午前十時の映画祭、先週の「用心棒」に引き続き、立川シネマシティ・fスタジオにて。
4Kデジタルリマスター版は2016年10月以来、二度目の鑑賞です。
内容は言わずもがな、その上に鮮明高画質を存分に堪能(*^o^*)
撮影のために作られたセットとは思えない木賃宿や民家の質感...木目が浮き出て使い込まれたかのような床板や梁の美しさ。「この飯、疎かには食わんぞ」と差し出すお椀に湯気を立てる山盛りの米の宝石の如き神々しさ...。
画面に映し出されるどのシーン、どのカットもディテールアップされて、キャストが付けているカツラの造形までつぶさに見て取れます(*^o^*)
もちろん映画館で観るのがベストだけど、BDパッケージはいつのことなのかなぁとも。
この上質な映像を手元に置いておきたいなぁって考えちゃうんですよね。「小津4K」上映も今日から始まり、新たに松竹3作品と大映1作品のデジタルリマスターを拝めますけど、ほぼ同時期にBDパッケージも出るので嬉しさ倍増なんですよね(^_^)
松竹(&角川<大映>)と東宝の考え方の違いなんでしょうけど、何とか早い時期に出して欲しいものです。
ストーリーというか、キャラクター造形の話しになるんですけど、三船敏郎さんの演じる菊千代の叫びが響いたなぁ...。
侍たちが身内を失った老婆の家を訪れ、慰めの言葉をかけているとき、苛立ち憤る菊千代が「俺は可哀想な奴が大嫌いなんだ!こんなウジ虫見ると胸がムカムカする。何もかもグジグジして!」。
これって「用心棒」での三十郎が吐くセリフ「哀れな奴は大嫌いだ!メソメソしてると叩き斬るぞ!」と同じなんですよね...
菊千代と三十郎は同じ人なんだなと感じると同時に、日本人特有のメロドラマが大嫌い...だが心底憎むことはできない...黒澤さんの心情も重なる印象的なシーンだし、こういうところ共感しちゃうんだよねぁ...。
次回の黒澤明作品4Kは「椿三十郎」、もうワクワクが止まりませぬ(*^o^*)
4Kデジタルリマスター版は2016年10月以来、二度目の鑑賞です。
内容は言わずもがな、その上に鮮明高画質を存分に堪能(*^o^*)
撮影のために作られたセットとは思えない木賃宿や民家の質感...木目が浮き出て使い込まれたかのような床板や梁の美しさ。「この飯、疎かには食わんぞ」と差し出すお椀に湯気を立てる山盛りの米の宝石の如き神々しさ...。
画面に映し出されるどのシーン、どのカットもディテールアップされて、キャストが付けているカツラの造形までつぶさに見て取れます(*^o^*)
もちろん映画館で観るのがベストだけど、BDパッケージはいつのことなのかなぁとも。
この上質な映像を手元に置いておきたいなぁって考えちゃうんですよね。「小津4K」上映も今日から始まり、新たに松竹3作品と大映1作品のデジタルリマスターを拝めますけど、ほぼ同時期にBDパッケージも出るので嬉しさ倍増なんですよね(^_^)
松竹(&角川<大映>)と東宝の考え方の違いなんでしょうけど、何とか早い時期に出して欲しいものです。
ストーリーというか、キャラクター造形の話しになるんですけど、三船敏郎さんの演じる菊千代の叫びが響いたなぁ...。
侍たちが身内を失った老婆の家を訪れ、慰めの言葉をかけているとき、苛立ち憤る菊千代が「俺は可哀想な奴が大嫌いなんだ!こんなウジ虫見ると胸がムカムカする。何もかもグジグジして!」。
これって「用心棒」での三十郎が吐くセリフ「哀れな奴は大嫌いだ!メソメソしてると叩き斬るぞ!」と同じなんですよね...
菊千代と三十郎は同じ人なんだなと感じると同時に、日本人特有のメロドラマが大嫌い...だが心底憎むことはできない...黒澤さんの心情も重なる印象的なシーンだし、こういうところ共感しちゃうんだよねぁ...。
次回の黒澤明作品4Kは「椿三十郎」、もうワクワクが止まりませぬ(*^o^*)