「ベルグレービアの醜聞」
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
翌朝。
221Bで朝食をとるふたりの前にマイクロフトが立っています。
キッチンにはハドソンさん。
SH:写真は100%安全だ。
MH:逃亡中の売春婦の手にあるのにか。
SH:彼女には脅迫する気はない。
彼女は何らかの理由で身を守る必要がある。
銃撃の件で彼女の家を捜査していた警察はもう引き上げたのか?
MH:彼女の手に写真があるのに我々に何ができる?
手を縛られているも同然だ。
SH:あなたの言葉の選び方には彼女も称賛するだろうな。
SH:様子を見るしかない。
カメラ付き携帯電話は彼女の免罪符なんだ。放っておくべきだよ。
彼女を王族のようにもてなせばいい、マイクロフト。
JW:彼女は王族をもてなすなんてものじゃないけどな。
その時、どこからともなくセクシーな声が聞こえてきます。
JW:なんだ?
SH:テキスト。
シャーロックは立ち上がりマントルピースにある携帯をとります。
JW:あの音はなんだよ。
(おはよう、Mr. Holmes )
SH:他にも彼女を狙っていた人がいたのを知ってたのか?マイクロフト。
CIA熟練の暗殺者が現れる前に僕たちを送り込んだってわけか。素晴らしい推測だ。
JW:ああ、感謝してるよ、マイクロフト。
Mrs.H:そんな危険なところに弟を送り込むなんて、最低ね。
何があっても家族だけは味方なのよ。
MH:黙っててくれないか、ハドソンさん。
SH:マイクロフト!
MH:すまなかった。
Mrs.H:Thank you.
SH:もういいから黙って。
ここで再び着信音。
Mrs.H:ねえ、ちょっと下品な音だと思わない?
(調子はどう?)
SH:あなたはどうにもできないし、彼女も何もしないと思うよ。
MH:彼女を厳重に監視することもできる。
SH:なぜわざわざそんなことを?ツイッターでフォローできるだろう。
ユーザーネームは「TheWhipHand」だよ。(支配者、鞭を持つ手)
MH:そうか、非常に面白いな。
マイクロフトは内ポケットの携帯を取り出し電話に出ます。
MH:失礼。Hello.
部屋から出るマイクロフトを目で追うシャーロック。
JW:どうして君の携帯の着信がそんな音なんだ。
ジョンの突っ込みにちょっと動揺している感じのシャーロック。
SH:音って?
JW:あれだよ、音がしてるじゃないか。
SH:着信音だよ。テキストが届いたんだ。
JW:ふん。いつもはそんな音じゃないだろう。
SH:うん、誰かが僕の電話を冗談で個人テキストの着信音に設定したらしい。
ジョンと目を合わせないシャーロック。
JW:じゃあ、メールが届くたびに・・・・
SH:そうみたいだ。
再び着信音。
Mrs.H:電話のその音を小さくしてくれない?私の年になるとそれは・・・
(返事はないけど私は元気よ。)
少し間をおいてからジョンのとどめの突っ込み。
JW:誰が君の電話を手にできるんだよ、
電話は君のコートのポケットにあったはずだろう?
シャーロックは新聞で顔を隠しています。
ホントこれ妻に浮気を責められる夫の図。
SH:推理は君に任せるよ。
なんか嬉しそうなジョン。
JW:僕だってバカじゃないからな。
SH:どこでそんな知恵をつけてきたんだ。
MH:ボンドエアーは飛び立つ。コベントリーに確認してくれ。あとで話そう。
マイクロフトが戻ってきます。
シャーロックがマイクロフトに詰め寄ります。
SH:彼女は何を手に入れている?
アイリーン・アドラーだ。
アメリカ人は彼女の持っている不名誉な写真に興味はないはずだ。
他にもある。
シャーロックは立ち上がりマイクロフトの前に立ちます。
SH:何か重要な事があるんじゃないのか?
MH:アイリーン・アドラーの件はもはやお前には関係の無い事だ。
今後お前は一切手を引くのだ。
SH:僕が手を引く?
