僕はSNSを使っています。Facebookを使っていますが、僕の投稿を見ることが出来るのは40人ほどです。しかも、リアル社会で繋がりのある友人ばかりなのですが、一定期間反応が無い場合は友人であっても閲覧禁止としています。なぜなら僕は、SNSを友人との連絡を保つための「手段」として使っているからです。
僕の投稿を見て、友人たちがそれに反応する。逆もまたしかり。そこに参加もせずにただ見ているだけで、「見たよ」という意味でたまには「いいね」(記事が良いのではなく)を押すという内輪のルールも守れない消極的な人とは、SNSのグループに参加してもらうと悪い影響が出るし、自分たちのプライベートな情報を誰にでも垂れ流す気持ちが、僕と友人たちにはないからです。
最近ではSNSが心の健康を損なう危険性を持っていることは、もはや明らかになりました。
他人の投稿を見るだけで自分は何も発信しないし、議論にも参加しない消極的なユーザーは、精神状態が悪くなると言われています。SNSを社交に使うのではなく、皆が何をしているかをチェックしたり、個人ブランドを構築するためだけに使う。結果、自分を他人と比較しがちになり、自分に自信を持てなくなり、他人をやっかむようになると言います。神経質で心配性で、不安を更に強く持つようになる。
積極的なユーザーは自分から情報を発信し、個々のユーザーとコミュニケーションをきちんと取っている。つまり友人や知人と連絡を保つための「手段」「道具」として使っているのです。こういう人はSNSから良い影響を受けますが、リアル社交生活の代わりにSNSを利用する人たちは、自分と他人を比較することを止められなくなり、自信を失い、孤独を感じ、悪い影響を受ける。良い影響を受ける人は、SNSユーザーの内わずか9%です!
僕は実際に会ったこともない人を友人と思えません。長い付き合いを経ても喧嘩もすれば誤解もするのが人間関係なのに、会ったことも無い、自分の意見を言わない、気持ちを表さない人を友人に認定など出来ないのです。用件があればまず電話。電話できない時間であればメール。別に個々にわざわざ言うほどのことでなければ、SNSで友人たちと共有します。SNSはリアル生活の補助として使います。
普段は他人をうらやみ、その相手に何かがあれば引きずり降ろし、地に落ちたら踏みつける人々がネット上に溢れる現代社会において、普通の人がSNSでプライバシーを膨大な数の人にオープンにするのは、自分を貶める可能性のある危険な行為だとしか思えません。SNSこそ、相手を選んで共有すべきものだと僕は考えます。
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