答えは、オオシマザクラの花。
この桜は今年の春、たわわに花を咲かせてくれた木です。
秋晴れに誘われて、久しぶりに佐倉城址公園を散歩した。
今年は早々に桜の葉が落ちたようだけど、
このところの陽気のおかげか、木によっては、
ちらほらと花を咲かせ、若々しい葉が芽吹いたりしていました。
でもこの景色、寒いのか温かいのか、体がどぎまぎ慌ててしまいます。
やっぱり日差しは秋。
紅葉のほうが、落ち着きますね。
このあたりの紅葉の見ごろは11月に入ってからでしょうか。
売られている栗の産地がどんどん南下する。
できれば、地元の旬を食べたいところだけれど、
あの皮をむく決心をするのに時間がかかる・・・
まごまごしているうちに、栗は行ってしまう。
で、やっと
『3分茹でればポロッとむける』と、ネットに紹介してあったので、
とうとう決心した。
沸騰した湯に、買ってきた栗を全部投入。
(とにかく皮さえむけば、いろんな料理に使えるし・・・)
3分で火を止める。
熱いうちから皮をむきはじめる。
おおっ、むきやすい!
と感動したのもつかの間。
さめてきたら、だんだん硬くなってきた。
ちょうど栗ごはんに使う分くらいむいたところで、結局挫折・・・
ポイント少しずつ、茹でては剥くこと。
↑
(後でよく下ごしらえの方法を読み直したら、
(お湯から)1っこずつ取り出してむく、と書いてある。
私は、茹でた後ザルにあげてしまったので冷めるのが早
かったらしい)
磨いだ米に塩と酒少々を入れて栗とともに炊き上げます。
今回は、ちりめんジャコを散らしてみました。
栗の働き
胃腸を元気にし、腎を強化し、筋骨を丈夫に。
さらに渋皮のタンニンは、抗酸化作用があるそうですが、
どうにも
あれは苦くて口に入れるとやりきれない気分になります・・・
少し渋皮がついた栗を犬にあげたら、
勢いで食べたのですが、
その直後こちらをじっと見て、その表情は明らかに、
いったいなにをくれたんだ、と責めていました。(ゴメン)
漢方の空間ファインエンドー薬局HP
と呼ぶのだそうです。人の背丈ほどあります。
今、これが、落花生畑に転々と突っ立っています。
土から掘り起こして、一週間ほど畑の上で晒した後、
豆がついている根のほうを中側にして積み上げ、またしばらく空っ風に
当てて乾燥させます。
外側が葉っぱ
こうすると、実の苦味が抜け、甘みと油がのるそうです。
結構手間がかかるものですね。ご苦労様です。
落花生成長記
なんともいえない昼メロって感じでした。
むか~しの昼メロってこんな感じだったんじゃ?
エンディングも、結局この二人に話しがいくのかとちょっと興ざめ。
ショッキングなブラック・ダリアは、この二人のための添え物か。
登場人物を必死に覚えながら観た割には、結局収拾がつかず、
個人的には、すっかり的が外れて
★★☆ってとこでしょうか。
ブライアン・デ・パルマ
出演
ジョシュ・ハートネット
アーロン・エッカート
スカーレット・ヨハンソン
ヒラリー・スワンク
ミア・カーシュナー
といわれました」
と、うれしい知らせをいただいたのは、
ここ1年くらい漢方対策で来ていただいている女性。
今回来店されたときは、濃くなっていた両頬のシミがとても薄く
なっていた。
それはきっと「お血」(血流の悪い状態)の原因となっていた
ものが小さくなったからなんでしょうね。
(両頬にシミが出てきたという人、血流改善対策を行ってみると
いいかも)
生理痛が強かったり、生理周期が乱れたり、
季節や生活環境、ストレスによって体調は異なり、一筋縄ではいかない
こともあるけど、
そのたびごとに、お互いにあれこれと検討しながら、漢方対策をしてきた。
十分話をしてくれることが、解決の道を開く。
漢方って、魔法の薬でもなんでもない。
そのときどきの体調の傾きを調整する、当たり前の養生法だと思う。
たとえば、
夏は、長い昼間によく活動し汗で発散し、さっぱりした食事で
体内の熱をさます。
