「ベルグレービアの醜聞」
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
シャーロックの携帯にテキストの着信があり思わず否定するモリー。
Mo:違うわ。あれは私じゃ・・・・
SH:僕だ。
この返事に反応するレストレードが面白すぎ。
GL:マジかよ。
SH:僕の電話だ。
JW:57だよな。
SH:何だって?
JW:57回目のテキストだよ、僕が聞いただけでも。
テキストは「マントルピース。」のメッセージ。
SH:君が数えていたなんて感動だな。
シャーロックは心ここにあらずな返事をしながらマントルピースに向かいます。
マントルピースに乗っていたのはアイリーンの口紅と同系色の箱にリボンがかけられたプレゼントでした。
シャーロックはプレゼントの箱をじっと見てから自室に向かいます。
SH:失礼するよ。
JW:何、どうしたんだ、シャーロック。
SH:失礼するって言ったんだ。
JW:返事はするのか?
ジョンの質問に無言のまま自室に戻ります。
不安そうな顔で見送るモリー。
シャーロックは部屋に戻り箱を開けます。
そこにはアイリーンの携帯が入っていました。
マイクロフトにシャーロックから電話が入ります。
MH:まさかクリスマスの電話をしようというのではないだろうな。
新しい法律でも可決されたのか?
SH:今夜、アイリーン・アドラーが見つかるかもしれない。
ジョンが様子を見にシャーロックの部屋をドアを開けます。
MH:彼女の居場所は既に知っているよ。
わざわざ指摘してくれたがそれはもう重要ではないのだ。
SH:違う、彼女の死体が見つかるということだ。
シャーロックは電話を切るとドアに向かいます。
JW:大丈夫か?
SH:Yes.
シャーロックはそっけなくドアを閉めます。
シャーロックはじっと考え込んでいます。
それはマイクロフトも同じででした。
バーソロミュー病院。
シャーロックとマイクロフトが揃ってモルグに入ります。
モリーもいました。
MH:該当するのは1体だけだ。お前の別宅まで運んでもらった。
SH:君が来なくてもいいのに。
Mo:いいの。クリスマスはみんな忙しいから。
顔は少し潰れているから識別が難しいかも。
モリーが死体のシーツをめくり顔を見せます。
(シャーロックのこの立ち方が好きなんです。)
MH:彼女か?
SH:他の部分も見せてくれ。
モリーは死体のシーツを大きくめくり、全体を見せます。
シャーロックは上から下まで視線を流すと「彼女だ。」と言ってその場を離れます。
MH:すまないね、モリー・フーパー。
マイクロフトがお礼を言って後を追おうとするとモリーが言います。
Mo:彼女は誰なんですか?
どうしてシャーロックは彼女の顔も見ないで識別できたの?
マイクロフトはそれには答えず張り付いた笑顔でその場を離れます。
続きます。
あらためて見るとシャーロックの末っ子ぶりが炸裂していますね。
ジョンには何をしても許される・・・からのバスカヴィルでジョンの逆襲が(笑)
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
シャーロックの携帯にテキストの着信があり思わず否定するモリー。
Mo:違うわ。あれは私じゃ・・・・
SH:僕だ。
この返事に反応するレストレードが面白すぎ。
GL:マジかよ。
SH:僕の電話だ。
JW:57だよな。
SH:何だって?
JW:57回目のテキストだよ、僕が聞いただけでも。
テキストは「マントルピース。」のメッセージ。
SH:君が数えていたなんて感動だな。
シャーロックは心ここにあらずな返事をしながらマントルピースに向かいます。
マントルピースに乗っていたのはアイリーンの口紅と同系色の箱にリボンがかけられたプレゼントでした。
シャーロックはプレゼントの箱をじっと見てから自室に向かいます。
SH:失礼するよ。
JW:何、どうしたんだ、シャーロック。
SH:失礼するって言ったんだ。
JW:返事はするのか?
ジョンの質問に無言のまま自室に戻ります。
不安そうな顔で見送るモリー。
シャーロックは部屋に戻り箱を開けます。
そこにはアイリーンの携帯が入っていました。
マイクロフトにシャーロックから電話が入ります。
MH:まさかクリスマスの電話をしようというのではないだろうな。
新しい法律でも可決されたのか?
SH:今夜、アイリーン・アドラーが見つかるかもしれない。
ジョンが様子を見にシャーロックの部屋をドアを開けます。
MH:彼女の居場所は既に知っているよ。
わざわざ指摘してくれたがそれはもう重要ではないのだ。
SH:違う、彼女の死体が見つかるということだ。
シャーロックは電話を切るとドアに向かいます。
JW:大丈夫か?
SH:Yes.
