ジョンブログ「オタクの通訳」
ベルグレービアの登場したコミックブックの情報サイトを運営している少年たちのお話です。
ジョンブログはこちらです。
The Geek Interpreter
16 June
The Geek Interpreter
3人の青年がベイカーストリートにやってきて、
コミックの最新号に描かれている出来事が実際に起こり始めたと言った。
そう、僕たちは不可解な死と世界的な陰謀は受け入れてこなかった。
でも今回の件はシャーロックの興味を引いたんだ。
クリス・メラスはどんなサイトを運営しているのか話してくれた。
クラティデスと呼ばれるスーパーヒーローたちのテロ組織との戦いを描いたコミックの情報サイトだった。
彼らは空手を武器に、ぴったりした衣装をまとった正義感あふれる典型的なヒーローだった。
だがクリスと彼の仲間によると、ストーリーにはメッセージが隠されていて
自由を守る左翼的な戦闘部隊ではなく、クラティデスは右翼的価値観を持っていた。
とかだったと思う。
正直言うと、ちょっと僕には理解できなかった。
それにさ、何だかバカみたいだったよ。
だけど、このコミック本がただのコミックじゃないことはすぐにわかった。
これはグラフィック小説だ。クリスもそれを強く主張している。
クリスは現実のこの世界でもクラティデスのメンバーが見え始めた。
彼はニュー・クロス・ステーションで、
持ち主のいない手荷物を処分しているウルフレディのソフィを見ている。
ワンズワース・コモンの路上で強盗にタックルするフライング・ブラジョンを目にした。
ベックナムではクラティデスのリーダー、プロフェッサー・ダベンポートを写真に撮っている。
おまけに、それらはすべてコミックスの中で起きていたことだった。
グラフィック小説か?コミックブックだったかな。ま、なんでもいいか。
シャーロックは3つの可能性があると言った。
ひとつめはクラティデスが実際に存在している。
思うに、シャーロックはかなり本気でそう考えていたような気がする。
ふたつめはクリスが心因性妄想か何かを患っている。
第3の可能性、それはクリスが自分の利益のためにでっち上げていること。
だけどなぜだ?クリスは自制心を失っていた。
彼は2人のアシスタントの他、友人たちや家族も遠ざけ、
彼のサイトを通じてコンタクトをしてきた、ケンプと呼ばれる人物だけが残っていた。
ケンプのプロフィールのような画像はスマイルフェイスだったからクリスもよく知らなかった。
ケンプはクラティデスの裏事情、つまり彼らが現実に存在してるという噂をもっと広めるとクリスに言っていた。
シャーロックを除けば、ケンプは彼の話を真剣に受け止めている唯一の人物だった。
僕はやっぱり信じることはできないけどね。
ケンプに勇気づけられたクリスはツイッターやフェイスブック、Google+ で、
自身のサイトと同じように話を広めていった。
そして、彼は明らかに増えていった冷やかしの類に対処しなければならなくなった。
日が経つにつれ、彼は次第に現実逃避をするようになってきた。
シャーロックに頼まれて僕は調査をしたんだ。
(コミックショップに行く羽目になったんだけど・・・いろいろ見てしまったよ・・・)
そして、予想通りクラティデスの売り上げが急上昇していたことがわかった。
みんなクリスを嘲笑していたにも関わらず、
コミックスの出来事を自分たちの目で見るために本を買いに走っていたのだ。
シャーロックはホームレスの友人にコンタクトをとった。
彼女はコンピューター関連を仕事をしていたから、
テクノバブルを駆使しケンプの居所を突き止めてくれた。
ケンプはクラティデスの出版社にいたよ。
彼らは宣伝するためにクリスを利用していた。
彼の精神に何の影響もなかったら、ただの笑い話になっていただろうけど。
金儲けのために、彼らはこの子どもを精神的に追い込んだんだ。
技術的には違法行為をしたわけではないので、どうすることもできなかった。
それで、クラティデスの最新号を見ていたらストーリーがスーパーヒーローのひとり、
ラティマーがシャフツベリー通りでふたりのテロリストを打ち負かす展開だったのを知った。
そんなわけで、シャーロックと僕は忍者の格好をしてソーホーで戦う羽目になった。
決着がつき僕とシャーロックは走り去ると、
マスクを脱いだクリスが観衆にケンプと編集者たちが彼に何をしたかを説明した。
みんなコもミックス廃刊のニュースはツイッターやフェイスブック、Google+で読んだかもね。
コメント
溶けるラップトップの事件はどうしたのだ。
theimprobableone 16 June 15:23
いつか書くよ。こっちのほうが面白いと思ったんだ。
John Watson 16 June 16:12
みんなを楽しませるためだなんて嬉しいね。てっきり僕たちは犯罪を解決していたんだと思ってたよ。
Sherlock Holmes 16 June 16:14
君は天才だよ、シャーロック!
