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生理痛は放置していると子宮や卵巣の炎症が進んで重大な婦人科疾患に発展することもあります。
毎月、痛みに苦しんで鎮痛剤でやり過ごすのではなく、体質を見極めてそれに応じた改善策を行い、痛みを減らしましょう。
たとえば、痛む時期によっても体質を分けることができます。
・生理前から頭痛、肩こり、腹痛そしてイライラなど緊張症状が強い(PMS・月経前緊張症、月経前症候群)
・生理初日からひどい痛み。出血が進むと痛みが少し軽減する(血流が良くない、冷えが強い)
・生理終わりごろから鈍痛(内膜症の可能性も)
・生理が始まると痛みとともに疲労感(貧血、体力不足)
など。
☞生理痛の分類と養生法及び漢方薬(月経前症候群を含む) | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
できれば、基礎体温もチェックしてグラフにすると、生理周期の状況がもっとわかります。
よくご相談くださり、体質に応じた漢方薬を選んで健康な生理周期を紡ぎ、毎月快適に過ごしてください。
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生理が2か月来ず、やっと来たと思ったら出血量が多くて心配、というご相談。
体調を詳しく伺ってみたところ、体調はさほど悪くないので、出血量が多くなったのは生理周期の乱れによって子宮内膜が厚くなり過ぎた結果ではないかと思われます。
生理周期をリセットするためには、不要になった子宮内膜をきれいに掃除することが必須なので、この場合、無理やり止血する必要はないと思われます。ただし出血があまり多すぎると「気」も消耗して、自身で血を止める力が落ちてしまうので要注意。
漢方対策は補気補血しながら穏やかに止血活血しました。このようなデリケートな対応ができるところが漢方の強みです。
季節が移り替わる時期は、体内リズムも乱れやすいのか、生理周期がいつもと違ってしまうこともしばしば。
まあ、体も自然の一部なので、少々の変動は心配ないと思うのですが、気候変動にしょっちゅう振り回されるとしたら、恒常性を保つ力が足りないので、漢方養生で「補気」したほうがよいでしょう。
天気の変動がきらい、すぐ疲れる、だるい、眠くて仕方がない、冷え性、生理出血が少量でダラダラ続きやすいなどは「気虚」の特徴です。
不正出血、月経過多のタイプ分類と漢方薬養生 | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
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漢方相談をしていると、女性では当帰芍薬散は飲んだことがあるという人多いです。
結局、効いた気がしなかったのでそのまま手元にある、というのです。
まず、当帰芍薬散がどんな人に向いているのか確認してみましょう。
大まかなところでは、経血量が少なめで生理不順、生理痛がして、おりものが多い、むくみやすい、冷え性で疲れやすい
当帰芍薬散のタイプは、肝血虚(働きの良い血が不足している)、脾虚湿滞(胃腸の力が足りず水はけが悪い)
血不足だと、経血量は減り生理周期は長くなりがち、腹痛や生理痛を起こしやすく、めまいや立ちくらみもする
水はけが悪いと、むくみ、泥状便、手足のしびれ感、尿量が少ない、おりものが多い、耳鳴りなどが現れやすい。
金匱要略には、「妊娠した女性の腹痛に当帰芍薬散を用いる」「女性の何かとお腹が痛いといったら当帰芍薬散」とも書かれています。
最近、めまいや耳鳴りで当帰芍薬散が宣伝されていますが、上記のタイプであれば効くと思いますが、そうでない人は要相談です。
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生理痛はないのが当たり前です。えーっ!という声が聞こえてきそうなほど生理痛がある女性は多い。
痛み止めでやり過ごしても、痛みの原因を解決しなければ毎回痛まなければなりません。また生理痛が続く場合、子宮内膜症などの疾患が潜んでいることもあるので放置しないことです。
体を冷やすと、血流は滞って子宮やその周りが硬くつっぱります。そこへ生理が来て子宮が収縮すれば、当然痛みが出ます。
昔は女性の長襦袢は赤にするとか、水に入っちゃいけないとか、下半身を冷やさない養生が女性の常識だったのに、今ではすっかり忘れられています。
生理痛に関しては、最低限冷えないための養生はしておくべきです。
・生理前後に、冷たいものを食べたり飲んだりしない、水泳などは控える
・下半身の衣類を工夫する
・座りっぱなし、立ちっぱなしを注意し足腰をよく動かす
血流悪化には、血虚(働きの良い血液が足りない)、気虚(推動力不足)、陰虚(潤い不足)、気滞、痰湿なども関係しますので、よくご相談ください。
生理痛で寝込んでいたところをなんとか起きてやってきたという女性のこと。体質を伺ったところ血虚瘀血状態でしたので、すぐに漢方薬をお湯割りにして飲んでいただいたところ、ふっと表情が和らいで「楽になりました」とおっしゃってくださいました。
痛み止め薬じゃなくても体調を整えれば痛みは楽になります
今後も漢方で上手に体を育ててくださいね。
☞子宮内膜症の知識と漢方薬養生 | 漢方家ファインエンドー薬局
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PMS(生理前のイライラ)のご相談で。
仕事が忙しく、気を使うことが多いらしい。
運動がPMSにいいとの情報を得て、ジムに通うことにしたそうだが、
話を伺うと、ジムでもほかの人に気を使ってる様子。
