今朝はちょっぴり風が涼しかったです。
栗が熟し、むかごも見つけました。これはヤマノイモの種。
そして稲刈りも始まりました。
秋は収蔵。
夏に新陳代謝して得た栄養をぎゅっと集めて種として蓄積する季節。
人も夏より静かに過ごし、自然の恵みをいただいて夏の疲労を解消しエネルギーを充填します。
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今朝はちょっぴり風が涼しかったです。
栗が熟し、むかごも見つけました。これはヤマノイモの種。
そして稲刈りも始まりました。
秋は収蔵。
夏に新陳代謝して得た栄養をぎゅっと集めて種として蓄積する季節。
人も夏より静かに過ごし、自然の恵みをいただいて夏の疲労を解消しエネルギーを充填します。
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世界の主食、米に続いて小麦はどうかというと、やはり生薬でその名も「小麦(しょうばく)」
ただし生薬としては殻が付いた全体を用いる(皮涼肉温で殻が涼性、実は温性で、全体を使用する)
・清熱除煩・養心安神:不安、そううつ、不眠、焦りなどに全体を煎じるとよい
・補益脾胃:食欲不振や下痢によく、のどの渇きを潤す
ヒステリーを解消するには「皮付き」でないと効かなそうですね。
ところで、1月7日の七草粥は、もともとは「七種」と書いて「ななくさ」と読み、奈良時代までは7種類の穀物を粥にして食べたんだそう。米、大麦、小麦、栗、黍、大豆、小豆。
写真は5月、近所で見かけた麦らしい花。何麦か不明ですが。
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米も生薬のひとつ。
意外な気がするかもしれませんが、素晴らしい薬効をもっているがゆえに「主食」なのです。
生薬名を「粳米(こうべい)」
火を通したものを食す
・脾胃と肺、つまりエネルギーを取り込む臓器(食べて呼吸する)を元気にする
・元気を増し、心を落ち着け、渇きを潤し、下痢を止める
・食欲減退、気持ちが落ち着かない、口が渇く、下痢しやすい、胎動不安、咳や喘息などによく
・長く食べれば、血を養い、骨髄が充実し、肌も張りが出る
おおよそ世界の主食になっている食べ物は、同じような働きをもっている。
人類は経験から理にかなった食物を主食として選んでいるのはすごいですね。
ちゃんとごはん食べなきゃね。
近所の田んぼも稲穂がたわわになり、今週末ごろから稲刈りが始まりそうです
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「更年期かしら?昔はこんなことなかったのに」とご相談が多い症状の一つは、気持ちのこと。
ちょっとしたことが気になって、不安になったり落ち込んだり考えすぎて眠れなくなったり・・・
心の余裕は体力の余裕。その体力の余裕は胃腸の力に依存しています。
年齢とともに体内の血流量が減ります。胃腸そのものに流れる血液量が減ると、胃腸の働きが低下し吸収できるエネルギーが減り、体力の余裕がなくなるのです。
外に出て気分良く運動して血流を促し、お腹を空かせて美味しく食べる習慣をつけることです。
それが血肉となりやがて気持ちの余裕も大きくなります。
漢方では帰脾湯(心脾顆粒)などを用いると気持ちが安らかになります。(ほかにもいろいろあります)
頭で考え過ぎて、結局何もせず、また心配ばかりしている・・・というのはやめましょうね。
昨日の印旛沼です。こんな曇天でも季節の変化を感じます。
☞更年期障害のタイプの分類と漢方薬養生 | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
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左心室は酸素を多く含んだ血液を全身に送り、右心室は全身から戻った血液を肺に送る働きをしています
