本日の宿は「AWA西伊豆」、廃業した宿をリニューアルして今年三月にオープンした宿です。
外観は昔の宿の面影が残っていますが
内部はモダンにリニューアルされています。
最初にこの宿のシステムについて紹介しておきます。
夕食と一部のサービスを除き、基本全てセルフサービスになっています。なので、宿に到着してもスタッフが荷物をとりに来ることはありませんし、荷物を部屋に運んでくれることもありません。このスタイルをサービスがなっていない、と思う方は、この宿には向いていないと思います。
今回予約したプランはオールインクルーシブ、滞在中の飲み物はすべて無料のプランです。
この宿は、事前に送られてくるQRコードから宿泊者情報を入力しておくと、チェックイン時に記載することを省略できます。
しかし、今回は延長された全国旅行支援を利用しましたが、その分は手書きで対応することになります。
なお、宿泊料金は前払い制です。
この宿は全22室、何室か露天風呂付の部屋があります。今回は4階のスタンダードルーム洋タイプを予約しました。
広縁を除いて床はフローリング、まだ新しいこともあり清潔感があります。33㎡とのことですが、広さは十分です。きれいにリニューアルされていて、過ごしやすい部屋でした。
テレビはありますが、BSは写りません。BSは見られるようにしてもらいたいものです。
部屋には冷蔵庫はありますが中にはからの水ポットがある以外、何もありません。飲み物類は1階のAWA BARを利用することになります。水も1階のウォーターサーバーまで取りに行く必要があります。
洗面台にアメニティ類はありません。これも1階に置いてあるのでとりに行く必要があります。館内着も部屋にはなく、1階まで取りに行く必要があります。
この部屋にはバスルームはありませんが、結構しっかりしたシャワーブースが設置されています。
この宿は少し内陸にあるため、部屋からは海は見えません。下に見えるのはこの宿の自社果樹園です。
ところで、部屋の中にいると廊下の音、他の部屋のドア開閉等がよく聞こえます。原因は、部屋の玄関を仕切るふすまの上部が開放構造であるためと思われます。この部分はふさいだほうが良いと思います。
客室フロアの廊下も黒系でリニューアルされています。ただ、廊下は空調がないようで、夜には結構寒いです。
さて、水、館内着、アメニティをとりに1階に行くことにします。
ここがアメニティコーナー。
花火があります。冬は寒いのでなかなかやろうとはならないかも。
自社果樹園にはテラスがあります。
これがAWABARです。発酵とお茶をテーマにしているとのことで、ここにある飲物は無料で利用できます。アルコールもワイン、日本酒等そろっていますが、ビールはありません。
アルコール以外の飲物は紙コップに入れれば部屋に持ち帰ることもできます。
静岡なので、お茶コーナーもあります。さすがにおいしいお茶です。
ラウンジにある暖炉はデジタルサイネージ。
さて、この宿では滞在中に二回、無料のおやつの提供があります。
16時からの甘酒プリンとほうじ茶。
ラウンジでしばしゆっくりしてから部屋に戻り、大浴場に向かいます。
大浴場の内湯は洗い場が4か所、結構広さがあり、ゆったりしています。露天風呂は一人用の焼き物の浴槽が2~3個設置されています。
この日は満室ではないため、他の宿泊客とは出会いませんでしたが、満室だと結構混雑するかもしれません。換気が結構強めで、寒いです。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉とのことですが、加温、加水、循環、消毒ありで、元の泉質を感じることは難しいと思います。結構消毒も強め。
大浴場自体の雰囲気は良いのですが、お湯自体は特筆すべき点はないと感じました。
さて、この宿の部屋からは海は見えませんが、廊下の端にある窓の格子の隅間からかろうじて海を見ることができます。
<その5に続く>