【上映中】“懐かしの名作アニメに再会しよう。”5/26(土)〜6/8(金)『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』6/2(土)〜6/8(金)『セロ弾きのゴーシュ』▶︎ https://t.co/1TnafKOevo
— ユジク阿佐ケ谷 (@yujiku_asagaya) 2018年5月31日
ということで行って参りました、ユジク阿佐ヶ谷さん(^_^)
駅から商店街を抜けて奥まったところなんですけど、5分くらいと意外に近く感じました。
シアターは地下にあります。
大きな黒板が配置されたロビー...そこにはドンと目一杯に描き込まれたパンダコパンダ...そして高畑勲さんのフィルモグラフィーが...。
「アートアニメーションのちいさな学校の仲間たち一同 大橋学」と記されています...大橋さんは著名なベテランアニメーター。さすがアニメの街ですねぇ(^_^)
ユジクの黒板 🐼 今日のパンダコパンダ❣️(おかげさまで好評なようで かんしゃ🐼❣️)#ユジク阿佐ヶ谷 #パンダコパンダ https://t.co/NilbD2kQFu pic.twitter.com/EiLcDDM7NO
— 大橋学(MAOラムド)☆そして・いま🔅 (@MaoCloud) 2018年5月31日
リンク先のInstagramにはイラスト制作の様子が納められた動画も(^_^)...素晴らしい...いったい何時間くらいかかったんだろう...。
他にも高畑さんの仕事を紹介するボートも展示されていたり...。
オマージュの気持ちに満ちあふれた空間になっていました。
上映開始40分前に到着しましたが、たくさんの展示物(そのほかにもゴーシュのセル画やパンダの設定資料も)のお陰でアッと言う間に上映時間に。
ハコは45席と小ぶりですが、チュプキ田端を知っちゃうとそんなに小さくは感じません(^_^;
チケットを貰いそびれて、整理番号もないというアクシデントにあいましたが(^_^;、まぁなんとかホドホドの席に座れました。
ゴーシュ・パンダともに満席だったようです。客層は老若男女まんべんなく、小学生くらいの親子連れもチラホラ。
予告編もなく、すぐに本編上映(^_^)
いや〜両作ともにスクリーンで観るのは30年以上ぶりのことなんですけど、沁みますねぇ...とくにゴーシュは...。
ポテポテっとした椋尾篁さんの背景美術...朝・昼・夕・夜それぞれが詩情たっぷりで...明るい夜、そう...月の出ている夜は決して真っ暗闇ではなく明るいものなんですよね...そして朝日の白っぽい光線と、とろけそうな夕焼けとか...もうスクリーンに映えて目を奪われっぱなしになります(*´д`*)
才田俊次さんがほぼ一人で原画を手がけたという動作の細やかさも凄味をもって迫って来ます。現在では楽器や演奏のシーンはCGを多用しますけど、当時は全て手描きです。
形が変わらないものを微妙に動かすことがどんなに難しいことか...ちょっとでも下手に描くとグニャグニャと気持ち悪いものになりますが、全編に渉ってキッチリと崩れず描かれている...これを観るだけでも価値がある作品です。
音も良かったな...とくにセロ(一般的にはチェロですが)の、それも独奏しているときの響きが。ユジク阿佐ヶ谷の音響設備がどの程度なのか不明ですが、ときおり弦の音が空気を振るわせているのが感じとれて、生々しかった。これも映画館ならではの楽しさだと思います(^_^)
パンダはもうひたすら楽しい作品ですが、今回の印象は高畑さんも語られているとおり「このあとにしたいろんな仕事のおおもとになった映画」そのものでしたね。あらためて強く感じた次第です。
これまで、どちらかというと宮崎駿さんカラーの強い作品という印象でしたが、後のジブリへと続くレールを高畑さんが敷いていたんだなと強く感じました。
両作は1972年と1982年と10年の開きがありますが、いろんな意味でこの10年はこの後に続く大きな流れのマイルストーンだったのだと思います。
ギリギリまでどうしようかなぁと思ったのですが、やはり観に行ってよかった...この二作品を同時に鑑賞することはとても有意義なことだと...。
ロビーの物販コーナーは関連グッズで賑やかに(^_^)
今回はパンダの指人形を購入しましたよ(*^o^*)
すずさんと...
いや、なんとなく(^_^;
すずさんと言えば、三鷹駅前のコラルというショッピングモール(?)でパネル展示をやっているとの事で、途中下車して見てきました。
2階と4階の廊下を使っての関連資料・原画の展示でした。
なんだか久しぶりな感覚で...最後に観てからまだ一ヶ月くらいなのになぁ...と。
あ〜呉にもまた行きてぇなぁ!(´д`)
いやいや...なかなかいろいろ満たされた半日を過ごしましたです(^_^)