MH:そうだ、シャーロック、手を引くんだ。
シャーロックはマイクロフトから離れバイオリンを手にします。
MH:さて、これから辛くとも古くからの友人に謝罪しに行かねばならないが、
構わないかな。
SH:彼女によろしく。
シャーロックはイギリス国歌「God Save The Queen.」を演奏します。
マイクロフトが部屋から出ていきます。
バイオリンの曲が「We Wish You a Merry Christmas」に変わり、
窓がクリスマスデコレーションになっています。
続きます。
マイクロフトのひきつった笑いや渋々謝罪するところも好きですね。
お兄ちゃんはこのくらいシニカルでみんなとは一線を画していたほうが良いです。
ハドソンさんの朝食美味しそうです。
221Bの平和な朝ですね。(会話は物騒だけど)
シャーロックとジョンに関しては今回は一言だけ。
お前ら夫婦か。
失礼しました。
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
翌朝。
221Bで朝食をとるふたりの前にマイクロフトが立っています。
キッチンにはハドソンさん。
SH:写真は100%安全だ。
MH:逃亡中の売春婦の手にあるのにか。
SH:彼女には脅迫する気はない。
彼女は何らかの理由で身を守る必要がある。
銃撃の件で彼女の家を捜査していた警察はもう引き上げたのか?
MH:彼女の手に写真があるのに我々に何ができる?
手を縛られているも同然だ。
SH:あなたの言葉の選び方には彼女も称賛するだろうな。
SH:様子を見るしかない。
カメラ付き携帯電話は彼女の免罪符なんだ。放っておくべきだよ。
彼女を王族のようにもてなせばいい、マイクロフト。
JW:彼女は王族をもてなすなんてものじゃないけどな。
その時、どこからともなくセクシーな声が聞こえてきます。
JW:なんだ?
SH:テキスト。
シャーロックは立ち上がりマントルピースにある携帯をとります。
JW:あの音はなんだよ。
(おはよう、Mr. Holmes )
SH:他にも彼女を狙っていた人がいたのを知ってたのか?マイクロフト。
CIA熟練の暗殺者が現れる前に僕たちを送り込んだってわけか。素晴らしい推測だ。
JW:ああ、感謝してるよ、マイクロフト。
Mrs.H:そんな危険なところに弟を送り込むなんて、最低ね。
何があっても家族だけは味方なのよ。
MH:黙っててくれないか、ハドソンさん。
SH:マイクロフト!
MH:すまなかった。
Mrs.H:Thank you.
SH:もういいから黙って。
ここで再び着信音。
Mrs.H:ねえ、ちょっと下品な音だと思わない?
(調子はどう?)
SH:あなたはどうにもできないし、彼女も何もしないと思うよ。
MH:彼女を厳重に監視することもできる。
SH:なぜわざわざそんなことを?ツイッターでフォローできるだろう。
ユーザーネームは「TheWhipHand」だよ。(支配者、鞭を持つ手)
MH:そうか、非常に面白いな。
マイクロフトは内ポケットの携帯を取り出し電話に出ます。
MH:失礼。Hello.
部屋から出るマイクロフトを目で追うシャーロック。
JW:どうして君の携帯の着信がそんな音なんだ。
ジョンの突っ込みにちょっと動揺している感じのシャーロック。
SH:音って?
JW:あれだよ、音がしてるじゃないか。
SH:着信音だよ。テキストが届いたんだ。
JW:ふん。いつもはそんな音じゃないだろう。
SH:うん、誰かが僕の電話を冗談で個人テキストの着信音に設定したらしい。
ジョンと目を合わせないシャーロック。
JW:じゃあ、メールが届くたびに・・・・
SH:そうみたいだ。
再び着信音。
Mrs.H:電話のその音を小さくしてくれない?私の年になるとそれは・・・
(返事はないけど私は元気よ。)
少し間をおいてからジョンのとどめの突っ込み。
JW:誰が君の電話を手にできるんだよ、
電話は君のコートのポケットにあったはずだろう?
シャーロックは新聞で顔を隠しています。
ホントこれ妻に浮気を責められる夫の図。
SH:推理は君に任せるよ。
なんか嬉しそうなジョン。
JW:僕だってバカじゃないからな。
SH:どこでそんな知恵をつけてきたんだ。
MH:ボンドエアーは飛び立つ。コベントリーに確認してくれ。あとで話そう。
マイクロフトが戻ってきます。
シャーロックがマイクロフトに詰め寄ります。
SH:彼女は何を手に入れている?
アイリーン・アドラーだ。
アメリカ人は彼女の持っている不名誉な写真に興味はないはずだ。
他にもある。
シャーロックは立ち上がりマイクロフトの前に立ちます。
SH:何か重要な事があるんじゃないのか?
MH:アイリーン・アドラーの件はもはやお前には関係の無い事だ。
今後お前は一切手を引くのだ。
SH:僕が手を引く?
