花が咲いた後、落花生はどうするか? その答えがこの写真です。
花柄の付け根から、ピンク色の「角(つの)」が伸びてきます。
その左側は、すでに土にグサッと刺さっています。
ちょっとおそろしいげですね~。
「子房柄」というそうです。
実になるものが、子房柄が伸びることによって土の中に送り込まれ、そこでひそかにじっくりと育ち、あの落花生ができるのです。
だから落花生の花は、地面に近いところに咲いていたのですね。
こちらの株では、土になかなか手が届かないのか、こんなに長く伸びています。
その奥(茎をはさんだ奥)にはまだピンク色をした子房柄がすでに土をがっちりつかんでいるのが2本見えます。
こうして
次々と土に向かって子房柄が伸び、何本(何百本?)もの子房柄で土とつながれてゆくのです。花が咲いてから85~90日くらいで収穫できるそうです。
そうそう、
これは、我が家の向かいの農家さまの落花生畑で写真を撮らせていただきました。これまでの落花生成長記録記事
眠る落花生
落花生の花が咲きました
昼間の落花生(落花生その後)
落花生の芽が出た
ステロイドバッシングという言葉があるそうで、「絶対ステロイドはイヤ、もうステロイドをやめる!」といわれるアトピー性皮膚炎の患者さんもしばしばいらっしゃいます。
しかし、アトピー性皮膚炎は、なかなか完治しにくく、治ったようにみえて、また悪化したりと、大波小波を繰り返すので 難病さらには強病(ごうびょう)と呼ばれたりしています。
これに対抗するには、多方面からの手段が必要でしょう。
1)ステロイド剤の考え方
皮膚炎症がひどいときは、たとえば燃え盛る火には、とにかく早めの消火が必要です。
また、アトピーなど慢性皮膚炎体質では、絶えず火種がくすぶっている状態(遺伝的にすでに敏感な状態)と考えられ、じょうずにステロイド剤を利用することは、ある面でとても有効とえいるでしょう。
2)養生としての漢方対策、食事対策、スキンケアなど
体質は、
「遺伝的な素因(先天的要因)」がベースになっているとしても、
「食べ物や生活環境(後天的要因)」の積み重ねによって
その環境にあった体を日々創造しています。ですからステロイド療法の一方で、
養生面の対策は必要不可欠。というより当たり前。より健康な肌ができるように、
胃腸を丈夫にし、十分な栄養を摂り込む努力を重ねていくことです。漢方対策は、
偏った体質を、中庸に保つために必要な食べ物(生薬)を選んでいく作業と同じです。
火照っていたら冷ます働きの処方、カサついていたら潤す働きの処方、胃腸が弱っていたら胃腸を元気にする処方・・・などです。
まさに、今日の体調に「なにを食べるか」を考えるのと同じで、食事療法のより積極的なものと考えることができます。欠かせない食生活の改善
当然、日々の食生活がお粗末であっては、話になりません。
いつからアトピー性皮膚炎が増えたのか定かではありませんが、昔は少なかったのですから、規則正しい食生活、素材が生きているもの、添加物が少ないもの、日本人の体質に合っているものなどを意識したほうが良いのではないでしょうか。スキンケア(ステロイドとワセリンだけ、ってことはないはずです。)
普通肌の人でも毎日、ローションやクリームで肌をいたわっているのですから、皮膚トラブルを起こしやすい人はもっと、スキンケアが大切でしょう。
ステロイドを塗る以外にも、肌の潤いを保ったり、血行をよくしたり、ほてりを冷ましたりなどの作用のあるローションやクリームをきめ細かく使用することも重要な養生。
日々肌の状態に応じてアレンジすることも大切。
3)年齢が高くなると治りにくい理由
成長期は、
日々、抵抗力や回復力が増しているので、治す力がアップしています。ある程度の年齢をこえると、
日々老化してゆくのですから、ほっておいて治癒力がアップするはずがありません。
皮膚トラブルも、漢方的な発想をすると「体をトータルに考える」ことによって、さまざまな対策の可能性が見えてきます。
実際中国では、体質にあう漢方薬を煎じて、これを服用すると同時に湿布として使ったりします。軟膏もいろいろあり、また体質に合わせて生薬を軟膏にブレンドしているそうです。
日本では、販売されている生薬の軟膏は種類が少なく、く紫雲膏や太乙膏、中黄膏くらいしかありません。
そこで、自分の肌状態に応じて、さまざまな工夫をするとよいでしょう。
さて、昨日の講演の中でも「五行草」は大活躍していました。
(トピックス1)五行草でまず湿布(ローションパック)
