私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

自分の足になった靴たち♪

2017年03月19日 | 美容・ファッション
私には、飛び切りお気に入りの靴が三足ある。
元々、気に入って買ったのだが、
それが、20年もの付き合いになるとは思ってもいなかった。

今では、すっかり幅広の私の足に馴染み、
足型が取れそうなくらいになっている。

~ 日常的に履いている靴 ~



この靴は、もう何年履いたか記憶に無いほどのお付き合いだ。

日常の買い物にいつも履いていて、踵はちびって二度ほど替えたし、
爪先はどこかにぶつけて傷だらけ、中敷きも買った当時のまま。

それでも本体はびくともせずに私の体重を支えて
コッペパンのような姿になっても頑張ってくれている。

皮の質が良かったのか、私の足のフォーム通りに伸びて、
しかも、だれずにその形を保っていて、
まるで自分の足そのもの、
これ以上の靴はない、とさえ思える靴である。


~ ちょっとお出かけの時の靴 ~



この靴は、私が記憶しているだけでも15年のお付き合いだ。

昔流行ったデザインで、最近はどこを探しても見つからない。
足の甲が高い私にとって、前立てのあるデザインはその甲を隠してくれて
足をスマートに見せてくれるので、このデザインは私のためのものと言えるほど。

こちらは、踵を一度替えて、爪先は裏側が擦り切れていて、いずれ穴が開きそう。
こんなに履き良く、気に入るデザインのものは中々見つからないので、
ダメ元で、デパートのショップに持ち込むと、

「お客様、こちらのお靴は、修理にお預かり致しますが、
おそらく新しくお買い求め頂いたほうがお安くなろうかと・・・」
と言われてしまった。

でも、この自分の足にすっかり馴染んだ"この靴"が良いのだから、
「では諦めます、お手間を取らせました、有難うございました」
とショップを後にしたのだった。

こんなデザインで、自分の足にフイットする靴など、
そうそうあるものではなく、この靴の代わりが無い今
この先、どうしようと途方にくれている。


~ ちょっとお洒落する時の靴 ~



こちらは、完全に20年を超えている。

中敷きはボロボロになったので、替えてもらって新品のようになった。
本体は紫がかった紺色で先がグレー、踵の上部にリボンがちょこんと。
おばちゃん仕様の中にも、乙女心をくすぐるデザイン。

こちらは、履き心地も良いが、何と言ってもこの色合いが
超私好みなのである。
この靴以来、これほど私好みの靴には出会っていない。
こうなったら、
歩けなくなるまで大事に履くしかない、と決心した靴である。

* * *

どの靴も、よくこれだけ私の足のようになってくれたものだと感心する。
こんなに"ばばっちい靴"を平気で履いている人もそういないだろうが、
私にとって靴の価値は「履きやすさ」が最優先なのである。

実際には、我が家の下駄箱には主人の靴と息子の靴が三足ずつ、
あとのスペースは全部私の靴が占領している。
だけど、結局履く靴はこの三足がほとんどなのである。


コメント (14)
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