sherlock 4-2 The Lying Detective ほんのちょっとだけ感想です。

今回も感想とは程遠い、ただの文句たれです。

ふと思い出しましたが今回のキーワードはゴーストでしたっけね。
しかも複数形のGohstsでした。


なるほど、モリアーティやメアリー、そして死んだはずのユーロスもゴーストと言えばゴーストだし。

このキーワードはクロニクルに掲載されていましたが、これもありました。


In many ways 様々な形で?いろいろな意味で?
ジョンはシャーロックを救っていると。
確かに半殺しにはしたけど一応シャーロックを救けた形にはなっていました。
例えそれがメアリーに言われて動いたとしても・・・くすん。

E2はみなさん仰っているようにE1に比べたらドラマとしてのシャーロックらしさが
少し戻ってきた事もあり、思ったよりも面白く観れました。
E1があまりにもアレだったからハードルが低くなっていたせいもあったりして・・・・

私的に、もう一つの要因はトビー・ジョーンズですね。
ホント怪演というにふさわしい不気味なシリアルキラーでした。


シャーロックもちゃんと推理していました。
偽フェイスの自傷を指摘してた場面も、ユーロスは確かに自分で自分を切ったりしてたと改めて納得。

偽フェイスが221Bにやってきて夜のロンドンを歩くあたりは、
もしかしたらフェイスはシャーロックが幻を見てるんじゃないか、
本当はひとりなんじゃないかというミスリードになっていました。

モファットさんはミスリード的なストーリーを書くのが得意なのかしら。
インタビューでも度々ファンをミスリードしてましたけど。

ハドソンさんも大活躍でした。Unaさんはやっぱり可愛いです。
ジョンとシャーロック(あとマイクロフトも)を手玉にとれるのはハドソンさんだけ、
っていう設定を最後まで貫いて欲しかったわ。
ボーイズの女神はひとりでいいと思うの。
ジョンとハドソンさんの掛け合い漫才も久しぶりに見れて嬉しかったです。



気になったところのひとつはS3でやったネタを繰り返しているかのような場面が多かった事。
ぶざまな探偵も汚い探偵もお腹いっぱいだし、
ドラッグやってジョンとモリーに怒られるパターンも2度目ですよね。
スタイリッシュな探偵はどこにいった?


篠田真由美先生が感想で「クルクル頭にヒゲが似合わない」と書かれていて、
そうかー、そうなんだー、と納得しました。
私は元々ヒゲディクトは好きではありませんが、戦火の馬もストレンジ先生も許容範囲ではありました。
だけどシャーロックだけは本当にダメで・・・確かにあの髪型だから余計にダメだったと思います。


あと、入院中に敵と対峙するのも2度目ですよね。
(マグヌッセンの場面は削除でしたけど)
モファットさんは病院のベッドに横たわる探偵と見舞い(?)に来る犯罪者の図が気に入ってるの?


前回も書きましたがシャーロックのIQ、少し下がったんじゃ・・・と思うような事もしばしば。
もはやこれは重箱の隅をつつくのと同じだと自分でも思いますが、でもやっぱり言いたいのだ~

目の前の妹に気づかないのはドラッグやってたし妹の存在を知らなかったし
仕方ないにしても、偽フェイスには気づきそうなものですけどね。

百歩譲ってヤク中だしフェイスが偽物だと気づかなくてもヨシとしましょう。
でもセラピストと偽フェイスが同一人物だということは気づいてもいいんでは・・・・
やはりユーロスのほうが上手と言うことなのだろうか。
とはいえシャーロックが偽フェイスと意気投合するのは兄妹だからなんでしょうね。



それにしてもジョンですよ。
スミスを刺そうとしたシャーロックを止めるまでは良かったけど、
そのあとの殴る蹴るはどう見てもやり過ぎだし、
しかもレストレードにシャーロックはダメな奴だよ、困っちゃうね、とか話していて本人ケロっとしてるし。
なんつーか、今回の事だけじゃなくシャーロックに対する不満がいろいろと溜まっていた模様。
更にジョンにとってマグヌッセンの件も単にシャーロックが撃ったとしか認識していない事が判明。
E3ラストのジョンの苦悩っぽい表情は何だったのか。


