to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2014年9月13日 長崎・五島旅行 2日目(その1)

2014年09月19日 21時34分46秒 | 旅行

旅行二日目の朝。今日は良い天気になりそうです。

部屋から下の道路を見ていると、猫の姿が。

模様から見て、昨晩の猫でしょうか。

 

 

カンパーナホテルの朝食です。食事会場は普通の大広間で、見た目も普通ですが、非常においしい朝食で、いつもより多く食べてしまいました。

 

 

 

 

ホテルの売店で買い物をします。

五島の主要な教会のステンドグラスのしおりです。配り用のおみやげとしては最適です。

 

 

 

そして、五島は椿油の名産地、ということでラベンダーの椿油です。

 

 

 

 

カンパーナホテル、評判通りの良いホテルでした。

 

 

ホテルをチェックアウトし、充電満タンの電気自動車で、昨日周れなかった島の東側を北上します。

 

目的地は福江島を代表する教会、堂崎教会です。

 

ホテルを出て20分ほど走ると、波静かな美しい入り江に到着します。

 

 

 

駐車場は少し手前にあり、そこから入り江沿いの道を少し歩いてい行きます。

 

 

 

教会に到着。レンガ造りの堂々たる構えです。

 

 

 

 

 

 

 

建物の中はキリシタン資料館になっており、入場料300円が必要です。

この資料館がなかなか興味深い内容でした。

隠れキリシタン時代のマリア観音、踏絵、十字の描かれた皿などが展示されています。また、昭和初期の写真、さらに秀吉により処刑された、二十六聖人の一人、五島出身の聖ヨハネ五島の遺骨も展示されており、日本におけるキリスト教の歴史を知ることができます。

 

 

それにしても、三連休初日だというのに、訪れる人もまばらです。

 

 

 

教会の前は広場になっており、その向こうはまた海が広がります。昔はこの教会には船でやってきたそうです。教会が海を向いているのはそのためです。

 

 

異国の雰囲気が漂います。

 

水がよどんでいるのが残念ですが、静かできれいな風景です。

 

 

 

次は、水の浦教会に向かいます。

 

 

                        <その2に続く>

 

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2014年9月12日 長崎・五島旅行 1日目(その4)

2014年09月18日 21時28分17秒 | 旅行

本日の宿泊は、「カンパーナホテル」。レンタカー、五島バスと同じ系列の経営です。

福江港に近い市街の中心地にあり、隣には日本で最後に築城された石田城址があります。

 

 

地方都市によくある、シティホテル兼ビジネスホテル兼観光ホテル兼結婚式場兼宴会場兼・・・、典型的な総合型ホテルで、福江島では一番のホテルで、フロントの対応もしっかりしています。

この後の旅行行程のチケットもフロントに用意されていて、都度交換する手間が省け、なかなか気が利いています。

 

 

ここは急速充電システムはありませんが、普通充電ができる駐車場を確保しておいてくれました。充電する場合、充電料金として500円必要です。

 

 

部屋数はそれほど多くなく36室、半分以上が和室というのも特徴的です。今日の部屋は十畳の一般和室で、広くはありませんがしっかり手入れされ清掃も行き届いています。しかし、部屋の中に何匹か蚊がいて、夜寝られずまいりました。ちなみにイエカなのでデングウイルスは持っていないはずです。

 

JTBのツアーはたまに利用しますが、結構良い部屋が割り当てられることが多いです。今回も客室最上階の6階の部屋でした。

7階には大浴場があり、周囲に高い建物がないため、鬼岳、石田城址、福江港などが一望できます。広くて気持ちの良い風呂ですが、宿泊客以外利用できない旨の張り紙がありましたが、その紙があること自体、無断利用する人がいるということで、誰かがチェックしているわけでもないので、貴重品は注意したほうが良いでしょう。

 

 

さて、夕食ですが、この日は夕食なしプランなので、どこかに夕食を食べに行かなければなりません。

ホテルの食事処は予約で満席とのことなので、フロントの人のおすすめもあり、ホテルから近い「やぐら寿し」に行くことにしました。

ホテルからは徒歩5分程度です。 

 

 

 

 19時前なので他に客はいません。板貼りの座敷に通され、まずはお通し。タコのカルパッチョ。

味付けもよく、タコも新鮮です。お通しではなくても通用する一品です。

 

 

 

 この店では日本酒の品ぞろえもなかなかです。この日は秋鹿(大阪)と杵の川(諫早)を注文しました。さすがに五島に日本酒の酒蔵はないようです。

 

 

