Sherlock Series 4 Episode 3
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
何とかモリーを救ったシャーロック。
後ろからマイクロフトが声をかけます。
MH:シャーロック、いくら頑張ったとしても・・・・
しかしシャーロックはそれを遮りユーロスに言います。
SH:ユーロス、僕が勝ったぞ。
フェアにやれよ。飛行機の少女。彼女と話をさせてくれ。
僕の勝ちだ。モリー・フーパーを救った。
EH:救った?何から?賢明にならないと。彼女の家に爆弾なんてないわよ。
どうして私ってこんなに不器用なのかしら。あなたの勝ちじゃない。負けたのよ。
ユーロスの言葉に無言で背を向けるシャーロック。
EH:彼女になんて事をしたの。自分に対しても。
複雑でちっぽけな感情。感情的な状況よ、シャーロック。いつもそれがあなたを滅ぼしている。
さ、元気出して。ピーク時のあなたが必要よ。次はそんなに簡単にはいかないから。
次の部屋に続く扉が開きます。
マイクロフトとジョンはドアに向かいます。
シャーロックは棺に蓋をしたまま動きません。
JW:シャーロック?
ジョンが名前を呼ぶとシャーロックは突然棺を壊し始めます。
今までの鬱憤を晴らすかのように暴れています。
落ち着いたころジョンが銃を拾い壁を背にして座っているシャーロックに近づきます。
JW:なあ、これが難しいということも君にとっては拷問なこともわかってるよ、
だけどみんなで一緒に頑張らないと。
SH:これは拷問じゃない、生体解剖だよ。
実験用ラットの観点から科学を体験しているんだ。
シャーロックはため息をつきながらジョンを見上げます。
マイクロフトはじっとその様子を見守っています。
シャーロックとジョンはほぼ同時に口にします。
SH:Soldiers?
JW:Soldiers.
差し出すジョンの手を取り立ち上がるとジョンから銃を受け取り次の部屋に進みます。
部屋に入るなりシャーロックが言います。
SH:おい、不満を言うつもりはないけど、この部屋は何もないぞ。
どうした?アイデアが尽きた?
部屋の壁4方にモニターが置いてあるだけの部屋でした。
そのモニターにユーロスが映ります。
EH:空じゃないわよ、シャーロック。まだ銃は持ってるわよね?
必要になるって言ったわよね、次のゲームは2人しかできないの。
あなたたちのうち2人だけ、あなたが選んだほうよ。
EH:決断する時間よ。
誰の助けがあなたに何よりも必要なの?ジョン?それともマイクロフト?
勝ち抜き戦ね。ひとりを選んで他は殺す。
家族か友達かを選ぶの。マイクロフトかそれともジョン・ワトソンか。
MH:ユーロス、もうやめなさい!
EH:まだよ。あともう少しなの。
覚えてるでしょ、飛行機が飛んでいて、着陸できそうにないことを。
マイクロフトが言います。
MH:どうなんだ?
SH:どうって何が?
MH:まさか話し合うつもりじゃないだろうね?
そしてジョンの方を見ます。
MH:すまない、Dr.ワトソン。君はいろいろな意味で立派な人物だよ。
再びシャーロックを見ます。
MH:別れを告げて彼を撃ちなさい。
撃つのだ!
JW:なんだよ。
ジョンがマイクロフトに近づきます。
MH:Dr.ワトソンを撃つのだ。この先を続けられるのは誰かなど疑う余地もない。
お前と私だ。この先待ち受けているものが何であれ知力が必要なのだよ、シャーロック、感情ではない。
MH:彼の苦痛を長引かせてはいけない、撃つのだ。
JW:僕の意見は?
MH:今日、我々はソルジャーだ。ソルジャーは国のために死ぬのだ。
悔しいが、Dr.ワトソン、その名誉は君のものだ。
ジョンはシャーロックを見ます。
JW:彼の言う通りだ。事実だよ。
MH:早くしなさい。苦痛を長引かせてはいけない。終わりにしなさい、我々には仕事がある。
シャーロックはうつむいたまま動こうとしません。
マイクロフトが鼻で笑います。
MH:これは予想するべきだった。感傷的だな。お前はいつものろまなバカだったよ。
一瞬、シャーロックの眉毛が上がります。
MH:だから私はずっとお前を軽蔑してきた。我々みんなの恥だ。お前は家名を汚した。
だから一生に一度くらいは正しい事をしなさい。この愚かな男を苦境から救ってあげなさい。
撃つのだ。
SH:やめろ。
MH:彼をみなさい。彼は何者だ?
気晴らし以外のなにものでもないだろう、
お前の賢さを引き立たせるためのごく普通の記事を書くだけ。そんな男は他にも大勢いる。
SH:頼むからやめてくれ。
MH:なぜだ。
SH:結局、あなたのブラックネル夫人のセリフのほうが説得力があったって事だ。
(※ブラックネル夫人のセリフって?(←すぐ忘れる)と調べていたら、
なんとグラナダ版ホームズの「未婚の貴族」にも出てくるセリフがありました。
To lose one parent, Mr. Worthing,
may be regarded as a misfortune; to lose both looks like carelessness.
