~ 金銅聖観音立像 (白鳳時代) 重要文化財 ~
像高83センチの可愛らしい聖観音立像は、白鳳時代の傑作
以前に、仏像に関する本を読んでいた時にこの仏像を見つけ、
法隆寺の夢違観音(白鳳仏)と雰囲気が似ていると
ずっと気になっていて、この度ようやく拝観することが出来た。
かすかに口元に微笑みをたたえているのが、この時代の仏像の特徴。
柔らかな表情、美しい三面宝冠、優美に流れる衣
どこをとっても素晴らしく見入ってしまった。
~「あいたた観音」の由来
昔、盗人がこの像を盗み出し、溶かそうとしても溶けず、
壊そうとすると「あいたた」と観音様が声を発した。
驚いた盗人は像を返して改心したという伝説があり、
それから「あいたた観音」と呼ばれているとのこと。
こんなに素晴らしい観音像が無事に戻って来て良かった。
今では鶴林寺の宝物館に収められ、もう盗まれる心配はなさそうだ。
日本の宝として永く後世に伝えていかれることだろう。
~ 鶴林寺・本堂(国宝) ~
鶴林寺は播磨の法隆寺と呼ばれる。
589年、聖徳太子16歳の時、秦河勝に命じ、
仏教を広めるための道場として「四天王寺聖霊院」を
建立されたのが始まりと言われている。
その後、平安時代に鳥羽天皇から勅願を頂き、
「刀田山鶴林寺」と寺号を改めた。
本堂は和様、大仏様、禅宗様の折衷様式の傑作建築として名高い(1397年)
ご本尊は薬師如来。日光菩薩、月光菩薩、持国天、多聞天と十二神将を祀る。
ご本尊w始めとする五体は秘仏として60年に一回開帳されるとのこと。
その他にも、特別なことがあれば御開帳されるらしい。
ということは、来年は新天皇、皇后陛下のご即位の年。
ひょっとすると御開帳なるかも知れない♪
しばらくは鶴林寺さんの動向に注意ですぞ!
~ 太子堂 (国宝) ~
兵庫県内最古の木造建築(1112年)
屋根は宝珠を頂いた檜皮葺
ご本尊は、釈迦。文殊、普賢、四天王を祀る。
室内には九品来迎図、仏涅槃図、柱絵、その他の壁画が
描かれているが肉眼では見えず、これらは最新の科学分析により
極彩色で復元され、原寸大の仏涅槃図復元模写図、聖徳太子絵伝も
併せて宝物館に展示されている。
~ 宝物館に展示されている仏涅槃像図復元模写図 ~
柱絵も極彩色でとても美しかった。
本堂を始めとした建物群は美しく魅力的だが、宝物館も
展示が充実していて素晴らしいので、忘れずに立ち寄るべし!
あいたた観音さんも宝物館にいらっしゃいます。
~ 仁王門 (室町時代) 県指定文化財 ~
階上に座禅堂を持つ楼門形式
~ 本堂全景 (国宝)~
鶴林寺は関西花の寺二十五か所霊場
六月中旬は菩提樹(主たる花)
春はツツジ
夏は紗羅、木槿、栴檀、萩
冬は椿、水仙
~ 三重塔 (室町時代)県指定文化財 ~
~ 鶴林寺全景 ~
~ 経路図 ~
所在地 兵庫県加古川市加古川町北在家424
Tell 079-454-7053
参拝 年中無休 開門9時 閉門16時半
加古川バイパス加古川インターより10分
※ 参考
鶴林寺パンフレット(聖観音立像、鶴林寺全景、マップ含む)
観光ガイドブック「わがまち加古川60選」発行:加古川市役所
「播磨の国宝を巡る」発行:加古川観光協会・加東市観光協会
加西市観光まちづくり協会・小野市観光協会
像高83センチの可愛らしい聖観音立像は、白鳳時代の傑作
以前に、仏像に関する本を読んでいた時にこの仏像を見つけ、
法隆寺の夢違観音(白鳳仏)と雰囲気が似ていると
ずっと気になっていて、この度ようやく拝観することが出来た。
かすかに口元に微笑みをたたえているのが、この時代の仏像の特徴。
柔らかな表情、美しい三面宝冠、優美に流れる衣
どこをとっても素晴らしく見入ってしまった。
~「あいたた観音」の由来
昔、盗人がこの像を盗み出し、溶かそうとしても溶けず、
壊そうとすると「あいたた」と観音様が声を発した。
驚いた盗人は像を返して改心したという伝説があり、
それから「あいたた観音」と呼ばれているとのこと。
こんなに素晴らしい観音像が無事に戻って来て良かった。
今では鶴林寺の宝物館に収められ、もう盗まれる心配はなさそうだ。
日本の宝として永く後世に伝えていかれることだろう。
~ 鶴林寺・本堂(国宝) ~
鶴林寺は播磨の法隆寺と呼ばれる。
589年、聖徳太子16歳の時、秦河勝に命じ、
仏教を広めるための道場として「四天王寺聖霊院」を
建立されたのが始まりと言われている。
その後、平安時代に鳥羽天皇から勅願を頂き、
「刀田山鶴林寺」と寺号を改めた。
本堂は和様、大仏様、禅宗様の折衷様式の傑作建築として名高い(1397年)
ご本尊は薬師如来。日光菩薩、月光菩薩、持国天、多聞天と十二神将を祀る。
ご本尊w始めとする五体は秘仏として60年に一回開帳されるとのこと。
その他にも、特別なことがあれば御開帳されるらしい。
ということは、来年は新天皇、皇后陛下のご即位の年。
ひょっとすると御開帳なるかも知れない♪
しばらくは鶴林寺さんの動向に注意ですぞ!