 

 造り盛り合わせ。

鯛、ハガツオ、ハマチ、アオリイカ、イサキ、アジ。

切り方は豪快ですが非常に良い刺身です。

 

 

 

五島牛のタタキ。

赤身系でしっかりした歯ごたえです。

 

 

 

イカそうめん。

イカが半透明で歯ごたえ抜群です。

 

 

 

生うに付け出し。

そろそろシーズンも終わりだと思いますが、おいしいウニです。

 

 

 

 

冷たいものばかり頼んでいたので、この辺で温かいものを。 牛スジ煮込み。結構甘めの味付けです。

 

 

 

きびなごのてんぷら。揚げ方が上手で、時間がたってもべとべとになりません。

 

 

 

最後に上にぎり。ネタが結構大きいです。

 

 

 

追加でウニと、五島産マグロの大トロ握り。

 

 

 

 

値段が安いわけではありませんが、魚はおいしく、さすが五島という感じで非常に満足でした。

帰るころには地元の人も含め結構客も入っていました。福江で食事をするのであればここは間違いはないと思います。

 

 

店を出て帰り道、石田城のそばで五島猫を発見。

 

 

 

親子のようです。手前のトラが親で、三毛二匹が子供か?。

 

疲れたけど、大満足の旅行一日目でした。

 

 

                       <2日目に続く>

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2014年9月12日 長崎・五島旅行 1日目(その3)

2014年09月17日 21時46分03秒 | 旅行

井持浦教会を出て、福江島の西側を北上します。井持浦教会のあたりで降りだした雨が激しくなってきました。

 

途中、高浜海水浴場に立ち寄ります。いつのまにか雨は上がっています。

 

ここは夕日の名所らしいですが、雨は上がっても曇りの天気、しかし素晴らしい景色です。

 

 

とにかく海がきれいです。あまり磯臭さを感じないのも海がきれいだからでしょうか。

 

 

 

砂も少しピンク色、曇っていても充分にきれいです。

 

 

 

高浜海水浴場からさらに北上し、貝津教会へ。国道から細い道に入った集落の中にあり、少しわかりにくいです。

 

 

 

木造瓦葺のシンプルな建物で、尖塔がなければ倉庫のようにも見えます。

 

 

尖塔部分はモルタルスレート瓦で本体とは材質が異なりますが、1962年の改築時に追加されたようです。

 

 

この教会の特徴はステンドグラス、夕日が当たるときれいということですが、この日は曇り、しかし色鮮やかなステンドグラスは曇りでも十分にきれいです。

 

 

 

 

教会内部は撮影禁止なので、外からステンドグラス越しに撮影してみました。

 

 サングラス越しに見ている感じですが色鮮やかさが少しでも伝わるでしょうか。

 

 

蝉時雨の中、ひっそりとたたずむ白い教会、日本にもこんな場所があるとは思いませんでした。

 

 

 

貝津教会からさらに北上し、島唯一の道の駅、「遣唐使ふるさと館」で休憩します。

 

 

 

なぜ遣唐使、と思いますが、この辺が遣唐使日本での最後の寄港地だったとのことです。

今でこそ離島で辺境の地のイメージがありますが、大陸と九州の間にあるわけで、大陸との往来の中継点として、有史以来重要な位置にあったことは間違いありません。古事記のイザナギ、イザナミの国産み島産みの中に登場する、知訶島というのが五島列島のことで、当時の日本の行動範囲内で重要な島であったことを示しています。

 

 

さて、ここには急速充電施設があります。

レンタカー会社の話では途中二回充電が必要とのことでしたが、意外に長持ちで、ここまで無充電で走れました。

残り走行可能距離を見ると福江市街まではいけそうですが、念のためここで充電することにしました。

車を借りるときに充電用のカードを受け取っているので、無料で充電できます。

端子の接続の仕方がよくわからず苦労しましたが、充電開始。

 

 

 

しかし、すでに17時を過ぎており、飲食店も閉店しておりやることがありません。

今日は早朝に起きて飛行機でやってきて、休む間もなくレンタカーで島を半周したのでさすがに疲れました。

充電を15分程度で終了し、本日宿泊するホテルに向かうことにします。

 

 

                           <その4に続く>

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2014年9月12日 長崎・五島旅行 1日目(その2)

2014年09月16日 22時34分03秒 | 旅行

まずは最初の目的地、福江島の南西端にある、大瀬崎に向かいます。

 

