先日の新聞で「川崎市幸区を拠点に、地域に根ざして働きながら演劇活動を続けてきた京浜協同劇団。
創立55周年を迎えて、今月下旬から始まる 最後の記念公演 を前に、熱のこもった練習が続く」と言う
記事を目にしました。
劇団員は21人。ほとんどが60代、70代だそうです。
「あたしたちゴジバって呼ばれているの」
「おじいちゃんだかおばあちゃんだから、わからないんだって」
「5人いるからゴジバ」
高齢化した劇団員の特徴を生かして、笑いも交えた脚本だそうです。
最近、膝痛で少し気力をなくしている私は、「老いては、ますます
壮(さか)んなるべし」の協同劇団の方の頑張っていられる姿に勇気をもらいました。
この創作劇は、様々な社会の課題を題材に、今日の状況に切り込む内容を、劇団員が手分けして脚本を書き、
その中からブラックコメディー6作品をオムニバス風に仕立てたそうです。
その6つの作品の一部をご紹介します。
「耳を澄ませば」は国会議事堂の地下に住むモグラと福島に暮らすモグラのかけ合い。
その日に起きた出来事も、アドリブで生々しく取り上げるかけ合い漫才だそうです。
8月30日にあった国会前のデモに参加したと言う和田庸子さん(60歳)は「じわじわと日常生活が侵され始めている今、
尊い平和を守りたい」との思いを込め、脚本を書かれ演じられるそうです。
ここで、6作中4作を手がけた和田さんのコメントを。
「あの劇団」がこんなドタバタ劇をやるのか?と目と耳を疑わないでくださいね。メニュー6作品を取り揃え、
演劇大好きな若者たちの力も借りて、一挙上演いたします。
また、劇団代表で総合演出を務め役者としても出演する藤井康雄さん(72歳)は18歳で入団したそうです。
やまと塾は、10年目を迎えますが、これから若い人たちにも、
たくさん入塾していただき、京浜協同劇団の様に末長く
大和市に根付く市民劇団として、がんばってほしいですね。
(今日は個人的に、今一番観たい舞台を紹介させていただきました)
かっちゃんでした