ベルグレービアではアイリーンに愛がある殴り方だと言われましたが
今回は愛のかけらもない憎しみだけの殴り方ってことなのかしら。
・・・・この話、モファットさんはちゃんと覚えてるでしょうね・・・・

スミスから自白をとるためには入院が必要だったシャーロックにとっては
ジョンの暴行も計画のうちというか、想定内だったわけです。
全てお見通しだった流れはやっぱり好きかな、シャーロックらしくて。(内容はともかく)

偽フェイスの杖を見たシャーロックが瞬間的にジョンを思い出したのも切なかったし、
ジョンが杖を病室に置いていく場面も良かったです。
杖もこのドラマには欠かせない大事なアイテムですし。


ジョンがマイクロフトのわずかなミスからもうひとりの兄弟の存在を指摘していて、
このあたりのジョンの勘の良さは変わらずでした。

関係ないけど「お前が殺した」と言われたときのBGMにはちょっと引きました。
何というか、シャーロックらしくないなあと思いましたが・・・
でも今回もデイヴィッド・アーノルドでしたよね、確か。


そしてメアリーですが、
モファティスはメアリーをボーイズの女神、ハドソンさんの立ち位置にしたかったんでしょうね。
彼女の死を活かすにはそうするのが一番だし。
だから彼らの仲直りにも介入させたのだと思います。

いや、しかし、
結局ジョンの中心はどこまでいってもメアリーなのがねー。
シャーロックを撃ったことも過去を偽っていたこともあっさり許しているし、
今回もDVDを見てやっとですよ、やっと重い腰をあげてるし。

221Bでついにお互いに向き合う事になったふたり・・・だったら良かったのに。
なんで大の大人が仲直りするのに死んだ妻の力が必要なんでしょ。
ジョンもシャーロックも今回自分の意思で行動したわけではない上に
メアリーを介入させてお互い向き合わせ、彼らの成長です!と言われてもね。

ジョンがシャーロックにアイリーンを推しながら自分の心の内を吐き出して、
ジョンがやっと自分の心と向き合ったとき、メアリーは消えていく。
この場面はすごく感動的だし、良い演出で私もかなり好きだったりします。


だからこそ、ふたりの仲直りとは別にやってほしかったなあと。
というよりもホームズドラマでやらなくても良いのでは・・・・
まーそれを言ってしまうとS4全体がそのワードなんですけど、
モファットさんが「ホームドラマ」だと言っている以上、諦めるしかないですね。

今まで誰もやったことのないホームズを作りたかったのかもしれませんが、
原作に熱心なファンがいる作品であまりにもキャラクターやストーリーが
オリジナルになってしまうとファンは離れてしまうものです。
ドラマのハンニバルもその典型だったように思います。

ジョンの浮気はユーロスの存在をE1からそれとなく散りばめたいのもあったのかと思ったりします。
シリーズ通して、ラスボスの存在はいつもE1から匂わせてますし。
何も浮気じゃなくても・・・と思いますがジョンを追い詰めるには必要だったという事ですね。

で、さんざんジョンにシャーロックを攻撃させてずっと仲違いさせ、
ファンのイライラMAXになったころにあの場面ですよ。


実は私はモファティスの意図が透けて見えるようであまり好きではありませんでした。
ハグをすればいいってもんじゃないんだよー。
彼らをくっつけて欲しいと言っているわけじゃないんだよー。
ジョンがゲイと間違われるくらい友達以上恋人未満のブロマンスなふたりが好きだったの。
何が違うのかと言われそうですが、違うんです。


だからやたらしつこくアイリーンをオススメするのも、
欧米ではパートナーがいて一人前だったりするのでわかるんだけど、
そもそもシャーロック・ホームズは常識からかけ離れているのが魅力のひとつなので、
何でもかんでも当てはめないで欲しいところ。

でも昨今の映画やドラマ事情を鑑みると、
女性を活躍させないとやっぱりいろいろうるさいのかな。
何でもかんでも平等にってなるとせっかくの世界観が壊されていってしまう弊害もありますよね。
女性が活躍する映画やドラマもたくさんあるんだし。ワンダーウーマン観たかったわ。

