どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、作者・こうの史代のメッセージ

2016年12月10日 17時55分00秒 | 話題
原作漫画「この世界の片隅に」を書き上げた後の作者自らのメッセージが重く響きます。

新しい課題
戦争を生き延びた人々は、亡くした誰かの栄誉のためにその人の記憶を語った。では、語っているかれらの栄誉を語るのはいったい誰だろう。
 絶対忘れてはならない事がある。わたし達は、戦後に生まれたからといって、戦争を知らない世代では決してないという事だ。今という時代を生きている我々は、この国の戦争を経験した人に触れられる、ほぼ最後の世代の人間と「なろうとしている」(これは「なってしまう」ではなく、「なる努力をし続けている」という意味だ。この国がもう永遠に戦争を起こさないなんて決まっている事でも何でもない)。戦争を伝えるという事が果たしてわたしに出来たかどうかはわからない。ただ、戦争を経験した人達が戦後もずっと、亡くした誰かを思って泣いてばかり、国に対して怒ってばかりの人生を送ったわけではないという事、苦難を乗り越えて、誰かや何かの記憶を語ったり秘めたりしながらわたし達に接してくれた、という現実こそが、わたし達にしか伝える事の出来ない戦争の一面だとも思うのだ。(平凡倶楽部「戦争を描くという事」より)


「戦争を知らない子供たち」という団塊世代の反戦歌を想起させますが...。

さらにその下の世代である自分たちに突き付けられているテーマでもあるんですよね。

「戦争」という状況は悲惨で不自由で重苦しい...従来はその部分を強調し続け、多くの人にとっては拒絶の対象となってしまった。映画・漫画・アニメなどで表現したくても、製作に賛同する人も団体も腰が引けてしまい、企画が通らない。

結果的にどんどん遠く風化した存在になっていくという悪循環。

そこに現れた「この世界の片隅に」は、まさに上述の「亡くした誰かを思って泣いてばかり、国に対して怒ってばかりの人生を送ったわけではない」という事を気づかせてくれた作品でした。

古い写真のような色の無いモノクロームな世界ではなく、今の我々と同じ血が通い、笑えもすれば泣きもする同じ人達なんですよね。

NHK「おはよう日本」でのインタビューにおいても、その考えは一貫しています。


簡潔な言葉ですが、確かにその通りだよなぁと...。

間違いなく、今生きている私たちは一人残らず戦争を生き延びた人達の子孫なのです。

最低でも、それを忘れてはいけないなと思いました。



12月9日(金)のつぶやき

2016年12月10日 04時54分50秒 | 日記

この世界の片隅に、今日の夕刊はお祭じゃん(*^o^*)

2016年12月09日 20時30分00秒 | 話題
フルカラーでの全面広告が目に飛び込んできた!!

感動率100%、推薦率97%ですと\(^o^)/

「シン・ゴジラ」同様、もっともっとイベント性を高めて、発声可能とか女子限定とかやってほしいと思いますね。

特に女性にもっと広くして欲しい、観て欲しい作品なんです。

そして社会面に大きな記事も!!

ネットによる、草の根的な資金調達と、拡散。

私も自分なりに一所懸命に参加してきましたし、友人や仕事関係の人にも気持ち悪いほどオススメしまくってます(^_^;

それでも、ここまで話題となり、動員数や上映館数が激増するとか...正直思ってませんでした。

その上、のんさんの芸能界的な問題なのか、NHK以外の地上波ではほぼスルーされまくって、民間放送ってホント情けないもんなんだなと感じさせられましたしね...。

現状のランキングは4位だとか...(T_T)

ここまで盛り上げ、実績としての証もできた...誰に向かってなんだかよう判りませんが、オレ等は勝ったぜ!ザマーミロ!!って心境ですよ(*^o^*)

いや〜気分が良い〜!!

そして...まだまだ足りない!もっと多くの人に観て欲しいです!ランキング1位になっても全然不思議じゃない、映画史に遺る名作なんですから。

アニメだから...戦争モノだからという先入観を無しにしてね(^_^)

今日の夕刊は永久保存版確定じゃ〜(^_^)




株式会社カラー10周年記念冊子

2016年12月08日 17時40分00秒 | 
先月ラフォーレ原宿で行われた記念展で配布された冊子が実費(税込 162円)で入手できるとあって、オンラインストアで今月1日に注文、6日に発送、本日到着しました(^_^)

社長ご挨拶...。

会社の主幹事業とするアニメーション等の映像制作、「あれこれと遠回りをしつつですが、次回作、シン・エヴァンゲリオン劇場版も気力を尽くして取り組み続けていきます」と。