「気が利くいい人」は、他人がいると解放されませんね。
というわけで、このようなタイプの人の運動は、新緑の美しい外でやってみてください
気分転換とは、きままな気持ちになれること、集中できてほかのことを考えずにすむこと、です。
⇒気滞
漢方対策は、気滞を改善に加えて血虚を補う対策をおこなうことにしました。
血虚が改善されると心の余裕が養われます。
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生理前になるとむくむ人、案外多いです。特に下半身のむくみ。
冷え性の人に多く、眠い、だるい、朝起きられない、ぐっすり眠れない、頭痛がする、気分も最低・・・などの不快症状も伴いがちです。
生理前つまり高温期は、ふだんより体温を高く保たなければなりませんからより多くのエネルギーが必要です。そのパワーが足りないと(気虚)、脱力感に見舞われます。そして栄養を運ぶ血液が足りなければ(血虚)、末端の代謝は滞って老廃物が溜まりっぱなしになります。
これらによって下半身がむくむのです。
体を温める力を養うことが必要です。
甘い菓子類や冷たいものを控え(血流が悪化します)、生姜やネギ類などのスパイスとともに肉類や骨付き肉を煮込んだスープなど、しっかり食べてください。もちろん積極的に運動もしましょう。
それでも今一つということでしたら、漢方薬も活用してみてください。
先日、高温期の体温がしばしば下がってしまう、高温期の日数が短いという女性に、婦宝当帰膠と参茸補血丸で養生したら、生理前も元気に過ごせるようになりました。
どうぞご相談ください。
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(当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)
この頃のご相談では、生理前や排卵期にイライラするという人が増えてきました
巷で言うPMS(生理前症候群)。通常、この手のご相談は、春に多いのですがね。
伺うと、子供へのストレスが夫へ、夫への不満が子供へと八つ当たりして、その後そのことに落ち込んでしまうのです
聞きながら、そうよね~と共感してしまうけど・・・
暑いと脳の温度も下がりにくくイライラしがちだけど、夏の解放的な雰囲気があれば発散しやすい。
しかしコロナストレスでそれもスムーズにいきませんね。
夫や子供のステイホームが続いて女性のストレスはたまるばかりのようです。
加えて今年は猛暑が続いて、陰血不足状態に陥っているのではないかと思います。
陰血不足はイライラを助長し、不眠に陥ったりします。
女性は生理のたびに失血するので、充分に陰血を補わないとPMSが強く現れるようになります。
・夕方から夜はのんびり過ごす
・面倒なことは明日に
・夜は早めに寝る
・ロングブレスで気を丹田に納める
・やさしい味の食事、良い香りの果物で気持ちをやすらかに
・戸外で気持ちよく運動して気分転換
そして漢方対策でしっかり陰血を補ってみましょう。
今日いらした女性から「漢方を飲むようになってから、ぐっすり眠れるようになった」と喜んでいただけました。
ご相談くださいね
漢方相談の椅子に座るなり、数日続けてお馴染みさんが
「なんとなく張ってるのよね~」とおなかの辺りに手をやりながらつぶやきます。
気滞の症状です。
春は気候変動が大きい、それに今は不安が募る毎日で、四六時中気分が重い
すると、体の気の流れが滞って代謝のリズムが乱れます。
気滞の特徴は、停滞する、張る、痛む、不快な部位が日によって移動するというのが特徴的
女性は、排便周期の乱れとともに生理周期も狂うことがよくあります
漢方の女性薬には、気の流れを調える生薬がたくさん配合されているものがあります
これを用いて気滞症状が解消すると、生理の症状やら産後や子育て中の症状やらも改善しますが、
下剤の生薬が入っているわけでもないのに、排便もスッキリして、とても体が軽くなります
ぜひご相談の上、漢方で気滞の改善をやってみてください
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(当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)
漢方を飲み始めた次の周期、生理痛が楽になり、出血の色もきれいになったと喜ばれました。
生理痛というと通常、
痛み止めを飲むか、内膜症などで症状がひどい場合は、病院でホルモン剤(ピル)をもらって内膜が厚くならないよう無排卵状態にする方法をとったりする、という選択肢ですが、
痛いなら痛みを感じないようにする、痛いのは生理が来るからなので生理をこないようにする・・・
それは、痛みからは解放されるけど元気な体質になるわけではないですよね。
漢方(中医学)では、発想が異なります。
そもそも痛みは、子宮や卵巣やその周辺が無理しているから現れる現象でしょう。
弱い器官が無理せずのびのび動く環境にするにはどうしたらいいか、と考えます。
冷えを改善する、緊張をほぐす、末梢血流を促す、滋養する、などの作用をもつ生薬を配合した漢方で、骨盤内の環境を改善します。
骨盤内が栄養に満ちてリラックスすれば、引きつれることはなくなりますから、痛みも減り、生理出血もスムーズになり、生理周期も整うのです。
痛みがひどいという人は、西洋医学的対策と、漢方による養生も合わせてみてはいかがでしょう。
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(当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)