E2のラストにも書いた感想ですが、シャーロックが帽子を被る場面。
I’m Sherlock Holmes. I wear the damn hat.
このセリフは結局マインドパレスでのジョンのセリフなんですが、
ジョンの言いつけをちゃんと守るだーと思いましたが
よく考えてみればあの場面はシャーロックの妄想なんですよね。
だからジョンにしてみればこのセリフが何のことかわかってないと思うんです。


でも、メアリーがシャーロックに帽子被れーと言ってるのは
このメアリーはジョンなのでジョンの希望って事になるのでしょうか。
ややこしい・・・・

S3終了後からずっと続いていた兄弟騒動。
トムヒがホームズ兄弟の最有力候補でしたがまさかの妹とは・・・
でも素直に驚くとモファティスの思った通りになるから嫌なんですよ。

もうひとつびっくりしたのがマイクロフトの春・・・・マジですか。
これは複雑だな、私。マイキーが人間だったなんて・・・・

それにしてもシャーロックがどことなくストレンジなのはストレンジの撮影が終わったばかりだからだろうか。。。


また長々と文句ばかり書いてしまいました。

そしていよいよ今日E3放送ですね。とうとう最終回(仮)です。
みんなの感想が楽しみです。

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2017-05-10 22:45:17 | Sherlock S4E2

Sherlock S4E2、「The Lying Detective」の全訳です。


前回同様PWつきのフォルダに入れています。
PWは小文字で「sh」になります。

E1はもう少ししたらパスワードを解除しようと思っています。←解除しました。

誤訳等、多々ありますがご容赦くださいませ。

5/10(水)UP:ラストです。
Sherlock 4-2 The Lying Detective その22


5/8(月)UP:終わりませんでした。あと1回続きます。
Sherlock 4-2 The Lying Detective その21



5/6(土)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その20


5/4(木)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その19


4/28(金)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その18


4/26(水)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その17


4/24(月)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その16


4/22(土)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その15


4/19(水)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その14


4/16(日)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その13

4/13(木)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その12


4/9(日)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その11


4/6(木)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その10


4/4(火)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その9


4/2(日)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その8


4/1(土)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その7


3/26(日)UP:
4/24(月)ちょっと修正:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その6


3/23(木)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その5


3/21(火)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その4


3/19(日)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その3


3/16(木)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その2


3/13(月)UP:
Sherlock 4-2 The Lying Detective その1




Sherlock 4-2 The Lying Detective その22

2017-05-10 22:43:43 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat

今度こそラストです。


SH:モリーとはここの「ケーキプレイス」で会うことになってる。
JW:君の誕生日だしな。ケーキは必須だよ。
SH:いいね、シュガー・ハイが何らかの代わりになりそうだ。
JW:大人しくしてろよ。



コートを着るシャーロック。
ジョンがやってきてふたり向かい合います。

SH:こんな事言える立場じゃないが、テキストだけだったんだ。
みんなやってる。僕だってテキストくらいするよ。
僕だってテキストくらいするよ。彼女、つまりあの女と。
良いアイデアとは言えないからしないようにしてるけど。でも、知っての通り時々はね。
楽しいとは言い難いよ、ジョン、僕は時々不安になる。
それが人間って事なのかもしれないね。

JW:君でも?
SH:いや。君でもだ。



JW:ケーキ行く?
SH:うん。

出ようとした時、シャーロックが「あ、」と言って戻ります。


JW:何?何だよ?どうした?

シャーロックは引き出しから帽子を出して被ります。

JW:Seriously?!

ジョンが笑います。



SH:I’m Sherlock Holmes. I wear the damn hat.
僕はシャーロック・ホームズだ。帽子を被らないと。
(これは忌まわしき花嫁でジョンが言ってたセリフですね。)

SH:違うか?メアリー。

シャーロックの言葉にジョンが立ち止まり振り返ると部屋を見ます。
そこにはもう誰もいませんでした。




場面は変わってジョンがセラピストと会話をします。


T:調子良さそうね、ジョン。
JW:そうだね。一日ずっとなわけではないし、毎日でもないけど、何というか・・・
T:It is what it is?
JW:そう。
T:ロージーは?
JW:かわいいよ、完璧だね。子ども史上、前例がないほどだ。
僕の欲目じゃなく科学的事実だ。
T:シャーロック・ホームズは?
JW:通常に戻ったよ。

221Bに変わります。
シャーロックが怒った様子で依頼人を追い出しています。

SH:出て行ってくれ。
男:彼女は悪魔に憑りつかれているんだ!
男:妻はサタンと交信してるんだ。
SH:退屈な話だ。帰ってくれ。
女:私はサタンと交信などしてないわ。
SH:いいじゃないか。あなたはすぐにでもどちらか一方を選べるのでは?