これからのシーズンは、あせもや日焼けなど五行草の機会が多くなるでしょう。
ハーブティーとして飲むと同時に、五行草のエキスをコットンに含ませ5~10分くらいパックすると、ひんやりいい気持ちでさっぱりします。パックの後は、肌体質にあわせたスキンケアをしっかり行っておきましょう。五行草入り化粧品シリーズ爽肌精(そうきせい)
(トピックス2)セ・サージクリームの応用
すでに美容クリームとしての支持が高いクリーム「セ・サージ」。
慢性トラブル肌の再生にも、積極的に応用されていました。
乾燥が強い場合は、ワセリンと混ぜたり、ローションがしみるような傷がある場合は、サージオイルの上に塗り重ねたり・・・
また、クリームとローションを混ぜたり、それもその時々の肌状態によって混ぜる割合をかえてみたり・・・
いろんな工夫がありました。すでに、これらをご利用の皆さんも自分の肌状態に合わせた工夫をどんどん行ってみてくださいね。
よい結果をお待ちしています。漢方理論に基づいた「セ・サージ」や「瑞花露(すいかろ)」「爽肌精(そうきせい)」。これらの製品の優れているところは、なんといってもそのレシピの良さです。
漢方の専門家が生薬の性質を知りつくして、生薬相互のバランスをしっかりとっているところでしょう。単に、「○○がいい」ということだけで、生薬エキスをあれこれ適当に寄せ集めて配合しているのではない、ということです。
うちの向かいの農家の畑にもぶらぶらと実っています。
☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆
唐辛子を使ってないのに、ピリッと香ばしい辛味があって、食欲増進。
その秘密は、「特製香油」です。
これまでは、ごま油、すりゴマ、唐辛子を使っていたのですが、
この香油は、もう病みつきです。
クラゲときゅうりの香油和え
ポイント1塩クラゲは80度くらいのお湯にさっと通すと
生臭さや水っぽさが取れます
ポイント2香油は5分間かけてじっくり香りを出す
【材料】(2~3人分)
塩クラゲ1~2袋くらい(よく洗ってから水で戻す。)
きゅうり1本(薄切り)
(香油のドレッシング)分量は、クラゲの量に応じて適宜加減してください
ニンニク(みじん切り) 少々
しょうゆ 大さじ2
黒酢 大さじ2
酒またはみりん(お好みで少々)
サラダ油 大さじ3くらい
ネギ(細切り) 少々
玉ねぎ(スライス)少々
【作り方】
塩クラゲを水で戻しておく間に調味料の準備をします
1)ニンニクみじん切り少々としょうゆ、黒酢をあわせておく
2)「特製香油」をつくる
サラダ油をフライパンに入れて熱し、これにネギと玉ねぎの細切りを
入れて、フライパンをゆすりながら、弱火から中火でじわっと揚げる
(5分間)
3)油のネギと玉ねぎを除いて、荒熱がとれたら1)とあわせる
4)クラゲの下ごしらえが完了したら、きゅうりとともにを皿に盛り付け、
ドレッシングをかける
☆─────*【 きゅうり、クラゲの効用 】* ─────☆
<きゅうり>
夏野菜の代表でもあり、ほてりを冷まし、渇きを止め、利尿の働きもあり
まさに夏野菜の代表格。
冷え性の方は、温める食材と一緒に食べるといいですね。
香り油のネギ(辛温)、玉ねぎ(辛温)そしてニンニク(辛温)など
スパイス類は体を温めたり気の流れをよくしてくれるので、これらと
組み合わせると、安心して食べられます。
<クラゲ>
クラゲは鹹平、体質を選ばず食べられます。
痰を滑らかにし、肺や腸を潤す働きがあります。
まさに、夏の渇いた体にもってこいの組み合わせですね。
漢方の空間ファインエンドー薬局HP
「兄弟は他人のはじまり」って言うけど、まったく他人だったらここまで深くお互いを意識することもなく、傷つけることもないかもしれない。
けっして他人じゃない分、良好な関係を保とうと、よけい気をつかうし、小さなことにもすごく嫉妬したりする。
そうなりたくないから、離れて暮らしていたのかもしれない弟「猛」。
その距離感が平穏を保っていたのかもしれない。
しかし、
母親の葬儀にめずらしく帰郷した弟に、やたら気をつかう兄「稔」。
そして、あのつり橋の事件。
つり橋から知恵子を
落とした? 兄は知恵子を突き落とした?
落ちそうになった? 兄は知恵子を救おうと手を差し伸べた?
遠くからその状況を目撃したのは弟、猛。
つり橋に駆けつけた弟は、兄の腕にひきづるように付いた指の後をまるで隠すように、兄のシャツの袖を下げる。あとにして思えば、このときの猛の気持ちは、どうだったのか?