年齢とともに心筋の力が落ちてこの機能は低下するので、心不全の危険性が高まってきます
生活習慣病があればその危険度は倍化します
(今日の読売新聞夕刊より)
心筋の環境をよくするためには、心筋の栄養状態をよくすること、そのためには心筋を養っている血管の血流を改善することです
つまり微小循環の改善。
体の99%は毛細血管ですから、微小循環の改善を心がければ、心筋だけでなく生活習慣病も改善されるってことですね
漢方薬の中には、たとえば「冠元顆粒」などは、優れた活血と利気作用があり、そもそもこの名前は、心臓を改善するという意味を持っています
☞血流改善しよう | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
もちろんふだんの養生は大切です
・指先を動かす、足を動かす、よく噛む
・疲労をためこまない、タバコをやめる、ストレスによるイライラやうつ状態の解消
・笑う、楽しむ、寝る
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更年期障害の症状でご相談が多いのは、ほてりと発汗。
人前で急に熱くなって汗がボトボト流れ落ちる(本人が思うほど汗は流れていないことが多い)
この熱さを中医学では『骨蒸潮熱』と表現しています。
まるで骨髄から蒸して沸き立つような熱さということです。
だけど、
のんきな人のほうが、不快症状は現れてもすぐに消えて、そのうちなくなってしまうようです。
精神的なストレスがあって緊張していたり、くよくよと神経質に物事を気にしたり、生活が不規則で睡眠時間が確保できていないのはよくないみたい。
心の火を穏やかに燃やすこと
そのための養生は
・不快症状を否定せず受け入れる
・気分転換をする時間を持つ
・ウォーキングや散歩など戸外にでて、自然のエネルギーをとりこむ
・できないことに無理をしてもストレスがたまるばかり。遠慮なく周りの人に手助けしてもう
・良質の睡眠時間を確保する
・趣味や仕事など興味のあるものに情熱を燃やしてみる
漢方薬も飲んでみると、それがきっかけになっていい方向にいきますよ。
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胃痛の初期は実証で、食べると痛みが強くなりがちです
ストレス(気滞)、冷え(寒)、食べ過ぎによる胃の炎症(熱やお血)などが原因となっていることが多くそれを鑑別して漢方対策します。思い当たることがあれば習慣の改善をしてみましょう
・よく噛む
・食事時間を一定にして強い空腹や過食をしない
・温かいものを食べ、衣類にも注意して胃腸を冷やさない
・酒、コーヒー、濃いお茶を控える
・ストレス解消
しかし原因が取り除かれず慢性化すると、
胃腸は弱り胃腸そのものの栄養状況が悪くなるので、ちょっとしたことでますます胃痛を起こしやすくなってしまいます
虚証になると、空腹時に痛みが出やすく食べたほうが楽だったりします
原因対応する漢方薬に合わせて、
口が渇きやすい、便秘気味、ほてり、痩せ気味ならば気陰を補い、手足が冷える、少食、便は緩めならば陽を補って胃腸の力が戻るのを待ち、ぜひ完治させましょう。
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2日前、どんより曇っているがなんとか雨は降らなそうと印旛沼へ。
曇り空の雲間に何種類かのアジサシたち100羽以上の群れがぼんやり見え
やがて沼の水面を飛び始めたので、なんとか撮ろうと頑張ったのですが、
暗いし遠いしで私のカメラではこれが精いっぱい。
ぼんやりした写真ですが、夏枯れだった沼が久しぶりににぎやかになったので載せてみます
ハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシ
向こうにちらちらと白いのはコアジサシ。サギが屋根の上に止まってます(笑)
コアジサシはたくさん。茶と白のまだらの幼鳥もいました
河原に見たことのない色の鳥!