そう言ってドアを勢いよく閉めます。
シャーロックは床に落ちているフェイスのメモを拾い上げます。



ジョンの場面。

T:彼の兄弟はどうしてるの?
JW:マイクロフト?元気だよ。



場面はマイクロフトのオフィスに変わります。
レディ・スモールウッドとふたりコートを着ています。

MH:あなたはこれから休暇に入るのか?1週間会えないね。
LS:家で過ごすだけなのよ・・・・彼女から電話がなければね。
MH:首相か。
LS:これ。

レディ・スモールウッドがメモを渡します。

MH:これは?
LS:私の番号よ。
MH:知ってるよ。
LS:私のプライベートの番号なの。
MH:なぜ必要なのかね?
LS:どうしてかしら。時々は一緒に飲もうと思ってるのかもね。
MH:何のために?
MH:あなた次第よ。電話して。


レディ・スモールウッドはそう言って立ち去ります。
マイクロフトはメモをデスクに広げたノートの上に置きます。


ジョンの場面。

JW:シャーロックとマイクロフトに関して言えば「通常」と「元気」は明らかに相対的な言葉だな。
T:確かにね。

オフィスを何となく歩き回っているマイクロフトから
221Bに場面が変わります。

シャーロックはフェイスのメモをライトにかざします。


SH:彼女は現実だ。


部屋を出ようとするマイクロフトはふと立ち止まり
レディ・スモールウッドのメモの下にあるノートに書かれた文字を見ます。

「CALL SHERRINFORD 2 pm」

ジョンの場面。

T:マイクロフトの事を言ってるんじゃないの。もうひとりの話よ。
JW:もうひとりって?
T:秘密の兄弟よ。知ってるでしょ。
JW:ああ、あれはちょっと言ってみただけなんだ。存在してるとは思ってるけど・・・・

ジョンはそこまで言って間をおきます。


JW:どうして知ってるんだ?僕は何も言ってないぞ。
T:あなたから聞いたのよ。
JW:絶対に言ってない。
T:そうだわ、シャーロックに聞いたんだったわ。
JW:違う、あなたは一度しかシャーロックに会ってないはずだ。この部屋で。
彼はクスリで正気じゃなかった。
T:違うわよ、その前に彼とは会ってるの。
JW:いつ?
T:一晩一緒に過ごしたのよ。
ステキな夜だったわ。チップスも食べたの。


あの夜の赤いドレスを着たフェイスが映ります。
そして、フェイスがシャーロックに言った言葉をセラピストが言います。

T:「あなたは私が思っていたような人ではなかったわ、Mr.ホームズ。あなたは・・・いい人よ。」
(※ここのフェイスのセリフはイングランド北部訛り・・・だそうです。)

セラピストは眼鏡を取り、立ち上がり話しながら窓ガラスのカギをかけます。


T:フェイスのメモをカルヴァートンにもらったの。共通の友人に紹介してもらったのよ。
メモの事はシャーロックから聞いてる?
シャーロックのために少し情報を与えたのよ。彼は・・・かなり優秀ね。

221B。

シャーロックは思いついたように引き出しの中を探し、鑑識用のALS(?)を取り出します。


セラピスト。

T:でも・・・・知らない事がある。


221B。

シャーロックがメモにライトを当てると文字が浮かび上がります。

「MISS ME? 」



ジョンの場面。
セラピストがコンタクトを外し瞳の色が茶色から青に変わります。

T:公正にみても、彼のチップスを選ぶ審美眼は最高よ。

セラピストが髪を耳にかけるとデイジーの花がさしてありました。

JW:それはなんだ。
T:それって?
JW:髪についてる花だよ。僕がバスでつけてた花に似てる。
T:あなたはすごく優しそうに見えたわ。
だけど・・・・

セラピストはジョンの前に立ち目線を合わせるために座ります。

T:あなたは良い目をしてる。

エピソード1に出てきたバスの場面が出てきます。


T:驚くことに、誰もあなたの顔をちゃんと見てないのね。
ああ、あなたはセクシーな笑顔の陰に隠してるのね。
杖をついて歩く姿とか・・・それともセラピストになって、あなたについて話をするとか。

