いまにも小雨が落ちてきそうなあいにくの天候である。加えて少し動いただけで汗ばむほどに蒸し暑い。おそらく北上中の12号台風の影響であろう。そんななか所要の合間をぬって糸米地区平地コースを歩いた。
かつて大きな家のあった場所が空き地になっていて,その一画に古池が残っている。その池の水草が薄紫色の美しい花を咲かせているのを見かけたので,これを今日の一枚とする。
ホテイアオイ(布袋葵)というミズアオイ科の水生植物である。膨れた葉柄が浮き袋となっており,七福神の布袋のお腹に似ていることからこの名があるとのこと。大繁殖しやすいので「迷惑植物」となる場合もあるらしい。かつて我が家近くの用水池にも生えていたが大洪水で流されてしまった。そして今日のもう一枚は,一昨日から昨日にかけて実家(岩国市本郷町)へ「草刈」に帰った際撮ったカワラナデシコとする。この場も「草刈」の対象となっていることから,まずはカメラに収め花を摘んでお墓にお供えした後に作業にかかった。加えての一枚は実家近くの高台からの眺望である。実家の田圃もそうだが高齢・過疎化がすすみ「休耕田」が年ごとに増えていく傾向にあり残念かつ寂しさを感ずる。