自動車に備え付けのカーナビによると、島の中央を通るルートで42km、南岸を通るルートで45kmと出ています。

海岸沿いを通ることを期待して南岸ルートを選択しましたが、実際には海は見えますが、海岸からは離れた標高の高い山中を走る道で、期待外れでした。途中富江という場所までは片側二車線の良路でしたが、その先は起伏が激しく、道も狭く曲がりくねっていてかなりの難路で、こちらのルートを選択したのは失敗でした。

 

ところで、電気自動車のバッテリー残量ですが、意外に減らないことがわかりました。メーター内に残り走行距離の目安が表示されていますが、下り坂等でアクセルをオフすると充電モードに入り、少しですが回復します。電気自動車の走り方のコツは、思い切り加速してからアクセルオフして充電する、という、電車と同じ走り方が良いことがわかりました。後続車にとっては迷惑でしょうが、交通量自体が少なく、渋滞の先頭になるようなことはありません。もっとも後続車がいるときにそんな運転はしませんが。

あとは、エアコンオフにすると残り走行距離が10%程度伸びます。この日は福江到着時は暑かったのですが、急に雲が広がり、涼しくなったことで、ほとんどエアコンを使用しなくても良かったことも理由です。

 

 

一時間半程度かかって大瀬崎に到着。灯台まで行くと相当時間がかかるようなので、手前の展望台から灯台を眺めるだけにします。

 

 

 

 

 

展望台下の駐車場に車を停め、短い階段を上ると、そこには絶景が待っていました。

 

 

灯台以外人工物は有りません。

 

 

 

展望台からの灯台の写真は、五島を紹介した観光パンフレットに必ず登場する有名な風景ですが、実は反対側もすごい絶景です。

 

 

気温も下がり、トンボが飛び秋の気配が漂います。

 

 

 

最初からものすごい絶景ですが、これが絶景の一つでしかないことはのちに判ります。

 

 

次に、大瀬崎に行く途中にある、井持浦教会に立ち寄ります。

 

五島列島は秀吉や江戸幕府の禁教令以降もひそかに信仰守り続けた人たちがいて、その信仰が今に受け継がれ、島の各地に小さな教会が建てられています。そのほとんどが現役の教会で、観光用に開放されているわけではなく、あくまでも使用していないときであれば中を見学させてもらえるにすぎません。その立場上人里離れた地域に居住したため、現在でも交通の不便なところにある教会も少なくなく、それも魅力の一つであります。

 

また、江戸時代のキリシタン迫害は有名ですが、実は明治になってからも神道国教化を目指した明治政府により激しい弾圧が繰り返されており、諸外国の批判もあり信仰が自由になってから建てられた教会が当時のまま、あるいは立て直されて現在にその姿を伝えています。

 

井持浦教会は1897年に創建された五島で最初のレンガ造りの教会ですが、1987年に改装されたとのことで、内外装とも新しいです。

 

 

 

 

なお、教会内部は撮影禁止なので、今後も本ブログでは一切教会内部の写真は出てきません。本当は教会内部の美しさを紹介したいのですが、それを見たい人はぜひ現地に行ってみてください。

 

この井持浦教会の内部は白を基調にしたシンプルなものですが、中にいると結界に守られているような感覚があります。日頃の疲れがすっと抜けていくような感じです。この教会の敷地内には日本最古のルルドがあり、スピリチュアルなことはわかりませんが、良い土地に建てられているのではないか、と感じました。

 

 

 

そのルルドとマリア像です。

 

 

 

最初から期待以上の物を見せてくれましたが、五島の魅力はまだまだこんなものではありませんでした。

 

                      <その3に続く>

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2014年9月12日 長崎・五島旅行 1日目(その1)

2014年09月15日 19時49分58秒 | 旅行

九月の三連休を利用して、長崎の五島列島に行ってきました。

長崎県に足を踏み入れるのは初めて、離島も初めての経験です。

なぜ五島かというと、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のとして、一部の教会が世界遺産への登録を目指しており、現在ユネスコに暫定登録されています。

 

今年、富岡製糸場と絹関連遺産群が世界遺産に登録されました。富岡製糸場には数年前に行ったことがありますが、その時の見学者は数十人ほどでした。しかし、登録された後、連日数千人の見学者が訪れる状況を見て、世界遺産に登録される前に行っておく必要がある、と思った次第です。

 

今回は離島ということで現地の状況もよくわからないため、JTBの個人周遊型ツアーを利用しています。往復の航空機、フェリー、現地での宿泊、レンタカーおよびチャーター船による観光・移動がセットになったプランで、価格が安いわけではないですが、手間も含めトータルで考えるとなかなかお得なプランだと思います。