「ワージングさん、片親を亡くすことは不幸と見なされるかもしれませんが、
ご両親とも亡くすのは不注意のように思えますわ。」
何かこれも合うような気がしますが、やっぱり前出のこのセリフの事なんでしょうね。
The truth is rarely pure, and never simple.
「真実はそれほど純粋ではなく、単純なものでもない。」)
SH:マイクロフトが言ったことは全部無視してくれ。彼は優しいんだ。
僕に戸惑いなく彼が殺せるようにしてる。
SH:だからこそ、こうするのが難しくなる。
シャーロックはマイクロフトに銃を向けます。
MH:お前は私のブラックネル夫人が好きだと言ったな。
JW:シャーロック、よせ。
MH:君が決める事ではない、Dr.ワトソン。
だが、顔はやめてくれないか。脳は王立協会に送ると約束したのだ。
SH:どこならいい?
MH:そうだな、心臓が身体のどこかにあると思うのだが。
信じがたいが多くはターゲットになる場所だ。
なら、試してみようではないか。
マイクロフトはネクタイを締めなおし覚悟を決めた顔でシャーロックを見ますが、
ジョンが間に入ります。
JW:こんなことをは許さないぞ。
MH:これは私の責任なのだ。モリアーティだよ。
SH:モリアーティ?
MH:彼女へのクリスマスのごちそうとして、5年前にジム・モリアーティとの会話を5分間与えた。
SH:何を話してた?
MH:5分間の会話の・・・・監視は無いのだ。
MH:グッバイ、弟よ。手向けの花は要らないぞ。
EH:ジム・モリアーティはあなたがこう選択するだろうと言っていた。
とても興奮していたわ。
照明が赤に変わりモリアーティが画面に映ります。
JM:僕たちは終点にきている。ホームズ キリング ホームズだ。
ここがぼくのおりる場所。
続きます。
やっとお兄ちゃんのターンがやってまいりました。
最後に美味しいところを持って行く兄、さすがです。
しかし、ちょっと尺を取り過ぎなんじゃ・・・・長いよー
先日、忌まわしき花嫁が放送されたので少しだけまとめ記事を読んで振り返っていたんです。
その中でマイクロフトがシャーロックの要望で食べる、すなわち、
弟のために命を懸けるのでは、と書いていましたが、その通りでしたよ、お兄ちゃん(涙)
思えばE3は忌まわしき花嫁からちゃんと引き継いでいる形にはしてるんですね。
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
何とかモリーを救ったシャーロック。
後ろからマイクロフトが声をかけます。
MH:シャーロック、いくら頑張ったとしても・・・・
しかしシャーロックはそれを遮りユーロスに言います。
SH:ユーロス、僕が勝ったぞ。
フェアにやれよ。飛行機の少女。彼女と話をさせてくれ。
僕の勝ちだ。モリー・フーパーを救った。
EH:救った?何から?賢明にならないと。彼女の家に爆弾なんてないわよ。
どうして私ってこんなに不器用なのかしら。あなたの勝ちじゃない。負けたのよ。
ユーロスの言葉に無言で背を向けるシャーロック。
EH:彼女になんて事をしたの。自分に対しても。
複雑でちっぽけな感情。感情的な状況よ、シャーロック。いつもそれがあなたを滅ぼしている。
さ、元気出して。ピーク時のあなたが必要よ。次はそんなに簡単にはいかないから。
次の部屋に続く扉が開きます。
マイクロフトとジョンはドアに向かいます。
シャーロックは棺に蓋をしたまま動きません。
JW:シャーロック?
ジョンが名前を呼ぶとシャーロックは突然棺を壊し始めます。
今までの鬱憤を晴らすかのように暴れています。
落ち着いたころジョンが銃を拾い壁を背にして座っているシャーロックに近づきます。
JW:なあ、これが難しいということも君にとっては拷問なこともわかってるよ、
だけどみんなで一緒に頑張らないと。
SH:これは拷問じゃない、生体解剖だよ。
実験用ラットの観点から科学を体験しているんだ。
シャーロックはため息をつきながらジョンを見上げます。
マイクロフトはじっとその様子を見守っています。
シャーロックとジョンはほぼ同時に口にします。
SH:Soldiers?
JW:Soldiers.
差し出すジョンの手を取り立ち上がるとジョンから銃を受け取り次の部屋に進みます。
部屋に入るなりシャーロックが言います。
SH:おい、不満を言うつもりはないけど、この部屋は何もないぞ。
どうした?アイデアが尽きた?
部屋の壁4方にモニターが置いてあるだけの部屋でした。
そのモニターにユーロスが映ります。
EH:空じゃないわよ、シャーロック。まだ銃は持ってるわよね?
必要になるって言ったわよね、次のゲームは2人しかできないの。
あなたたちのうち2人だけ、あなたが選んだほうよ。
EH:決断する時間よ。
誰の助けがあなたに何よりも必要なの?ジョン?それともマイクロフト?