Jacob Sowersby 16 June 16:36
サンキュー、ジェイコブ。僕を評価している人がいてくれて良かったよ。
Sherlock Holmes 16 June 17:02
OMG!返信してくれてありがとう!
Jacob Sowersby 16 June 17:03
本当にいろいろとありがとうございました。
あなたがたの事件を基にしたグラフィック小説を制作しようと業界の友人たちと話しているんです。
C Melas 17 June 03:23
言葉にならないよ。
John Watson 17 June 09:36
初めてだもんね。
Harry Watson 17 June 10:32
以上です。
法的に何もできないからみんなに公表してしまおうというのはわかりますが忍者とは・・・・
いやー忍者姿で戦うふたりを見たかったです。
ベルグレービアの登場したコミックブックの情報サイトを運営している少年たちのお話です。
ジョンブログはこちらです。
The Geek Interpreter
16 June
The Geek Interpreter
3人の青年がベイカーストリートにやってきて、
コミックの最新号に描かれている出来事が実際に起こり始めたと言った。
そう、僕たちは不可解な死と世界的な陰謀は受け入れてこなかった。
でも今回の件はシャーロックの興味を引いたんだ。
クリス・メラスはどんなサイトを運営しているのか話してくれた。
クラティデスと呼ばれるスーパーヒーローたちのテロ組織との戦いを描いたコミックの情報サイトだった。
彼らは空手を武器に、ぴったりした衣装をまとった正義感あふれる典型的なヒーローだった。
だがクリスと彼の仲間によると、ストーリーにはメッセージが隠されていて
自由を守る左翼的な戦闘部隊ではなく、クラティデスは右翼的価値観を持っていた。
とかだったと思う。
正直言うと、ちょっと僕には理解できなかった。
それにさ、何だかバカみたいだったよ。
だけど、このコミック本がただのコミックじゃないことはすぐにわかった。
これはグラフィック小説だ。クリスもそれを強く主張している。
クリスは現実のこの世界でもクラティデスのメンバーが見え始めた。
彼はニュー・クロス・ステーションで、
持ち主のいない手荷物を処分しているウルフレディのソフィを見ている。
ワンズワース・コモンの路上で強盗にタックルするフライング・ブラジョンを目にした。
ベックナムではクラティデスのリーダー、プロフェッサー・ダベンポートを写真に撮っている。
おまけに、それらはすべてコミックスの中で起きていたことだった。
グラフィック小説か?コミックブックだったかな。ま、なんでもいいか。
シャーロックは3つの可能性があると言った。
ひとつめはクラティデスが実際に存在している。
思うに、シャーロックはかなり本気でそう考えていたような気がする。
ふたつめはクリスが心因性妄想か何かを患っている。
第3の可能性、それはクリスが自分の利益のためにでっち上げていること。
だけどなぜだ?クリスは自制心を失っていた。
彼は2人のアシスタントの他、友人たちや家族も遠ざけ、
彼のサイトを通じてコンタクトをしてきた、ケンプと呼ばれる人物だけが残っていた。
ケンプのプロフィールのような画像はスマイルフェイスだったからクリスもよく知らなかった。
ケンプはクラティデスの裏事情、つまり彼らが現実に存在してるという噂をもっと広めるとクリスに言っていた。
シャーロックを除けば、ケンプは彼の話を真剣に受け止めている唯一の人物だった。
僕はやっぱり信じることはできないけどね。
ケンプに勇気づけられたクリスはツイッターやフェイスブック、Google+ で、