 

まずは羽田空港から福岡空港へ。最近旅行ではJALが多かったのですが、今回の往路はANA利用です。

JTBのツアーなのでJALも選択可能ですが、ANAを選んだ理由は、福岡での乗継便がANAのコードシェア便だからです。羽田で荷物を預ければ福江空港まで運んでくれます。

 

今回の機材はB777-200です。久々の大型機ですが、座席配置が3+4+3なのでちょっと窮屈な感じはあります。

 

 

九月の九州、しかも離島ということで、台風が心配でしたが、幸いなことに今回の旅行中に日本に接近しそうな台風の情報は今のところありません。

 

順調に飛行して福岡空港着。

 

 

 

 到着は第二ターミナル、乗り継ぎのオリエンタルエアブリッジは第一ターミナルとのことで、結構歩きます。

 

 

 第一ターミナルは、要するにターミナルの端っこで、ローカル便が集められています。少し早めの便で福岡についたので、場末感のただようターミナルの二階のうどん店で早めの昼食を食べ、待合室で待っているとアナウンスがあり、少し遅れるとのこと。

 

オリエンタルエアブリッジは長崎を拠点に離島を結ぶ航空会社で、航空機は二機しか所有していません。

今回搭乗する機材も朝長崎を出て、対馬→長崎→福江→福岡とフライトしてきているはずで、折り返し時間は20分~25分程度、一回何らかの理由で遅れると回復は難しいと思われます。

 

 

使用する機材はボンバルディア DHC-8-200.39人乗りで、タラップ搭乗となります。

 

 

 内部はだいぶくたびれた感じがあります。満席で福岡空港を出発。客層は観光客あり、ビジネス客あり、帰省らしい家族連れありと様々です。

 

滑走路一本での離着陸回数が日本一多い福岡空港なので、しばらく離陸待機させられ、遅れが増大して離陸。ORCにとって、福岡便は悩みの種なのかもしれません。

 

ジェット機に比べ飛行高度が低いので、地上がよく見えます。海の向こうに壱岐も見えますが、意外に近く感じました。

 

佐世保上空から五島灘に出て、中通島(上五島)が見えてきました。

 

 

ほどなく降下体制に入り、鬼岳をぐるりと回り南側から福江空港に到着。

 

九州本島とは違うのどかな空気です。

 

 

 出口では教会のステンドグラス風の飾りが出迎えです。

 

 

工程表ではここで、レンタカー会社に電話することになっていたのですが、五島レンタカーの方がちゃんと空港で待っていてくれました。

 

今回のレンタカーは電気自動車です。

五島は長崎EV&ITSプロジェクト(要するに電気自動車と通信システムのインフラ整備を進めるプロジェクト)の実証試験会場となっており、レンタカーを中心に多くの電気自動車と、何か所かの急速充電設備が設置されています。

空港からレンタカー会社の事務所に向かう途中、電気自動車の使用方法のレクチャーと、一番気になる航続距離の情報を教えてもらいます。

導入後4年経過し、だいぶバッテリーが劣化してきており、70%程度しか充電できないこと、島内はアップダウンが多く、エアコンを使用していると途中何か所か充電しないと島内一周はできないとのことでした。

 

あと、ガソリン車の場合満タン返しが基本ですが、電気自動車の場合、あとで充電するので充電代として550円いただきますとのこと。

 

五島レンタカーの事務所は、福江港ターミナルビルの中、島内でバスやタクシーを運営する、五島バスの事務所と同じでした。

 

 

車は三菱自動車のi-MIEV、軽自動車です。今回は3名なのですが、内部は意外と広く、3名であれば荷物を積んでも充分な広さです。4名乗車だと厳しいかもしれません。

 

 

ところで、今回のツアーには、「しまとく通貨」という、島内の加盟店で使用できる商品券が一人あたり6000円分ついています。まあ、ツアー料金を安くする代わりに島でお金を落としてくれということなのでしょうが、一人6000円はおおきいです。

福江港ターミナルは福江島観光の拠点となっとり、受取場所の五島観光協会も五島バスの事務所のすぐ向かいにあり、便利です。

 

ということで手続きを終了し、いよいよ島内観光に向かいます。といってもなんだかんだですでに14時、どれだけ回れるか、電気自動車のバッテリーの持ちはどんな感じかわかりませんが、ターミナル近所の「エレナ」というスーパーでミネラルウオーター等飲み物を購入し、出発します。

 

 

 

                       <その2に続く>

 

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