シャーロックはそっけなくドアを閉めます。
シャーロックはじっと考え込んでいます。
それはマイクロフトも同じででした。
バーソロミュー病院。
シャーロックとマイクロフトが揃ってモルグに入ります。
モリーもいました。
MH:該当するのは1体だけだ。お前の別宅まで運んでもらった。
SH:君が来なくてもいいのに。
Mo:いいの。クリスマスはみんな忙しいから。
顔は少し潰れているから識別が難しいかも。
モリーが死体のシーツをめくり顔を見せます。
(シャーロックのこの立ち方が好きなんです。)
MH:彼女か?
SH:他の部分も見せてくれ。
モリーは死体のシーツを大きくめくり、全体を見せます。
シャーロックは上から下まで視線を流すと「彼女だ。」と言ってその場を離れます。
MH:すまないね、モリー・フーパー。
マイクロフトがお礼を言って後を追おうとするとモリーが言います。
Mo:彼女は誰なんですか?
どうしてシャーロックは彼女の顔も見ないで識別できたの?
マイクロフトはそれには答えず張り付いた笑顔でその場を離れます。
続きます。
あらためて見るとシャーロックの末っ子ぶりが炸裂していますね。
ジョンには何をしても許される・・・からのバスカヴィルでジョンの逆襲が(笑)
きれいですねぇ…シャーロック。しみじみ。目の保養になると言ってもおかしくなかった頃が懐かしいです。
私はこのエピを見た頃、ジョンも結構(無意識にしても)微妙な意味でシャーロックに惹かれている部分があると思っていたので、57のメッセージを数えているジョンとか、それに「君が数えていたとは感動だな」と返すシャーロックとか、意味深でゾクゾクしていましたが、S4で妄想が完膚なきまでに粉砕された後に見ると、やっぱりモファットさんの意図は葛藤しつつアイリーンに惹かれるシャーロックなんだろうかなぁ…とか夢から醒めた気分になります。
ジョンって、犬を飼ってるのが前の彼女か今の彼女かも覚えてないのにシャーロックのテキストは数えてて、シャーロック・ホームズの方が大事なんでしょ!と彼女に責められても当然な感じですが(笑)今になって思うのは、結局ジョンって女性と付き合い始める時の…というか落とすまでの駆け引きやスリルが好きなんじゃないかなぁとか…で、手に入ってしまうと興味が薄れてしまう…というと、女性の視点からするとサイテーなんですが。まぁ女性が好きなのは好きなんでしょうけど、長続きしないタイプで、メアリーと続いたのはたまたま“シャーロックを失った痛みを埋めてくれた存在”というのも大きかったのかも。・・・とはいえ、制作側はワトソン夫妻を何だか男女関係の素晴らしさのお手本カップルと位置付けたようにも思いますが、どうしても強引に感じます。
反面、シャーロックとは、カップルにならないからこそずっと緊張感のある関係が続いてずっと一緒にいられるのかも…そうだったらいいなぁと思ったりします。
そしてシャロの暴走。S1E1ラストでマイクロフトがクリスマスのことを話していたのを思い出します。家族や親しい人と過ごす場で、空気をぶち壊す問題発言の数々。彼は家族的な和気藹々に反発してしまう。なにかそういうことをせずにはいられない、幼児体験があったとこのときには想定されていたのではないでしょうか。この後のバーツでの兄との会話からしても、平和な一家の過去とは思われません。
携帯を受け取ったシャーロックの物思わしげな表情は、彼がアイリーンになんらかの感情を抱いているように感じられますが、それが恋愛かどうか。しかしアドレナリン・ジャンキーはジョンだけではない。絶対いい人のモリーよりアイリーン、ゲイだし、サドだしの危険な女王様の方に関心(普通の恋愛感情ではないにしろ、なにかモヤモヤと未分化な興味)を持ってしまうのはいたしかたないかなあ、と。
とにかくホームズ家の内情についてはS2までとS3以降で大きな設定変更があったと考える方が納得しやすいです。
ほんと、美しいです。
S1よりガタイよくなっちゃったけど、それでもまだまだ透明感ありますよね。
この頃はモファティスも意図的にこんな会話をさせていたと思うんですよね。
特にモファットさんは腐男とか言われていたし。
でも方向転換をしたという事は結局ファンを煽るためだったのかなあと。
ジョンは三大陸先生ですし、絶対そうだと思います!