う〜ん...イマイチすっきりしない言い回しですねぇ...こりゃ作品拝めるのが何年後のことになるのやら...(´д`)

カラーってエヴァ新劇場版の頭にウルトラマンの変身シーケンスのSEで表示されるのが印象的ですが、庵野さんがガイナックスから独立して作った会社なのかな?という程度で、ちょっと謎めいてました。

まずは奥様でもある安野モヨコさんによる「おおきなカブ(株)」を読んでみて、あぁなるほどね...という感じです。

以前にNHKでドキュメンタリー番組やってたのを見て、こんなにしっかりしたスタジオだったのかと驚きましたが(^_^;

項目としては...
・御挨拶
・よい子のれきしえほん「おおきなカブ(株)」
・株式会社カラー 作品を主とした10年史
・株式会社カラー 代表取締役社長 庵野秀明インタビュー
・主題 I アニメーションづくりの未来を考える・企画製作
 株式会社カラー取締役 制作部長 緒方智幸インタビュー
・「日本アニメ(ーター)見本市」作品リスト
・主題 ll アニメーションづくりの未来を考える・デジタル表現
 株式会社カラー取締役 デジタル部部長 小林浩康インタビュー
・3DCGによるキャラクターアニメーション
・主題 lll アニメーターの育成
 株式会社カラー取締役 作画部部長 鶴巻和哉インタビュー
・主題 lV 作品にあわせた独自の宣伝
 株式会社カラー取締役 企画部部長 轟木一騎インタビュー
・自社作品・関連作品の宣伝物デザインなど
・主題 V アニメーションと特撮の文化を遺す
 株式会社カラー文化事業担当 学芸員 三好寛インタビュー
・アニメーション・特撮作品関連資料のアーカイブ化
・特別インタビュー『エヴァンゲリオン』シリーズの商品化とタイアップ
 株式会社グラウンドワークス:代表 神村靖宏
・『エヴァンゲリオン』シリーズの商品化・タイアップ
・特別寄稿 カラー、誕生
 日本テレビ放送網株式会社 映画事業部 プロデューサー 高橋望
・株式会社カラー 所属スタッフ 社外仕事履歴


「所属スタッフ 社外仕事履歴」に松原秀典さんの名前もあり、「2016年 劇場用アニメーション映画『この世界の片隅に』キャラクターデザイン・作画監督」とバッチリ書かれていました(^_^)

巻末にはエヴァのキャラ達が描かれている折り込み見にポスターも。

全88ページで読み応えもタップリ。

オススメです(^_^)



この世界の片隅に、漫画アクション購入

2016年12月07日 20時40分00秒 | 日記
12月20日号。

お目当てはコレです!

「特別対談!! こうの史代 X のん」を読みたいがため、近所のTSUTAYAに扱いなく、さらにコンビニを3軒ハシゴしてサンクスで発見(*^o^*)

のんちゃんのグラビア3ページ+対談3ページ。

小さな字でビッシリと読み応えアリです(^_^)

小見出しは以下のとおり。
・「すず」という人物を理解するために
・セリフのないところでの“遊び”表現
・リンはすずが呉で得た、「自分で選んだ」友達
・キャッチコピーを見て間違いないと思った

内容は、すずさんのイメージと声の出し方、そして部分的なセリフ内容の変更などなど...。

さらに嬉しかったのは原作本編の再掲載です!

第2回「昭和19年2月」、すずさん嫁入りのエピソードですね。

私は単行本初版から読んでますけど、雑誌連載時に触れていませんでしたので、サイズ・紙質の感触を再確認できて良かったです。

後々に知ったことですけど、昭和と平成の年月をリンクさせていたと知り、その感覚で味わいたかったなぁとチョッピリ後悔しております(^_^;



12月6日(火)のつぶやき

2016年12月07日 04時59分37秒 | 日記

カミサン、本日受診に

2016年12月06日 17時00分00秒 | 生活
前回から2週間経過、本日はレントゲンでの診断での経過観察となります。

患部は赤枠部分ですが、形は維持されて現状問題なしと...悪化の場合は凹むんだそうです(^_^;

酷くならないように現状維持に努めるしかないと...。

膝関節は体重がかかる部分ですしね、まだまだ油断できません。

また相反するように、筋力が落ちるため、関節に用心しつつ筋トレもしていかないとならないという...。

今はとにかく焦らずジックリと...を肝に銘じていく所存です。

次の予約は年末3週間後となります。