MH:そうだ、シャーロック、手を引くんだ。
シャーロックはマイクロフトから離れバイオリンを手にします。
MH:さて、これから辛くとも古くからの友人に謝罪しに行かねばならないが、
構わないかな。
SH:彼女によろしく。
シャーロックはイギリス国歌「God Save The Queen.」を演奏します。
マイクロフトが部屋から出ていきます。
バイオリンの曲が「We Wish You a Merry Christmas」に変わり、
窓がクリスマスデコレーションになっています。
続きます。
マイクロフトのひきつった笑いや渋々謝罪するところも好きですね。
お兄ちゃんはこのくらいシニカルでみんなとは一線を画していたほうが良いです。
ハドソンさんの朝食美味しそうです。
221Bの平和な朝ですね。(会話は物騒だけど)
シャーロックとジョンに関しては今回は一言だけ。
お前ら夫婦か。
失礼しました。
読み逃げのつもりだったのに…ついdicoさんのナイスなツッコミに笑ってしまって、ひとこと。ホントですね~ひとことで言い表すなら、まさに!夫婦かとツッコミたくなるようなブロマンスな二人はやっぱり楽しいです~
こんばんは!
早速のご賛同、嬉しいです~
ですよね、ですよねー。何なんでしょうね、可愛すぎ!とあらためて思いました。
この頃はけんかも痴話げんかばかりで(笑)平和でしたね。
たぶんシャーロックは、マイクロフトには「ほっといていい」といいながら、自分はまだ彼女と関わるつもりがある。ただ、それは恋愛感情ではないと思います。せっかく一度手にした携帯を奪い返され、第一ラウンドで負けた彼は、このままでは済まさないぞ、という気がある。男の子の意地っていうか。メールはアイリーンが自分に興味を持っている証拠なので、いずれ第二ラウンドがある、そのときは負けるもんかと。
ジョンはしかし、そんなシャーロックのアイリーンへの関心を、危ぶんでいる気がします。手強い女にもっと痛い目を見せられるんではないかと。やんちゃな弟を案ずるお兄ちゃん視線ですね。マイクロフトはこの時点では、肉親も平気で危険に晒して使うクールなマキャベリストで、兄的要素はほぼ感じられない。
シャーロックの兄でバディはジョンで、兄はふたり要らないだろうと思うのですよね。どうしてシリーズが後になるほど、あんなにマイクロフトの性格を変えちゃったんだろう。やはりご両親の登場がまずかったのか。私、あのほのぼの夫婦は怪しいと思います。政府のやばい仕事に関わっていたから、子供を自分の手で育てられなかったとか、なんかそういうことがあるんじゃないかと(この期に及んでまだ勘ぐる・笑)
こんにちは。今年、一気観組のはくさいと申します。
dico様の1つ1つのセリフや写真、解説のおかげで忘れていた箇所が思い出せて助かります(^^)
次から、若干slash風味な感想なので行下げ
dico様の「妻が浮気を…」のツッコミ付近のセリフの写真、私が最近見たTumblrでfan girlが
meme作っていました。
そのmemeのセリフがこの公式のセリフに案外近くてビックリ(゚_゚)
正直、声に出して笑ってしまいましたww
この時のシャーロックはこのままでは済まさない、
リベンジする気満々だったけどそれを知られたくない故の怪しい言動だったんですね。
だってそれは負けを認めるって事ですし。
もしかしたらジョンが案じているのもわかっているのかもですね。
だから余計にジョンには知られたくない気持ちは何となくわかります。
かわいいというかなんというか・・・いえ、かわいんですけど。
ジョンはシャーロックにバカにされながらも冷静なのは
ジョンから見るとシャーロックはやんちゃな弟だからなんですね。
何しろ経験値が違いますし。
やっぱりかわいいです、このふたりは。
マイクロフトはマキャベリストだけど実は隠れブラコンなくらいで良かったのに、と私も思います。
両親は失敗だったと私も思います。
両親の登場で神秘性がなくなったのは、
シャーロックよりもマイクロフトなのでは・・・・
しかも弟に薬を盛られまんまとPCを盗まれてしまった事で
頭脳も実はあまり良くない事が露呈されてしまいましたし。
あそこはホームズ兄弟の策略であってほしかったです。
政府のやばい仕事に関わっていた説に一票です!
だから兄弟と妹の3人で暮らしていたんですね。
いいですね、ロマンです。やっぱり撮り直しを・・・・(泣)
こんばんは!
