梅が咲くころが一番寒いです。そして、しもやけのご相談が増えるのもこのころ。雨や雪が降って湿気を纏い、冷たい風も吹くようになるので、手足の先が一気に冷たくなってしまいます。
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しもやけの王道漢方薬は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」
さすが王道で、しもやけを毎年起こすという人にすすめると、大概喜ばれます。
ちなみに、この漢方薬には「木通」つまりアケビの蔓が配合されていて、炎症を冷ましてむくみを改善する働きを持っています。
ところで、しもやけになりやすい人は血虚体質が多いようで、「血虚」つまり働きの良い血液が不足していると、西洋医学的に貧血ではなくても、手足末端などは栄養が十分届いておらず、皮膚組織はトラブルを受けやすい。
寒邪によって血流が停滞すれば、あっという間に傷んでしまいます。
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先日ご来局の女性は、手指の爪の周りが荒れて赤くなってきたと言って「婦宝当帰膠」をお求めでした。
様子を伺うと、婦宝当帰膠を飲んでいたときは、爪周りの炎症がなく皮膚がきれいだったそうです。血虚を補っておくと肌は元気になるのですね。
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寒くても小鳥たちは元気。昨日の散歩道で出会ったルリビタキ、♀かな。
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