Brexit: The Uncivil War
Based on All Out War: The Full Story of How Brexit Sank Britain's Political Class by Tim Shipman
Unleashing Demons: The Inside Story of Brexit by Craig Oliver
Directed by Toby Haynes
Channel4 2019
公式サイト
Brexit: The Uncivil War
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ブレグジットです。
ストーリーはブレグジットそのものよりもドミニク・カミングスにフォーカスされているので
あまり知識が無くても楽しめるようになっています。
このカミングスですが高慢な態度と辛らつな発言で我が道を行くタイプ。
これ誰かを思い出しませんか?
早口で持論をまくしたてるところとかそっくりなんですよ。
今までスチールのビジュアルがダメで敬遠していましたが動くカミングスの可愛さったら。
やはりベネディクトを侮ってはいけないと思いました。
ハゲでも気にならないほどシャーロックなカミングスはキュートでした。
・・・ファンはこれだからダメなんですよね。すぐに結び付けたがるという・・・わかっています。
内容について少しだけ。
登場人物は実物に似ている人が多い印象です。
離脱派
ダグラス・カースウェル
保守党から独立党に移った元下院議員(のちに離党)
サイモン・ペイズリー・デイ
マシュー・エリオット
ロビイスト
ジョン・ヘファーナン
EUの残留か離脱かの国民投票が決まりこのふたりが離脱派の指揮に選んだのがドミニク・カミングスでした。
ドミニク・カミングス
マイケルゴーブの元特別顧問
ベネディクト・カンバーバッチ
ストーリーはカミングスが離脱派をどのように勝利に導いたかが描かれています。
残留派
クレイグ・オリヴァー
首相の報道官
ローリー・キニア
カミングスとオリヴァーには少なからず因縁めいたものがあるみたいですが
詳細は明らかにされていません。
カミングスのとった戦略。
ひとつは明確なスローガンを打ち出し有権者の感情に訴え、
離脱による利益を前面に出すこと。
残留派の「I.M IN」に対し離脱派は「Get take back control(支配権を取り戻す)」
もうひとつはSNSを使い300万人いると言われている浮動票を見つけ出し取り込むこと。
それはAggregateIQの共同創設者、ザック・マッシンガムの提案でした。
ゴーヴとジョンソンも離脱派に合流します。
マイケル・ゴーヴ
保守党 司法相
オリヴァー・モルトマン
ボリス・ジョンソン
保守党 ロンドン市長
リチャード・グールディング
毎週支払うEU拠出金3億5千万ポンドを国民保健サービスへ、と書かれたバスでキャンペーン。
当初は残留が勝つ見込みで国民投票を行ったキャメロン首相ですが
蓋を開けてみれば国民のEU加盟に対する不満の蓄積は大きく次第に離脱派が有利になっていきます。
特に移民問題は労働党や保守党が今まで避けてきた分、離脱派が国民の不満を代弁する形になってしまったように思えます。
離脱することのメリットもありますがデメリットも大きいはずなのに。
オリヴァーが言います。
「このキャンペーンは20年前から続いてきたものだ。EU懐疑は自分たちも利用してきた。」
投票まであと1週間を迎えた日、労働党のジョー・コックスが殺害されます。
地下鉄で偶然会ったふたりはパブに行くことに。
国民投票によって国が2分されてしまったとオリヴァー。
子どもの未来を考えたことはあるか?と聞かれ
「考えている。到着したのはみんなが待っていた列車じゃなかっただけの話だ。
列車は止められない。この新しい政治は君にはコントロールできない。」とカミングス。
「君にもできないだろう。」とオリヴァー。
しかしこのふたり、片方は髪を抜きもう片方は増やしてるってどういうこと・・・
投票は離脱の勝利で終わります。
ボリス・ジョンソンは言います。
「国民投票が間違いだったと言う声もあるがそうは思わない。国民の命運は国民が決めるべきだ。」
後日、カミングス情報コミッショナー事務局から調査をされます。
調査の場でのカミングスの発言。
「国のシステムは破綻していた。僕がリセットした今でも短期的展望、利己主義、狭量な考え方で政治が行われている。
ただ願っていた。わずかでも想像力やビジョンを持った人、向上心を持った人が好機を見出さないかと。」
そしてしばらく黙るカミングスに議長が「終わりですか?」と聞くと
「終わりだ。僕たちみんな。」と話すと席を立ちます。
最後までドラマに惹き込まれた一因は
やはりベネディクトの早口で軽快なテンポのセリフが心地よかったからだと思います。
難しい表現はほとんどなく戦略もわかりやすく説明されていました。
イギリスは今ボリス・ジョンソンが首相になりカミングスは彼の上級顧問になっています。
国民投票の難しさが描かれていたように思います。
国民の命運を決めるからこそ国民だけに委ねてはいけなかったのでは・・・
カミングスの言う通り国民のためと言いながら結局利己主義な議員たちによって左右されているような気がします。
難しい話はわかりませんがこれから先どうなるんでしょうね。
でもやっぱりハゲはこれっきりにしてね。
Based on All Out War: The Full Story of How Brexit Sank Britain's Political Class by Tim Shipman
Unleashing Demons: The Inside Story of Brexit by Craig Oliver
Directed by Toby Haynes
Channel4 2019
公式サイト
Brexit: The Uncivil War
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ブレグジットです。
ストーリーはブレグジットそのものよりもドミニク・カミングスにフォーカスされているので
あまり知識が無くても楽しめるようになっています。
このカミングスですが高慢な態度と辛らつな発言で我が道を行くタイプ。
これ誰かを思い出しませんか?