その後の裁判シーンの兄、稔(香川照之)の微妙なセリフが見ものです。
「知恵子さんは、ぼくのことをどうも生理的に嫌いだったみたいで・・・」
なんて淡々と語るか?
いったい、その状況説明って本当?
始めは、かわいそうな実直な人と同情していたのに、だんだん彼がわからなくなる。
そして拘束中の兄の面接に訪れた弟、猛(オダギリジョー)とのやりとりも・・・
兄が落ち込んでいると、心底救ってやりたいと思う猛なのに、「ガソリンスタンドを改装しようと思う、ステキだろう・・・」と稔がちょっとえらそうに言うと、とたんに彼は、反発心が芽生えたようだ。そしてせっかくの面接に喧嘩別れしてしまう。
その翌日は、猛が証人として立った・・・
兄弟って、なんと危うくて残酷な関係なんだろう。
下手すれば、一生憎みあう関係に陥ってしまうかもしれない。
しかし、それでも修復できたりするのが、兄弟という不思議な関係らしい。監督西川美和さん、フランソワ・オゾンばりの濃い内容で、観る者の兄弟感や血縁感をえぐられる作品です。
親戚が集まったときのあの会話、「あるある」って感じでした。
どうして血縁ってこんなに難しいんでしょうね。それから智恵子の豹変ぶり。これも「あるある」
自分の恥部をみせられるような感じでした。
女のストレートさは、男とまったく違うものですね。
姉妹だったらまた違ったストーリーが展開したのかも・・・音楽もベースが効いて小気味よかったです。
監督 : 西川美和
出演 : オダギリジョー 、 香川照之 、 伊武雅刀 、 新井浩文 、 真木よう子 ★★★★☆
以前の落花生
落花生1(06/15)
落花生2(07/05)
咲いている花は、すっくと上に柄が立ち上がっていますが、
茎は土のほうに少し倒れるようになります。
で、すでに咲き終わった花柄が見えますが・・・
咲き終わった花柄は地面のほうへと倒れ、つまり「落花」するわけです。
そして、それからどうなるか?
これから先は、またのお楽しみということになります。
みなさんコメントありがとうございます。
私の言葉足らずで失礼しています。
この落花生は、私の自宅前に広がっている、他人様の畑に育っているものです。
私は落花生を育てているわけではなく・・・
ま、元気に育つように毎日「『気』を送っている」
といったところです。
メタボリックシンドロームにならないためには「1週間に23個」。
厚労省が目安を出した、中高年向けのわかりやすい運動量の表現方法です。
その単位が「1個」なんだそうです。(2006年7月12日朝日新聞夕刊)
なぜ「個」なんでしょうか?
この運動で1個、あのお手伝いで2個って、数えるのはどうも気合が入らないですね。
賞品をもらえるわけでもないし・・・
さて、その運動内容を見たものの、
とりあえず、よく歩くけど、
重い荷物は腰によくないのでとても7~8分もやってられない、自転車には乗らないし、洗車はスタンドにお任せ。
床は掃除機で、10分も続く階段はなく、庭もネズミの額のよう。
すでにこの年齢では遊んでくれそうな子供はおらず・・・こりゃ~どうやって「23個」を一週間にこなせばいいいんだろう?
スポーツクラブにでもいかないことには、みんなメタボリックシンドロームになってしまうとうことか・・・
朝日新聞の記事の最後は、
「・・・厚労省は、フィットネスクラブなどの業界団体に働きかけて全国に普及させたい考えだ。」
と締めくくっていました。個人的には、自然にあふれた、思わず走りたくなるような運動のできる公園を増やしてほしいと思うのですが・・・
「1個」の運動内容
日常生活では
歩行20分、重い荷物を運ぶ7~8分、自転車15分、床掃除20分、子供と遊ぶ15分、洗車20分、階段昇降10分、庭仕事15分スポーツでは
軽い筋力トレーニング20分、ゴルフ15分、軽いジョギング10分、ランニング7~8分、水泳7~8分だそうです。
まめに生活することですね。
プルート、って冥王星のことだそうです。
冥界の王が住む星。冷たい氷の世界。「旅の最後は、プルートで朝食をとろう」って、結局どういう意味かよくわかりませんが、なんだか胸がキュンとしますね。
捨て子のキトゥンが実母を探してアイルランドからロンドンに旅する物語ですが、キトゥンのこの青い瞳と、細くて切ない声が、なんとも捨て置けない気持ちにさせますね。
アイルランド紛争のさなかにあって、柳のようにしなやかでめげないキトゥン。
爆弾犯人に間違えられて、拘束され暴力を受けるけど、結局刑事たちも彼をいとおしく思ってしまう。