~ 太子堂 (国宝) ~
兵庫県内最古の木造建築(1112年)
屋根は宝珠を頂いた檜皮葺
ご本尊は、釈迦。文殊、普賢、四天王を祀る。
室内には九品来迎図、仏涅槃図、柱絵、その他の壁画が
描かれているが肉眼では見えず、これらは最新の科学分析により
極彩色で復元され、原寸大の仏涅槃図復元模写図、聖徳太子絵伝も
併せて宝物館に展示されている。
~ 宝物館に展示されている仏涅槃像図復元模写図 ~
柱絵も極彩色でとても美しかった。
本堂を始めとした建物群は美しく魅力的だが、宝物館も
展示が充実していて素晴らしいので、忘れずに立ち寄るべし!
あいたた観音さんも宝物館にいらっしゃいます。
~ 仁王門 (室町時代) 県指定文化財 ~
階上に座禅堂を持つ楼門形式
~ 本堂全景 (国宝)~
鶴林寺は関西花の寺二十五か所霊場
六月中旬は菩提樹(主たる花)
春はツツジ
夏は紗羅、木槿、栴檀、萩
冬は椿、水仙
~ 三重塔 (室町時代)県指定文化財 ~
~ 鶴林寺全景 ~
~ 経路図 ~
所在地 兵庫県加古川市加古川町北在家424
Tell 079-454-7053
参拝 年中無休 開門9時 閉門16時半
加古川バイパス加古川インターより10分
※ 参考
鶴林寺パンフレット(聖観音立像、鶴林寺全景、マップ含む)
観光ガイドブック「わがまち加古川60選」発行:加古川市役所
「播磨の国宝を巡る」発行:加古川観光協会・加東市観光協会
加西市観光まちづくり協会・小野市観光協会
そうですね、華奢でなよやかさがそう感じさせるかも知れませんね。
でも、仏像は性を超越していてくれないと、対面していて落ち着かないです。
その点では、この観音様は艶めかしそうで、艶めかしくない、
そんな中間点にいるように思います。
ほんとほんと、いつまで見ていても見飽きません。
この温顔に会ったら心がほっこりとします~💕
苔むしたお地蔵さんもいいですね。
人々の心がこもっていて温かみを感じます。
来年御開帳か?
と言うのは私の憶測です。
お寺の方のお話では、60年に一度の他にも、特別なことがあれば
開帳することがあるとのことでしたので、新天皇の即位に合わせて
御開帳があるのでは・・・と期待出来ますね(^_-)-☆
・・・そんな目で観てはいけなかった(反省)
う~ん、何時まで見ていても見飽きないお顔
あの幾らか微笑んだ口元、優しげな眼がいいですね。
ここのところ仏像を観る機会が有りませんでしたが
?有った有った有りました! 新潟の帰り立ち寄ったお寺さんの庭に置かれていた苔の袈裟を纏った石仏をジックリ観てきたのでした。
この聖観音立像の様に完成度の高いものでは有りませんでしたが、心がとっても癒されました。
来年、ひょっとすると御開帳ですか?
楽しみですね。
tyakoさんも寺ガールでしたね♪
この観音様はとても素敵ですよ~
柔和なお顔は今まで見た仏像の中でピカイチのように思います。
出典は不明ですが、戦前はドイツ、戦後はアメリカで
開催された
日本の古典美術展に日本の仏像の代表として出品されたとの
記述を見たことがあります。
こんな観音様ですから、ぜひ会いに来て下さいね(^_-)-☆
播磨の法隆寺ですか・・・
お寺好き、仏像好きの私ですので、行って見たいお寺さんがまた一つ増えました。
何時になるかわかりませんが、ぜひお会いしたい仏様です。
でも私は、会長さんの日々の格闘のご様子、しっかりと拝見させて頂いておりますよ(^^♪
この観音様の温顔で癒されて頂けて良かったでした。
本当に、ほっそりとなよやかな体躯は美しくて魅力的ですね。
でも色気を感じてはダメです、罰が当たります!
修行が足りません(笑)
そうですね、仏像の前では心が鎮められるようですね。
不思議な力がありますね✨
仏像の微かな微笑みに見入ってしまいました。
何とも言えない良いお顔ですね。
また、ふくよかなお顔に反した細身のお体。
何か色気を感じてしまうのは罰当たりでしょうか。
仏像は、人の心を静かにさせる不思議な力がありますね。