私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

姫路城周辺散策も乙なもの

2015年10月22日 | 旅の楽しみ

兵庫県立歴史博物館に行く途中、城外のお堀に沿って結構な見どころがあります。
一つはここ、天守閣の屋根に乗っている鯱(しゃちほこ)のレプリカが置かれている広場です。
お城を中央に据えてこんな風に写真を撮るように市役所の人が考えたのでしょうね。

面白い!と思うことをさっさと形にしているところに拍手を送ります♪
この場所は観光客にはあまり知られていないスポットです。
お城のすぐ東側ですから、姫路城見学の後に是非寄ってみて下さいね。




この日(20日)は青空の広がる気持ちの良いお天気
広場の階段上では花婿、花嫁の前撮り撮影でしょうか、
ポーズや立ち位置の確認などしているようでした。

お城をバックに素敵な写真が出来上がったことでしょう。
お二人の人生に幸多かれと祈ります。




公園に植えられた木々が色づき、お城の景観に華を添えていました。
正面は勿論きれいですが、斜めから見るお城もなかなかに素敵です。




公園を少し歩くと姫路市立美術館が見えてきます。
ここでは花嫁さんだけの撮影が行われていました。
ひょっとすると、結婚専門雑誌の撮影だったのかも知れません。
赤煉瓦の建物が美しいですから、こちらも素敵な写真になったことでしょう。




こちらは3月28日に撮影した姫路市立美術館です。
この建物は陸軍の兵器庫として明治38年に建てられたもので
戦後は姫路市が市役所として使われていましたが、昭和58年4月に
美術館として開館し現在に至ります。




玄関前には広々とした芝生の庭があり、ところどころにブロンズ像が置かれています。

「昭和58年の再生事業においては「環境色彩10選」や「公共の色彩賞」などを受賞し、
平成15年には国の登録有形文化財に登録された」
※ウイキペディアより

明治時代の香りがするこの建物、その香りはもう二度とは作り出せないのですから、
古いものは捨てる、壊す、のではなく、その時代の香りを大事に後世に繋いで行きたいものですね。




美術館を左手に眺めながらもう少し進むと県立歴史博物館に着きます。
こちらの建物は、昭和55年に文化勲章を受章した故丹下健三氏の基本設計です。




この時には新潟・兵庫連携企画展「北前船」を開催していました。

北海道から大阪まで、東北、北陸、山陰の日本海から瀬戸内海へと繋がる西回りの航路で、
江戸時代から明治期まで列島経済の大動脈の一つを担っていた商業船にまつわる展示ですが、
命がけの航路で、ダイナミックに活動した商人たちの夢とロマンがそこに息づいていました。



歴史博物館横の公園にはベンチもあって、枯れ葉が散る中で物思いにふけるのも一興、
お城を眺めながらこんな散策もなかなか乙なものです。

コメント (4)
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