2007 UK
Director: David Attwood
Writer: Alexander Masters
(何を見てるのかわかりませんが、スプレーか何か?)
アレクサンダーが手にしたものを指してスチュアート。
「それいいよ。何にでも使えるんだ。ベッドのところ見える?
先週飲みすぎて汚したんだよ。
こぼしたり吐いたりして。でもすごくきれいに汚れがおちた。
1週間くらい放置してたんだけどね。」
スチュアートくんのお料理教室。
揚げていたお肉を鍋から取り出しパンの上にのせ、トマトソースをかけてから
更にパンをのせ、上からギューッと体重をかけてならします。
するとスチュアートの手形つきサンドイッチが出来上がります。
そしてサンドイッチをアレクサンダーに渡し
「ちょっと熱いから気をつけろよ。」と言い、再びキッチンに消えていくスチュアート。
サンドイッチを渡されたアレクサンダーはじっと見つめ、恐る恐るパンをめくっています。
A:「君がどうして刑務所に入ったか聞いたことはなかったな。」
S:「前回のはバカな話だよ。俺の仲間でスミシーってのがいて、バブルガム男なんだけど。
ジョークじゃない、奴はギネスにも載ってるんだ。」
ここからスチュアートの回想です。
S:「1983年の事だ。俺たちはふたりで世界と戦っている兄弟みたいだった。
尊敬してたし信用していたよ。」
車の中で待機中のふたり。スチュアートの隣でガムを膨らますスミシー。
突然車をバックさせてお店に車ごと突っ込み品物を盗みます。
ここからはアニメになります。
車で逃走中スミシーが「メンソール(タバコ)は盗ったか?」と聞き、
スチュートが「そんなの盗ってないよ。」と答えると、
「くそ!彼女に殺されるぜ。メンソールを頼まれたのに。」とスミシーに
「じゃあ、ウォッカを持っていけよ。」とスチュートが言いますが
「メンソールじゃなきゃダメなんだよ。」とスミシーが言うので、
再び別のお店に突っ込みます。
そして再びスミシーが「メンソールが無いじゃないか!」と結局ショップで購入することに。
タバコの箱を持って車に戻ったスミシーは
「あの女、何でもかんでも命令できると思いやがって。」とお怒り気味。
「ある日、スミシーはマル秘の情報をゲットしたんだ。」とスチュアート。
再び回想。
S:「2万ポンド?」
スミシー:「カウンターの下に保管してる。」
そう言ってお店に突撃するふたりですが・・・・
(新聞にはバブルガムキング刑務所に入れられる、というような見出しになっています。)
S:「俺たちが送り込まれるとすぐにスミシーの彼女が男と住み始めて俺たちが何をしていたか話してたんだ。」
刑務所でさんざんに殴られるスミシーとスチュアートの場面が出ます。
A:「5年はかなり異例の判決だ。武装でもしていたのか?」
S:「バールだけだよ。」
テレビを観ながらワインをラッパ飲みしているアレクサンダーにキッチンからスチュアートが話しかけます。
「おい、アレクサンダー。夕飯食べていく?俺の好きな「囚人カレー」だよ。
よく刑務所で作ったんだ。」
その言葉にアレクサンダーがちらっとベッドの下に置いた(隠した?)サンドイッチを見ます。
キッチン。スチュアートくんのお料理教室その2。
スチュアートがマッシュルームの缶を開けています。
A:「最初はどうだった?」
S:「何が?」
A:「大人とみなされて判決されただろう。」
アレクサンダーの質問にスチュアートは黙ったまま缶の中身を鍋に入れていますが、
しばらくたったあとに「話せない。」とだけ言います。
意外そうな表情のアレクサンダー。
A:「だけど、無人の郵便局を襲うのは強盗って事だろ。」
S:「強盗はみんな郵便局を襲うよ。」
A:「でも攻撃するつもりはなかったということだよね?」
S:「うん。」
A:「本気じゃないって事か?」
アレクサンダーの言葉にしばらく黙ってお肉を鍋に投入し、そのあと小さな声で
「ガキの遊びじゃないよ。」と言います。
アレクサンダーは「そんな意味で言ったんじゃないよ」と言いますが
「そうじゃない。」とスチュアート。
そして「木曜日話すよ。木曜日の午後。」と言います。
ベッドの上でテレビを観ていたアレクサンダーにスチュアートがカレー?がのったお皿と、
口にくわえたフォークを渡します。
渡されたフォークを自分の服で拭くアレクサンダー。
スチュアートはアレクサンダーのとなりに座りじっとテレビを見つめます。
アレクサンダーは恐る恐る料理を口に運びますが結構美味しかったようです。
隣でテレビを観ながら笑うスチュアート。
アレクサンダーも料理を食べながら笑顔になります。
夜も更け、帰路につくアレクサンダーと見送ろうと一緒に歩くスチュアート。
A:「窓を割りホイールを反対方向に回転させてハンドルのロックを壊すんだね。」
S:「人目がある通りでレンガを使う時は棒をスライドさせる。」
A:「レンガの荷台から金属のバンドを取り外し18インチに切って片方をV字に切り目を入れてドアパネルに差し込む。」
そして「僕は今郵便局にいる。がれきを蹴っとばせ!」とアレクサンダーは蹴るポーズをします。
S:「郵便局に車で突っ込む意味はないだろ。」
A:「なんで?」
S:「ぼんやりなんてしてられないんだ。郵便局に突っ込むなんて無駄なんだよ。
その時アレクサンダーが「あ、お金忘れた。」と言うので
スチュアートが「あるよ」とポケットからお金を出します。
A:「いや、いいよ。タクシーひろって、途中で銀行に寄るから。」
S:「いや、受け取ってくれ。俺のこづかいだから。
あんたは俺に親切にしてくれるし。あと、車買えよ。」
A:「君も免許取りなよ。」
そして「あ、忘れるところだった。」とアレクサンダーはレコーダーをスチュアートに渡します。
A:「これ。君に買ったんだ。君のブラックミスト。君がひとりのときはそれに話せると思ったんだ。
OK?助けてほしいときは電話して。夜中でもいつでもいいから。」
アレクサンダーはそう言いながらバスに向かいます。
S:「ああ、あんたがカメラを持ってこれるようにか?」とスチュアートが言うと笑いで答えるアレクサンダー。
そしてスチュアートが「おい」と呼び止めます。
アレクサンダーが振り返ると、「大丈夫だよな、アレクサンダー。」と言いので
手を挙げて答えるアレクサンダーでした。
続きます。