ジョンが立ち上がるとセラピストは銃を持ち出しジョンに向けます。


T:あら、どこにも行かないでね。
実際にここに住んでいるセラピストは血でカーペットを汚されたくないと思うわ。
ああ、大丈夫よ。彼女は衣類乾燥棚の大きな袋の中にいるから。

JW:お前は誰なんだ。

T:見てわからない?見当もつかないの?私はユーロス。
JW:ユーロス?
T:ふざけた名前でしょ?ギリシャ語よ。東風って意味よ。
両親は変な名前が好きなのよ。ユーロスとか・・・・マイクロフト・・・シャーロック。
あなたは考えもしなかったのね、ただの一度も、シャーロックの秘密の兄弟が姉妹かもしれないって。


あら、面白い顔ね。そこに穴を開けようかしら。

ユーロスはジョンに向けた銃の引き金を引きます。
銃声が響いてE3に続きます。


E2は以上です。
拙い訳を最後までありがとうございます。
誤訳が大量にあると思いますが、あらすじは合ってると思いたいです。

シャーロックが帽子を被る場面。
I’m Sherlock Holmes. I wear the damn hat.
このセリフは結局マインドパレスでのジョンのセリフなんですが、
ジョンの言いつけをちゃんと守るだーと思いましたが
よく考えてみればあの場面はシャーロックの妄想なんですよね。
だからジョンにしてみればこのセリフが何のことかわかってないと思うんです。

でも、メアリーがシャーロックに帽子被れーと言ってるのは
このメアリーはジョンなのでジョンの希望って事になるのでしょうか。
ややこしい・・・・

S3終了後からずっと続いていた兄弟騒動。
トムヒがホームズ兄弟の最有力候補でしたがまさかの妹とは・・・
でも素直に驚くとモファティスの思った通りになるから嫌なんですよね(誰と戦ってるんだ、私)

もうひとつびっくりしたのがマイクロフトの春・・・・マジですか。
これは複雑だな、私。マイキーが人間だったなんて・・・・

ラストでジョンが撃たれる場面は正直、また?とかおもっちゃいました。
ジョン、絶対に1回は人質になるんだもん。

好き勝手言ってしまいましたがこのあたりで終わります。
E3も頑張りたいと思いますのでまたよろしくお付き合いくださいませ。

Sherlock 4-2 The Lying Detective その21

2017-05-08 22:57:00 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat

またしても終わりません。終わる終わる詐欺ですみませんです。
とっても長くなってしまったので分けることにしました。
多分画像が多すぎるんでしょうね・・・・


シャーロックの携帯に届いたテキストの着信音は「あの女」でした。

MW:あの音、テキストの着信音
JW:今のはなんだ?

ジョンが再び戻ってきます。

SH:何が?


MW:あれはアイリーン・アドラーからの着信音ね。
JW:その音。
SH:音って?


不機嫌そうに近づいてくるジョンにちょっとビクビクなシャーロック。
メアリーが嬉しそうに言います。

MW:だけど彼女は死んだのよね。あー、彼女は死んでないんだわ。
彼が救ったのね。上流階級のお坊ちゃんは女帝を愛してるのね!
彼は決まり文句なんて知る由もないでしょうね。

(※でもこのメアリーはジョンの潜在意識なんだからジョンも嬉しいのかしらね。
ある意味楽しんではいそうですけど。)

ジョンがシャーロックの前に立ちます。


SH:ジョン?
JW:推理しよう。
SH:いいね。
JW:もし僕の推理が正しかったら、君はちゃんと正直に言うんだぞ、わかったか?
SH:言っておくけど、ランダムに届く任意の着信音は・・・・
JW:Happy birthday.

ジョンの言葉に黙ってしまうシャーロック。

SH:ありがとう、ジョン。わざわざ、どうも。
JW:君の誕生日なんて全然知らなかった。
SH:でも今知ったじゃないか。
JW:真面目な話、この話をするつもりはないのか?
SH:何を?
JW:つまり、どうなってるんだ?
SH:何が?