冬は、こってりした食べ物と十分な睡眠で、精を養い体を温める。
そんな、季節に即した生活養生をサポートしてくれるのが
漢方なんだろうと思う。
まだいくつか悩みはあるけど、これからも彼女の体調を
正確につかめるよう、努力したいと思う。
漢方の部屋
たいと思ったのは初めて。
エピソードごとに植物の名前が題名となっている。
目次にずらりと並んだその名前は、花好きにはたまらない。
読み進むうちに季節がゆるりと過ぎてゆく。
日常的な話のなかに、たぬきやきつね、河童や小鬼、そして
死んだ友人も登場し、「隣のおかみさん」のおかげもあって、
その珍現象を日常のこととして受け入れられてしまう。
思いやりとか、受け入れる許容の気持ちとか、はたまた
人としてどう生きるか
などなど、いろいろ感じ入るところが多い。
奇妙な話「奇譚」でありながら、美しい話「綺譚」。
主人公とその飼い犬ゴローとのやり取りが楽しい。
たとえば、
「野菊」から
庭のサルスベリの木にサルが座って物思いに耽っているのをみて
・・・私がびっくりして大声を出したので、場の静寂はあっというまに破られ、サルは塀を越え、退散していった。スベリもせず、身軽なことであった。ゴローはちらりとこちらを見たなり、ためいきをつき、視線を下に落とした。なんだかひどく無粋なことをしたような気になったが、庭にサルがいるのを見て驚かずにおれるものがあろうか。叫んで何が悪い。飼い犬から不当な非難を浴びたような気がして、内心愉快ではない。・・・
「檸檬」から
駅舎を出ようとしたら、雪が降っていた。それも世界を白く塗りつぶさんばかりの降りようで、その中を焦げ茶色の生き物が左から右へ通りかかった。よく見るとゴローである。忠犬よろしく私を迎えに来たのではあるまい。偶々散歩の途中に通りかかったのであろう。ゴロー、と呼ぶと、振り帰りざま、おおっ、という顔をしてお愛想に尻尾を振って見せた。それから、急ぎの用事がありますんで、とでもいうように、こちらを振り返りつつ、すまなそうに去っていった。ゴローに振られたのは初めてだった。ふん、と興がったのも最初のうちだけで、実は少し、気を落としていた。
秋の夜長に笑いが止まらない・・・
梨木香歩 1959年鹿児島生まれ
前回は黒きくらげでしたが、今度は「白きくらげ」。
これまでは、水でもどしたものを、さっと茹でて、酢の物や中華サラダに
利用してきましたが、今回はじっくり1時間煮込んだスープです。
中国では、「美人をつくる」白きくらげともいわれ、デザートやスープに
よく用いられます。レシピによっては3時間も煮込むと書かれている
ものもあります。
☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆
白きくらげのじっくりスープ
ポイント30分以上は煮込みましょう。
コリコリした食感から、とろりと舌をすべるような食感にかわります。
スープにもコクが加わります。
【材料】
白きくらげ お好きな量で(水に戻すと5倍くらいには膨らむと思います)
鶏がらスープ たっぷり
塩 少々
こしょう 少々
しょうゆ 適宜
青菜の刻んだもの 少々(香菜など)
【作り方】
1)水で戻した白きくらげの石づきなど硬いところは切り取り
一口大の大きさにそろえる
2)たっぷりの鶏がらスープに白きくらげを入れて、ことことと煮る
20~30分煮込んだら、ふたをしたまま置いておく
翌日にまた20~30分煮る
こうすると、火にかける時間が短くても味の含みがよく、
しっかりやわらかくなる。
3)仕上げに味を調える
塩、しょうゆ、コショウなどお好みで。
器に注いでから、青菜を散らす
附)鶏がらスープ
鶏がらを一度熱湯に通してから、水にとり、洗う。
再びたっぷりの水に、ネギと叩いたしょうがと鶏がらを入れて煮る。
時々アクをとる。
☆─────*【 きくらげの効用 】* ─────☆
白きくらげ
なぜ美人をつくるのか?