基本的に女は、紛争とかを生理的に受け付けないんだろうと思う。だからロンドンで、ストリッパーとして紹介された店の女たちは、彼を差別の目でみたりしない。
そして、たくましく子供を生んだ友人と一緒のキトゥンは、とても幸せそう。個人的にあまり好みではない、リーアム・ニーソン(劇中ではリーアム神父)がめずらしく好演で、ちょっとコミカルな雰囲気がジャストフィット。
もしかしたら、こんな感じが彼の地なのかもしれない・・・彼がロンドンのキトゥンを尋ねてきたときは、ちょっと感動ものでしたね。
展開がとてもスムーズで、駒鳥が、しゃべるシーンのリズム感も最高。
最後はすがすがしい気持ちになりました。
★★★★☆
監督 : ニール・ジョーダン
出演 : キリアン・マーフィー
リーアム・ニーソン スティーヴン・レイ ブライアン・フェリー イアン・ハート
「こないだの湿気をとる漢方、買いに来たの。やっぱり湿気に勝たなきゃだめね」
と来店され、その名も 「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」 を求められたのは、ふだんから胃腸が冷えやすく下痢しやすい50代の女性。
今日は、モヤがかかっているような重い空気。
梅雨独特の雨が降りそうで降らない、湿気がおもいっきり充満している状態。「私だけ具合悪いのかしら~? みんな元気そうに見えるのに・・・」
イエイエ、私も今日は手足がだるくて、勝湿顆粒、今朝も飲みましたよ。
「飲むとちょっと体が軽くなるみたい、おなかの具合も楽になるし・・・」
「勝湿顆粒」の処方名は、「かつ香正気散」
効能・効果;夏の感冒、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠中国では、葛根湯よりよく用いられるそうで、雨が降っていたら、
これを飲んでから出かける、というくらいポピュラーなんだそうです。これからのシーズン、たとえば
冷房に当たりすぎたりして、風邪がおなかに来たのかな~
というときや
湿気と暑さで、胃腸の動きが停滞しているように重だるい
手足が重い
ときなどにすぐ服用するといいですね。ただし、漢方を求めるときは、薬局でよく相談してからにしましょう。
食養生も大切です。
利尿効果があるもの:
そらまめ、とうもろこし、大豆、きゅうり、すいか(白いところ)、
メロン、鮭胃腸を丈夫にして新陳代謝をアップしてくれるもの:
人参、カボチャ、くるみ、ささげ、豆腐、山芋、キャベツ、カボチャもちろんビールなど水分や生もの冷たいものの食べ過ぎには注意しましょう。特に夜間の取りすぎは水がたまるもと。
ことが多くなりました。
当薬局でも、五行草茶(ごぎょうそうちゃ)や五行草エキス入りの化粧水
のご要望が急に増えてきています。
これからのシーズンは、日焼けトラブルにも利用されることが多くなります。
で、上の写真がその植物で、和名は「スベリヒユ」。
あ、見たことある・・・と思われる人も多いでしょう。
道端や、ご家庭の鉢植えにも雑草としてまぎれていたりします。
生薬名は、馬歯見(ばしけん)(「けん」は草冠に見)
つまり馬の歯みたいな葉っぱの植物ってことです。
茎が赤いのが特徴で、見えないくらいの小さな黄色い花をつけます。
葉が緑で根が白、種が黒で、みごと五つの色をそろえていることから
「五行草」とも呼ばれています。
こんなに身近にあるのに日本でほとんど利用されていませんが、
中国では、皮膚疾患にはとてもポピュラーな薬草です。
赤みが強かったり、ジュクジュクしたり、かゆみが強い皮膚疾患によく
用いられています。
患部につけたり、「五行草茶」は、お湯に溶かしてお茶として飲みます。
また、病原性の急性下痢やしつこい咳き(百日咳)などにも用いられる
ことがあります。
スベリヒユをさっとゆでて、油で軽くいためてもおいしいそうです。
(個人的には、まだ作ったことがありませんが)
スベリヒユの小さな花を園芸用に大きく咲くように改良したのが
「花スベリヒユ」「ポーチュラカ」といわれています。
すでに葉の形は、馬の歯のようではないですね。
漢方アトピーらんど
漢方薬剤師がつくった敏感肌対応基礎化粧シリーズ「爽肌精」(そうきせい)
漢方の空間
今が旬!植物たち~♪ |
20日ほど前に芽が出た落花生でしたが、その後、畑はこんな感じです。
ほら、四葉のクローバーが群生してるように見えるでしょ。
若さにあふれてる感じ。うらやましくなってしまいました。
またしばらくしたら、写真とりますね。