かつてメールマガジンの帝王だった田口ランディさん、そのうち小説がヒットして当時読んだよね~。
そして久しぶりに本屋で出会ってしまった。
この表紙の危うい桜花と「どう生きればいいのでしょう」という田口さんらしい
ストレートな言葉に、もうドキッとした。
3.11直後の不安定な日本の中でのバタバタした気持ちを素直に表現している。
確かにあの時、何かしなければ、何か訴えなければ、それとも逃げるべきなのか、
そうやって焦ったけど、自分の経験値を大きく超える事象に、訳も分からず
ただバタバタしているという感じがした。結局何もできなかった。
彼女は、なぜか危ない事態に「呼ばれる」・・・
水俣、広島、そして原発。
そんな中にいてもがく彼女の言葉は建前も飾りもなくストレートだ。
余りにストレートで誤解のしようもなく、
自分も「本当はそう感じていた」と気づかされたような気持ちになる。
田口さんの生い立ちはヘビーで、それゆえの事象の選択の仕方、受け止め方があるのだろうと思う。
いまだにお兄さんの自死のダメージから抜け出せていない。
こんなにも、近しい人の自死は周りに大きな影響を与え続けるのだなあ・・・
私はと言えば、やっぱ生い立ちの違いか、あれこれの事象にのんきで、
申し訳ないほど他人事でスルーしている。
それでも戦争を経験した両親や祖父母の行動や言葉を時々ふっと思い出しては、
自分の場合はどう生きるべきなんだろうと思ったりする。
彼女ほど深刻に考えないけど。
できることなら、残酷なことをする人間を知らない離れ小島の小動物のように、
警戒心もなくのんきに生きたい、と思う。
そして久しぶりに本屋で出会ってしまった。
この表紙の危うい桜花と「どう生きればいいのでしょう」という田口さんらしい
ストレートな言葉に、もうドキッとした。
3.11直後の不安定な日本の中でのバタバタした気持ちを素直に表現している。
確かにあの時、何かしなければ、何か訴えなければ、それとも逃げるべきなのか、
そうやって焦ったけど、自分の経験値を大きく超える事象に、訳も分からず
ただバタバタしているという感じがした。結局何もできなかった。
彼女は、なぜか危ない事態に「呼ばれる」・・・
水俣、広島、そして原発。
そんな中にいてもがく彼女の言葉は建前も飾りもなくストレートだ。
余りにストレートで誤解のしようもなく、
自分も「本当はそう感じていた」と気づかされたような気持ちになる。
田口さんの生い立ちはヘビーで、それゆえの事象の選択の仕方、受け止め方があるのだろうと思う。
いまだにお兄さんの自死のダメージから抜け出せていない。
こんなにも、近しい人の自死は周りに大きな影響を与え続けるのだなあ・・・
私はと言えば、やっぱ生い立ちの違いか、あれこれの事象にのんきで、
申し訳ないほど他人事でスルーしている。
それでも戦争を経験した両親や祖父母の行動や言葉を時々ふっと思い出しては、
自分の場合はどう生きるべきなんだろうと思ったりする。
彼女ほど深刻に考えないけど。
できることなら、残酷なことをする人間を知らない離れ小島の小動物のように、
警戒心もなくのんきに生きたい、と思う。