だんだんと下を向くシャーロック。

JW:君とあの女だよ。
君は時々目立たないように「ハーベスター」に行ってるのか?
ハイ・ウィカムで情熱的な夜を過ごしたりしてるのか?
SH:何を言ってるんだ。僕は返信はしない。


笑い出すジョン。

JW:なんでだよ。You bloody moron!
(※moronはバカとかそんな意味ですが元々は精神年齢の低い大人の事を指しているそうです。)

ジョンを見上げるシャーロック。

JW:彼女はそこにいて・・・・君が好きで、そして生きてるんだぞ。
それがどんなに運がいい事なのかわかるか?
彼女は奇人だし、犯罪者だし、とんでもなく危険だ。
ソシオパスに惚れてるし。

激高して声が大きくなるジョン。

MW:あなたはアサシンと結婚したじゃない。

JW:彼女は・・・・
SH:何だ?
JW:返信しろよ。
SH:なぜ?
JW:ハイ・ウィカムは君が考えているよりもいいところだからだよ。
SH:僕はハイ・ウィカムで3組の毒殺者を捕まえたことがある。


JW:それは始まりに過ぎないんだから。
SH:僕は何度も君に説明してきたはずだ。
男女のもつれは他の人は充実感を得られるだろうが・・・・
JW:人間として完成するんだぞ。
SH:そんなの何の意味もない。


JW:テキストを送れよ。電話をしろよ。
チャンスがあるうちに何かしろよ。チャンスなんて一生続くわけじゃないんだから。
信じろよ、シャーロック。あっという間に消えてなくなるぞ。あっという間だ。


メアリーが下を向きます。
シャーロックも目線を彷徨わせながら下を向きます。

JW:彼女は僕の事を思い違いしている。
SH:メアリーが?どうして?
JW:君が自分自身を危険な状況に追い込めば僕が助けに行くと彼女は思っていた。
だけど僕は彼女に言われるまで動かなかった。
そういう事なんだ。君が見過ごしている事だ。
彼女は僕が彼女の考えていた通りの男だと言っていた。
考えればわかるだろう。
SH:やめてくれ、君は自分で自分を傷つけている。
僕はいろいろな人と知り合ったが友人はほとんど作らなかった。
だから言える事だけど・・・
JW:僕は浮気したんだ。


ジョンの言葉に黙ってしまうシャーロック。

JW:言い返さないのか?

そしてメアリーに向かって言います。

JW:僕は浮気をしたんだ、メアリー。

シャーロックもメアリーの存在に気づきジョンに何が起きているのか理解した様子ですが、
何も言わずに黙ってジョンの話を聞いています。


JW:バスに女性が乗っていて、僕はプラスチックのデイジーを持ってた。
ロージーと遊んでたんだ。それで、その女性が僕に微笑みかけた。
それだけだった。笑っただけなんだ。
僕たちはずっとテキストでやりとりしていた。いつやってたのか知りたいか?
君が部屋からいなくなるたびに、君が娘に食事を与えているときや泣き止ませているときに。


JW:テキストのやりとり、それだけだった。だけどそれ以上を望んでいた。
知ってるか?今でもだ。僕は君が考えているような男じゃなかった。
そんな男にはなれない。まさに大事なのはそこだ。
それこそが核心なんだ。
君が思っているような男に僕はなりたい。
MW:それじゃ・・・ジョン・ワトソン。
やるべきことをいますぐやるのよ。


メアリーは笑顔で言います。
そして次の瞬間、彼女の姿はありませんでした。


ジョンは声を出して泣きます。
シャーロックはマグカップをテーブルに置きます。


静かに立ち上がるとジョンに近づき
戸惑いながらもそっとジョンを抱き寄せます。


SH:It's okay.
JW:It's not okay.
SH:そうだな。
But it is what it is.(でも、そういうものだよ)



続きます。

会話が難しくてなかなかちゃんと訳せません。ごめんなさい。

モファティスプレゼンツな場面で分けてしまいましたが他意はありません・・・
ふたりのハグは2回目?
それにしてもシャーロック、とっても成長したのね(涙)

Sherlock 4-2 The Lying Detective その20

2017-05-06 12:31:01 | Sherlock S4E2
Sherlock Series 4 Episode 2

Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat

今回は終わりと書きましたが実は終わってません。
すみません、思ったより長かったです。




ジョンがロックしているドアをこじ開けて中に入ります。
警官も入り、シャーロックの安否を確認します。


ジョンはスミスに飛び掛かり、首に腕をまわします。

JW:彼に何をしてたんだ?何をしてた?
CS:彼は苦しんでたんだ。私は彼を助けていたんだ!