早口で持論をまくしたてるところとかそっくりなんですよ。
今までスチールのビジュアルがダメで敬遠していましたが動くカミングスの可愛さったら。
やはりベネディクトを侮ってはいけないと思いました。
ハゲでも気にならないほどシャーロックなカミングスはキュートでした。
・・・ファンはこれだからダメなんですよね。すぐに結び付けたがるという・・・わかっています。
内容について少しだけ。
登場人物は実物に似ている人が多い印象です。
離脱派
ダグラス・カースウェル
保守党から独立党に移った元下院議員(のちに離党)
サイモン・ペイズリー・デイ
マシュー・エリオット
ロビイスト
ジョン・ヘファーナン
EUの残留か離脱かの国民投票が決まりこのふたりが離脱派の指揮に選んだのがドミニク・カミングスでした。
ドミニク・カミングス
マイケルゴーブの元特別顧問
ベネディクト・カンバーバッチ
ストーリーはカミングスが離脱派をどのように勝利に導いたかが描かれています。
残留派
クレイグ・オリヴァー
首相の報道官
ローリー・キニア
カミングスとオリヴァーには少なからず因縁めいたものがあるみたいですが
詳細は明らかにされていません。
カミングスのとった戦略。
ひとつは明確なスローガンを打ち出し有権者の感情に訴え、
離脱による利益を前面に出すこと。
残留派の「I.M IN」に対し離脱派は「Get take back control(支配権を取り戻す)」
もうひとつはSNSを使い300万人いると言われている浮動票を見つけ出し取り込むこと。
それはAggregateIQの共同創設者、ザック・マッシンガムの提案でした。
ゴーヴとジョンソンも離脱派に合流します。
マイケル・ゴーヴ
保守党 司法相
オリヴァー・モルトマン
ボリス・ジョンソン
保守党 ロンドン市長
リチャード・グールディング
毎週支払うEU拠出金3億5千万ポンドを国民保健サービスへ、と書かれたバスでキャンペーン。
当初は残留が勝つ見込みで国民投票を行ったキャメロン首相ですが
蓋を開けてみれば国民のEU加盟に対する不満の蓄積は大きく次第に離脱派が有利になっていきます。
特に移民問題は労働党や保守党が今まで避けてきた分、離脱派が国民の不満を代弁する形になってしまったように思えます。
離脱することのメリットもありますがデメリットも大きいはずなのに。
オリヴァーが言います。
「このキャンペーンは20年前から続いてきたものだ。EU懐疑は自分たちも利用してきた。」
投票まであと1週間を迎えた日、労働党のジョー・コックスが殺害されます。
地下鉄で偶然会ったふたりはパブに行くことに。
国民投票によって国が2分されてしまったとオリヴァー。
子どもの未来を考えたことはあるか?と聞かれ
「考えている。到着したのはみんなが待っていた列車じゃなかっただけの話だ。
列車は止められない。この新しい政治は君にはコントロールできない。」とカミングス。
「君にもできないだろう。」とオリヴァー。
しかしこのふたり、片方は髪を抜きもう片方は増やしてるってどういうこと・・・
投票は離脱の勝利で終わります。
ボリス・ジョンソンは言います。
「国民投票が間違いだったと言う声もあるがそうは思わない。国民の命運は国民が決めるべきだ。」
後日、カミングス情報コミッショナー事務局から調査をされます。
調査の場でのカミングスの発言。
「国のシステムは破綻していた。僕がリセットした今でも短期的展望、利己主義、狭量な考え方で政治が行われている。
ただ願っていた。わずかでも想像力やビジョンを持った人、向上心を持った人が好機を見出さないかと。」
そしてしばらく黙るカミングスに議長が「終わりですか?」と聞くと
「終わりだ。僕たちみんな。」と話すと席を立ちます。
最後までドラマに惹き込まれた一因は
やはりベネディクトの早口で軽快なテンポのセリフが心地よかったからだと思います。
難しい表現はほとんどなく戦略もわかりやすく説明されていました。
イギリスは今ボリス・ジョンソンが首相になりカミングスは彼の上級顧問になっています。
国民投票の難しさが描かれていたように思います。
国民の命運を決めるからこそ国民だけに委ねてはいけなかったのでは・・・
カミングスの言う通り国民のためと言いながら結局利己主義な議員たちによって左右されているような気がします。
難しい話はわかりませんがこれから先どうなるんでしょうね。
でもやっぱりハゲはこれっきりにしてね。