華のある兄・渡哲也さんに対し、どこか地味で陰のある弟・渡瀬恒彦さん。
特に強い思い入れがある俳優というワケではないのですが、私にとって印象深いのは「戦国自衛隊」(1979年)の矢野陸士長です。
千葉真一さん演じる主人公・伊庭三尉の部下という立場なんですが、矢野が過去クーデターを企てた折に、伊庭に邪魔されたと逆恨みし、自衛隊に留まりつつもやさぐれているという役どころ。手持ちのナイフで作った木彫りの拳銃...矢野の反抗の気持ちがこもったアイテムです。
タイムスリップし、突然現れた武士の軍勢に攻撃され、矢野にもグサッと矢が刺さり、
伊庭の制止もきかず、ぶち切れて軍勢に向け機関銃をぶっ放します!
命令違反を咎める伊庭に「痛えんだよ」と一言...このセリフが一番印象に残っています(^_^)
伊庭に同調できない矢野は、海自の哨戒艇を乗っ取り数人の仲間と逃亡、海賊のようにやりたい放題します。
後を追い、説得する伊庭に対し、反抗の意思を示す矢野。
怖じ気づき、投降しようとする仲間も躊躇なく殺す非情さ...。
伊庭と戦い、狙撃に倒れる矢野。
瀕死の状態でも、悲しく木彫りの拳銃を伊庭に向ける矢野。
トドメを撃つ伊庭...。
絶命。
どこかヌーヴェルヴァーグ的なテイストや、黒澤明作品「用心棒」ラストシーンのオマージュとも感じられる名シーンだと思います。
訃報を聞き、真っ先に矢野の生き様を演じた渡瀬さんを思い出した次第です。
お疲れ様でした。合掌。
特に強い思い入れがある俳優というワケではないのですが、私にとって印象深いのは「戦国自衛隊」(1979年)の矢野陸士長です。
千葉真一さん演じる主人公・伊庭三尉の部下という立場なんですが、矢野が過去クーデターを企てた折に、伊庭に邪魔されたと逆恨みし、自衛隊に留まりつつもやさぐれているという役どころ。手持ちのナイフで作った木彫りの拳銃...矢野の反抗の気持ちがこもったアイテムです。
タイムスリップし、突然現れた武士の軍勢に攻撃され、矢野にもグサッと矢が刺さり、
伊庭の制止もきかず、ぶち切れて軍勢に向け機関銃をぶっ放します!
命令違反を咎める伊庭に「痛えんだよ」と一言...このセリフが一番印象に残っています(^_^)
伊庭に同調できない矢野は、海自の哨戒艇を乗っ取り数人の仲間と逃亡、海賊のようにやりたい放題します。
後を追い、説得する伊庭に対し、反抗の意思を示す矢野。
怖じ気づき、投降しようとする仲間も躊躇なく殺す非情さ...。
伊庭と戦い、狙撃に倒れる矢野。
瀕死の状態でも、悲しく木彫りの拳銃を伊庭に向ける矢野。
トドメを撃つ伊庭...。
絶命。
どこかヌーヴェルヴァーグ的なテイストや、黒澤明作品「用心棒」ラストシーンのオマージュとも感じられる名シーンだと思います。
訃報を聞き、真っ先に矢野の生き様を演じた渡瀬さんを思い出した次第です。
お疲れ様でした。合掌。