陰虚とは、体の「潤い」が不足していること。
それは体を満たしている液状の栄養分みたいなもの(津液、血、精)でしょうか。
なので水を飲んでも解消されません。
朝は睡眠によって充電されているのですが、夕方から夜になると消耗して、頬がほてったり、手足が煩わしく熱く感じたりしがちです。
いわゆる「空焚き」のような症状ですが、陰虚の人はこの症状が強く現れます。
・陰虚で現れやすい症状
皮膚が乾燥しやすい
のどや口が渇く、唇が荒れやすい、鼻が乾く、目が乾燥する
ほてり、熱っぽさを感じる
尿量が少ない
寝汗をよくかく
月経周期が短め
夜、手足の裏がほてる
不眠
高尾山で見つけたイナモリソウ。緑深い山道を行くのは陰を補うのに最適ですね。疲れたら山がおすすめ。
・対策:睡眠を十分にとる
夜は陰の時間なので、この時にしっかり寝て充電するのが一番です。
夕方からはのんびり過ごし、早寝早起き生活をします
辛いものは避けたほうが良いでしょう
夜型生活の人は、無意識のうちに陰虚に陥りその結果、不眠、煩躁(じっとしていられない、胸が騒いで、手足に熱がこもる)、じっとしていられないのでよく動くわりにすぐ疲れる、などの悪循環に陥っていることがあります。
ずっと昔から夜型生活だ!という方は無理やり夜寝ることもないかもしれませんが、疲労をため込まないよう時間に余裕のある時はがっちり寝てください。
先日いらした方のこと。
不眠と不安緊張感が強いということで、漢方対策で症状は軽減していたのですが、さらにこの4月から朝は5時前に起きなければならない生活に変わり、おかげで夜はぐっすり眠れるようになったそうで、気持ちも落ち着いてきました。
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