漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

漢方薬も値上げ

2023-02-25 | 婦人科・嚢腫・筋腫・更年期
漢方薬も3月から一部値上げされます。
生薬相場もじりじり上がり続けてはいたのですが、戦争の打撃は生薬だけの問題では済みませんね。包装、交通費、あらゆるものが製品に上乗せされるのですから。

寒暖差が大きく、かえって寒さを感じやすいですね。
血虚の人はお湯割りの婦宝当帰膠で補血してください。
婦宝当帰膠の値段はいまのところ据え置きです(^_-)-☆


この先、日本の経済はどうなることやら。
今朝の佐倉市は濃霧注意報。
小さな川の向こうには線路が横切っていて、ちょうど左から電車が走ってきたのですが、ちっとも見えません。

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冷たい風に当たって頭痛がしたら

2023-02-21 | 頭痛、めまい、目
日曜日は春一番が吹きましたが、ここ千葉県北総部は、朝は冷え込み、南風が回り込んで冷たい東よりの風が吹きました。


暗い雲が空を低く多い、いつ雨が降り出してもおかしくないくらいの天候の中、地元、西印旛沼あたりを歩く探鳥会。
しかし野鳥を探し始めると、そんなことを忘れて没頭してしまいます。
この時も強い風が吹いてきて、鳥たちもどこかに隠れてしまいました。
風が強いときは、風邪(ふうじゃ)から守るために帽子をかぶる方がいいですね。

で、
冷たい風に当たって頭痛がしたら「頂調顆粒」(川キュウ茶調散)です。
私は頭痛になってからでもこれ一服でスッキリしますが、頭痛は、あまり我慢せずキタ!と思ったら早めに服用するのがコツです。

春は風の季節。いつも持っておくと安心の漢方薬の一つです。

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お腹の痛みが出やすい春(さしこみ、疝痛)

2023-02-16 | 生理・生理不順・生理痛
春はリラックスしてのびのび気分で過ごすのが養生のコツですが、
それができないと筋肉やスジがこわばってしまいます。
大きな寒暖差も体にストレスを与えますし、受験や新しい仕事など様々な生活環境の変化も緊張の原因になるでしょう。

いざというときに急な腹痛、困りますね。
お子さんの腹痛も春は多くなります。
そんな時は、小建中湯、桂皮加芍薬湯、黄耆建中湯、さらに補血作用のある当帰建中湯などがおすすめ。
「建中」とはお腹を元気に建て直すという意味。
速効性もあるので備えておくとよいでしょう。

お腹を冷やす食べ物を避け、体を冷やさないようにしましょう。

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日曜散歩・江戸川放水路あたり・カワセミ、ウミアイサ、ムクドリ、ミヤコドリなど

2023-02-15 | 植物&動物
江戸川放水路・行徳保護区の探鳥会に行ってみました。
河津桜が咲き始めていた川の堤防。
朝から日が傾くまで、のんびり歩いて鳥の話ばかりしながら子供みたいに喜び合いながら過ごすなんて、本当に贅沢だなあと思います。
で、鳥はすっかり恋の季節です。
これはカワセミが餌をメスにプレゼントしたところ。
下がメスだったようで、餌をもらったらすぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。この恋、成就したのでしょうか?
秋冬には群れを成していたムクドリもペアで行動しています。
黒白がくっきりしている方がオスだそうです。
ミコアイサのオスとメス

東京湾にほど近いところなので潮が引くと底が出てきて、ミヤコドリがやってきました。ホシハジロ、スズガモ、オナガガモ、ウミアイサもいます。

この日は暖かくて羽虫がたくさん飛び、メジロやヒヨドリやツグミが嬉々として羽虫をフライキャッチ。大切なたんぱく源ですものね。

今年はツグミが少ないと言われていたのですが、この日は約400羽でヒヨドリより多い数。あまりの多さにツグミを撮り忘れました。
日本の北が大雪になり、やっと南下したのかな。


北印旛沼散歩 梅、チュウヒ、ノスリ、ユリカモメ、イソヒヨドリ

2023-02-10 | 植物&動物
印旛沼は水路でつながる二つの沼があり、これは北印旛沼
毎年冬になるとカモが群れをなして集まるところです。
手前もずーっと奥も、点々と浮いているのはカモたち。
手前はオナガガモが多かったのですが、遠くはトモエガモでしょうか。
1月より数が減ってきたのかな。
春になると北へと行ってしまうので、名残惜しく記念写真。

印旛沼名物の猛禽はチュウヒ。
下を向いて、V字になるほど大きく羽ばたくのが特徴。

のんびり日向ぼっこしていたのは、若いノスリ。丸顔で穏やかそう。ネズミなどを捕食します。

ユリカモメ。茶色い羽があるのでこれも若い個体でしょう。

隠れているのか、イソヒヨドリ♀です。
その名の通り海の磯に見られる鳥だったのが、最近は町のビル街でもよく見かけるようになりました。ビルが磯の岩に似ているのでしょうか。逆に、沼で見るのは珍しいかも。

公園の梅も力強く咲いていて、春のパワーを感じます。
明日は休日、どこを散歩しようかな。

漢方と養生で花粉症症状が軽くなった

2023-02-08 | アレルギー・花粉症・鼻炎・咳
スギ花粉、飛び始めてますね。おまけに春は風が吹いて花粉やほこりやあれこれが舞い上がりやすい。

(散歩道にいたノスリ、丸顔がかわいい猛禽類です)

実は私も年によっては、くしゃみや鼻水が出ることがあるので、漢方薬でしのいでいます。
漢方でよくなるの?と思われるかもしれませんが、これが意外といいのです。花粉症漢方のご常連さんも多い。

中医学では「衛気」という体のバリア機能を元気にするという概念があり、生薬「黄耆(おうぎ)」を多く配合した漢方薬を用います。

さて、
症状の現れ方は花粉量も問題ですが、体調の良し悪しに左右される部分が多いのではないかと思います。この頃では、スマホやPCなどで普段から目を酷使して潤いを消耗し、刺激を受けやすくなっている人が増えています。
充分な睡眠で眼精疲労を解消してください。
そのほか以下の養生法も行ってみてください。

そもそも、花粉は有害なものでもなく、山谷ならスギがたくさんあっても花粉は土に落ちて、その後さほど舞い上がらないのですが、現代の住宅地はほとんどアスファルトで固められていて、雨が降った後の道の端に黄色い花粉の筋が残っていたりしますね。乾くとまた舞い上がり、何度も花粉に暴露されてやがてアレルギーを起こすようになります。
とはいっても、すぐに山に引っ越すわけにもいかないのでこれはどうしようもないのですが。

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立春・東風凍を解く(とうふうこおりをとく)

2023-02-04 | 春の養生法
東風とは春風のこと。
この時期になると北風が東寄りになり、寒さがほんの少し和らぎます。
五行学説でも春の方角は東。東から春がやってくると昔の中国の人も感じたのでしょうね。


そして春は養肝。肝を養う季節です。
少しだけ早起きし、朝日を浴びて陽気を体に取り入れ、木々の芽が健やかに成長するようにのびのびと過ごすことです。
充分な睡眠で疲労回復しゆったりと過ごします。
ストレスは、こわばりと怒りを産みます。
深呼吸して体のこわばりをほぐしてください。
自然の香りで気分発散を心がけ、リラックスしてください。

旧暦ではこの日から新年なのだそうです。新しい気持ちで向かいたいものですね。

「外からは梅が飛び込む福茶かな」(小林一茶)
昨日は豆を買い忘れました。それでも福が来てくれますように。

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