それは、煮るとわかるトロリとしたいわゆるネバネバ成分。
カサつく肌を滑らかにしてくれます。
黒きくらげよりも潤い成分がたっぷり含まれています。
男性にとっては、精がつく食べ物のひとつです。
黒きくらげ同様血行促進効果もあるそうです。
中国医学では、秋は、「肺」の季節で、白い食べ物がよいと
いわれます。
乾燥する季節に、肺を潤し、咳をとめる働きがあります。
梨やこれからが旬のユリ根も肺を元気にしてくれます。
(参考:食べ合わせ辞典・田村哲彦著 ブックマン社)
いつも冠元顆粒などの漢方薬で健康づくりをなさっているご夫婦が来局。
二人とも出身は出雲だそう。
「神様が帰ってくるから」
?、?
10月は出雲の国に日本中の神様が帰ってきて、会議をなさるのだそう。
だから出雲以外は神様がいなくなるので、10月を「神無月(かんなづき)」
そして出雲だけは「神在月(かみありづき)」と呼ぶのだそうです。
この時期にお墓参りをするそうです。
なんだか、うらやましく思った。
農家の方が畑の落花生を土からおこしていました。
こうして逆さにして、乾燥した風にあてて乾かすのです。
案外、枝がしっかりしているらしく、上手い具合に落花生がぶら
下がって乾きやすそう。たいしたのもです。
千葉北部はこれからのシーズン、空っ風が吹くので、落花生がうまく
乾きやすいのだそうです。
見事に土の中で、こんなに育っていました。
ところで、ちょっと前に鹿児島から久しぶりに叔父が来た。
そして言うに、
「昔、千葉の落花生というのを送ってもらって食べたことがあったが、
風味があって絶品だった。やっぱり乾かして食べるのがおいしいなあ。
鹿児島じゃ、みな茹でて食べるから・・・」
え、
「ゆでたの食べたことあるの?ってゆうか鹿児島も落花生作ってるの?」
「作ってるよ。落花生は茹でて食べるよ」
ところ変われば、だ、まったく。
知らないことって多い。
これまでの落花生成長記
蒼井優の泣きたいのをがまんした、くしゃっとつぶれる一瞬の表情が
たまらない。
岸部一徳の微妙なキャラ。フラの先生(松雪)に向かってまくし立てる
超訛りの長ゼリフも最高。(これ、字幕が必要だったかも)
男湯にザンブと乗り込んでいく松雪の迫力。
小気味いいったらありゃしない。
母役富司の、筋の通った声の張り。
声だけでその人のたくましく歩んできた人生をうかがわせる。
兄役豊川もさすがにデリケートな演技で、炭鉱夫という立場ながら
温かみをかもし出していた。
泣きながらやっとたどり着いた常磐ハワイアンセンターの晴れ舞台。
太鼓とにぎやかな歓声で一気に盛り上がり、拍手喝采。
上映終了後はハワイアンを自ら踊りそう(というかまさに踊れそう)だった。
随所に流れるジェイク・シマブクロのウクレレがいい。
同じ炭鉱町の物語リトル・ダンサーこれもおすすめ
ほとんど★5つなんだけど、
どうも松雪さんがフラの先生っていうのが体型からしていまいち納得が
いかない。でも松雪さんの演技はばっちり。
兄、豊川の最後のシーンも妙に心配しちゃって、くやしい。
でも大好き、この映画。
★★★★☆
監督 : 李相日
出演 : 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 南海キャンディーズ 池津祥子 三宅弘城 寺島進 志賀勝 高橋克実 岸部一徳 富司純子
掘りたての里芋が出回るようになりました。
小芋なら、土を洗って、皮付きのままゆでるとおいしい。
つるっと皮がむけて真っ白なホクホクの芋がでてきます。
これに塩をちょっとかけて。