もしかしたら無意識かもしれないですけど、そのほうが自覚無い分厄介ですね。
女性と続かない理由はシャーロックかと思っていましたが・・・(笑)
だって、どちらの手もとれないでしょう。
メアリーと続いたのは痛みを埋めてくれたからんんでしょうけど、
同時にシャーロックの代わりでもあったわけだから、
シャーロックが生還して一番困ったのもジョンなのでは、と思います。
結局ジョンはどちらの手もとったわけですが、最終的に運命は片方を消したわけです。
・・・と、妄想も大概にしとけよ、私。
すみません、コメントのお返事で妄想スイッチオンしてしまいました。
ワトソン夫妻を理想のカップルにしたり、メアリーを万能にしたり、
そうすることでしかメアリーの存在価値を描けなかったのかもですね。
カップルにならない緊張感、いいですよね。
友情でもカップルでも家族でもない、どこにも属さないような、でもすべてに属しているような、
今までのホームズ&ワトソンとはちょっと違う空気を出せたのは
やはりベネさんとマーティンの力なんじゃないかと思いますよね。
女性をおとすまでのスリルが好き、というのが何だかとてもジョンらしいです。
ハリーもある意味社会性のない女性だと思うので、
その観点からもジョンにとってシャーロックは放っておけない存在なんでしょうね。
回顧の更新、ありがとうございます。
私もパパの浮気のくだりは知ってましたが、どこで見たのかさっぱり記憶にありません。
この時の兄弟の会話は仰る通りで、一体過去に何があったのかと興味を最大限にそそる会話でもありました。
その過去がアレなんですよね・・・・
S3以降モファティスは「どうしたら視聴者を裏切れるか」ありきになってしまって、
ストーリーを後付けにしているから質がおちたとしか思えません。
ピンクの研究のラストのマイクロフトのセリフはすっかり忘れていましたが
やはりS1S2でもちゃんと裏設定があったのでしょうか。
変に軌道修正とかしないでここは先生の、親とは別々、3人で育った説でよかったのに・・・
シャーロックのアイリーンの対する感情は「未分化な興味」がとても良い表現でぴったりのような気がします。
そういえば、シャーロックと危険を伴う冒険の生活を送るには、女性と長く付き合うのは難しいかも…とかありましたね。でも、長くが無理でも短い付き合いは性懲りもなく続けるジョン…(笑)いや、でもやっぱり長く続かないのは本人の性分ですよね~それを考えると、友達以上恋人未満の関係が、ジョンと一番長く付き合える立ち位置なのかも…と思えてきました。あ、まぁΓ妻」のメアリーが生きていれば話は別だったかもしれませんが。
アイリーンに対する感情、なるほどΓ未分化の興味」というのが一番ピッタリな気がしますし、そう思いたいです。S4のジョンは、それを自分の基準に当てはめてΓ女性相手なら、そういうのは恋愛感情に違いない」と決めつけていましたが…シャーロックの中では少し違うものだと思うぐらいの自由はファンにも残しておいてもらいたいです。
シャーロックの家庭環境は、絶対ベネさんのご両親に合わせて設定を変更しちゃいましたよね。元のイメージの方が彼ららしかったのに、残念です。クリスマスに弟から電話があったらΓ強制する法律でもできたのか?」とシニカルに応対する兄の方が面白かったです。だからこそジョンのΓ兄」らしさも生きたのにね…
“どこにも属さないような、全てに属してるような”…まさに二人はそんな感じですね。あそこまでのケミストリーと独特の雰囲気はなかなか生まれるものではないと思います。とりあえず、そんな二人のゴールデンデイズを楽しませてもらいます!
