どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、ライブのような作品だなぁと

2017年10月14日 22時30分00秒 | アニメ
ってことで、午前の爆音映画祭に続けて、練馬へ直行!アニメカーニバルの会場へ。

目的は練馬文化センターに於ける「この世界の片隅に大ヒット感謝祭」です!

ロビーには有志によるお花も!

ちょうど菊池寛賞受賞直後の目出度いタイミングでもありましたしね(^_^)

会場内は熱気でムンムンでしたよ(^_^)
船出的な同会場でのイベントから早2年、一回りも二回りも大きくなって、正に凱旋ですよね(^_^)

映画作品って完成して公開すれば一区切り、そりゃ公開当初はスタッフもキャストも駆り出されて宣伝活動に勤しみますけど、もうすぐ1年経つんですよ、この作品(^_^;

こんなに長期にわたって強い吸引力をもつ映画作品なんて、生まれてこの方初めてですよ(^_^;

その中心にいるのは監督である片渕須直さんその人であり、舞台挨拶のみならず、パソコン駆使して詳細な資料をパパッと見せていったり、最近では上映しながら解説する、弁士よろしく生コメンタリーまでしちゃうという、もう前人未踏すぎて、誰も真似できない芸域に達している(*^o^*)

こういうイベントはかなり先までスケジュールが組まれ、「お楽しみはこれからだぜ!」って調子に...このアグレッシブさにホンマ頭が下がりっぱなしで...(´д`)

もうココまで来ると立派なライブ活動、比較対象は他の映画業界の人ではなく、音楽業界の歌手かバンドですわ\(^o^)/

そのバックヤードでは原作エピソードを完全に描く「長尺版」の製作も進めているっていうんですから...こりゃもう現在進行形としか形容できない作品に発展しちゃってるという、恐らく映画史上の特異点として後生語り継がれるものになるんでしょう。

リアルタイムで味わわせてもらってる幸せね(*^o^*)

ゲストの尾身美詞さん・岩井七世さんも心の底から楽しみ、素晴らしいイベントでした!

ここまで来るとファミリーって感じがしてきますよね(*^m^*)

本編からの30分ほどのエピソード(19年3月〜同年8月)を流しつつ、皆で語り合う生コメンタリーも楽しかったなぁ...この形式も今後発展させていきそうで楽しみですよね(^_^)

最後にプロデューサーの真木さんが海外に向けて...と凄く意味深な発言してましたが、片渕さんが「まだ決まってもないんだから!」と阻止してました...いや〜本当に現在進行形じゃ...離したくても目が離せない!

今日のお土産です。

真木さん率いるプロデュース専門会社ジェンコ発行の「アニメビジエンス」13号表紙を飾った「夕凪の街 桜の国」をテーマに松原秀典さんが描きおこしたイラストをクリアファイルにしたもの!(*^m^*)

この世界の片隅に、49回目鑑賞

2017年10月14日 14時47分00秒 | アニメ
これを観るために銀座に行くとは想像してなかった(^_^;

電車を乗り継ぎ1時間くらいとマァマァな場所なんですが...。

それでも行きたい!なんと言っても爆音を名乗る上映なのですから(*^o^*)


片渕さん、調整・確認に立ち会ったということなんですかね?

確認されているようですね...こ、これは期待高まります(*^m^*)

本日8:50における予約状況はこんな感じ。

まぁ初日だし、早い時間帯だし、こんなもんかな(^_^;

現地に9:35頃に到着しました。

有楽町マリオンまでは順調に行けたんですが、ピカデリー3の場所でちょっと迷う(^_^;

1と2は同じなんだけど、3だけ別棟なんですね。

余裕みておいて良かった…エレベーター乗って到着したのは開映10分前を切ってしまった。

ハコに入ると...お~スクリーン大きい!

そしてスクリーン脇には今回の爆音上映のために特設されたと思われる存在感ビンビンなスピーカーが!!


始まる前からジーッとか唸ってました(^_^;
客席最後列に調整卓も…。

この状況みただけで期待できそう!...って事で席に着きます。今回はI-20、前から9列目でスクリーンをちょっとあおる感じになったけど視野いっぱいで良かったです。

本編は予告編なしで上映開始されました。

音の違いは直ぐに認識できた...砂利舟を漕ぐギーコギーコの音、これからして非常に鮮明!

その他の環境音の一つ一つの粒立ちがクッキリしてシャープなんですわ(^_^)

キャラのセリフも明瞭で、特に画面外から発する声が際立ってました。

爆撃音や機銃掃射音も激しくて、本当に恐怖を感じた...。

戦闘機が低空飛行でかすめるように接近・通過していく時のヴォン!という低音も、音と言うより空気振動に近いものでしたし。

爆音映画祭の看板は伊達ではありませんでした。

「爆音」と言ってしまうと、アレもコレも大きな音...単純に言えばボリュームを最大限に上げるというイメージなんですが、それだけでは歪みが酷くなり、耳が痛くなるばかりなので、各音源に対して微細な調整が必要になる。

このセンス如何でクオリティが決まってくるんですね。要するにメリハリが問題になってくるんです。

この点で今回の丸の内ピカデリーは最高の域に達しているんじゃないかと感じました。

前述の舟漕ぐ音の他、床板の軋み一つでも今までこんな音や響きが含まれていたのかと...例えればハイレゾ音源のような繊細さが存分に感じられたんです。

音響に力を入れている映画館はこれまで立川シネマシティ・AC幕張新都心・チュプキ田瑞などで味わってきましたが、音質の方向性が一番近かったのは、チュプキ田端かもしれません。

とにかく音の解像度が高くて明確なんです。江波山のシーシの気流と波の音が強い低音で腹に響いてくるんです。

環境音がどこれもこれも素晴らしくて新たな感動を憶えました(*^o^*)

音響の潜在能力を再認識、これは一度味わっておく価値大です!

最後は思わず拍手してしまいました。この企画上映に本作を入れてくれた事に感謝をこめて(*^^*)

丸の内ピカデリーには11月6日(月)のトーク付きも予約しているので、もう一度鑑賞できる機会があるので、これまた楽しみです!