スズメの1羽が近づいて様子をみながら、
写真の左で遠巻きに見ているスズメ仲間たちへ盛んに視線を送っています
「だれだよ、この子~、大丈夫かなあ、どうする~」って言ってるようです
あら~、セキセイインコ。
カゴぬけでしょうか。
心配そうなスズメには目もくれず、せっせと何かをついばんで行ってしまいました
昔、生薬園を中国人の中医師先生と散策していた時、蚊に刺されたのですが、するとそばに生えていたスベリヒユを指さして「馬歯莧(ばしけん)の葉っぱをすりこんでおきなさい」と言ってくださったのを印象深く覚えています
漢方の国の人は、身の回りの草木が生活に密着しているのを感じます。
このスベリヒユ、生薬園でなくとも畑や空き地にすぐ生えてくる雑草でもあるのです
生で食べたり、乾燥したもの(ひょう)を水でもどして食べることもできます。
ひょうはもどす手間がかかりますが美味しいですよ。
生薬名を馬歯莧(ばしけん)。かゆみやジュクジュクする湿疹、そして百日咳や腸炎にも使われます。
今お気に入りの爽肌精オリエンタルハーブボディソープ。
この中にも配合されていて、汗をかくこの時期はこれで洗うと肌が落ち着きます。
生薬っぽい香りもお気に入り。
馬歯莧(ばしけん)が粉末になったものもあります。内服したり、水に溶かして炎症患部にシップしたりします。
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あらゆる緑を覆いつくすほど強い生命力がある葛。花は秋の七草のひとつ。
この根の周皮を取り除いたものが生薬の葛根(かっこん)
そして葛粉(くずこ)はこれを精製して粉にしたもの
子供のころ風邪をひくと祖母が温かい葛湯をつくって飲ませてくれ、飲むと、ほーっと体が和らいだ記憶があります。
風邪をひいたらすぐ熱さましだ咳止めだと症状を押さえつける薬ばかりでなく、食養生も忘れてほしくないですね。
葛根は辛涼解表薬、つまり辛味で体表を開いて熱を去る
(性味)甘、辛、涼 (帰経)脾、胃 解肌退熱、透発斑疹、生津止渇、昇陽止瀉
汗がまだ出ず頭痛や首背中などがこわばっているときに飲むと体がほぐれ、のどの渇きを癒し、炎症性の下痢などに役立つ。
ちなみに秋の七草は見て楽しむのだが、葛花も一応生薬。
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口内炎の原因は、飲食の不摂生やストレスなどで体内に無駄な熱がこもり、その熱が体の上部に上って炎症として噴き出すというものですが、中には一年中口内炎がふつふつできているという人もいて、そのような人はどちらかというと虚弱なタイプが多いようです。
口内炎といえば半夏瀉心湯が有名?ですが、半夏瀉心湯のいいところは、熱(炎症)を取り去る生薬と胃腸を守る生薬が配合されているところでしょう。
それでも、口内炎を繰り返すなら、体質の虚弱なところをよく判定して、その改善をするとよいでしょう。
たとえば口内炎という効能がない漢方ですが、陰虚や脾虚を改善したらすっかり良くなったこともあります。
もちろん普段の生活養生は必須です。
・肥甘厚味(脂っこい、甘い、味が濃い)、お酒を控える
・気分転換でストレスを解消を
・歯磨きやうがいなどで口内衛生を心がける
・規則正しい生活で体質改善
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蒸し暑い・・・
と、突然ドライカレーが食べたくなった。
ハーッとする芳香性の辛味で軽く汗をかけば、そのあとはあら不思議。体が涼しくなった。
そして、熱帯夜にもかかわらず、その日はぐっすり安眠、むくみも取れるのか朝の体が軽い。
芳香健胃化湿作用とともに、辛涼解表作用もあるらしい。
(ターメリック(姜黄)は、温辛苦 活血止痛 行気解鬱)
蒸し暑いインドの食の知恵がつまったカレースパイス。
温める作用と冷ます作用のものがちょうどいい具合にブレンドされているらしい。
蒸し暑い日本の夏にも有効利用したいですね。
(あっという間に食べてしまったので生協の写真をお借りしました)
具がほぼ炒まったところに、ごはんとふだんよりちょっと多めにカレー粉を投入して、香りが飛びすぎないようにざっと炒めて出来上がり。
サラサラっとした仕上がり。これカレーチャーハンというのかな?今どきは。
とにかく私の時代はこれがドライカレーだったのだ。
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