こんばんは。
やっぱりジョンは女性の関係にもある程度スリルを求めるのかも。
安定しちゃうとダメなんじゃないかしらね。
そうそう、だから友達以上恋人未満が一番ジョンを繋ぎ止められるのかもですね。
Mistyさんのコメントを読んでいて思ったのですが、
S1とS2は確かに妄想する隙というか想像する自由がありましたよね。
S3以降はそれがなくなってしまったような気がします。
シーズンの間にはあれだけインターバルがあったのに、
いやー、ホントに実はS3以降のモファティスは別人なんじゃ。
シャーロックの家庭環境、絶対そうですよね。
でもご両親だって役者さんなのだから、あえて冷たい両親とかでもよかったのに。
結局、ご両親もメアリーもいい人でしたしね。
ホームズ兄弟の関係はこの頃のほうが断然いいですよ。
兄のシャーロック愛もたまーにちらっと見えるから萌えがあるのであって・・・(笑)
S4はケミストリーの無駄遣いでしたね(泣)
残り少ないゴールデンデイズ、楽しみましょうね。
妄想する自由。最初はどこまで続けられるかわからないし、「人気のバロメーターだ、結構結構どんどんやってくれ」だったのが、心配しなくても人気は出まくったし、ファンフィクが気に触るようになってきた。「いい加減にせーよ、てめえらっ」と、モグラ叩きに走った、というところなんでしょうか。
視聴者としてはドラマの出来が一番問題なんで、ちゃんと整合性の取れた質の高い作品になっていれば、家族愛物語になってもシャーロックが恋に落ちても許せると思うんですが、とてもそうなっているとは思えないから、文句もいいたくなります。
そもそも原典のホームズ物語が、ドラマとしてはかなりきめの粗い、想像の余地をたくさん残した作品で、読者の想像と妄想による二次創作を大量に生み出したからこそ21世紀まで生き残っているのだと思います。そうした参加の余地を嫌うのは的外れではなかろうかと。それに原典のホームズは間違いなく、非恋愛体質、探偵仕事命、ワトソン大好き(でもこき使う)、家族関係ほぼ不明なので、それに家族愛と恋愛を持ち込むのはかなりの改変なわけです。
私はそれなりの数のパスティーシュ小説も読んでいて、ホームズが切り裂きジャックだったり、モリアーティと二重人格だったり、未来人だったり、そりゃもう大変ですが、ホームズに恋愛を絡めると一気にホームズらしさが薄れるので、これはキャラ造形としてかなり根源的、変えたらまずい部分だと感じました。現代版でもそこを踏襲しているからこそ、スマホ片手の21世紀でもちゃんと彼はシャーロック・ホームズに見えたのだと。
書きたいことが多すぎてまとまらないので、このへんにします。インタビューの訳を拝読していて、いまさらのようにベネさんの「幸せなええしのボン」ぶりを痛感しました。両親に認められることがモチベーションって、その歳でいえるのがすごい。彼のそういう素の善良さが、悪役や天才役をやっても底にあって、いい雰囲気を醸し出しているのだな、とは思うのですが、ううむ、もやもや。
本当に今更ながら痛感です。
モファットさんは、Sherlockもファンフィクだし二次創作に対しては理解を示していましたよね。
人気が出るとみんな変わってしまうんですね・・・
そうなんです!!
きちんと納得のいく内容なら恋におちようが何をしようが許せると思うんです。
その内容がダメダメだからみんな文句言っているのに、全否定ですからね。
確かに、ドイルさんのホームズは想像の余地があったからこそ今でも研究されてきているのだし
二次創作で盛り上がっているんですよね。
そういえば、スターウォーズのルーカスさんも二次創作にはかなり寛容でした。
ワトソン大好き(でもこき使う)←笑ってしまいましたー、でもこれぞホームズだと思います。
切り裂きジャックまであるのですか。すごいですね。
パスティーシュ作品の数では比類ないのでは。
恋愛要素もなく、事件さえあれば食べなくても寝なくても平気なシャーロックだからこそ現代版でも成功した一因ですよね。
パスティーシュのお話など、落ち着いたらぜひまた更新してください。
インタビューも読んでいただいて嬉しいです。
ご両親に大切に育てられたというのが伝わってきますが確かにこの年齢で言えるのはある意味すごいですね。
いい雰囲気を醸し出す反面、悪役を演じても悪役に見えない部分もあるなあと最近思いますが
エジソンは嫌な奴らしいのでちょっと楽しみではあります。
例によって、書くことで気がつくこともあり、BBCドラマが画期的だったのは、ヴィクトリア朝紳士のホームズの中にある、「少年性」「子供っぽさ」を敢えて表出させたところだったんじゃないかな、と思うに至りました。その魅力がファンを惹きつけ、その喪失をいま見せつけられているというところです。
明日、11/13からヴェネツィアに旅行に行きます。11/20に戻るのでしばらく書き込めないと思います。iPadは持っていくのですが、安宿なのでロビーでないとWi-Fiが繋がらないらしくて。
早速ありがとうございました!
ホームズらしさの基本は見事に凝縮されていますね。
初期のシャーロックもきちんとこれが踏襲されているのがよくわかります。
私はドラマ→正典の順番でしたが何も違和感はあありませんでした。
S4のアイリーンは本当に余計でしたね。
ベネさんが「シャーロックはアイリーンとカラチで一夜を共にした」と言ったときも
ドラマではボカシてした部分をなぜあなたが言うのかな、と思いましたが
S4はそれを裏付ける格好になってしまいがっかりです。
でもホームズに恋愛をさせた作品はたくさんあるんですね。
「少年性」確かにその通りです!
モファティスの言う「成長」とは、つまり少年の部分を消したということで納得です。
しかし、モファティスは本気でそれを成長だと考えていたのかと思うとがっかりです。
S4のラストは凡人になったシャーロックって事ですね。
いよいよ明日からなのですね。
Wi-fi事情も日本のようにはいかないですね。
楽しんできてください。
ヴェネツィア記も楽しみにしています。