ジョンはスミスを警官に引き渡します。

JW:彼をすぐに拘束してくれ。はやく。
CS:私は彼を助けようとしたんだ!
JW:シャーロック、彼は君に何をしていたんだ。
SH:僕を窒息しようとしたんだ、過剰投与して。
JW:何を?
SH:生理食塩水だ。
JW:生理食塩水?

唖然とするスミスでした。

SH:そう、生理食塩水だよ。
JW:生理食塩水ってどういう事だよ。
SH:ナースのコーニッシュに点滴のバッグをすり替えてもらったんだ。
彼女は僕の大ファンだから。僕のブログが大好きなんだよ。
JW:君は大丈夫なのか?


SH:大丈夫なわけないだろう。
栄養失調と腎機能障害の疑い、それに実のところこの数週間はドラッグでずっとハイだったし。
君はひどい医者だよな。


SH:だけど自供はとったからね。
CS:私は自白した覚えはないぞ。私がどんな自白をしたというのだ。
SH:あとで聞かせてあげるよ。
CS:聞けるような自供などないぞ。
ああ、Mr.ホームズ。関係あるかわからないが君のポケットから3つの録音装置を見つけたよ。
君の所持品はすべて見つけてある。すまないね。


SH:3つって何となく安心するんだよね。普通の人は3つ見つければあとは探さないんだ。


シャーロックの言葉に固まるスミス。

JW:何?何?何だよ?

シャーロックは何も言わず意味ありげな笑顔を浮かべていました。
その表情でジョンは状況を理解します。


JW:You cock.
SH:Yeah.
JW:Utter, utter cock.
SH:Heard you the first time.
(J:お前って最低。S:まあね。J:ホントに最低。S:それは初めて聞いたな。
・・・・という会話よりもっと酷い言葉なんでしょうね。)


ジョンはベッドサイドにある自分の杖を手にします。

JW:で、どうやって開けるの?
SH:上をまわすんだ。


スミスはその様子をじっと見ています。
ハンドルの部分を取ると中から録音装置が出てきました。


JW:これも2週間前?
SH:3週間。


JW:僕の行動はお見通しってことか?
SH:まさか。I’m just a cock.(この場合はおんどり?)


スミスは呆然としていました。

取調室。
レストレードがスミスの取り調べをしています。


CS:楽しいね。自白がこんなに楽しいとは思わなかったな。
もっと早くやればよかった。
GL:続きは明日だ。
CS:いや、続けよう。私は疲れてなどいない。まだまだあるんだ。
GL:明日だ。
CS:私は有名人になりそうだね。
GL:あんたはもう有名だよ。
CS:ああ、だけど今回で・・・・アメリカでも有名になるよ。


レストレードはあきれたように席を立ちます。

221B。

ジョンとシャーロック、そしてシャーロックの背後にはメアリーがいます。


SH:ちゃんとバックアッププランもいくつか用意はあった。
問題は、それがなんだったのか覚えてないことだ。
彼の娘に会ってる幻覚を見たのは本当に予想外だったよ。
MW:要するに、彼がクスリで自分を痛めつけたのはあなたが彼を助けるために・・・・
何かするだろうと、医者的な何か。


SH:娘の事はまだちょっと釈然としないんだけど。
すごくリアルだったし、他では入手できなかったであろう情報を彼女が教えてくれた。
JW:でも、ここには来てないいだろう?


