演劇やまと塾公式ブログ

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さいたまゴールド・シアターの芝居を観劇して

2014年11月29日 23時50分56秒 | Weblog

 大女優です。

 

 先日、さいたまゴールド・シアターの

「鴉よおれたちは弾丸をこめる」を観に行った。

 平均年齢75歳の劇団で、以前ブログにも書いたが、

一度観てみたいと思っていたのがやっと実現した。

 

 幕が開くと、30個くらいの水槽が舞台に並んでおり、

その中にお年寄りの俳優たちが一人ひとり入っていて、

台詞が始まる。

 やがて、ドライアイスの煙が左右から出てきて、舞台

全体を覆い、あっという間に法廷の場面に転換する。

 

 法廷の場面が始まると、やがて大勢のお年寄りたちが

大根を切って料理したり、洗濯を干したり、カレーを食べたり、

さまざまなことをして法廷を占拠する。

 

 芝居の終わりの場面では、大勢のお年寄りたちが、一瞬にして

若者の俳優たちに変身する。(入れ替わる)

 

 蜷川幸雄の演出が奇抜で驚いた。

お年寄りたちの演ずる姿をみて、ご家族の方なのか、

涙する観客もいた。

 

 ただ、すでに年寄りの仲間入りしている私からすると、

「大勢のお年寄りが年寄ばかりを演ずるのはちょっと・・・。」と思った。

 やはり、「やまと塾のように色々の年代の役者がいる方がいいな」と

個人的には思った。

 

 もちろんと年寄りばかりの劇団を否定するわけではない。

あのお年で練習も大変だっただろう。また基礎練習もなさったのだろうと

想像され、尊敬する。

 

 私もそのパワーをみならって頑張ろうと思う。