潤い不足が気になる季節なので、今日は鶏手羽先、きくらげと
組み合わせて、お肌もプリッと、脳もシャキッと。
まさに、若返りのトライアングルや~。
☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆
鶏手羽は、是非手つかみで、関節の隅々までしゃぶって食べましょう。
きくらげの風味で味に深みが加わっていると思うので、これを
省かないほうがおすすめです。
里芋の代わりに栗でもおいしそう。
鶏手羽と里芋の炒め煮
ポイント鶏手羽の皮をしっかりキツネ色に炒めると香ばしくなります
【材料】
鶏手羽先 8本(関節から二つに切る)
きくらげ 適宜(水につけて戻し、一口大に切る)
里芋 大なら4個くらい(皮をむいて食べやすい大きさに切り下ゆでしておく)
サラダ油 大匙1杯
ショウガ(薄切り) 少々
赤唐辛子 1本
鶏がらスープ 2カップ(なければ、市販されている鶏がらスープの粉末と水で)
しょうゆ 大匙2杯
酒 大匙2杯
みりん 大匙1~1.5杯
【作り方】
1)サラダ油をフライパンに入れ、ショウガ、唐辛子をいれて熱し、
手羽先をきつね色になるまで焼く
2)さらに里芋ときくらげを入れてから、鶏がらスープ、しょうゆ、
酒を加えて煮る
3)ときどきかき混ぜながら汁気がなくなってきたら、みりんを
加えて照りをだす
附)鶏がらスープ
鶏がらを一度熱湯に通してから、水にとり、洗う。
再びたっぷりの水に、ネギと叩いたしょうがと鶏がらを入れて煮る。
時々アクをとる。
☆─────*【 里芋、手羽先、きくらげの効用 】* ─────☆
里芋
やっぱりぬるぬる成分は老化予防に欠かせません。脳細胞を
活発にして免疫力を高める働きがあるそうです。
胃腸を元気にしてくれるので、胃腸が弱い人や食欲が落ちている
ときもいいですね。
新陳代謝を活発にして肌を滑らかにしてくれます。
鶏手羽先
鶏肉は消化がよく、滋養食品の筆頭です。
鶏肉の脂質は、コレステロールを減らす作用があるそうですから
生活習慣病の方でもおいしく食べられます。
ビタミンAが多いので、粘膜や肌の健康におすすめ。
さらに手羽先になると、コラーゲンもたっぷり。
お肌の弾力、そして関節を滑らかにしたい方は是非。
きくらげ
中国では、きくらげは不老長寿の妙薬と言われていて、料理に
ふんだんに使います。
血行を促す働きがあるので、血流が滞りがちな方は、たっぷり
食べましょう。
女性なら、生理痛や筋腫など婦人科疾患が気になる方に。
食物繊維もたっぷり含まれているので、便秘改善。
潤い効果でお肌もしっとり。
いうことなし。
(参考:食べ合わせ辞典・田村哲彦著 ブックマン社)
恋愛感情の生まれた異母兄妹、末妹、姪・・・
ある家族のひとりひとりの生き方を丹念につづる物語。
いろんな時代に青春を生きた人たちが、ひとつの家族として
それぞれの立場に束縛を感じながら
悩んで苦しんで、しかもそれが家族の誰にも
実はほとんど通じなくて・・・
迷いながらもつながりを持ちながらそれぞれの舟をこぎ続ける
そんなことを考えてたのか、と気づかされる。
ぬるそうな性格の兄も、きつそうな性格の嫁も、人一倍明るい
末妹も、頑固な父親も、みんなみんな、悩みながら気遣いながら
家族の中にいたのかと。
それにしても、人は死ぬまでにどれだけの人を傷つけ
続けるのだろう。
知らぬ間に・・・
そして自分の生き方からどうしても傷つけることも・・・
そして傷つくことも、山のようにある。
村山由佳 1964年東京生まれ
星々の舟は第129回直木賞受賞作品