一気観組(笑)もちろん覚えてます^^
私も忘れかけていたことがたくさんあるので楽しんでます。
おおー、そんなFan Girlのミームが!見てみたいです。
確かにあの場面はさんざんネタにされてきたんでしょうね。
例のFan Girl作成のミームのリンク、一番下に貼らせていただきました。↓↓
一気観組なのに、Sherlockロス状態で考察サイトやTumblr等を漁っている状態ですw
日本のTV放送ではじめてみたのがs4ep3で実質最終回状態だったので、数年前からコツコツ鑑賞してきたファンの方々とは別の意味で驚きました。(「えー!!もう終わっちゃうの?ハマったばっかなのに~」みたいな低レベルな当時の感想)
実は、Netlflixが今年s3と花嫁の回までの配信をはじめました。
それで、ワンシーズン辺りのep数少ないから暇潰しにと観たら、すっかり夢中になっちゃいました。
s4のラストは問題やツッコミどころたくさんあるけど、伏線なしで終わったから良しとしています。(まぁ、鑑賞後言葉にならないモヤモヤがあったから、Twitterや某掲示板眺めて皆様の批評に同意できました。dicoさんの考察等も私の中のモヤモヤを解消してくれました。)
海外ドラマの最終回って、失速せずに、美しく終わらせることが難しいものなのかなと個人的に考えております。
s5は正直、s4(もしくはs3)の迷走状態続きそうだから不要派です。
ちなみに、s4ep1とep2はMartinワトソンのイメージ崩壊が怖くて観れない状態です←
以上、長文失礼しました\(_ _)
http://littlemisshamish.tumblr.com/post/70621348308/comic-136-this-is-canon
早速、リンクをありがとうございます!
特別扱い!よくできてますね~、かわいいです。
漁る気持ち、わかります。
私はS1S2の一気観組で、鑑賞後に漁った結果が今の状態ですから。
私もよくドラマ終了後に一気観してハマってますよ。
だから本当によくわかります!
ep数はほーんっと、少ないですから~
なんというか、ようこそ底なし沼へ(笑)
S4は一応今までの伏線は回収してましたね。
私の考察、ありがとうございます。
ほぼ愚痴でしたけど、まだ言い足りないですね(笑)
私的にも失速せずに美しく終わらせたドラマは数えるほどしかないです。
S5不要派は多いですね。
私もあの続きだったら要らない派です。
やるのだったらスピンオフみたいに同居したころの事件とかをやってほしいです。
S4、確かにワトソンのイメージはよろしくないですから・・・(涙)
いえいえ、またいつでもお気軽にいらしてくださいね。
アイリーンに対するシャーロックの感情の動き、私も“恋愛感情”ではないと思っていたけどうまく説明できない感じでしたけど、“男の子の意地”って、すごくしっくりきますね!頭脳合戦や駆け引きのスリルの上に、負けず嫌いの男の子の(男ではなく)意地からの強い興味…と考えれば、すごく納得できます。ベネさんは恋愛にしたがってたしモファットさんも、S4まで見てしまうと恋愛ととらえてるようでもありますが…あ、でもあの幻メアリー(=ジョンの内なる声?)やジョンの決めつけは、あくまでジョンの考えであって事実とは限らないかな。
私が惚れ込んだシャーロックのイメージとしては、ちょっと子供っぽく負けん気の強さでアイリーンを気にする彼でいてほしいです。そしてそれを心配するジョン…という構図がやっぱり最高です。ケンカは痴話喧嘩程度でね!(笑)私がこの話でのアイリーンの存在がすごく大きくても別にいいなと思ったのは、シャーロックが毅然として彼らしく相対しているからです。メアリーですごくモヤモヤしたのは、シャーロックらしさが崩壊して飼い犬状態になっちゃったからで…(ちょっと言い過ぎ?)S3E3でちょっと挽回したかな…と思ったらS4がアレだったので…(涙)やっぱり撮り直してほしいですね。メアリー黒幕で。私もS4の続きならS5は不要派です。あ、過去の事件の話ならいいですね~
こちらにもありがとうございます~
「男の子の意地」うん、確かに男の子かも。
シャーロックは結局いつも負けず嫌いの意地で危険な目に遭ってますしね。
過去を考えればジョンの懸念もしっくりきます。
ねー、こんなふたりでいてほしいですよね。
確かに!アイリーンの存在感が大きいにも関わらず
このエピソードが人気なのはシャーロックらしく毅然としているからなんですよね。
メアリーの場合はS3もシャーロックを上回る頭脳が端々にありましたよね。
全然言い過ぎじゃないですよー、飼い犬状態ですもん。
S4のアイリーンはジョンが(と、メアリー?)恋愛にしたがってただけのような気がしますよ。
私は主役が場外でアイリーンとシャーロックの関係に言及したことがすごく嫌でしたよ。(しつこい?)
このエピソード、冷静に考えればシャーロックの推理もオチもイマイチですが、
でも、シャーロックがシャーロックらしくあれば、
それだけで良いんだとあらためて思いました。
年齢的に無理かもしれませんが過去の事件話をジョンブログの通りに見たいですね。