「オトナと子どものアニメ大国」の見出しに見入ってしまう...。
手塚治虫さんの死によって始まったのような感じか...享年60歳...当時27歳の自分から見ると年寄りに見えたけど、気づくと3〜4歳しか違わない事実(^_^;
まだ死ぬなんて想像しがたい年齢層なんだよなぁ...。
戦後まもなく革命的な表現でデビューし、漫画の神様として永遠の存在となったが、アニメに遺した足跡は毀誉褒貶入り交じって複雑。
特集最後の項目「低賃金 アニメーターの憂鬱」も、元はと言えば手塚さんが確定させてしまった業界への負の遺産です。制作費を極限まで抑えてしまった結果、これが業界標準となり、東映動画などはアオリを食らってガタガタにされ、自らも赤字補填で私財を注ぎ込んで破産...「宇宙戦艦ヤマト」は遺されたリソースを有効活用し、作画の貧弱さはストーリー性で補う...「機動戦士ガンダム」もその延長線上で成功を収めていった。
手塚さんの死と共に始まった平成は紆余曲折を経て生き残り、「新世紀エヴァンゲリオン」を生み、ファン層の広がりから表現の多様性を求めて、深夜時間枠という新地開拓へと...。
一方、手塚さんが崩壊させた昭和時代のアニメ業界から独自の歩みをし、映画作品として高品質の作品を追求してきた高畑勲さんや宮崎駿さんらの活躍があり、やはりその延長線上に片渕須直さん、そしてネット文化から生まれた新海誠さんなどへと繋がる。
複数の系譜を感じますが、いずれも順風満帆など無縁、もがき苦しみ...それでも信念を貫いて生きてきたワケです。
平成時代の終わりに立脚して眺めると...たった30年...そんなに長くなかったと感じつつも、アニメ業界だけでも色んなことが起きていたんだなぁと考えさせられましたねぇ...。
手塚治虫さんの死によって始まったのような感じか...享年60歳...当時27歳の自分から見ると年寄りに見えたけど、気づくと3〜4歳しか違わない事実(^_^;
まだ死ぬなんて想像しがたい年齢層なんだよなぁ...。
戦後まもなく革命的な表現でデビューし、漫画の神様として永遠の存在となったが、アニメに遺した足跡は毀誉褒貶入り交じって複雑。
特集最後の項目「低賃金 アニメーターの憂鬱」も、元はと言えば手塚さんが確定させてしまった業界への負の遺産です。制作費を極限まで抑えてしまった結果、これが業界標準となり、東映動画などはアオリを食らってガタガタにされ、自らも赤字補填で私財を注ぎ込んで破産...「宇宙戦艦ヤマト」は遺されたリソースを有効活用し、作画の貧弱さはストーリー性で補う...「機動戦士ガンダム」もその延長線上で成功を収めていった。
手塚さんの死と共に始まった平成は紆余曲折を経て生き残り、「新世紀エヴァンゲリオン」を生み、ファン層の広がりから表現の多様性を求めて、深夜時間枠という新地開拓へと...。
一方、手塚さんが崩壊させた昭和時代のアニメ業界から独自の歩みをし、映画作品として高品質の作品を追求してきた高畑勲さんや宮崎駿さんらの活躍があり、やはりその延長線上に片渕須直さん、そしてネット文化から生まれた新海誠さんなどへと繋がる。
複数の系譜を感じますが、いずれも順風満帆など無縁、もがき苦しみ...それでも信念を貫いて生きてきたワケです。
平成時代の終わりに立脚して眺めると...たった30年...そんなに長くなかったと感じつつも、アニメ業界だけでも色んなことが起きていたんだなぁと考えさせられましたねぇ...。