勝ち抜き戦ね。ひとりを選んで他は殺す。
家族か友達かを選ぶの。マイクロフトかそれともジョン・ワトソンか。
MH:ユーロス、もうやめなさい!
EH:まだよ。あともう少しなの。
覚えてるでしょ、飛行機が飛んでいて、着陸できそうにないことを。
マイクロフトが言います。
MH:どうなんだ?
SH:どうって何が?
MH:まさか話し合うつもりじゃないだろうね?
そしてジョンの方を見ます。
MH:すまない、Dr.ワトソン。君はいろいろな意味で立派な人物だよ。
再びシャーロックを見ます。
MH:別れを告げて彼を撃ちなさい。
撃つのだ!
JW:なんだよ。
ジョンがマイクロフトに近づきます。
MH:Dr.ワトソンを撃つのだ。この先を続けられるのは誰かなど疑う余地もない。
お前と私だ。この先待ち受けているものが何であれ知力が必要なのだよ、シャーロック、感情ではない。
MH:彼の苦痛を長引かせてはいけない、撃つのだ。
JW:僕の意見は?
MH:今日、我々はソルジャーだ。ソルジャーは国のために死ぬのだ。
悔しいが、Dr.ワトソン、その名誉は君のものだ。
ジョンはシャーロックを見ます。
JW:彼の言う通りだ。事実だよ。
MH:早くしなさい。苦痛を長引かせてはいけない。終わりにしなさい、我々には仕事がある。
シャーロックはうつむいたまま動こうとしません。
マイクロフトが鼻で笑います。
MH:これは予想するべきだった。感傷的だな。お前はいつものろまなバカだったよ。
一瞬、シャーロックの眉毛が上がります。
MH:だから私はずっとお前を軽蔑してきた。我々みんなの恥だ。お前は家名を汚した。
だから一生に一度くらいは正しい事をしなさい。この愚かな男を苦境から救ってあげなさい。
撃つのだ。
SH:やめろ。
MH:彼をみなさい。彼は何者だ?
気晴らし以外のなにものでもないだろう、
お前の賢さを引き立たせるためのごく普通の記事を書くだけ。そんな男は他にも大勢いる。
SH:頼むからやめてくれ。
MH:なぜだ。
SH:結局、あなたのブラックネル夫人のセリフのほうが説得力があったって事だ。
(※ブラックネル夫人のセリフって?(←すぐ忘れる)と調べていたら、
なんとグラナダ版ホームズの「未婚の貴族」にも出てくるセリフがありました。
To lose one parent, Mr. Worthing,
may be regarded as a misfortune; to lose both looks like carelessness.
「ワージングさん、片親を亡くすことは不幸と見なされるかもしれませんが、
ご両親とも亡くすのは不注意のように思えますわ。」
何かこれも合うような気がしますが、やっぱり前出のこのセリフの事なんでしょうね。
The truth is rarely pure, and never simple.
「真実はそれほど純粋ではなく、単純なものでもない。」)
SH:マイクロフトが言ったことは全部無視してくれ。彼は優しいんだ。
僕に戸惑いなく彼が殺せるようにしてる。
SH:だからこそ、こうするのが難しくなる。
シャーロックはマイクロフトに銃を向けます。
MH:お前は私のブラックネル夫人が好きだと言ったな。
JW:シャーロック、よせ。
MH:君が決める事ではない、Dr.ワトソン。
だが、顔はやめてくれないか。脳は王立協会に送ると約束したのだ。
SH:どこならいい?
MH:そうだな、心臓が身体のどこかにあると思うのだが。
信じがたいが多くはターゲットになる場所だ。
なら、試してみようではないか。
マイクロフトはネクタイを締めなおし覚悟を決めた顔でシャーロックを見ますが、
ジョンが間に入ります。
JW:こんなことをは許さないぞ。
MH:これは私の責任なのだ。モリアーティだよ。
SH:モリアーティ?
MH:彼女へのクリスマスのごちそうとして、5年前にジム・モリアーティとの会話を5分間与えた。
SH:何を話してた?
MH:5分間の会話の・・・・監視は無いのだ。
MH:グッバイ、弟よ。手向けの花は要らないぞ。
EH:ジム・モリアーティはあなたがこう選択するだろうと言っていた。
とても興奮していたわ。
照明が赤に変わりモリアーティが画面に映ります。
JM:僕たちは終点にきている。ホームズ キリング ホームズだ。
ここがぼくのおりる場所。
続きます。
やっとお兄ちゃんのターンがやってまいりました。
最後に美味しいところを持って行く兄、さすがです。
しかし、ちょっと尺を取り過ぎなんじゃ・・・・長いよー
先日、忌まわしき花嫁が放送されたので少しだけまとめ記事を読んで振り返っていたんです。
その中でマイクロフトがシャーロックの要望で食べる、すなわち、
弟のために命を懸けるのでは、と書いていましたが、その通りでしたよ、お兄ちゃん(涙)
思えばE3は忌まわしき花嫁からちゃんと引き継いでいる形にはしてるんですね。