SH:興味深いだろう?
世界中のあらゆるデータストリームを同時に弱力化することができたとしても、
僕はその前に理論化するし、大抵は推理し予測することが可能なんだ。
JW:で、君が知らない事を教えてくれる魔法の女性を考え出したのか。
MW:あら、それは私に対して言ってるのかしら。
私の偏見かもしれないけど。


SH:クスリが僕の中にある特定のドアを開けたのかもしれないな。
興味をそそられる。
JW:ああ、そうだろうね。
だからぼくたちみんなが交代でお菓子には近づけないようにしてるんだ。
(※「sweeties.」って言ってますけどは本当はクスリの事を揶揄してるのかしら。)
SH:たむろしているだけだと思ってた。


ジョンが腕時計を見ます。

JW:あと20分でモリーがここに来るよ。
SH:監視がいなくても、あと20分くらい大丈夫だから。
JW:じゃあ、そうさせてもらうよ。


MW:ちょっとジョン、ここにいなさいよ。話をするのよ!
JW:あー、ごめん。ただ、ロージーが。
SH:うん、ロージーだよね。
MW:一緒に事件を解決しに行くのよ。彼に帽子を被らせるの!
JW:20分くらいは大丈夫そう?
SH:もちろんだ。ごめん、ロージーの事は頭になかった。
JW:いいんだ。


ジョンは立ち上がります。

SH:近いうちに彼女に会いに行かないとだね。
JW:そうだよ。
MW:彼は私に敬意を表して帽子を被るべきよ。私は死んでるのよ。ありがたいことに。



ジョンはドアを開け部屋から出ようとします。

SH:あ、ところで、録音は証拠として使えなさそうだよ。
JW:え?


ジョンは立ち止まり少しだけ戻ります。

SH:厳密にはおとり捜査だから証拠としては使えないと思う。
大して重要でもないな、あいつは自白するのをやめないだろうし。
JW:いい事だ。
SH:そうだね。


シャーロックは少し悲しげに目をそらします。
再び部屋から出るジョン。
それを見送るメアリーは少し期待を込めたような表情をしています。


俯いていたシャーロックがもう一度声をかけます。

SH:君は大丈夫?


その言葉に笑い出すジョンは再び戻ってきます。

JW:いや、大丈夫じゃないよ。大丈夫なわけがない。
でも、受け入れないと。それが現実なんだ。それがどういう事かというと・・・shit.
MW:ジョン、もっとちゃんと。

ジョンは一呼吸おいて、そして言います。

JW:君はメアリーを殺してない。


その言葉に驚いたような表情でジョンを見るシャーロック。


JW:メアリーは君の命を救って死んだ。彼女が選んだ事だ。誰かがやらせたわけじゃない。
誰もそんな事はできない。重要なのは、君は彼女を殺してないって事だ。
SH:彼女は僕の命を救うことによってそれに価値を与えてくれた。
それは貨幣のようなもので僕は使い道を知らないんだ。
JW:It is what it is. (それが現実だ。)


ジョンが少し笑います。

JW:じゃあ、明日。その時に。
SH:楽しみにしてる。

その時、シャーロックの携帯の着信音が鳴ります。
それは「あの女」の着信音でした。
それを聞いたジョンの足が止まります。


続きます。
今度こそ次回で終わります・・・・多分。

シャーロックの病院潜入はある意味賭けですよね。まさに命がけ。
2週間先が予測できるシャーロックなのでこれも想定内なんだろうけど
ジョンは絶対に助けに来るって信じての行動だと思うと(涙)

しかし、やっとやっとやーーっと仲直りです。
メアリーの言葉がジョンの心の葛藤なのはわかるんですけど、
最後の仲直りの場面くらいメアリーを介さずにいてほしかったなと思うんです。
やっぱりMistyさんの仰っていた腐女子撲滅なんでしょうか。
いや、しかし純粋な(?)ホームズファンだってそう思うはず。

そんなに撲滅したければそもそも仲違いさせてはいけません。
ケンカするほど仲がいいって言いますしね。
いいトシした大人は意見の食い違いでその場の空気が悪くなる事はあっても
こんなケンカ別れはあまりしないですよ。

レストレードの出番があまりなくて悲しいです。
シャーロック、ジョン、レストレードのトリオ漫才が結構好きだったんですけど。
レストレードのロマンスはどうなったんでしょうか。
私は今でもモリーちゃんと幸せになってほしい派なんです。

それにしてもカルヴァートンはただの咬ませ犬でしたね。