自身のサイトと同じように話を広めていった。
そして、彼は明らかに増えていった冷やかしの類に対処しなければならなくなった。
日が経つにつれ、彼は次第に現実逃避をするようになってきた。
シャーロックに頼まれて僕は調査をしたんだ。
(コミックショップに行く羽目になったんだけど・・・いろいろ見てしまったよ・・・)
そして、予想通りクラティデスの売り上げが急上昇していたことがわかった。
みんなクリスを嘲笑していたにも関わらず、
コミックスの出来事を自分たちの目で見るために本を買いに走っていたのだ。
シャーロックはホームレスの友人にコンタクトをとった。
彼女はコンピューター関連を仕事をしていたから、
テクノバブルを駆使しケンプの居所を突き止めてくれた。
ケンプはクラティデスの出版社にいたよ。
彼らは宣伝するためにクリスを利用していた。
彼の精神に何の影響もなかったら、ただの笑い話になっていただろうけど。
金儲けのために、彼らはこの子どもを精神的に追い込んだんだ。
技術的には違法行為をしたわけではないので、どうすることもできなかった。
それで、クラティデスの最新号を見ていたらストーリーがスーパーヒーローのひとり、
ラティマーがシャフツベリー通りでふたりのテロリストを打ち負かす展開だったのを知った。
そんなわけで、シャーロックと僕は忍者の格好をしてソーホーで戦う羽目になった。
決着がつき僕とシャーロックは走り去ると、
マスクを脱いだクリスが観衆にケンプと編集者たちが彼に何をしたかを説明した。
みんなコもミックス廃刊のニュースはツイッターやフェイスブック、Google+で読んだかもね。
コメント
溶けるラップトップの事件はどうしたのだ。
theimprobableone 16 June 15:23
いつか書くよ。こっちのほうが面白いと思ったんだ。
John Watson 16 June 16:12
みんなを楽しませるためだなんて嬉しいね。てっきり僕たちは犯罪を解決していたんだと思ってたよ。
Sherlock Holmes 16 June 16:14
君は天才だよ、シャーロック!
Jacob Sowersby 16 June 16:36
サンキュー、ジェイコブ。僕を評価している人がいてくれて良かったよ。
Sherlock Holmes 16 June 17:02
OMG!返信してくれてありがとう!
Jacob Sowersby 16 June 17:03
本当にいろいろとありがとうございました。
あなたがたの事件を基にしたグラフィック小説を制作しようと業界の友人たちと話しているんです。
C Melas 17 June 03:23
言葉にならないよ。
John Watson 17 June 09:36
初めてだもんね。
Harry Watson 17 June 10:32
以上です。
法的に何もできないからみんなに公表してしまおうというのはわかりますが忍者とは・・・・
いやー忍者姿で戦うふたりを見たかったです。
早速ありがとうございます。
S1、S2のジョンブログの破壊力は本当にすごいですね。
そうなんです、すごく楽しんでそうで和みますよね。
ゴールデンディズ、いやもうその通りです。
モファティス、実はブログ読んでないんじゃ・・・・
こんな発言をするくらいなのでS4の結果も仕方ないのかもですね。
はいー、いつでもお待ちしております~
ジョンブログって…すごいですね。こんなことになってたんですね~忍者姿で戦う二人…ちょっと想像力が追いつきません!でも楽しそう。二人でバカやって(あ、本人たちは真面目ですか?)楽しく過ごしてくれてた、これこそゴールデンディズでは…
まだ色々書きたいことはあるんですが、長くなりそうなのでそれはまた改めて…